ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

大変だけど行きたい、花蓮の慕谷慕魚

2014-10-18 15:42:55 | お勧めスポット

 この夏、「台湾の絶対見ておきたいスポット」の一つ、花蓮の慕谷慕魚へ行ってまいりました。写真の通り、本当に川の水が綺麗なナイスロケーションなのですが・・・・・ここへ個人で行くのは、本当に本当に本当に本当に、ほーーーーーーーんんんんっっとうに大変だったのです。

 インターネットで慕谷慕魚への行き方を調べたら、三つの方法がありました。
 その一は、旅行会社に頼んで団体で入る。
 その二は、直接現地の派出所に早朝から並んで、入山許可書をもらってはいる。
 その三は、警政署のホームページに掲載されている入山許可書にきちんと書き込みをして送信し、許可書を返信してもらい、それを持参して入る。
ということだったので、団体旅行などしたくないし、かと言って朝早くから並ぶのは嫌なので、その三の方法で行こうと思ったのです。
 ところが警政署のホームページに掲載されている入山許可書に必要事項を打ち込んで送信しようとしても、全然動かないんですよ。何回やり直してもうまく送信されないんですよ。
 たまりかねて、慕谷慕魚の入り口に当たる銅門派出所に直接電話して問い合わせたところ、警察のおじさんいわく
 「そんじゃ、台湾人の友だちに手伝ってもらって入力してごらん。それでもできないんだったら、しょうがないから、直接こちらに来て、当日朝から並んでくださいよ~。外国人だからといって特別扱いはしませんよおおん。慕谷慕魚への入山は誰でも平等に行ってますからねええ。」
 

 しょうがないから当日並びましたよ。朝の5時半から・・・・
 年々エスカレートする慕谷慕魚人気。聞くところによると、近い将来慕谷慕魚には観光客が行けなくなるかも。今まで大勢の人が押し寄せて汚していったから、この辺りに住む原住民はすごく怒っていて、「入山させない」決議が採択されるとか。
 だからなんでしょうねえ、入山がこんなに大変になったのは・・・・



 銅門派出所へ5時半に行った私たち。こんなに早いから大丈夫だろうと思ったら甘かった!ほら、早朝にもかかわらず、入山希望者がけっこういたのよ!ほら、もう並んでる!閉まったシャッターの前に列ができてた!!!



 すでに地面に書き込んだ入山許可書を並べてあるじゃないですか!!!!


    
 な、な、なんじゃこれ~~~!!!???

 どこかの旅行社に頼まれて申請に来たと思われる原住民のおばさんなど、「私もうこれで連続1週間並んでるのよ、もう、しんどいわああ」と叫んでいました。あらまあ、そうなんですか、お疲れ様です。


    
 派出所の手前の壁には《 皆様、こちらは午前6時に開き、午前7時30分より入山開始となります。午前、午後合わせて600名のみ入山できます。それを超えましたら入山できません 》と書いてありました。


 6時に派出所の門が開き、入山許可書に必要事項を書き入れたら、警察のおじさんが「はい、では、こちらに午前8時に来てください」と言いました。入山時間も調節しているみたいでした。



 いったん民宿に戻り、朝食を食べてから8時にまた銅門派出所へ行くと、このような用紙を渡されました。入山口のゲートで上半分を回収し、下山時にまた下半分を回収するということでした。
 


 はい、こちらがその入山ゲートです。ここに常駐している警察のおじさんに先ほどの用紙を渡して、いよいよ山に入ります。



 一般の人にとってはここは観光地ですが、ここに住む原住民にとっては我が家。ってわけで、道端には食料のトウモロコシなんかが干してあったり。



 おっと!美しい景色が見えてきました!!


    
 川の水がきれいだこと!!


    
 ここからが本当の慕谷慕魚なのでしょう。



 山と渓谷が続く美しい風景です。


    
 川のそばまで下りていって、ちょっと水遊び。うん、水が気持ちいい~!


    
 なんか、この岩、犬の横顔に似ていませんか??


    
 更に山奥へと入っていきましょう。


    
 道の上にせり出した山から水が滴り落ちてきます。



 ひゃああ、岩清水は気持ちいい!!



 さて、今度は慕谷慕魚のもう一つのルートへ行ってみました。あらら、こちらの川の水はとっても澄んでいます。



 わああ、こんなきれいな川の水だったら泳ぎたくなっちゃう!



 うん、自然!という感じ。苦労して来た甲斐がありました。



 最近ではこのあたりで沢登りをするグループもあるんだとか。



 うーん、本当にきれいな水だ!



 裸足になって川の水に足を浸してみました。どこからが水なのか、境界がわからないでしょう?



 あ!おさかなさん、みっけ!!



 この美しい環境を壊さないよう、観光客の皆さんにはマナーを守って旅行してもらいたいものです。


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