塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 病と生きる はやり病気

2023-12-27 02:42:39 | ミュージアム巡り_2023
 次の書は、文化・文政年間(1804~30)の街談をまとめた記録「街談
文々集要」で、現存する書は文化元年から同13年のみ。“文々”とは文
化・文政の略。著者の石塚豊芥子は江戸時代後期の考証家、通称:鎌
倉屋重兵衛で、江戸市中で辛子粉屋を営むかたわら、風俗研究や所蔵
家でもある。内務省旧蔵、全18冊。
 展示頁は、“はやり病気”のことが記されている。
 文化5年(1808)6月、団子を食べれば病から逃れるという奇妙な噂
が流れる。それによれば、同月26~27日の内、一升(約1.5kg)の米粉
を用いて88個の団子を作り、これを家内の者だけで食べさせ、今のは
やり病から逃れられるとのこと・・・。
 この流言を信じ、団子を作り食べた者も多くいたという。
NAJ (千代田区北の丸公園3-2)
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