前回、自分の胃ガンのリスクが、ピロリ菌感染の有無と、ペプシノーゲンⅠとペプシノーゲンIIの値で評価できることをお伝えしました。
ところが、ピロリ菌感染の有無は胃カメラをして胃潰瘍か十二指腸潰瘍か慢性胃炎と診断されなければ検査することができませんし、ペプシノーゲンⅠとペプシノーゲンIIも保険適応ではありません。症状がなければ、病院に行って自費で検査することになります。
最近、画期的な商品が発売されました。値段は8,300円で、病院で自費で検査する場合と同じぐらいの値段で、アマゾンなどで手に入れることができます。病院に行かなくても検査ができるのですから素晴らしいです。
↓
DEMECAL(デメカル)胃がんリスクチェックABC分類
まず、レビュアーとして私が試してみました。Amazonに同様のレビューも提出しておきました。
糖尿病の患者が自宅で血糖を検査する時に使用する、パシッと一瞬だけ針が1mmほど皮膚に刺さる採血方法と同様の採血方法で、小豆大ほどの血液を採取します。小豆大ほどの血液が必要ですので、それより少なければ指を先端側に絞るようにして血液を出します。この段階ではほとんど痛みはないです。
絞り出した血液を先端にスポンジのようなものが付いた専用の器具で吸い取ります。血液がスポンジ一杯にならなければもう一度指を絞り血液を集めます。
それを、おそらく血清分離薬(血液の赤い成分と透明な成分を分け、透明な成分ごと血液が固まることがないようにします。血中フィブリノゲンを吸着除去して脱フィブリノゲン血漿(血清)になるのだと思います)が入った容器に接続し、ボタンを押します。そうすると血液を含んだスポンジが容器の中に入ります。容器を50~60回細かく振って血清分離液をなじませます。
この容器に最終的なフタをして、専用のケースに入れ、検査会社に郵送するのです。結果はメールと郵送で知らされます。私の場合、郵送して72時間で結果のメールが届きました。素晴らしいキットです。自宅で採血し検査が可能なだけの血液量を凝固させることなく郵送させる技術は、もちろん特許申請してあるそうです。無断で中国がマネをしそうですので、会社の皆さん、気をつけてください。
検体を郵送するのですから、原則として屋外のポストではなく郵便局のポストに投函するように注意書きがあります。病院では採取した血液は冷蔵庫で保存しますから、真夏の30度以上の気温では郵送は難しいと思われますので、今の季節がチャンスです。私は、この前の夏に腫瘍マーカーキットを使用しましたが、郵便局のポストに投函したのですが、「測定不能でした」と、もう一度同じキットが送られてきました。やはり、真夏は検体の輸送には厳しい季節だと思います。
結果は、というと、
ペプシノーゲンⅠ 57.8 ng/ml
ペプシノーゲンII 7.6 ng/ml
I/II比 7.6
ピロリ菌 0.0 U/ml(陰性)
でした。
前々回お伝えした胃ガンのリスク評価の論文では、グループAで16年間のリスクは1%以下です。
私の妻も検査しました。結果は
ペプシノーゲンⅠ 126.2 ng/ml
ペプシノーゲンII 32.3 ng/ml
I/II比 3.9
ピロリ菌 105.1 U/ml(陽性)
でした。
前々回お伝えした胃ガンのリスク評価の論文では、グループBで16年間のリスクは3%です。
グループBですから、細分化したリスク評価ができます。
前回お伝えしたように、ペプシノーゲンI/II比が3.0より多く、ペプシノーゲンIが70ng/dlより多いベータβ群です。
ペプシノーゲンIIが30ng/dl以上で、良くないII-30群です。
ピロリの抗体は500未満のlow-titer群です。
リスクは上からそれぞれ、16年間で0.8%、2.3%、1.5%です。総合すると、このままで行けば16年間の胃ガンのリスクは0.8%~3.0%というところです。
妻は早速、病院でピロリ菌除菌用の内服薬を購入してきました。健康保険がききましたが(この辺はビミョーなので、あまりつっこまないようにします)、それは、胃カメラをしたのかしていないのか、本人の「自白」に頼るわけにもいかず、この段階の医療機関や公的機関では知るすべがないからだと推測されます。
内訳は
初診料 2,700円
処方箋料 680円
病床数200床未満の医療機関が月に2回加算できる 180円
薬局で
調剤技術料 1,040円
薬剤管理料 410円
薬代(ランサップ) 6,020円
医療機関と薬局の合計 11,030円 の3割 3,310円です。
私はこの会社の回し者ではないですが、この商品、かなりのお勧め商品だと思います。腫瘍マーカーセットや、生活習慣病セットなど他にもいろいろあります。採血に慣れてしまうとやみつきになってしまうぐらいです。
↓
≪デメカル血液検査キット≫「男性用ガン総合」セルフチェック
女性用がん総合検査リスクチェック
血液検査キット「DEMECAL」 生活習慣病・糖尿病セルフチェック
腫瘍マーカーセットは男性用が大腸ガンなどのCEA、肝ガンなどのAFP、前立腺ガンのPSAです。肝ガンのリスクは特定の状況の人だけが負いますので、それほど必要ないかなぁ~と感じますし、前立腺ガンは私の年齢にはまだ早いです。ただし、腫瘍マーカーは正常でも完全にガンを否定できませんので、日頃の健康診断は欠かさない方がいいです。
女性用は大腸ガンなどのCEA、卵巣ガンなどのCA125,膵ガンなどのCA19-9です。ちなみにわたしの妻はCA19-9がひっかかって病院で精密検査をしましたが、大丈夫でした。こういう場合の精密検査は健康保険でできます。本来は無症状で精密検査に健康保険を適応できないのが、健康保険で精密検査をしてもらえるようになるのです。何か別の異常も見つけてもらえる可能性もあります。私はひっかかりませんでしたが、やはり男性用にもAFPの代わりにCA19-9を入れてもらいたいところです。
