秋から冬にかけて、果物屋さんなどでこんなでっかいみかんが登場する台湾です。「大白柚」とか「白柚子」とか呼ばれていますが、日本では同じものが熊本県でも生産されているそうで「晩白柚(バンペイユ)」と言われているんだとか。皮や果肉が白っぽいので「白」という言葉が入っているんですって!
写真のは直径が15㎝くらいなんですが、もっと大きくてバレーボールくらいのサイズのもありますから、ちょっと置き場に困りますよね、はははは。
食べる時は、大きいからまず頭の部分を横にスパッと切って、それからブンタンを剥くように皮の部分に縦に包丁を入れて剥きやすくします。そして力を入れ、包丁の目に沿ってぐいぐいっと皮を剥きますと、こうなります。皮の汁が飛び散ったりするから、下に要らない紙を敷いておくといいでしょう。
これが果肉。ブンタンのように爽やかな酸味と甘みがあって、食べやすいです。ひと房が大きいので、二房か三房食べたら、結構お腹がいっぱいになっちゃいます。
果肉だけじゃなくて、周りにある白くて柔らかい部分はシロップで煮たりしてお菓子にするんだそうです。また、黄色い皮はすごく香りがいいので、ネットに入れてお風呂に浮かべたらフルーティーなバスタイムが楽しめるそうですよ。
この大白柚、日持ちするので飾りに使う家庭も多いんだとか。お正月の頃まで飾っておいて、新年に集まった親戚一同で食べる、と聞いたことがあります。