寒さが少しゆるんできて、日中はだいぶんましになってきました。
今年の冬の寒さの頂点は、周南市でマイナス5度だったことを思えば、
そう簡単に暖かくなってくれそうにはないようです。でもこの凍り付く
ような寒さは、私たちが子供の頃は当たり前の寒さだったんです。
最近の子供はほとんど見かけなくなりましたが、私たちが子供の頃冬に
なると手はかさかさになり、あかぎれでうっすらと血が何カ所もにじん
でいるのが普通でした。
今のようにエアコンとか石油ストーブはなかったので、家には火鉢が一
つあるだけでした。夕方になると冷え込んでくるので、火鉢に炭を入れ
て暖をとりますが、まず炭火に火を付けてその上に木炭の炭を入れます
。時間と共に炭が徐々に灰になり、残り火が弱くなってくるとまたその
上に炭を4~5本つぎ足して暖まっていました。
食事は四畳半の部屋でしたが、三面が入口になっていたので下は板と
ガラスがはめ込まれていて、上半分は障子紙一枚しかありません。
でも締め切ってしまうと、部屋中が火鉢一つでもポカポカと暖まりまし
た。5人家族でしたが、親父一人で火鉢を占領していました。
晩酌をやりながら、お店の売上げの百円札をそろえて親指を舐めながら
数えていきますが、途中少し端が曲がった百円札があると手を止めて直
し十枚になると千円の束にしていきます。そして千円札と百円札と合わ
せて、今日の売上げを数えるのがゆういつの楽しみの親父でした。
食事が終わると子供は、親父が買い集めてきた卵を箱から出して特大、
大、中、小の選別の仕事が待っていました。手を滑らせて「カチャ」
。「だれか~性根~が、はいっちょらん証拠じゃ~」・・・シ~ン。
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