フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

「過去記事を振り返る」 TOKYO IDOL FESTIVALレポート4 ~ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!

2013-07-26 22:18:45 | アイドル etc

 この記事は2010年8月14日に発表されたものです。
元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/7a5e44dd01afb7ee626f50d909ce3713



~曲名には動画リンクが貼ってありますので、是非ともご覧ください~

 品川ステラボールに移動して、結構前に場所をキープして開演を待ちます。

 ~メインステージ(品川ステラボール) NIGHT LIVE~

 ステージが暗転して「ももいろクローバー」登場。「ももいろパンチ」のイントロが鳴り響きます。この少し壮大なイントロはオープニングにマッチしています。「命」のポーズをとって静止している高城れにちゃんが片足体勢にフラフラし始めた頃、イントロがアップテンポに変わりステージに照明が灯ります。
 続いて「気分はSUPER GIRL」を歌ったあと自己紹介。しかし、「いつものアレ」ではなく、一人ずつ名前を言っただけの簡素なもの。あれっ、高城れに体操は?しおりんのあいうえお作文は?茶畑のシンデレラは?と戸惑う観客。そこで、あいうえお作文を言うべき人がコメント。
 しおりん「今日は体力の限界に挑戦するから、おまえらもついてこい!そして、「5曲連続で歌います」。場内から、ため息とも歓声ともつかない声が起こります。激しいダンスを5曲連続で見せるのです。
 「未来へススメ!」「全力少女」「走れ!」「ツヨク ツヨク」と本当に連続で全力を魅せるももクロちゃん。みんな全速力です。ただでさえしなやかな有安杏果ダンスが素晴らしいキレ。クールビューティーな筈のあかりんも全力美少女になり、あーりんの長い髪も揺れる。
 スクリーンに映るかなこぉ↑の前髪が汗で額にくっついています。キリッとした目つきが凛々しい。れにちゃんがキビキビと動かす手足を観ていたら舞美のダンスを思い出しました。
 しおりんが宣言したように、メンバーは体力をフルに使ってパフォーマンスしています。それは「他のアイドルグループには負けないインパクトを見せよう」という心意気。まるであのMJの時と同じように。
 5曲連続パフォーマンスの締めに「行くぜっ!怪盗少女」を持ってきました。疲れも見せずに踊るメンバー。動きは落ちず、跳躍力も落ちず、観客は更にヒートアップ。


 30分の熱いももクロちゃんパフォーマンスを堪能したあと、再び品川プリンスホテルのホールステージに移動しました。19:00からホールステージにて「ときめきアイドリング!!!」のステージが行われます。
 「手のひらの勇気」で始まったライブ、会場は満員で気温高い。

  挨拶と「ときめく瞬間」をテーマにトーク。メンバーは、すぅちゃん(森田涼花さん)の行動にときめくという話で盛り上がります。ルーリー(横山ルリカさ ん)曰く「すぅちゃんと朝会話していると、しばらく会話してから突然おはよう!と言い出す」と指摘。すぅちゃんは、挨拶してない事に途中で気づいて挨拶を 会話に挟むのだそうです。熱かった会場が一気にホノボノに。
 フリフリアイドリング!!!や、ぷよぷよアイドリング!!!と同様に二曲目はカバーソング。Folder5の「Believe」。そしてラストは、ぷよぷよアイドリング!!!の「ラブマジックフィーバー」。関西出身メンバーが大阪弁にセリフをアレンジしたり、本家とは一味違うカバーでした。

 20分ほどで、ときめきアイドリング!!!が終わったあとも他のアイドルによるライブは続きますが、プリンスホテル下のセブンイレブンにて軽くパンなどの夕食を仕入れて、品川ステラボール前のベンチに座り食べました。
 少し休んだあと、品川ステラボールに再び入場。

 ステージではYGAが歌っていました。ちょうど終わるところでしたが、ポジションに付きながら他のヲタと一緒にフリコピ。
 19:40。次は「中野腐女シスターズ」。ヘソ出しミニスカートのセクシーな衣装で現れた中野。自分は客席左前方で観ていましたが、右側にはコアヲタが集結しているようで、盛り上がっています。声もよく出ています。

 実は中野の曲はよくわからないまま参加したのですが(ゴメンナサイ)、面白い曲が中心でした。個人的には「Honey Bee」が気に入りました。歌詞がちょっとアレですが、サビになった途端急にキャッチーなメロディになる流れが面白いです。
 他では「たたかえ!爆露マン」という曲ではバックに筋肉隆々な男性が現れ(動画を参照)、メンバーと一緒に踊るというキテレツな演出。これが実に面白い。彼は何者なのか?まさかマネージャー?などと想像しながらパフォーマンスを楽しむのでした。あと、「Go! Fight! 腐女子シスターズ」という曲もサビが覚えやすくて耳に残りました。
 中野腐女シスターズ。曲が面白く、サビが覚えやすい。自己紹介で各メンバーが自分の「ヲタ属性」を言うなど、オタクアイドルというコンセプトもまずまず。10月には念願の中野サンプラザでコンサートを開くそうです。

