誠実さが裏目に

一昨日ある女性のお客さんが来店されました。希望条件を聞きました
が、なかなかお客さんに合う物件が見つかりませんでした。
そのお客さんは現在山口市に住んでいて、離婚話が進行中の方です。
離婚後は親元の下松市に戻って生計を立てたいと思っていて、仕事はほ
ぼ内定で決まっています。しかし会社の条件として、下松市に住居を構
えてからでないと正式採用は出来ないということです。
タマゴが先か、ニワトリが先かの話になるのですが、アパートに入居す
るには仕事が決まってないとアパートの大家さんからの入居審査は難し
くなるのです。お客さんと色々な話をして誠実な方というのはわかりま
したが、誠実過ぎてそれが裏目に出ることがあるんですね。
私　「内定している会社は何というのですか」
お客さん「住まいを下松に移さないと、正式に採用にならないので
　　　　　それは言えません」
誠実な人柄からは、それ以上話を進めることは出来ませんでした。
なので申込書の勤め先は空欄のまま。連帯保証人は、現役で働く高収入
のお父さんになってもらいは問題なし。そして問題なのは、Ａさんには
小さな男のお子さんが２人いました。騒いで回りに迷惑をかけるので鉄
筋コンクリート作りを希望。そしてもちろん安い家賃で。
そこで私が目を付けたのが、古くて１階が駐車場の重量鉄骨アパート。
でもこの大家さんからは、入居審査で何度もアウトになっているので話
を進めたくなかったのですが、お客さんのためと思い、昨日朝一番で大
家さん宅に。奥さんは理解を示しましたが、ご主人があえなくＮＧ。
仕事欄が埋まっていたら、うまくいっていたのだが・・・
　
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