フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

☆デジカメを使いながら感じたこと☆

2014-03-01 23:08:47 | 写真とカメラ

 更新が滞ってすいません。久しぶりな更新になります。

 2月に久しぶりにデジカメを買いました。久しぶりと言っても八ヶ月ぶりなのですが、自分にしては随分と開いたなという感じです。
 ソニーのミラーレスを買って、付属で付いてきたズームレンズで遊んだり、マウントアダプターという他社のレンズを付けるためのパーツを使って古いレンズを付けたり。買ってから半月ほど経ちましたが、だいぶ馴染んできました。
 使ってみて思うのは、どんなに機能が便利になり性能が上がっても、写真というものはやっぱり撮影者のセンスが大切なんだなということ。つまり、最新機能というものは便利ではあるけれど、それだけではうまく撮れないこともある。古いレンズは手間もかかるけれど、使い方を工夫することで良い物は生み出せて、しかもその手間さえも楽しくなってきたりするということ。
 音楽にも同じことが言えて、デジタル処理で便利になって可能性も広がっているかもしれないけれど、結局は作り手のセンスや演者のセンスが大事なのではないかということ。
 上手くまとめるためには機械の力を借りるのは必然としても、それを必須にはしてはいけないのではないか?なんてことを考えてみたりします。

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スペックの向こうにある言葉

2013-10-28 22:18:41 | 写真とカメラ

 土曜日に秋葉原で開催されたペンタックスK-3の発売記念イベントに行ってきました。K-3は今話題の高スペックデジタル一眼レフで、今週の金曜日に発売となります。
 デジカメを趣味とする人には、新製品の動向をチェックして最新テクノロジーが搭載されているカメラにワクワクするタイプもいれば、機能や性能よりもデザインとか使っていて楽しいかでカメラを選んでいる人もいます。デジカメはデジタル技術を使って日々進化しているジャンルですから、高性能を追い求めるのは決して的外れではないし、写真を撮るという行為はセンスやアイデアも重要だから、気分よく使えるデジカメを選択するのも間違いではないと思います。

 イベントでは写真家さんによるトークライブも行われました。発売前の新製品をプロの方が使って、その使い心地はどのようなものかを語るという場はデジカメを趣味にしている人にとって需要のあるものであります。

 この日、私が楽しみにしていたのは鉄道写真家中井精也さんのトークライブです。中井さんは「ゆる鉄」をキーワードに、人と鉄道の様々な風景をやさしい描写で表現されている方です。
 中井さんは今回K-3を持ってベトナム鉄道を撮ってきました。本来ならば新製品の説明を織り交ぜて、如何にその新製品が優れているかをアピールするトークライブになるのでしょうが、中井さんはペンタックスのデジタル一眼レフとの思い出話と思い入れを少し語り、K-3の凄い点を軽く触れたあと、トークライブのほとんどの時間を撮ってきたベトナムの写真の解説に費やしました。ジョークを適度に入れながら、ベトナムの旅の楽しさを語る中井さん。写真からも充実した旅であった事が伝わってきます。車内の写真は乗客の誰もが笑顔。笑顔に包まれた少しレトロな車内。ここに行ってみたいなと強く思える写真でした。

 中井精也さんがこのトークライブの数日前に、仕事柄いろいろなカメラを使うけれど、自分はカメラが好きというよりも写真を撮るのが大好きで、楽しく写真を撮れるカメラが自分にとっての良いカメラなのだなとツイッターで呟いていました。
 どんなに便利な機能が付いても、どんなに技術が発達しても、それを使う側が使いやすいかどうか。使っていて気持ち良く使えるかどうかが、とても大切なんだなと私は思います。このトークライブでハイスペックな新製品K-3について詳しい解説をほとんどしなかった中井さんですが、見せていただいた写真の素敵さが、この新製品カメラの出来栄えの答えになっているのだというメッセージを感じました。
 最後にベトナム鉄道とベトナムの人達の写真のスライドショーが流れました。BGMはジョン・レノンの「イマジン」。ベトナム戦争を憂い、平和を願って歌われたナンバーです。私は胸を熱くしながらそのスライドショーを見つめていました。