 20:20、ステージには「アイドリング!!!」が現れました。客席の後ろを見ると、いつの間にかかなり人が増えています。もう満員と言ってもいい状態でしょうか。
 一曲目は初夏に発売されたシングル「目には青葉 山ホトトギス 初恋」です。続けざまに「モテ期のうた」「草食系カーニバル」と披露。まさか、アイドリング!!!も体力の限界に挑戦しているのか?と思い始めたところ、自己紹介を飛ばしてトークタイム。
 この日の出来事のおさらいなどを語ったあと、「無条件☆幸福」「職業:アイドル。」「Don't be afreid」と、盛り上がり曲を歌います。無条件☆幸福のサビのフリコピ、手を動かしたり振ったりで会場がかなりいい感じで熱くなってきました。
 ここでトークを挟んでもう最後の曲。新曲の「プールサイド大作戦」。大サビでクラッカーの音とともに紙テープ宙に舞う。


  時計の針は21:00を迎えようとしています。このまま品川ステラボールに残れば、遠藤舞さんと横山ルリカさんのDJによる「IDOL CLUB NIGHT」が21:30からスタートですが、我々はプリンスシアターに移動するのでした。普通ならコンサートが終わっている時間帯ですが、TIFはここ から大人組によるイベントが続くのです。


<2013年の追記>

 明日から四回目となるTOKYO IDOL FESTIVAL(以下、TIFと略)が開催されます。この記事は第一回目となる2010年の初日のメインステージでの模様を綴ったものです。
 品川ステラボールという会場はそれほど大きな会場ではないので、今となっては、ももクロもアイドリング!!!にも手狭な会場であります。こういう会場でももクロを観る事が出来たのは良き思い出であるとともに、アイドルというものは常に変化していくものであるという、時間軸に対する残酷性のようなものも感じて、懐かしいというだけでなく虚脱感のような思いにも包まれます。
 人気というものはどこで分岐していくかわかりません。この時の観客に、「ももクロはその後大ブレイクするよ」とか、「来年以降は回を重ねるごとにTIFはアイドリング!!!のためのイベントという色と、アイドリング!!!の存在感は薄れていくよ」と言ったとしても、どのくらいのヲタが信じる事か。前者はまだしも、特に後者は当時の自分も読めなかった事態であります。それだけアイドル界の動きは速いし、下克上なんていくらでもある。この日、プリンスホテルの宴会場に設けられたステージで、東京の地下系大集合的に「その他大勢」扱いとして出演し、更にその出演者としての枠はグループ名ではなく活動店舗である「ディアステージ」の「ディアステージオールスターズ」という名義で出演した「でんぱ組.inc」が今や集客力ではアイドリング!!!を越えてしまったという未来が2013年には存在します。
 アイドル界に於ける人気というものに絶対という名のつく安定場所はないのです。そういうものを第一優先事項に考えた時点でアイドルは鮮度を失っていくのですから。シビアな世界であるけれど、だからこそ観る方も、演る方も熱を帯びているのでしょう。だからこそ面白いのです。

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過去記事インデックス ハロプロ以外のアイドル偏 (マ行~ワ行)

2013-07-21 10:04:20 | 過去記事インデックス

 このブログのバックナンバー記事の索引として「過去記事インデックス」というカテゴリーを用意していますが、この度溜まってきた非ハロ系記事の過去記事インデックスを作る事にしました。一回分では全て収まらないので数回に分けてお送りします。
 今回(初回更新期)は今年の6月までの記事を対象にしていますが、この過去記事インデックスは管理人が随時更新していきますので、今後索引は増えていく事になります。バックナンバー記事を読む際にお役立てください。 (2014年5月末までの記事を掲載)



