フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

「過去記事を振り返る」 恋をしちゃいました!

2013-06-17 21:43:45 | ハロプロ2009

 この記事は2009年1月20日(矢口真里さんの誕生日)に書いたものです。
 元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/0234e865a7e7e293451c28b471f7a985


 ハロプロは2月 3月が誕生日というメンバーが多いイメージがあります。℃-uteに2月が三人いたり、メロン記念日は四人中三人が2月3月生まれだから、印象としてそうなるのでしょう。
  他にも誕生日が極端に固まっているユニットにタンポポがあります。今エルダークラブ公演のステージに立っている歴代タンポポメンバー五人のうち、三人は1 月か2月生まれです。昨日1/19は石川さんの誕生日でしたが、今日1/20は矢口真里さんの誕生日です。おめでとうございます。

 その エルダでのタンポポステージを観ていて、初期タンポポの傑作「たんぽぽ」もいいけれど、二期タンポポの歌も観たいなと思いました。二期タンポポは、可愛ら しいガールポップを可愛らしい衣装で歌っていました。音楽マニアな娘。ヲタからは、音がブリティッシュ風味とか、ギターがクイーン風味とか言われて親しま れていましたが、まあそういうマニアックな話は置いておきましょう。
 タンポポのPVを振り返ってみると、そこに感じるテイストに、先日新曲への不満を書いたBuono!との共通点が浮かんできたのです。
 とりあえずこのPVを見てみて下さい。

タンポポ 乙女パスタに感動
http://www.youtube.com/watch?v=mqx78Ha-u1Y

なんか四期メンバーの二人が初々しいですね。振り付けの中に傘が小道具として使われていますが、歌番組などでもスタンドマイクを使って傘を振り付けに取り入れていました。

 そして、二期タンポポが次に出したシングル

タンポポ 恋をしちゃいました!


 この曲が二期タンポポの完成形だと私は思いますが、可愛く歌い踊り、全体的にキラキラした感じに包まれています。そのキラキラした感じに、軽快で少しレ トロなサウンドが乗っかり、単に可愛いだけの歌に終わっていないのがポイントです。この「可愛いだけで終わっていない」というのが、作り手側の真骨頂なの でしょう。

 当時は、ハロプロのCDはいわゆるハロプロヲタの人達だけではなく、幅広い層が買っていました。特に女の子のファンに気に 入ってもらって口ずさんでもらおう、カラオケで歌ってもらおう、という点には気を遣って作られていたように思います。「可愛く、曲もいい、そして踊りも楽 しい」という部分が特徴的なハロプロソング、それがデフォルトになっていたように思うのです。

 そして今、その路線を一番受け継いでいるのがBuono!ではないかと私は思っています。「可愛く、曲もいい、そして踊りも楽しい」路線ですね。℃-uteもBuono!同様に、昔のハロプロソ ングのように、ライトファンにも向いた作りな気がします。そういえば、女性限定イベントを開催しているのは、この2組だけなのは偶然でしょうか。

( ※筆者注 当時はモーニング娘。はまだ女性限定イベントを行なっていなかった。)

  Buono!の新曲は、かつてのタンポポを思い出しながら書けば、良い物が出来上がったのではないか?そんな事を思うのです。「なんか歌ってみたくなるよ うな曲」、「なんか踊ってみたくなるような曲」、そういう要素がとても大切なのではないでしょうか。Buono!の歌はアニメを通じて、ハロプロヲタ以外 の人達の耳にも 届きます。普遍性を持った曲である事が重要な気がします。
 もっとも今回の新曲は、今までのBuono!は頭から消し去れば、そんなに悪い新曲ではないのも確かですが。

 それにしても、「恋をしちゃいました!」のPV、久しぶりに見ましたが凄いですね。なんか見ていると涙が出そうです。「あの頃、君は輝いていた」と言ったところでしょうか。この四人のメンバーの未来に幸あれ。

<2013年の追記>

 タンポポです。この記事を書いた当時はBuono!の方向性が変化しつつあり、それが不満だったので二期タンポポを引き合いに出して楽曲の普遍性について説いた内容でした。
 それはともかくですが、今こうして振り返り思う事は、二期タンポポのメンバーを推していた人達は果たして今は幸せなのか?という事であります。全盛期当時が楽しかったのならば、それで良いのだとも思えます。だけど、決して幸せな結末とは言い難い現在を思うに、アイドルというジャンルの残酷性を強く感じます。
 二期タンポポは楽しいユニットでした。ラジオも面白かった。スタッフが楽しんで制作しているのが伝わってくる番組でした。そして、二期タンポポに関わっていた音楽スタッフも楽しんで制作していたのだろうなというのは強く感じます。キラキラした、これぞアイドルというこのPvを見ながら、私は昔を玉手箱に詰めました。