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2012 私的デジカメリスト

2012-12-28 21:06:31 | 写真とカメラ

 今月2台のデジカメを買いました。とりあえず今どのくらい持っているのかを年末だし、おさらいしようと思います。

 <コンパクトタイプ>

ニコン
COOLPIX E3100

キヤノン
IXY DIGITAL 320

ミノルタ
ディマージュE201、ディマージュF100、ディマージュXi

ペンタックス
オプティオ330、オプティオS、オプティオH90

オリンパス
キャメディアC-2040Z、μ-TOUGH3000

フジフィルム
FinePix 1300、FinePix 1700Z、FinePix F601、FinePix F700

リコー
Caplio G3 MODEL M

京セラ
ファインカムS3R

ポラロイド
a520

ソニー
Cyber-shot P1、Cyber-shot F77、Cyber-shot W1、Cyber-shot T70

パナソニック
LUMIX FX-9

サンヨー
X1

カシオ
QV11

東芝
SORA T10

 多くは1000万画素以下のコンデジです。最近のコンデジは画素数をむやみに上げた結果、人工的な描写な画質になっているので上位機種以外は敬遠気味です。
 このコレクションの中では普及機のものでもミノルタのナチュラルな写りや、ソニーの古い機種の色合いとか好みです。

 <ハイエンドコンパクトタイプ>

キヤノン
PowerShot G2

ミノルタ
ディマージュS304

オリンパス
キャメディアC-730UZ

リコー
Caplio GX100、GR DIGITAL(初代)

シグマ
DP2

コダック
DC4800

パナソニック
LUMIX FZ50

 レンズの良い高級機や高倍率ズームのデジカメです。
 高級機のシグマDP2、リコーGR DIGITALやGX100は写りで気に入って、使い勝手の面白さでも気に入っています。高倍率ズームのデジカメは写りが今ひとつな事が多く敬遠してきましたが、パナソニックのFZ50は操作性も良く、写りも良いので気に入っています。高倍率と言っても今時の機種とは違って12倍ズームに抑えられているのが良いのだと思います。

 <ミラーレスタイプ>

ペンタックス
K-01

オリンパス
PEN E-PL1

パナソニック
LUMIX GF1

 ミラーレスは、一眼レフのマウントを採用しているK-01はともかく、ミラーレス専用マウントの機種ではまだマイクロフォーサーズのこの二台のみです。どちらも使い勝手も写りも気に入っています。軽いのでスナップに重宝します。画像加工の機能も充実しています。

 <一眼レフタイプ>

キヤノン
EOS Kiss DIGITAL N

コニカミノルタ
α-7 DIGITAL

ペンタックス
K10D

オリンパス
E-410

ソニー
α200

 最近はもっぱらペンタックスがメインでありますが、他の機種も適材箇所に合わせて使っています。それぞれの楽しさがあると感じています。機会を見てニコンの一眼レフも買ってみたいと思います。

 こうして振り返るとデジカメもDD気質ですね(笑)。カメラ好きはメーカーにこだわる人が多いので専ヲタになりやすい傾向があるのですが、私は色んなメーカーを使ってみたいタイプです。こうしてリストアップして数えてみると計41台でした。これからも楽しんでいきたいと思います。

写真ブログをふたつやっています。

カナガワ撮り歩き紀行
http://seasonz.blog18.fc2.com/
(神奈川県のいろんな場所を撮ったブログです)

藍色町写真館
http://blog.livedoor.jp/alpha910/
(全国のいろんな場所といろんなシチュエーションを撮ったブログです)

時間のある時に見ていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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iPhoneカメラアプリ

2010-12-01 22:17:17 | 写真とカメラ

 カメラ趣味の話を今日は書いてみます。
 ここ数年、それまで男性が圧倒的に多かったカメラ趣味愛好者に女性が増えてきました。当然男性とは好みの傾向も異なり、綺麗、可愛いが重要であり、何十万円もする機材を買い集めてスペックを語ったりするよりも手軽な機材でいかに欲しい画が撮れるかを楽しむスタンスが主流。写真というものは正解は一つではないから、同じ被写体でも何十万円の機材で撮るよりも携帯で撮った方が面白い時もある。要はセンスなのです。そういう意味では、女性のカメラ好きが増えるのは男性とは違う表現方法の広がりがあって、業界にとっても良い刺激になっているように思います。
 などという理屈より、まずは楽しむのが一番。手頃に楽しめる機材としてオススメなものはどれか? 私は「iPhone」をオススメいたしします。