水月桃子

TOKYO IDOL FESTIVALレポート6 ~物販エリアで感じた事~


みにちあ☆ベアーズ

TOKYO IDOL FESTIVALレポート3 ~地方のアイドル 大手事務所のアイドル~


ももいろクローバー

流星ボーイ 完璧ぐ~のね 未来へススメ!
MUSIC JAPAN ~アイドル大集合~
ももいろクローバー
秋葉原アイドルな週末 ~ももいろクローバー編~
有安杏果と中島早貴
TOKYO IDOL FESTIVALレポート1 ~ももクロとアイドリング!!!~
TOKYO IDOL FESTIVALレポート4 ~ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!
アイドルユニットサマーフェスティバル2010 ~ももいろクローバー~
村上愛と百田夏菜子
ピンキージョーンズ
夢だったステージ
青空も夜空もそれぞれの輝き
早見あかりさんの事
続・早見あかりさんの事 ~握手会なんてヤメチャイナの巻~
ミライボウルがやってきた
続々・早見あかりさんの事~アイドルとプロレス~
中野サンプラザを包むブルー sky ブルー
早見あかりさんとももいろな日々


ももいろクローバーZ

サブカルチャー
ももクロ宇宙交響曲
モーニングクローバー
「サラバ、愛しき悲しみたちよ」
れに かなこ あかり しおり あやか ももか
とりとめもなく 言葉を並べるZ誕生の日


桃知みなみ

TOKYO IDOL FESTIVALレポート2 ~インディーズ&TVアイドル~
TOKYO IDOL FESTIVALレポート6 ~物販エリアで感じた事~


柳田久留実

傘と王子と日曜日


ライムベリー

TIF2012 テクノとヒップホップ
TIF2013レポート その11 ~得意満面とライムベリー~


RYUTist

TIF2012 ローカルなチカラ
若者のすべて
TIF2013レポート その12 ~夏の夜空とRYUTist~
Beat Goes On~約束の場所~


lyrical school

TIF2013レポート その2 ~青空とlyrical school~


LinQ

地方アイドルのホームの概念
アイドル横丁祭を観て
Sakura物語
LadyとQty
走っておいでよ西鉄バスで
LinQライブとRの法則
祭りの夜~Love in 九州~
チャイムが終われば
胸を張って自慢出来るもの


Rev.from DVL

Rev.from DVL


YGA

TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~YGA JK21 AeLL.~
YGAと出会ったあの頃


渡り廊下走り隊

流星ボーイ 完璧ぐ~のね 未来へススメ!
秋葉原アイドルな週末 ~渡り廊下走り隊編~
二人のプロデューサー

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過去記事インデックス ハロプロ以外のアイドル偏 (ナ行~ハ行)

2013-07-20 11:30:02 | 過去記事インデックス

 このブログのバックナンバー記事の索引として「過去記事インデックス」というカテゴリーを用意していますが、この度溜まってきた非ハロ系記事の過去記事インデックスを作る事にしました。一回分では全て収まらないので数回に分けてお送りします。
 今回(初回更新期)は今年の6月までの記事を対象にしていますが、この過去記事インデックスは管理人が随時更新していきますので、今後索引は増えていく事になります。バックナンバー記事を読む際にお役立てください。 (2014年5月末までの記事を掲載)


中野腐女シスターズ

TOKYO IDOL FESTIVALレポート4 ~ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!


NA-NA

TIF2013レポート その8 ~音楽個性と大阪アイドル~


nanoCUNE

TIF2012 ローカルなチカラ


ねがいごと

スパイラルミュージック・スパイラル


Negicco

Negiccoの到達点
普通の人はCDなんてもう買わなくなった
TIF2013レポート その3 ~温かさとNegicco~


ねこパンチ

スパイラルミュージック・スパイラル


乃木坂46

走っておいでよカーテン飛び出して


hy4_4yh

hy4_4yh的空間


PASSPO☆ (旧名 ぱすぽ☆)

少年 キャバへ行く
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~私立恵比寿中学 ぱすぽ☆ 東京女子流~
TIF2012 大手アイドルの意地


バニラビーンズ

MUSIC JAPAN ~アイドル大集合~
TOKYO IDOL FESTIVALレポート5 ~大人なアイドルと大人なファン~
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~バニラビーンズ 真野恵里菜~
TIF2013レポート その5 ~お洒落とバニラビーンズ~


Perfume

Perfume ベスト10入りに思う事
黒髪と恋愛体験


palet

TIF2012 大手アイドルの意地


パワースポット

スパイラルミュージック・スパイラル
もういくつ寝るとTIF2013
TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~
TIF2013レポート その7 ~晴れ舞台とパワースポット~


bump.y

アイドルユニットサマーフェスティバル2010 ~bump.y、スマイレージ~
bump.yが見せた雰囲気の出し方


B♭

アイドル横丁祭を観て


BiS 新生アイドル研究会

TIF2012 アイドルとロック
primal.
TIF2013レポート その4 ~儚さとBiS~


ひめキュンフルーツ缶

地方アイドルの存在
例えばのモンスター
TIF2012 アイドルとロック
buzz word


腐男塾

TOKYO IDOL FESTIVALレポート5 ~大人なアイドルと大人なファン~


フルーティー

TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~


ベイビーレイズ

ベイビーレイズ


BABYMETAL

BABYMETAL
メギツネ on tha sing


THEポッシボー

THEポッシボーのCDを発見
握手に関する話題~THE ポッシボーと有原栞菜~
「過去記事を振り返る」 THEポッシボーのCDを発見

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過去記事インデックス ハロプロ以外のアイドル偏 (カ行~タ行)

