明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

データ戦術4完封

2024年07月19日 | 不動産屋のブログが一番
夏の全国高校野球選手権大会は、8月7日に開幕する。
開幕から100年を迎える甲子園では、これまでに数多くの名
勝負が繰り広げられ、ドラマが生まれてきた。平成以降、夏の
頂点に立った九州の西日本短大付属の栄冠の記憶にたどる。

1992年夏の決勝。西日本短大付属の森尾投手は、甲子園に
来て602球目、速球を投げ込み、完封で初優勝を遂げた。
拓大紅陵(千葉)と投手戦になり、スクイズで挙げた1点を守り切っ
た。決勝までの5試合を1人で投げ抜き、4完封で失点は1。

驚異的な成績を残した右腕は49歳の今でも、記憶は鮮明だ。「決勝
も八.九回は速球中心。エースは投げきらなければならない。それが
当たり前だった」と話す。全国制覇を目標にした浜崎監督のもと、走
り込みで体力不足を克服。監督の優れた戦略を振り返る。「点をやら
ない野球」。新日鉄堺で監督まで務めた経験を基に、データを重視し
た戦術を高校生にたたき込んだ。

相手を分析し、バッテリーは打者の弱点ばかりを攻める。バックはカ
ウントや球種、コースによって打球の方向を予測し、守備位置を修正
した。状況に応じた判断力が求められ、サインは約50種類。それでも
試合中の伝令がないほど、選手達は習熟していた。

高度な戦い方の練習は内容が濃く、元選手からは「試合の方がらく」
という声も。ガッツポーズなどを禁じた厳しい監督だったが、優勝して
宿舎に帰るバスの中で、「ありがとう」とナインをねぎらった。





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