 アイドルの中でもiPhoneユーザーが多く、ユーザーであるアイドルがほぼ例外なく写真アプリで遊んでいる。一般的な印象でも、男性iPhoneユーザーよりも女性iPhoneユーザーの方が内蔵カメラを楽しんでいる印象があります。男性の場合は、iPhoneのカメラなんて性能的に物足りないという人が多いのだと思いますが、色んなアプリがあるiPhoneこそ、こんなに遊べるデジカメはなかなか無いと私は思うのです。
 「iPhoneは機能の着せ替えが出来るトイカメラである」というのが、使ってみての私の感想です。では、作例をいくつか紹介しながら解説していきましょう。

 まずは「Polarize」。アイドル界にも愛用者が多いこのアプリ。無料アプリなのが人気の理由かと思いますが、なかなか楽しめるアプリです。
 どんなアプリかと言うと、簡単に言えばポラロイド風の写真が撮れるアプリ。コントラスト若干強めでどこかレトロな色みになります。
 
 ポラロイドですから写真に書き込みも出来ます。日本語未対応なのが残念ではありますが。
 花や小物を写して友人にメールしたり、ファイルサイズが軽いのでブログに使用したりするのに良いと思います。

 次は私が何気に気に入っているアプリ「Cross Process」。フィルムトイカメラでの現像加工の一つであるクロスプロセスをiPhoneで再現したアプリです。デジカメでも最近この機能を入れた機種をペンタックス、オリンパス、リコーなどが発売しています。
 
 ご覧の通り、色が抜けたレトロな感じになります。どんな色加減になるかは処理されてのお楽しみというのも面白い。撮影しながら処理するもOK、撮影済みの写真を処理する事も出来るので他のアプリで加工したものを処理する二段階加工も出来ます。
 個人的には色がこってりし過ぎないので好きな色になる事が多いです。

 次はちょっと濃いものを紹介。「Spica」というアプリ。モノクロでハイコントラストの写真を作れます。このアプリも撮影済み写真を加工する事が出来ます。
  
 こういう加工は、オリンパスペンデジタルシリーズに搭載されている「ラフモノクローム」というアートフィルターにも同じような効果が得られるものがありますが、この効果は写真家森山大道さんの写真に見られる処理であり、森山大道気分を味わえるアプリとも言えます。
 森山大道さん風に撮れるとあれば、このアプリを使いたいシチュエーションは、スナップ写真家である森山大道さん風に街のスナップで使ってみたいところです。都市の空気感、都市のノイズを表現するアプリと言ったらカッコつけ過ぎかな(苦笑)。

 トイカメラ的な写真を撮るのに使っているのは、その名もズバリな「Toy Camera」。
 Toy Cameraの写真   More Lomoの写真
 画像の周辺が暗くなるトイカメラ的な写真が撮れますが、この周辺光量落ちやコントラスト、そしてカラーにするかモノクロにするかなどを設定で決められます。結構色々応用が利くので、小物から街撮りから更には人物まで、様々な場面で活躍出来そうです。

 トイカメラと言えばロシア製のLOMOというフィルムカメラが有名ですが、そのLOMO風の写真が撮れるアプリが「More Lomo」。撮影後に無加工画像も見る事が出来るので、比較して「やっぱり加工無しでいいや」と無加工で保存する事も可能。コントラストは二段階で選べるので強め弱めも好みで演出出来ます。

 風変わり系を二つ紹介。パノラマ写真が撮れる「Pano」。撮影するとその写真の端の部分が薄く表示されるので、それを頼りに次の写真を繋ぐ撮影をしていきます。撮影ストップは任意に出来るので、二枚分で繋ぐもよし、たくさん撮って360度パノラマに仕上げるもよし。また、縦に繋いで行けば縦方向のパノラマ写真も作れるので、スカイツリーみたいな高すぎて一枚に収まらない被写体を撮るのにも有効です。
 
 やはり風景を撮るのが一番しっくり来そうです。

 最近デジカメ界ではジオラマ写真というものが密かに流行っています。ボケを強調させて特定の被写体が浮き上がって見えるようにして、その被写体がミニチュアモデルみたいに見えるように写真を撮る加工です。

 「TILTSHIFT GENELATOR」はそれを作れるアプリ。ぼかしたい部分を選び、ボケの度合いを選んで出来上がり。コツをまだマスター出来ていないのでこんな出来ですが、うまく作ればミニチュアの世界みたいな写真が撮れます。

