ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

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指南宮へお参りしましょ

2007-01-14 23:25:13 | お勧めスポット
 今年の初詣に訪れた指南宮というお寺についてちょこっとご紹介します。

       

 台北市南部にある山間部に指南宮はそびえ立っています。中国茶ファンならご存知の「猫空」の近くにあり、長い石段が続く参道をを一段一段上ってやっと辿り着くのですから、ありがたさもまたひとしおというものです。

           

 指南宮の歴史は古く、1890年に建てられたということです。台湾道教の総本山とも言われる堂々とした造りの凌霄宝殿をはじめ、お堂の数々が見せる極彩色豊かなその姿には圧倒されることでしょう。

       

 指南宮には中国八仙の一人呂洞賓が祀られています。八仙というのは日本の七福神と言ったところでしょうか。八仙が日本に伝わって七福神になったとも言われていますが、以前中国語の先生が「八仙が船に乗って日本に来る途中、一人の神様が海に落ちちゃったから日本に着いた時七人になったんだよ」なんて冗談を言っておられましたが、ま、本当は中華圏では偶数が、日本では奇数が好まれることから「八」と「七」の違いができたのでしょうね。

       

 さて、呂洞賓は八仙の中でも最も有名な神様だと言われています。頭がよく、武芸にも優れていたようです。が、八仙中唯一の女性仙人、何仙姑への恋がかなわなかったという言い伝えから、カップルで指南宮を訪れたら呂洞賓が焼き餅を焼き、別れさせちゃうので恋人同士では行かないようにとのことです。くれぐれも彼氏、彼女とは一緒に行かないようにね。呂洞賓だけではなく、道教の最高神玉皇大帝やお釈迦様、関公(関羽)などたくさんの神様が祀られていますので、参拝には効き目がありそう!

       

 山の頂に建っているような指南宮からの眺めは本当に素晴らし~~い!遙か眼下にビル群や住宅地、台北101も見えてまさに絶景です。

 今のところMRT木柵線「萬芳社區」駅からバス棕5(BR5)に乗って「指南宮」駅で降りるのが公共交通機関を使っての行き方ですが、この春頃より木柵動物園からロープーウェイ(空中纜車)ができるそうなので、ロープーウェイを利用して猫空と指南宮を観光するってのもなかなかの見学コースになるのではないかしら?

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