2013-07-18 20:00:00 | 過去記事インデックス

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キャナァーリ倶楽部

キャナァーリ倶楽部現在進行形
SWEET&TOUGHNESS

キャラメル☆リボン

TIF2013レポート その8 ~音楽個性と大阪アイドル~


クリーム

TOKYO IDOL FESTIVALレポート3 ~地方のアイドル 大手事務所のアイドル~


KOBerrieS

流星トランジスタ


こけぴよ

「こけぴよ」を知る


小桃音まい

池袋0217イベント感想


さくら学院

TOKYO IDOL FESTIVALレポート3 ~地方のアイドル 大手事務所のアイドル~
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~さくら学院 アイドリング!!!~
さくら学院「旅立ちの日に」
TIF2013レポート その9 ~継続する成長とJK21~


JK21

TOKYO IDOL FESTIVALレポート3 ~地方のアイドル 大手事務所のアイドル~
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~YGA JK21 AeLL.~
大阪アイドルエレジー
TIF2013レポート その9 ~継続する成長とJK21~


GEM

TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~


しず風&絆

TIF2012 アイドルとロック
TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~

私立恵比寿中学

TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~私立恵比寿中学 ぱすぽ☆ 東京女子流~
TIF2012 大手アイドルの意地


SUPER☆SiRLS

SUPER☆GiRLSと夏の歌


スチームガールズ

アリスプロジェクトを観てきた


ステーション♪

池袋0217イベント感想


青SHUN学園

青SHUN学園の「手紙。」が一位という事


多国籍軍

スパイラルミュージック・スパイラル
TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~


Dancing Dolls

踊るガールに観るガール


テクプリ

TIF2012 テクノとヒップホップ
チョコレート★デスティニー
TIF2013レポート その10 ~有終の美とテクプリ~


テレパシー

もういくつ寝るとTIF2013


でんぱ組.inc

くちづけキボンヌ
キラキラチューン


東京女子流

MUSIC JAPAN ~アイドル大集合~
ヒマワリと星屑
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~私立恵比寿中学 ぱすぽ☆ 東京女子流~
TIF2012 大手アイドルの意地
踊るガールに観るガール
東京女子流日本武道館コンサート


時東ぁみ

時東ぁみと楽天イーグルス


とちおとめ25

TIF2012 ローカルなチカラ
池袋0217イベント感想


Dream5

ダンスボーカルユニット


Dorothy Little Happy

TIF2011 そしてその先へ
Dorothy Little Happy
「風よはやく」
TIF2013レポート その13 ~素晴らしい一体感とDorothy Little Happy~

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過去記事インデックス ハロプロ以外のアイドル偏 (ア行)

2013-07-17 20:00:00 | 過去記事インデックス

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アイドリング!!!

アイドリング!!! 「S.O.W.センスオブワンダー」
「SUNRISE」と「神曲たち
ハロプロヲタが見たアイドリング!!! 8thライブ
MUSIC JAPAN ~アイドル大集合~
ポニーテールにホトトギス
水着を着て歌うPV
明日の光をつかめ
楽器を弾こう
TOKYO IDOL FESTIVALレポート1 ~ももクロとアイドリング!!!~
TOKYO IDOL FESTIVALレポート4 ~ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!
たんぽぽ農場とお台場合衆国
「相撲で泣くワケねーだろ」
後藤郁という才能
青空も夜空もそれぞれの輝き
カウントダウンライブな夜
個別握手会というものを体験する
伊藤祐奈の「にゃむ」は「なう」のにゃむ
friend ~必要な絆~
上手いとか下手とかだけではない事
TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~さくら学院 アイドリング!!!~
この9人に出会った事が宝物


アイドルカレッジ

TIF2013レポート その6 ~切磋琢磨とライブアイドル~


アフィリア・サーガ(旧名アフィリア・サーガ・イースト)

TOKYO IDOL FESTIVALレポート2 ~インディーズ&TVアイドル~


アリス十番

TIF2012 アイドルとロック
アリスプロジェクトを観てきた


E-girls

E-girlsがキテルという話題


イニーミニーマニーモー

スパイラルミュージック・スパイラル


ウルトラガール

スパイラルミュージック・スパイラル


AKB48

大声で歌うアイドルポップス
桜咲く前に乱れ咲く
楽しいPVに出会う
踊りましょう 忘れるまで
「SUNRISE」と「神曲たち」
AKB48総選挙公式ガイドブック
MUSIC JAPAN ~アイドル大集合~
ポニーテールにホトトギス
水着を着て歌うPV
明日は明日の君が生まれる
ジャンケンポンのヒロイン
指原莉乃 恋ING
アイドルファンビギナーズ
生歌は大事です
君の事が好きだから
CD売上という数字の重み
GIVE ME SING
夜明け前に見ていた景色を第三者は共有出来ないのかもしれないけれど
前田敦子という時代


AeLL.