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色々あったけどグッバイ2009

2009-12-31 20:28:43 | ハロプロ2009
 今年ももう少しで終わりです。今までだったらハロプロの年末は各音楽番組に出演して、そのステージパフォーマンスを楽しみ、大晦日に紅白歌合戦でよいお年を~となっていた訳ですが、昨年から流れが変わってしまいました。
 昨年出場を逃した紅白歌合戦に続き、今年は各音楽番組にも呼ばれませんでした。代わりに、と言っては変かもしれませんが、女性アイドル代表としてAKB48が各音楽番組に出演しています。

 それでは、その間ハロプロは何をやっているのかと言えば、今月はコンサート、イベント、正月公演リハーサル、そしてバラエティ番組出演。
 コンサートやイベントは、観に行ける環境の人のみが目にする事が出来る類いのものですから、今月その場に立ち会えた者の総数およそ数千人。つまり、今月ハロプロの歌をリアルタイムで観た人は一万人いないのでした。

 「ハロプロは歌やダンスに力を入れている女性アイドル集団」という看板を思えば、もっとたくさんの人に歌を届けなければいけない。
 でも、名前と顔を売るためにもテレビに出なくてはいけない。よしっ、バラエティだ!と、最近はバラエティにモーニング娘。メンバーを少しずつ出しています。
 でも、音楽番組にも出て欲しい。テレビで歌えば、コンサートの何倍もの人が、そのパフォーマンスに触れる機会になるのに。

 思い返せば、2009年は今月の状況そのものな一年でした。

 ハロプロにとっての2009年は、去っていく者の思い出を語る一年になったような気がします。エルダメンバー、有原栞菜、梅田えりか、久住小春、エッグから去っていった人達。
 でも、別れを悲しんでばかりいても後ろ向き過ぎるし、何より残って頑張っているメンバー達に失礼。そして、去っていったメンバー達だって、これから明るい未来が待っているかもしれない。いや、待っていてほしい。

 なので、明るく2010年を見つめていきます。まだまだ大丈夫とノンビリ構えられても困りますが、焦る事はありません。2009年の活動で足りなかったものを考え反省して、上手くいったものを生かし、新たな魅力を魅せていく年にしてほしいなと願っております。
 月並みな表現ですが、我々はそれを応援していくしかありません。見守っていくしかありません。でも、応援をしてくれる人々がいる事をメンバーが心強く思い、2010年を走っていく原動力にしてもらえたら嬉しいです。その結果良い流れに向かえば、応援した甲斐があったと我々も喜べるのですから。

 来年はどんな新しい事が起こるのか期待です。ハロプロの皆さん、良いお年を。
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2009年のハロプロシングルを語ってみる ~いろいろ編~

2009-12-30 11:28:24 | ハロプロ2009

 今回は、ハロプロのソロ歌手、エルダ系、アニメ関連の派生ユニットから今年、私が気に入った曲を選んでみました。前回は真面目に今後の展望も加えて書きましたが、今回は楽しくいってみたいと思います。では、そのノリに相応しく一曲目はこれで。

 月島きらり starring 久住小春/はぴ☆はぴ サンデー!

 月島さんのラストシングル。セールス的には振るいませんでしたが、曲は個人的に高評価です。こういう変わった構成の曲好きですね。転調によってドキドキな気持ちを表現しているようにも思え、なかなか芸が細かいと感じている曲です。
 歌詞はありふれた恋する少女の歌ではありますが、きら☆レボの曲ですからこれはアリ。「~カナ」というフレーズが入っていたり遊び心も感じます。
 このストレートな恋愛少女ソングこそ、女性アイドルというジャンルの瑞々しさと儚さが実は表現されていると言ったら、深読みし過ぎでしょうか。少女の恋というのは夏の太陽みたいに熱く、そしてそれは永遠ではない、やがて夏は終わるという刹那なもの。それは、女性アイドルの輝きにもなぞらえる事が出来る。ラストシングルに相応しい歌詞とテーマかもしれません。