 まだまだ色々あるのですが、今回はこの辺にしておきましょう。
 連写写真が撮れる「Dream Camera」、スローシャッターで撮ったような流し撮り写真が作れる「Slow Shutter」など、まだまだ使いこなせていないアプリも所有しているので、また機会を見て紹介したいと思います。
 今回の記事を参考に、iPhoneや、カメラ機能が付いた新型iPod Touch(紹介したアプリはすべて対応しています)を持っている方は写真撮影を楽しんでみてほしいなと思います。

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東京瑞光日記 ~お台場~

2010-08-27 22:00:47 | 写真とカメラ

 久しぶりに自分が撮った写真で記事を書いてみたいと思います。不定期で連載している、東京をオリンパスのデジタル一眼レフでモノクロ撮影する企画「東京瑞光日記」です。

 7月~8月にかけてお台場のフジテレビの周りで「お台場合衆国」というイベントが行なわれている。昨年も真野ちゃんのミニライブやアイドリング!!!のミニライブを観に出かけたが、今年もアイドリング!!!を観に週一ペースで出かけている。やはりライブを観るのが「無料」というのがポイントだろう。

 東京テレポート駅前
 7月の暑いある日の午後、ライブを観たあとカメラ片手に歩いてみた。撮影の前に、りんかい線東京テレポート駅近くのコンビニでキリンを買って飲む。社名がビバレッジじゃない方のキリン。

 駅の入口に花が咲いていた。設定(ホワイトバランス)をいじって花の色を強調させてみる。

 暑いので外で写真を撮るのはやめて、ヴィーナスフォートに向かう。ショッピングセンターの中で涼しく撮影という訳だ。先ほど握手会でアイドリング!!! 11号 森田涼花さんに「すぅちゃんの笑顔で涼しくなりました」と言ってみたが、実は暑くて仕方がないのだ。一応書くが、握手はもちろんシラフの状態でしている。
 歩いているうちにフジテレビが遠くなっていった。


 ヴィーナスフォート
 店内は夏休みとあって、大勢の人で賑わっている。一人で歩いている人など自分以外にいないのではないか?と思いつつ、噴水広場で一枚。一人だからこそ時間はたっぷりある。アングルに凝ってみよう。

 このフロアはヨーロッパのどこかのストリートをイメージしているのだろう。ご丁寧に人工の空まである。この「作り物感」がまさに、人工都市お台場らしくて苦笑なのだが、そもそも都市というものは人工であって当然なのだから、人工っぽさに溢れていても悪い訳ではないのだ。ここは素直に「きれいだな」とカメラを向けるのが小市民の義務であろう。

 通りを眺めていると、それなりに面白い。いろんな店がある。そういう店の所有物を被写体にするのが好きだ。

 最近はストリートスナップで人を写すのは「プライバシーの侵害」で訴えられる可能性のある危険行為だそうで、こういう写真は敢えて撮らない人が多い。だが、あまのじゃくな自分はシャッターを切る。むしろ、後ろを誰かが横切るのを待ってシャッターを切る。

 通りの奥は教会みたくなっている。2月にここで真野ちゃんのイベントを観た事を思い出す。


 お台場海浜公園
 少しベンチで休んでいたら、うたた寝をしてしまった。夕方の時刻になったから海に出よう。お台場海浜公園に行く。人工の砂浜。それを見下ろす高層マンション。あまり気分は盛り上がらないけれど、義務感半分でシャッターを切る。でも、ファインダーを覗いたら、そこには日常の温もりが見えたような気がして、ちょっとだけ救われる。


 そろそろ帰るかと、りんかい線の東京テレポート駅へと向かいながら、 ふと気付いた。今回はモノクロで撮っていないではないか。モノクロで都市を撮る事が街の細部を写すリアリズムなどと、理屈を付けて撮っている「東京瑞光日記」だが、今回は初めて「全写真カラー」になった。夏休み仕様だと理屈を上塗りしてみた。

 撮影カメラ OLYMPUS E-410 レンズ ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

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東京瑞光日記 ~羽田・池上~

2010-05-15 09:58:22 | 写真とカメラ

 今回の記事は東京をモノクロで撮る不定期連載「東京瑞光日記」です。

 羽田

 友人がデジタル一眼レフを買ったというので、どこかへスナップに行こうという事になり、羽田に行く事になった、羽田と言っても空港ではなく、漁港の面影が残る海岸沿いのスナップだ。

