医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

あの厚労官僚たちは一般の人々がどう思うのか本当に分からなかったのだと思う

2021年04月07日 | 雑感
厚労省の官僚がこんなコロナ禍に夜0時頃まで送別会を開いていたことに関して、先日ビートたけしはテレビ番組でこんな批判をしていました。

「官僚になった瞬間に一生安泰なんだろうな。クビにもならないしね。運が良ければ天下りで何軒も回れるし。次官になれなくたって、まぁまぁ天下り先あるしな」

「庶民と二分化されて、完全に感覚違うもん」

「図々しいとかそういう問題じゃなくて、もう人間が違うんだよ」


しかし私が人格異常の書籍を40冊以上読んだ以降は、その批判は当たらないと思うようになってきました。
「もう人間が違うんだよ」というところは多少当たっています。

皆さんもよく考えてみて下さい。
正常な神経なら、いくら将来が保証されているからといっても、世間から批判を受けるであろうことを意図的に行うことができるでしょうか?という疑問が残るのです。。
私ならそんなこと怖くてできません
怖いか怖くないかとなると、これはアスペルガー症候群ではなくてサイコパスの問題になってくるので、その話は別の機会にいたします。

P.S. ビートたけしは有力者ですから、彼が間違ったことを言っても、それに反論する人がなかなかいません。

当時の彼らの集団は、アスペルガー症候群の比率が多かった(全員がそうとは言いません)ために、コロナ禍で自粛が呼びかけられる世の中で、夜0時頃まで送別会を開くことが世間からどう思われるのか、本当に分からなかったのだと思います。

以前もブログに書きましたが、アスペルガー症候群の症例はこんな感じです。
もう一度「アスペルガー症候群」を復習してみます。
アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。

(大人の例)
部下:「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司:「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下:「わかりました」
10分後
上司:「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下:「いいえ、気にしなくていいですよ」・・・

(中学1年生の例)
もうすぐ中学校から帰ってくる子供のために夕食を作っていた母親は誤って包丁で指を傷つけ、病院で治療後、指にグルグルと包帯を巻いて夕食を作っていました。当然、夕食が完成するのに時間がかかってしまいました。
帰宅直後に子供は母親の姿を見て言いました。
子供:「夕飯、いつできるの?」・・・

(私の職場の先日の例)
私の職場のアスペルガー症候群の医者は、職場の福利厚生の1つとして、秘書さんが「くら寿司」の割引券を配っていた時、
「僕は回転寿司などには行かないから、あげるよ」・・・
とその割引券をすでに割引券を秘書さんから受け取っていた看護師に渡しました。
受け取った看護師はさぞかし複雑な思いだったでしょう。

これらのどこがちぐはぐか分からなかったら、あなたもアスペルガー症候群かもしれません。

このようにアスペルガー症候群は他人がどう思うか、本当に分からないのです。

以前も、こんな事件がありましたね。
コロナ感染による休業要請のために市税の納税猶予を希望した事業者が提出する書類の名前の記入例に、岩手県盛岡市の職員が「滞納太郎」と例を記載していた問題で、制作した担当者は「他人がそんなに不快になるとは思わなかった」とコメントしました。
この担当者はアスペルガー症候群です。

そして記憶に新しい、日本外国特派員協会の月刊誌の表紙に東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが掲載された問題で、カルド・アズハリ会長は「著作権の問題」で取り下げることを表明しました。記者からは「報道の自由があるべきではないか」「欧米では何の問題もない」との意見も出ましたが、これは東京五輪開催のために努力する人々・コロナ感染で苦しむ患者・医療従事者への冒涜です。アズハリ会長が作成したわけではないでしょうが、承諾を与えた人々はアスペルガー症候群です。この場に及んでも「不快な思いをされた方が多くいることは否定できない」と言っていますが、事前に「不快な思いをされる方が多い」と予想されること、実際「不快な思いされた方が多い」ことがアスペルガー症候群の皆さんには分からないのだと思います。

この担当者たちもアスペルガー症候群です。事前にどのように熟考しても、アスペルガー症候群だから「他人の気持ち(心の襞)」が本当に分からない・想像できないのだと思います。

アスペルガー症候群にはサバン症候群といって、「記憶力」や「集中力」が抜群に優れている人が多いです。当然、東京大学卒の人にサバン症候群の割合は一般よりも多くなります。

ですから、彼らを「反省しろ!」とどんなに批判しても問題は解決できません。コロナ禍で自粛が呼びかけられる世の中で、夜0時頃まで送別会を開いてしまう官僚をなくすには、東大のようなアスペルガー症候群が多い集団に対して、こんな時はこうするのだよという「道徳」の授業をもうけて「道徳」を勉強してもらわないといけないということです。

そして、アスペルガー症候群は学力は優秀なのですから、職場ではプログラムの作成・設計・計算などという、対人対応ではない部署に配置するというような「周囲の人々の任用責任」があると思います。


私は人格の書籍の中でアスペルガー症候群に関しては次の5冊を読みました。

アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)

図解 よくわかる 大人の アスペルガー症候群

「もしかして、アスペルガー?」と思ったら読む本

自閉症スペクトラムとは何か: ひとの「関わり」の謎に挑む (ちくま新書)

その中で一番わかりやすく総括してあってお勧めなのは
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)です。

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