厩舎で食いしん坊のクリは落ちた干草を探して食べていた。
「おはようクリ、今日の調子はどうだい」
「おっちゃんか、もう少し休ませてくれよ」
「そういうな時間だからな、さっ行くよ」
無口を取りつけて、洗い場へと行きさっそく馬装を始めた。
・
馬場に出るといつものようにクリに飛び乗り、常歩からスター
トを始めた。軽速歩はスピードがあがらないので、この段階で
拍車の扶助で刺激を与えると徐々にスピードがあがってきた。
「駈歩」と声を出し、駈歩の足扶助をおこなうが走らない。
ここまでは織り込み済みだが、ここからは違う。
・
拍車で軽く蹴っ飛ばすと、気分がしゃきんとしたのか気合いが
入った。1発で終わらずに拍車で2発、3発と繰り返すとゆっ
くりだがクリは駈歩を始めた。拍車を繰り返すと、尻っぱねを
するのかなと思ったが、クリはそれをやると強烈な拍車がくる
可能性があると思い駈歩をスタートさせたのだろう。
・
遅い駈歩だったので、拍車を馬体に押しつけて刺激を与えたり
、拍車でグリグリやったりするとスピードがあがってきた。
拍車で軽く蹴るだけでは単調すぎるので、馬体に押しつけたり
グリグリして色々な方法を組み合わせれば乗りこなせそうな気
がした。単純に1つだけでは、クリのこと又それを耐えれるか
もしれないので、拍車の合わせ技が有効のようだ。
これでまた乗馬が楽しくなったきたかな。
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