TOKYO IDOL FESTIVAL 2011 ~YGA JK21 AeLL.~
澄んだ空気と空にエール
池袋0217イベント感想


SKE48

アイドルユニットサマーフェスティバル2010 ~SKE48~
握手会で価値は決まらない
松井珠理奈とナゴヤとトーキョーと


SCK GIRLS

ReGenerasion


Especia

TIF2013レポート その8 ~音楽個性と大阪アイドル~
Especiaを観た日


恵比寿マスカッツ

アイドルは枠を超えたジャンルであるという前提
一人ひとりの中に物語と場所がある


お菓子づくり

傘と王子と日曜日


小川真奈

めちゃモテ!サマー
小川真奈なまま


おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!

TIF2013レポート その1 ~朝一番とおはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!~

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ヤッタルチャン

2013-07-15 23:02:30 | ハロプロ(スマ アン)

 時々思う事がある。ハロプロっていう看板で商売の枠が狭くなっていないか?ということ。

 スマイレージ、ひそかに面白くなりつつある。現場に通っている人々は皆「今のスマイレージは楽しい」と言う。でも、ハロプロスタッフに数は決まっているし、予算も決まっている。勝負は仕掛けられていない。
 でも、だからこそこれはチャンスなんですよ。テレビで充分なプロモートが出来ないなのなら、それはそれとして独自の道を歩けばいい。スマイレージはハロプロで一番のライブアイドルを目指すというのはどうか?他のグループは基本、ツアーがある時にしか公演はしない。あとはリリースイベントくらい。ならば、スマイレージは毎週ライブをやるアイドルになろう!「週末ヒロイン」の称号はスマイレージのものだ!
 スマイレージがなかなか単独ライブが出来ないのは、公演を行なうためにツアーという建前を必要とするからでして、これはハロプロの旧態依然とした部分のひとつであり、それを守っているからこその看板なのでしょうけれど、時代は常に変化していくもの。ちょっとマイナーなアイドル、要するにテレビというフィールドで活躍していないアイドルならば、毎週のようにライブをするなんて今の時代珍しくありません。そういうアイドルはたくさんいます。今のスマイレージはテレビという武器はなくなりつつあるのだから、もう思い切って「ライブアイドル」という肩書きで良いのでは?と最近思っております。
 ライブアイドルだから、毎回単独公演という訳でもなく対バン現場を中心に活動。どこと対バンするのか、どの辺までと対バンするのかは、ハロプロの肩書きと照らし合わせて事務所が決めるとして、積極的にいろんな現場に参加するというスタンス。スマイレージの明るいキャラに合っている筈。勿論、その現場は関東に限らず、呼ばれれば全国どこへでもというのが良いでしょう。他のグループがなかなかコンサートをやらない地域で、そこの地方アイドルと対バンという感じ。
 まあ、方向性としてはアップアップガールズ(仮)と被るのでありますが、ハロプロという肩書きでそれをやるのはハロプロ時代のメロン記念日でもなかった事(メロンがハロプロにいた頃はライブアイドルというジャンルが今ほど確立されていなかったのもありますが)。そこに意味と意義を見出したい。

  なんていう妄想と提案を書きたくなるのも、この曲の面白さがMVだともう一息足りなく思えるからです。この曲も、今のスマイレージもライブ映えするように思う!「現場主義」で行ってほしい!