 多摩川の河口近くは川幅が広がり、堤防には釣りを楽しむ人がいる。その頭上を飛行機が大きなエンジン音を響かせて飛んでいる。漁船も何隻かいて、のどかな雰囲気。公園のベンチに陽が当たり、町と川との境界線を光が作っていた。友人からズームレンズを借りて広角側で撮影。

 再び自分のレンズに付け替えて歩く。水辺には気持ち良さそうに鳥が佇んでいる。見ているこちらまで気持ち良さそうになってきた。
 
 視線を空港の方に向ければ、広い河口が広がっていて、そのスケールに吸い込まれそうになるから、景色の左右で気持ちの方向も変わるから、鳥のいるのどかな方を選択して堤防沿いに歩き始める。
 青く綺麗な水門があったのでカラーに設定を変えて撮影してみる。実物以上に青く写ったような気がした。
 
 少し歩くと高速道路が現れる。車の音とともに、少しだけ日常に舞い戻ってきた気がして撮影は終わる。一時間ほどの散歩撮影だった。

 池上

 大田区の池上に池上梅園という所があり、梅の名所になっている。家から自転車に乗って梅を撮りにやってきた。Buono!のアルバムを一枚聴き終わるくらいの時間で到着。
 園内に入ると、大勢の人で賑わっている。人が多いから一方通行にような感じで通路を歩きながら見て回る流れになっていた。
 花を撮るなら、望遠レンズがあったほうが便利なのだが、あいにくオリンパス用のレンズは一本しか持っていない。この連載が街撮りスナップになっている事でわかるように、物をアップで撮るより、少し広めに風景を撮るレンズを一本持っているのみ。
 でも、せっかく来たのだから花をそれらしく撮ってみたい。梅を獲る事だし、今日はカラーで撮る事にした。周りを見ると案外携帯で撮影している人も多い。デジタル一眼レフ所持は年配の方に多いようだ。

 園内は丘になっていて、丘に登り記念写真を撮る人達が多い。自分は一人だから記念写真は撮らないけれど、やはり高い所からの眺めというものは良いものだ。
 下に下りると日本庭園がある。花もいいけれど、こういうものを撮るのがまた楽しい。色々撮っていると、古いニコンのフィルムカメラを持ったお兄さんが現れた。携帯、コンデジ、デジタル一眼レフ、園内で見かけたカメラはすべてデジタルだったから新鮮だ。やはり、構えて絵になるのはこういう古いフィルムカメラだなと思いながらその姿を撮影。構えからして、その辺のデジタルさん達とは違う。

 観光地的な雰囲気の場所が苦手な自分は、ここまで撮影リズムが弾んでいなかったが、少しモチベーションが上がってきた。気分を新たに梅を獲ってみたら、自分らしい一枚が撮れた気がした。

 撮影カメラ オリンパスE-410 レンズ オリンパスズイコーデジタル25mm F2.8  一枚目のみズイコーデジタル14-45mm ZOOM

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桜満開~逗子 松本 横浜~

2010-04-24 10:17:54 | 写真とカメラ
 今年はデジカメであちこちの桜を写してみよう。4月になり私はデジカメ片手に桜を撮りに何ヵ所か出かけてみました。

 4月3日
 今日は横須賀線に乗って東逗子にやってきた。この駅は下りホームの脇に桜の木がある。その桜と横須賀線の電車を写すという構図を描いて、穏やかな風が心地よいホームに降りる。
 
 東逗子は海の町逗子というイメージとは異なり、東南北の三方を山に囲まれた町。いや、町というにはのどかな場所。駅の回りはとても静か。電車の車輪がレールをこする音が聞こえてくる。そんな駅。

 4月10日
 今日は日帰りで松本に行く。中央本線の電車は山梨県に入ると、山と小川と花をたくさん見せてくれる。

 勝沼ぶどう郷駅という丘陵にある駅がある。駅のある丘から勝沼の町が見下ろせる。そしてホームにはたくさんの桜。車内から見ると、その明暗差がまばゆい。
 電車は桃の花が咲く畑を抜け、菜の花が線路際を彩るのを風で揺さぶりながら走っていく。昼過ぎ、松本着。

