独身貴族の終焉

今年の繁忙期は、独身の方の来店が多くて、ファミリータイプの動きが
少なく感じます。会社側としたら転勤者を極端に減らすようにしている
のかもしれません。家族ぐるみの転勤となると、経費が１００万円は
掛かるといわれているので、不況による経費を押さえたいというのが、
本音なのかもしれません。独身者用シングルタイプのアパートの変化も
感じます。今まででしたら、シングルタイプで家賃が５～６万円タイプ
の入居者がかなりいましたが、今年はさっぱりありません。先日当社に
よく来る、ある会社のセールスレディが新卒者のお部屋探しに来店さ
れました。「シングルタイプで、３万円以下の物件はありませんか」
えっあの会社の新卒者のアパート家賃が、３万円以下？と耳を疑りたく
なりました。そして「会社の近くで駐車場はいりません」。ということ
は歩くか自転車での通勤ができる範囲ということになります。周南地区
は都会と違って交通網が発達していないので、車は手放せまいので駐車
場付きが常識でした。昨日夕方ひとりの独身女性の来店がありました。
この方は、近くの高級賃貸マンションに住んでいるのですが、家賃が高
すぎるから、安い家賃のアパートに引っ越したいという方でした。
独身貴族ともてはやされた時代の終焉なのかもしれません。会社として
も、家族のために仕事に全力投球することができる安定感のある家族持
ちを、これからは重宝していくのかもしれませんね。考えたら男女が、
別々のアパートを借りて生活をすること自体も、無駄なお金がかかり、
不合理ですよね。大不況による新婚カップルが増えれば、エコ生活にも
なるし、地球環境のためにもいいことですね。

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