スマイレージ 『ヤッタルチャン』(S/mileage[Yattaruchan]) (MV)


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「過去記事を振り返る」 中野ブロンディーズ

2013-07-10 22:37:14 | ライブ!2008

 この記事は2008年3月20日に発表されたものです。
※ 元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/ffada8a09c39fae56b070e88bd924582


 今日は雨の中、新宿の全労災ホールに「中野ブロンディーズ」という舞台を観に行きました。本日、東武動物公園で行われていたbay FMのイベントコンサートに℃-uteが出ていて、当初はそちらに行く予定を立てていましたが、ヤフオクで取れた中野ブロンディーズのチケットが今日の分でしたので℃-uteは断念しました。

 さて、全労災ホールってどこ?と、名前を聞いてもピンと来ない会場でしたが、調べてみたらスペース・ゼロの事でした。会場近くにある喫茶店を「ゆっくり落ち着いて読書出来る新宿西口の穴場」として、以前によく利用していた頃、ここの前は通っていたので懐かしかったです。
  入場時に荷物検査がないというハロプロコンサートでは、まず有り得ない状況に感心しつつ入場しロビーを見渡すと、老若男女客層は幅広い。ヲタと一般人は 半々といった感じでした。そのヲタも、皆がハロプロヲタという訳でもなさそう。あと、余談ですが時東ぁみやつんく♂から花が届いていました。開演前の挨拶 はモリサキちゃんでした。モリサキちゃんのブログによると、本公演での最初で最後の開演前挨拶だったようです。いい時に観に来られて嬉しい。

  解説が遅れました。中野ブロンディーズは、中野ブロードウェイに集うオタク少女達がチアリーディングを始めるというストーリーの舞台で、ハロプロエッグの 森咲樹が出演しています。私が今回足を運んだ理由は、モリサキちゃんが出ているという事以上に(それも理由の一つではある)、オタク少女がチアリーディン グを始めるといういかにもマンガチックなストーリーに興味を持ったからでした。漫画好きな女の子が奏でるマンガチックなストーリー、なんだかステキだ。
  何故、オタク少女がチアリーディングを始めるのか?不思議な感じがしますが、きっかけはこうです。 いきつけの漫画本屋が店を閉めるかもしれないと聞かさ れた主人公は、店主のおばあさんに店内に貼ってあったポスターを指され、チアリーディング大会で優勝したら考え直すと言われます。そこで、ネットを使って レアな漫画本をエサにメンバーを集めて、チアリーディングチーム完成という流れでした。
 ちょっと強引な展開に思えますが、台詞回しが軽快で見て る分には違和感を感じさせません。そして、集まったオタク少女達がバラエティに富んでいます。ゲームマニア、戦隊に憧れる子、コスプレ大好きっ子、ガンダ ム大好きヤンキーなど、漫画好きなオタクにも色んなタイプがいる事をちゃんとキャラ分けしています。
 モリサキちゃんはゴスロリ大好きな暗い子で した。人見知りなキャラなので台詞は少なめです。でも、少し丸めた背中や、トボトボ歩く様など、動きで巧くキャラを表現していて非常に良かったです。 元々、エッグの中でもダンスの出来る子で、身長も割と高いので動きに筋が通っている感じがあります。ダンスが得意というのが、チアリーディングをやらなけ ればいけないこの舞台に抜擢された理由なのかもしれません。

 それにしても、周りの出演者の皆さんの個性豊かな事。表情、動き、喋り方、 個性の違う登場人物に完全に同化しています。プロの舞台なんだから当たり前と言えば当たり前ですが、あまりの役柄へのハマりっぷりが痛快。そして、台詞も 随所にオタク的キーワード、例えばTVゲーム用語やガンダムの台詞などが飛び交い、客席を笑いに誘います。しかも、変にマニアックになり過ぎない程度に使 用されているのが心地好い。
 この舞台を観に来たエッグの、のっちこと能登有沙さん(漫画アニメヲタ、ガンダムも好き)が自身のブログに、ファーストガンダムはよくわからないのですが興味が湧いた!などと書いたくらい、ガンダムの台詞も笑いとカッコ良さを持って使用されていました。

  そんな個性溢れる出演者によるテンポ良い台詞回しに比べ、ストーリー展開は至ってベタです。途中、練習から姿を消したモリサキちゃんが、実は周りに迷惑を かけたくない一心で一人練習をしていたという流れ、漫画本屋でおばあさんの元でバイトしている女子大生が実はチアリーディング部の部長でコーチを引き受け るものの、プライドと技量の違いが原因でメンバーと衝突するとか、展開はごくありふれた内容です。でも、そんなストーリーがどうこうより、出演者のやりと りが面白い。台詞や動きに工夫が感じられるのです。こういう部分は、他のエッグメンバーや或いはベリキューメンバーにも見てほしい舞台ですね。と言って も、今日が千秋楽なんですが。

 最後は、チアリーディングチーム「中野ブロンディーズ」は優勝は出来なかったけど、チアリーディングの シーンも魅せてくれました。それまでの笑いに溢れた展開からガラリと変わって、カッコイイ姿でした。それは、ストーリーがわかりやすいとか、展開が強引だ とかを超越して出演者が輝いていた舞台に相応しいフィナーレでした。ラストで、客席に下りてきて踊る出演者の皆さんは、客席の温かい拍手に包まれ良い笑顔 でした。