 松本と言えば松本城だ。城のある公園に着くと桜が満開だ。堀の周りにも桜が綺麗に咲き、桜の遊歩道のようになっていた。城の周りを一周。標高の高い山の麓の町は、空が明るくて風が冷たい不思議な感覚。気温は初夏並み。爽やか桜散歩。


 4月14日
 横浜の大岡川にやってきた。ここは桜がたくさん咲く場所。京急電車からもその桜並木が見える。
 空はあいにくの曇り。中望遠レンズをカメラに付けて桜を写す。もう散り始めている。散った花びらが、深緑色の川面に落ちていく。
 
 川の向こうに見えるランドマークタワーを見上げながら、伊勢佐木町に行く。途中、ペットショップがあった。店頭にオープンな造りの犬小屋があり、そこにはトイプードルが二匹いた。カメラを向けて写真を撮っていたら、その中の一匹がこちらに興味を示して、尻尾を振りながら身を乗り出してくる。
 可愛い。少し遊んでいるうちに連れて帰りたくなったが、値段を見て諦めざるを得なかった。128,000円。良い人に引き取ってもらえる事を強く祈り、店を後にした。


 撮影機材
4月3日 東逗子
カメラ:コニカミノルタα-7 DIGITAL レンズ:ミノルタ AF50mm F1.4
4月10日 山梨/松本
カメラ:オリンパスE-410 レンズ:オリンパス ズイコーデジタル25mm F2.8
4月14日 横浜
カメラ:コニカミノルタα-7DIGITAL レンズ:ミノルタ AF100mm F2
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東京瑞光日記 ~新宿東口~

2010-03-16 21:27:30 | 写真とカメラ

 今回は東京をモノクロで撮る不定期連載「東京瑞光日記」です。

 新宿三丁目

 友人とも新年会のために新宿にやってきた(一月初旬の話)。新宿東口の歩行者天国は大勢の人で賑わっている。中には一眼レフでスナップをしている人もいるので、自分も堂々とバッグから取り出した。小さなカメラ、小さなレンズの一眼レフを。
 待ち合わせまで、まだ時間があるのでスナップを始める。


 新宿二丁目

 明治通りを更に東に進んで、新宿二丁目へやってきた。厚生年金会館にコンサートを観に行く際に、この近くは通っているが、そのものズバリな二丁目エリアに入ってきたのは今回が初めてだ。スリルと若干の怖さを感じながら、大胆にもカメラを持ったまま歩く。

 少し路地に入ると、その手の店がたくさん入っている雑居ビルが建ち並んでいる。夜になるともう少しは華やぐのだろうか?冷たい風が吹くこの日の新宿、この辺りだけは不思議と風が止まっていた。
 路地を出て通りを歩くと、明るい店構えの店もあった。入口にイケメン男子数名の写真が掲げられている店もある。人通りはまだ少ない。

 歌舞伎町

 スリルから解放され、再び新宿三丁目を歩く。飲み屋の通りを抜け、明治通りを渡って靖国通りに出て歌舞伎町へと向かう。また新たなスリルがやってきた。

 靖国通りから逸れて裏道から歌舞伎町に入ると、ホストクラブが建ち並ぶエリアに出た。またイケメン写真がたくさん掲げられているが、二丁目とは勿論違う趣向で、これはホストの写真であった。
 歌舞伎町は怖い町という概念があるから、写真を撮る時は周りを見回してから撮る。その筋の人が居たらカメラはしまう準備をしておく。
 それでも、勢いづいた自分は、スナップを続ける。「誰かを待つ人」、「女性に会いに行く男性のための店」、「歓楽街の中にあるペットショップ」。
 


 新宿駅東口


 日が沈み始め、無事歌舞伎町スナップも済んだので、アルタの前に来てみた。人を待つ人。人と歩く人。人の多い街新宿。
 
 アルタビジョンを見上げる。そこには嵐が映っていた。そろそろ待ち合わせ時間。
 
 待ち合わせ場所に行く途中も、人混みをかき分けながら歩く。ふとショーウインドウを見ると、都会の中に静かな時間が流れる空間があった。それでも、表通りを忙しそうに歩く自分がいた。


 (すべての写真 カメラ オリンパスE-410 レンズ オリンパスズイコーデジタル25mm F2.8)

