弓道の離れ

３月が近づくと気圧配置が変わってくるようになった。
１月、２月は西高東低の冬型の気圧配置が、冬将軍を日本に呼
び込んで厳しい寒さを運んでくる。しかし、ようやくこの気圧
配置ともおさらばで、南高北低の春の気圧配置に変わりつつあ
る。こうなれば、桜のつぼみも成長して花見も間近になる。
・
弓道を始めだして、もうすぐ４年目を向かえることになる。
道場に行くといつも新しい壁にぶつかり、もがき苦しむことの
繰り返し。どうすれば、高段者の人のように矢が的に当たるの
だろう。日によれば当たることもあるが、所詮いつまでも続か
ずに的から離れていくようになる。
・
昨日は理論派の先生が、久しぶりに道場に来ていた。
私が放った矢が、的に当たり「パ～ン」と快音を放った。
しかし先生から「ダメ、手が上を向いている。真横に手を放
たんと・・・」。手厳しい指摘があった。
・
一生懸命に弓から離れる右手を横に持っていこうとするが、思
うようにいかない。この動作は一瞬の動きなので、そう簡単に
はいかない。たまたまいい離れもあるが、常によい離れをする
にはどうしたらいいのだろうと壁にぶつかる。
・
家に帰り色々と考えていたら、離れだけを直すよりその直前の
引き分けが続いていないのかもしれない。ゴム弓で引き続けな
がら、その延長で離すと何となくスムーズに動いてくれた。
今度道場で、試してみることにしよう。






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