 帰りがけに、私の前にいたお年寄りグループが、「意外と面白かったな」「最後は元気をもらえた」と話しているのが聞こえてきま した。出演者の皆さんにこの言葉を伝えたい気持ちです。モリサキちゃんは自身のブログに、再演やらないかなと書いていましたが、もう一度見てみたい!そん な気持ちにさせてくれる舞台でした。出演者の皆さん、お疲れ様です&ありがとうございました。またいつか再演出来たら良いですね。DVDが発売される様な ら、改めて楽しませていただきたいと思います。

 公式サイト
http://www.nelke.co.jp/stage/nakano/



<2013年の追記>

 日曜日、アイドル横丁夏まつりというライブイベントに行ってきました。会場となった新木場スタジオコーストには一つの屋内ステージと二つの屋外ステージが設けられ、タイムテーブルを片手に観たいアイドルの出るステージにと移動しながら楽しむ流れ。
 そんな感じで移動をしていた時に、アップアップガールズ(仮)がすぐ横を通り過ぎていきました。森咲樹ちゃんは今も色白で背が高くて、そして笑顔いっぱいでした。
 「この子は舞台の道に進むのではないか?」なんて思っていた事もあったけれど、今こうしてアイドルとして全国を移動しながら、たくさんのアイドルたちとジョイントライブを行なっている。文字通りの「ライブアイドル」になったわけです。でも、表情を見る限りはとても充実した顔をしている。きっと自分の居場所となるステージを欲していたのであって、それが舞台でも、歌でも、そのステージが居場所に感じられるのならば良かったのだ。そんな風に思えます。
 今いる居場所はハロプロであるよりもイバラの道かもしれないし、少なくとも日頃立つステージはハロプロよりも小さい。しかし、得た経験は大きな財産になる。今年の夏、アップアップガールズ(仮)はエイベックスのイベントで代々木第一体育館のステージに立ちます。かつての夏のハロプロの祭りの場所であった代々木第一体育館のステージに。
 バックダンサーとして大きなアリーナステージに上がってきたエッグメンバー森咲樹。夏の物語としては、それはあまりにもシンデレラではないか!と思いながら、居場所がもたらす明と暗と運について考えたくなります。

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「過去記事を振り返る」 めーぐる

2013-07-05 22:54:05 | ハロプロ(℃)

 この記事の元記事は2006年11月2日に書いたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/3217e735533cb43b3604c17bedd292c2

 3年前の冬、矢口真里率いるキッズメンバー主体のユニット「ZYX」の第二弾シングル「白い TOKYO」が発売された。センターに立って歌っていたのは、矢口ではなくキッズの「村上愛」だった。小学生(当時)の割には、しなやかな動きと、美人で はないものの可愛らしさと不思議な色気のオーラがあった。
 ZYXのキッズメンでは唯一「嗣永桃子」だけ注目していた自分は、このシングルで、愛と書いて「めぐみ」と読む名前とともに、めぐの事も記憶にインプットされた。

 ℃は先週、やっとメジャーCDデビュー!それもアルバムからという変則的な展開ですが、ともかくおめでとう!な流れなのでした。
 しかし、そんな大事な時期に妙なタイミングでネットに流出した、めぐと彼氏?の写真。しかも、それを撮ったのはSTKという展開に、とまどいを感じた私は、先週このブログではオブラートに包んだような内容の記事を書きました。

 そして、村上愛引退が11月1日発表。

 学業に専念。使い古されたようなこのフレーズは、この際意味を持っていないとしか思えない(学業専念引退の先 輩明日香が、この前あんな形で週刊誌インタビューに答えたばかりだし)。男性問題で解雇なんて、この大事な時期に実行するとは思えない。明日はアルバム発 売記念イベントだし(めぐは、勿論欠席と発表)。今月は、FCイベントもある。
 そもそも、ネットに2ショット写真が流出は、ハロプロでも今回が初めてのケースではないし…

 以前から、STKに嫌気がさしていて、今回の件で我慢の限界に達したから?
 実は、写真は事務所のヤラセで、辞めるための既成事実作り?