 写真やカメラについての記事は、「フリージア工房別館」にも書いていますので、よろしかったらご覧いただけると嬉しいです。
 PC版URL
http://seasonz.cocolog-nifty.com/blog/
 携帯版URL
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1058561/1081873

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東京瑞光日記 ~お台場 有明 皇居外苑~

2010-01-29 20:03:27 | 写真とカメラ

 クリスマスイブの日に一人で出かけた話を書きます。

 さて、カメラを持ってクリスマスイブの街をスナップしよう!そんな気分で場所を選定していたところ、お台場のパレットタウンでペンタックスK-xのクリスマスツリーが二日間限定で展示されていると知り、お台場に行って見てみる事にした。K-xは100カラーパターンのボディを販売している事で話題のデジタル一眼レフだ。

 東京テレポート駅付近

 りんかい線に乗って東京テレポート駅にやってきた。夏にアイドリング!!!を観に来て以来か。自分は以前、お台場で働いていた事があり、この駅を利用していた。自宅から自走して運んできた自転車を駅前に停め、会社までの足にしていた。退社後、冬の東京を自走して神奈川県の自宅に持ち帰ったのは、今となっては良い思い出だ。

 パレットタウンに向かう途中を撮影。わざとホワイトバランスをいじって「蛍光灯」にして青く写す。佐野元春さんの歌に「クリスマスタイム・イン・ブルー」という曲がある事を思い出す。世の中、明るいクリスマスばかりではない。

 パレットタウンに着いた。ヴィーナスフォートにトヨタが運営しているクラシックカーの展示施設がある事を知り、行ってみる事にする。ヴィーナスフォート館内は平日昼間からカップルだらけで、噴水前では結婚式も行われていた。
 人の気配が少なくなってきて展示施設に到着。展示施設は入場無料で、入口に往年のスーパーカー「トヨタ2000GT」が飾られてあったが、日本車ではマツダやスバルが好きな私は、スーパーカーよりも往年の軽自動車「スバル360」や「マツダキャロル360」にがっついてみる。
 マツダのロータリーエンジンのスポーツカー「コスモスポーツ」がいた。珍しい車なので、思わず駆け寄る。この車を東京モーターショーで発表する際、広島にあるマツダの本社から社長を乗せて東京まで走ってきたというエピソードを聞いた事がある。こういう楽しいエピソードは好きだ。(当時のマツダの社名は東洋工業。プロ野球の広島東洋カープの東洋はマツダを意味している)
 
 今見ても、いや今だからこそコスモスポーツのデザインはカッコイイ。ちなみに、現在のマツダも世界的にデザインが評価されているメーカーである。
 右はマツダキャロル。後ろの窓の部分が前向きに斜めになっているのは、「クリフカット」というデザイン。これもお洒落だ。キャロルは360ccの軽自動車だからとても小さいが、このデザインで現在の軽自動車を作ってほしい気がする。
 全体のデザインはこちらを見てください。 「コスモスポーツ」 「キャロル360」

 パレットタウンの広場に行き、ペンタックスK-xのクリスマスツリーを撮影する。ペンタックスは宣伝が得意なメーカーではないけれど、この企画は頑張ったなと感激する。ペンタックスとお台場、ちょっと場違いな気がしないでもないが、こんな所で一人で写真を撮っている自分も場違いなので、用が済んだから退散。


 有明

 ゆりかもめの高架に沿って歩きながら、有明を過ぎ、豊洲を目指す。ディファ有明の横を通り、ここで開催された℃-uteの初めての女性限定イベントの日を思い出す。

 豊洲方面に向かって歩いていくと、空き地が広がる。先ほどまで見ていた、カップルが集うお台場の風景とは180度違う風景だ。
 

 豊洲

 ゆりかもめの「市場前」という駅があった。ここに築地市場が移転してきて豊洲市場になる予定で駅が作られたのだが、今はまだ空き地の中の駅だ。駅の改札口に上がってみたが、やはり無人駅で駅員がいないようだ。

 やがて風景は巨大マンションと、商業施設ららぽーと、アミューズメント施設キッザニアと、近代東京の風景になり豊洲に着く。気付けば、シャッターを切っていない自分がいた。地下鉄で都心に向かう。静寂を求めて都心に向かうという一見矛盾した行為のために。

