塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 病と生きる 医師弟子の悪行

2023-12-22 02:48:41 | ミュージアム巡り_2023
 次は、天保2年(1831)から同15年までの諸記録や見聞記を年代順に
記載された「天保雑記」で、著者は江戸の剣術師範・藤川整斎。太政
官正院歴史課・修史局・修史館・内閣臨時修史局旧蔵、全56冊。
 展示頁には、医師の悪事だけでなく、その従者にも不届き者が居た
ことが記されている。
 天保12年(1841)、時の老中・水野忠邦から医師達に通達が出される。
それは近年、医師のお供の者たちの行儀が悪く、患者の家などで毎回、
酒代や弁当代などと称して金銭を要求するような行為が増えている。
このような事は良くないので、主人である医師が厳しく申し聞かせる
ように、との内容であった。
 当時は医師個人の問題でなく、いわゆる医師の周辺にも悪い習慣が
広まっていたことが伺える。
NAJ (千代田区北の丸公園3-2)
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