私の騎乗が終わる頃、Aさんが馬場で待っていた。
足洗い場か、馬場の中で馬装のやりかえたりをするのだがAさ
んは鞍だけを馬場に持ってきていた。Aさんはかなりベテラン
のおばちゃんだが、クリの暴れっぷりから大丈夫だろうか。
・
「本日のクリの調子はどうでしたか」
「休養で過ぎて大分暴れましたが、後半はよく走りましたよ」
「それだったら、もう大丈夫ね」
「ところでAさんは、何年ぐらい乗っているんですか」
「20年になるから、クロとのつきあいは一番長いかな」
・
クロは私が乗馬を始めた4年前に、初心者として一番お世話に
なった馬だ。今のおんとしは28歳になるので、岩国乗馬クラ
ブで静かに隠居生活を送っている。クロの一番元気のいい時を
よく知っているAさんに頭がさがる思いがした。
・
ヘルメット、乗馬シューズ、鞍を仕舞って馬場を覗いてみた。
クリに騎乗したAさんは、丁度駈歩をしているところだったが
私が乗ったので丸くなったのか、クリは素直に従っている。
しかしAさんにしては、かなりスピードをあげて走らせている
。クリは私との駈歩のリズムをそのまま持続しているようだ。
ちょっと心配だがAさんの気持ちよさそうな駈歩を見て、これ
でいいのかなと心晴れやかに岩国乗馬クラブをあとにした。
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