 皇居外苑

 大手町駅に着いた。都心の地下鉄のターミナル駅。地上に出ると道路は車がひっきりなしに走り去っている。私は大手門をくぐって皇居外苑に入った。入口で通行証を受け取るだけで入れる。
 苑内は思ったより人がいたが、観光客の中に外国から来ている人もいて、なかなかの賑わいである。木々が紅葉から冬の姿へと移り始めている。寂しい眺めにも思えて、わざとISO感度設定を上げてノイジーに写してみるが、歩道の横の竹の幹は力強く美しいので、こちらはカラーで逆光で撮ってみる。木の明と暗。
 
 苑内には芝生広場があったり、日本庭園があったり、石垣があったり、意外と見所が多い。石垣の上から広場を見下ろしてみた。

 一時間ほどの散歩。気分はとてもリフレッシュされた。行きは気づかなかったが、門の外は東京都心の風景そのものがダイレクトに見える。しかし、一歩中に入れば、別な東京がそこにある。お台場~有明と同様、ここでも喧騒と静寂の対比を感じながら、私はカメラを構えてみた。

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東京瑞光日記 ~池袋~

2010-01-18 21:30:53 | 写真とカメラ

 12月上旬、保田圭さん矢島舞美ちゃん中島早貴ちゃんが出演している劇団散歩道楽の舞台「ロマンチックにヨロシク」を観に行くために、私は池袋に来ていた。少し早めに到着して、撮影散歩をする事にした。

 池袋西口

 西口にやって来るのは久しぶりだ。東口はサンシャイン劇場に行くために毎年訪れているが、西口はいつ以来か思い出せない。昔、デートでよく池袋に来ていたが、その時以来かもしれない。
 特に行くあてもなく歩いているうちに、立教大学の所にやってきた。日曜日ではあるが、通行人が多い。品を感じさせる雰囲気に好感を持ち、今自分が高校生なら立教を受けてみたいなどと、突拍子もない妄想をしながら裏道に入る。駅前とはまるで違う静寂な空間には公園が位置していた。

 落ち葉が敷き詰められた公園は、なんとなく良いものだ。 公園を横切り、駅へ向かって歩く。

 東池袋

 池袋には都電が走っている。これは意外と知らない人が多い。ただし、池袋と言っても東池袋である。池袋駅の東口から少し歩いていくと静かな住宅街になった。都会らしくない大きな空き地に猫が佇んでいる。

 この連載は原則としてモノクロ写真だけれど、たまにはカラー写真も良いかなと思う。少し歩くと都電の線路が見えてくる。静かな住宅街だからこそ都電がよく似合う。踏切の横に立って都電を撮影。近くで見ると案外スピードを感じ、一瞬たじろぐ速さ。

 都電の線路から少し歩くと舞台の会場。会場前に着くと、ちょうど一回目の公演を見終えた人達が出て来た。

 まだ時間があるので、もう少し歩いてみる事にする。付近の木はすっかり冬の色になりつつある。


 サンシャイン通り

 再び駅の方角に向かって繁華街に出る。サンシャイン通りは人混みが凄い。どこからともなく、煙草の匂いが漂ってくる。大都市中心部では珍しく、池袋は歩行禁煙ではないようだ。私は、煙草の匂いが服や持ち物に付くのが苦手なので、匂いの方向から逃げる。
 街のリズムはどことなくワイルドに感じるのは、自分が持っている池袋への先入観だろうか。カメラをのんびり構える私の横を、自転車が走り去っていく。

 12月だからなのかどうなのか、やたらカップルが多い。自分が一人で歩いているから二人で歩いている人達が目につくのだろうか?自分もやたら多い側にいた時、こうしてこちらにカメラを構えてスナップをしていた人が居たのかもしれない。居たとしたら、その人はどんな視線をこちらに向けていたのだろうか?

 人混みでカメラを構える方に慣れてしまった自分も、たまには向けられる側になりたい。
 何故か、12月のカップルは皆、足早に歩いていく。その速さはまるで、早くクリスマスにならないかなと言っているかのようだった。


 人混みに疲れ始めた頃、サンシャインの下に着いた。車の音が響く歩道に、女の子が立っている。ピンクに包まれた彼女は一人、街の喧騒とは違う立ち位置に居るように思えて、彼女が舞台を観に行く一人である事を心で期待した。

 カメラ:オリンパスE-410 レンズ:オリンパスズイコーデジタル25mm F2.8

コメント (4)
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