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ところが、ピロリ菌感染の有無は胃カメラをして胃潰瘍か十二指腸潰瘍か慢性胃炎と診断されなければ検査することができませんし、ペプシノーゲンⅠとペプシノーゲンIIも保険適応ではありません。症状がなければ、病院に行って自費で検査することになります。
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DEMECAL(デメカル)胃がんリスクチェックABC分類
まず、レビュアーとして私が試してみました。Amazonに同様のレビューも提出しておきました。
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絞り出した血液を先端にスポンジのようなものが付いた専用の器具で吸い取ります。血液がスポンジ一杯にならなければもう一度指を絞り血液を集めます。
それを、おそらく血清分離薬(血液の赤い成分と透明な成分を分け、透明な成分ごと血液が固まることがないようにします。血中フィブリノゲンを吸着除去して脱フィブリノゲン血漿(血清)になるのだと思います)が入った容器に接続し、ボタンを押します。そうすると血液を含んだスポンジが容器の中に入ります。容器を50~60回細かく振って血清分離液をなじませます。
この容器に最終的なフタをして、専用のケースに入れ、検査会社に郵送するのです。結果はメールと郵送で知らされます。私の場合、郵送して72時間で結果のメールが届きました。素晴らしいキットです。自宅で採血し検査が可能なだけの血液量を凝固させることなく郵送させる技術は、もちろん特許申請してあるそうです。無断で中国がマネをしそうですので、会社の皆さん、気をつけてください。
検体を郵送するのですから、原則として屋外のポストではなく郵便局のポストに投函するように注意書きがあります。病院では採取した血液は冷蔵庫で保存しますから、真夏の30度以上の気温では郵送は難しいと思われますので、今の季節がチャンスです。私は、この前の夏に腫瘍マーカーキットを使用しましたが、郵便局のポストに投函したのですが、「測定不能でした」と、もう一度同じキットが送られてきました。やはり、真夏は検体の輸送には厳しい季節だと思います。
結果は、というと、
ペプシノーゲンⅠ 57.8 ng/ml
ペプシノーゲンII 7.6 ng/ml
I/II比 7.6
ピロリ菌 0.0 U/ml(陰性)
でした。
前々回お伝えした胃ガンのリスク評価の論文では、グループAで16年間のリスクは1%以下です。
私の妻も検査しました。結果は
ペプシノーゲンⅠ 126.2 ng/ml
ペプシノーゲンII 32.3 ng/ml
I/II比 3.9
ピロリ菌 105.1 U/ml(陽性)
でした。
前々回お伝えした胃ガンのリスク評価の論文では、グループBで16年間のリスクは3%です。
グループBですから、細分化したリスク評価ができます。
前回お伝えしたように、ペプシノーゲンI/II比が3.0より多く、ペプシノーゲンIが70ng/dlより多いベータβ群です。
ペプシノーゲンIIが30ng/dl以上で、良くないII-30群です。
ピロリの抗体は500未満のlow-titer群です。
リスクは上からそれぞれ、16年間で0.8%、2.3%、1.5%です。総合すると、このままで行けば16年間の胃ガンのリスクは0.8%~3.0%というところです。
妻は早速、病院でピロリ菌除菌用の内服薬を購入してきました。健康保険がききましたが(この辺はビミョーなので、あまりつっこまないようにします)、それは、胃カメラをしたのかしていないのか、本人の「自白」に頼るわけにもいかず、この段階の医療機関や公的機関では知るすべがないからだと推測されます。
内訳は
初診料 2,700円
処方箋料 680円
病床数200床未満の医療機関が月に2回加算できる 180円
薬局で
調剤技術料 1,040円
薬剤管理料 410円
薬代(ランサップ) 6,020円
医療機関と薬局の合計 11,030円 の3割 3,310円です。
私はこの会社の回し者ではないですが、この商品、かなりのお勧め商品だと思います。腫瘍マーカーセットや、生活習慣病セットなど他にもいろいろあります。採血に慣れてしまうとやみつきになってしまうぐらいです。
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女性用がん総合検査リスクチェック
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腫瘍マーカーセットは男性用が大腸ガンなどのCEA、肝ガンなどのAFP、前立腺ガンのPSAです。肝ガンのリスクは特定の状況の人だけが負いますので、それほど必要ないかなぁ~と感じますし、前立腺ガンは私の年齢にはまだ早いです。ただし、腫瘍マーカーは正常でも完全にガンを否定できませんので、日頃の健康診断は欠かさない方がいいです。
女性用は大腸ガンなどのCEA、卵巣ガンなどのCA125,膵ガンなどのCA19-9です。ちなみにわたしの妻はCA19-9がひっかかって病院で精密検査をしましたが、大丈夫でした。こういう場合の精密検査は健康保険でできます。本来は無症状で精密検査に健康保険を適応できないのが、健康保険で精密検査をしてもらえるようになるのです。何か別の異常も見つけてもらえる可能性もあります。私はひっかかりませんでしたが、やはり男性用にもAFPの代わりにCA19-9を入れてもらいたいところです。
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とても検診目的で使える検査ではないと思われます。