 楽しく行こうと言っておきながら、いきなり真面目に女性アイドル論になってしまったので、軌道修正(苦笑)。次は、エルダ系からこの人。

 松浦亜弥/チョコレート魂

 横浜アリーナのハロプロコンサートでこの曲を歌った松浦さん。普段あやや興味ないなあという人達も、そのパフォーマンスと存在感に「あやや良いな」と絶賛の声がたくさん挙がりました。
 やはりこの方は器用です。最近は聴かせる歌を多く歌っているので、イメージが「バラードの人」になっていますが、本来は色んな歌をこなせる人。実は最近のアルバムの内容もバラエティに富んでいるのですが、シングルでの印象ってものが重要ですからね。
 このシングルは曲調も、ボーカルも、ポジティブあややを演出していて、シングルでのあややしか知らない人には、久々にキター!という印象を与えた事かと思います。
 こうして今、久々に聴いていますが、曲としては凄い名曲ではないかもしれないと思います。でも、心のどこかにしっかりと刻まれる曲。いい感じに肩の力が抜けた感じが更にヨイ。
 熱唱あややも良いけど、こういうスタイルも好きなのです。

 あややがハロプロを代表してきたソロ歌手ならば、次世代ソロ歌手として今年デビューしたこの人のシングルでは、この曲を推します。

 真野恵里菜/はじめての経験

 真野ちゃんは今年5枚のシングルを発売しました。デビュー年に5枚もシングルを発売した新人は、ハロプロではBerryz工房だけです。それだけ真野ちゃんは期待されているという事でしょうね。
 期待の新人だけに、真野ちゃんのシングルはどれも良い。ベストな一枚を選ぶのに悩みます。そして、選んだのが「はじめての経験」。
 イントロから歌に入っていく所の高揚感、少し(かなり?)ぎこちないダンス、バックで踊るエッグメンバーの夏夏な雰囲気。ステキなサマーポップス一丁上がり!という感じです。
 バックについては、「スマイレージの顔をを売りたい」という事務所の思惑もチラチラしますが、それはそれとして真野ちゃんとエッグが眩しすぎて、PVの手鏡反射のシーンばりに「キラキラッ!」って感じです。アイドルの可愛さみたいなものを凝縮したシングルです。天然100%ジュースって感じ。でも、そろそろ真野ちゃんが一人歌うスタイルに戻ってほしい今日この頃です(苦笑)。

 ソロも良いけれど、派生ユニットの活躍も忘れずに。そんな訳で、ハロプロの派生ユニットの代表格Buono!です。
 今年のBuono!シングルは、タイトル曲を遂につんくP作曲にしてきました。これは意見が分かれました。このブログでも否定意見を書いたりしましたが、毎回新曲への期待が大きいユニットだけに、どうしても求める出来のハードルを上げてしまう。
 しかし、つんくPになったから駄曲になったのかと言えば、そういう訳でもなく安定傾向。安定傾向だからツマラナイという見方も出来ますが、とりあえず言えるのは「PVは良い。とっても良い」です。そんなPVの中から一番気に入った曲を、今年のBuono!ベストシングルに選びたいと思います。

 Buono!/Take It Easy !

 屋外ロケというだけでも嬉しい作品ですが、いきなり出て来たコンクリートの橋は宮川大橋? で、バスが走る町並みはやっぱり三崎の町並み。遠くに見える城ヶ島大橋。帽子を忘れる桃子プロ(笑)。
 このブログの「町と旅」というカテゴリをご覧いただけるとわかりますが、三浦半島散歩が大好きな私には、このPVが三浦市で撮影された事が大事件でした。よく知っている風景にBuono!が立っている。しかも、その笑顔はとてもイキイキとしていて、癒しの町三浦市ならではの映像になっています。
 そのPVに負けじと曲もとても癒し系。Buono!というとガールズロックでノリノリなイメージですが、こういう歌も良いね。そう思える一作。癒されたいっ!な曲です。

 しゅごキャラ!と言えば、Buono!、昨年末にCDデビューしたしゅごキャラエッグに続いて「ガーディアンズ4」という新ユニットも今年は誕生しました。しゅごキャラエッグの方は早くもメンバー入れ替えが行われていますが、ガーディアンズ4は既にシングルを三枚発売して、ユニットとしてのカラーを見せ始めています。

 ガーディアンズ4/PARTY TIME (Dance Shot ver)

 この四人によるガーディアンズ4らしさって何だろう?と、メンバーもスタッフも模索しながら歩んできたと思うのですが、この三作目のシングルはユニットの良さがとても出ているのではないでしょうか?
 ポップな音と、少し抑えたボーカルの優しい響き。案外この四人の声のハーモニーも悪くない。楽しくなってくる曲です。
 何しろ、あのクールビューティー熊井ちゃんが笑顔満開なユニット。雰囲気が良いんでしょうね。個人的には、なっきいxと熊井ちゃんの共演というだけでも嬉しいのですが(苦笑)。
 この曲のポップさは、今年のハロプロシングルの中でもトップクラスではないかと思うのですが、あまりそういう熱弁を振るっている方を見かけません。そういうコアなファンがあまり居ないのかな? それがガーディアンズ4の惜しい部分でもあります。