 本当の理由を知ったところで、℃-uteの村上愛は戻ってこない。

 ℃では、めぐ推しなのに、このブログでは第二回目の記事以降、めぐの事を書いた記事があまり無かった事を、今は悔やんでいる。

 残念ながらある事件でDVDが発売中止になった、1月の横浜アリーナでの(矢口抜きではあったけど)ZYX復活、「白いTOKYO」熱唱の時も「めぐ!」と叫んでいた。
 去年の夏の代々木での「セクシーオトナジャン」歌唱でも、サプライズ前座の去年の娘。武道館でも、至近距離で観た美勇伝前座の時も、ステージが遠すぎた今年夏の代々木でも、いつも「めぐ~!」と叫んでいたような気がする。

 もう、その名を叫ぶ事はないのかもしれないけど、踊りの得意なめぐが、別の舞台で輝く日が来る事を静かに期待している。その日が来たら、ハロプロみたく叫んだりは出来ないステージだろうから、心の中で「めぐ~!」と叫びます。
 さようなら、また逢う日まで



 ℃-uteはメジャーデビューCDが実はアルバムでした。その辺はつんくPのこだわりから来ている訳ですが、当時から℃-uteはちょっと他とは違う方向性で売っていこうという流れはあった事は確かです。それを推進していけるのは、鈴木愛理と村上愛の存在があった事が大きいと思います。
 メジャーデビュー作品であるアルバムの発売記念イベントを目前にして、その柱は去っていった。℃-uteは不完全な形でメジャーシーンに躍り出て、そのまま歩んできた。もし、この時にめぐが辞めずに℃-uteの一員として活動を続けていたらどうなっていただろう?そんな妄想は何度もしました。可能なら復帰してほしいと何度も思った。しかし、それは叶わなかった。でも、それが今なのであり、それが結果である。だから、今日はまだ結論を述べるには早すぎる。そう夜空に問いかけます。

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メギツネ on tha sing

2013-07-01 22:17:08 | アイドル etc

BABYMETAL - メギツネ - MEGITSUNE (Full ver.)


  マスコミによるももクロ絶賛の背景にあるものは「ポストAKB」だったと思っている。いい加減違うものを見たいと思っている人達にとって、違いが明確にわかるものは入りやすい。大人数が画面いっぱいに出てくる構図に辟易していたような人にとって5人というのはとても新鮮に見える眺めだったのかもしれない。
 マスコミという言葉の持つ意味がデジタルも内包するものになっている現在、その回転の速さは驚異的で、もう頂点に登りつめた感のあるももクロに変わる存在を欲し始めている界隈も存在する。そこに現れたのが5人どころか3人というグループ。しかも、センターがわかりやすいくらいエースなオーラを発散している実力者。両サイドが絶妙な味を持つ飛び道具。これは掴みは非常にシンプル。シンプルは大衆化に必要な要素。

 既にアイドルヲタは二年前には気づいていたし、二年前のTIF映像でも盛り上がる会場の映像がCSの電波に乗った。でも、これは仕方が無い。アイドルヲタと「マスコミ」は二年の隔たりがあるのはいつもの事。AKBが「国民的」になったのは「大声ダイヤモンド」から二年後の「ヘビーローテーション」からと言ってもいいだろう。モーニング娘。だって結成してから二年経ってから国民的になった。ももクロもテレビが騒ぎ出したのは「怪盗少女」から二年後。

 それはともかく、今BABYMETALが熱い!のだそうだ。アミューズという大手に居ながらにして、ここまで気づいてもらうのに時間がかかったのは、今書いた「二年の壁」もあるのかもしれないけれど、さくら学院が育成組織なグループである事、さくら学院のコンセプト自体が世間が扱いに持て余すものであるからに他ならない。だから「今」なのだろう。
 AKBに飽きた人、元々AKBには興味が無いけれどアイドルは好きな人、そういう人を引き込むためにスターダストは「ももいろクローバーZ」は他とは違う!という看板をわざわざ掲げざるを得なかった。戦略としての大見得。そして、ハロプロは「実力」をキーワードにしてきた。BABYMETALはその両方を備える事で打って出た。ももクロが作った「他のアイドルには興味は無い」人向けの雛形を上手くアレンジして、そこに実力派エースが問答無用な存在感を見せ付ける。出来すぎな完成度です。

 逆に言えば、出来すぎている部分、つまり大手アイドルがファッションとしての「サブカルチャー」を演じてみせている部分も含めて、アイドルにありがちなハラハラでワクワクな感じに乏しいのが欠点と言えなくもないけれど、そういう感想が頭に浮かぶような人ははなっから商売相手と想定していないのだろう。さくら学院では「接触商法」という現在アイドル界に蔓延する劇薬には手を出さずに正統派アイドルを構築している傍らで、BABYMETALは正統派だとか主流からは距離を置き、その距離感が居心地良い人々を惹きつけているのだから、見事なまでの作り手の手腕と言うしかない。
 公演を重ねる毎にどんどん会場の規模が大きくなっているBABYMETALだけれど、音と歌がしっかりとしていてブレがない限り、今後も更に大きくなっていくと確信している。

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