 他には、メロン記念日のロックコラボ企画もありました。この企画はまさに「こういうのを待っていた」というものでしたが、個人的にはこれがベストソング!と言える一作がなかった印象です。今後もこういう企画で楽しませてほしいし、更に楽しい企画を見たいと思うので、今回は敢えて選ばずにおきます。

 さて、二回に分けて今年のシングルを振り返ってきました。その中から選ぶ、私的2009ハロプロベストシングルは、
 はじめての経験/真野恵里菜
です。シリアスとかカッコイイ曲が増えた現在のハロプロに於いて、アイドルらしい曲というのもやはり必要である事を改めて感じさせてくれた一曲。その事に敬意を表し、また真野ちゃんとエッグメンバーの可愛いパフォーマンスに、明日のハロプロを期待してみたいと思い選びました。
 2010年が良い年である事を願って。

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2009年のハロプロシングルを語ってみる ~レギュラーユニット編~

2009-12-29 17:49:51 | ハロプロ2009

 今日の更新は二本立てです。二本目は、「2009年のハロプロシングルを語る」です。
 各ユニット、ソロ別に、自分の意見を書いてみたいと思います。

 モーニング娘。
 今年の娘。シングルの特徴は「曲調が暗め」という事ですが、メンバーの年齢も上がり、十代のメンバーが遂に二人だけになりました。その事を考えると、今後もこのシリアス路線の延長線上で曲が作られていく可能性は高そうに思えます。
 今のモーニング娘。の良さ、ファンを増やしていくためには、その良さを多くの人に知ってもらう必要があります。やはり、ハロプロの顔として娘。が音楽番組で歌やダンスを披露する事は重要であり、娘。に興味がない他グループ(ベリ、℃など)のヲタも、ハロプロ代表として娘。のテレビに於けるパフォーマンスは見守ってほしいと思います。
 そういう意味では、おちゃらけ路線よりも、シリアス路線の方が興味のない人に見てもらいやすいかもしれません。しかし、曲自体が真面目だとインパクトが弱くなるという問題があります。その分、メンバーの歌やダンスでインパクトを与えられれば、それがベストであり、テレビを見てここ数年に娘。に興味を持った方は、歌やダンスを見てインパクトを感じたのだと思います。
 そういう現状を踏まえて、私が選んだモーニング娘。の今年のシングルで一番良かったのはこの曲です。
モーニング娘。/なんちゃって恋愛 [Dance Shot Ver.]

 ダンスをゆったりと、しなやかに見せて、更に動きを揃える。速く動いてキレで勝負するのであれば、今ハロプロには℃-uteという存在がいる。たとえば、℃-uteの「FOREVER LOVE」は一つの形を提示した。 (参考動画は→これ
 ならば、娘。はキレとは違うところで魅せる。これはいい切磋琢磨ではないですか。この曲に於けるしなやかダンスの揃い具合は、現在のアイドル界では肩を並べる存在はいないと思います。
 ただ問題は、それを求めているファン、ファン予備軍がどれだけいるのかという事。来年は、敢えて「凄いと思わせない」路線というのも、やってみてよいのではと思います。シリアスばかりでは息苦しいというのもあるかと思います。

 Berryz工房
 今年のベリはシングル三枚。昨年と同じ枚数ですが、これで定着してしまった感はあります。三枚であるなら、クオリティを求めたいところですが、、正直言って昨年から続く作り手と演者の迷いが見え隠れする一年でした。
 昨年はシリアス路線の曲がなかったため、今年最初のシングルでトライしたものの、カッコイイでもなく、聴かせるでもなく、どこへ向かっているのかちょっと掴みにくい作品となり、次作はどうするのかと心配になっていたところ、原点に帰ったかのような「楽しい系」である「ライバル/青春バスガイド」を出し、両方作られたPVもどちらも良い出来で安心しました。
 ところが、次でディスコ調に合コンソングと、また路線が大きくチェンジ。特に合コンソングの方は、「大人になってきたBerryz工房」を見せるには、ちょっとメンバーの魅力をスポイルし過ぎではないか?と思える出来で、個人的には残念に思いました。
 こうなってくると今後のベリは、毎回変化を楽しむという事になっていきそうで、本来はハロプロ内の保守派ユニットとしての存在意義を堅持してきたものが崩れていきそうで不安もあります。私としては、メンバーの大人化を緩やかに見せていく方が良いと思うのですが。
 そんな訳で、今後もこういう曲やってねという願いを込めて、この曲を選びます。
Berryz工房/ライバル

 ℃-ute
 ℃-uteは今年二人もメンバーが辞めていきました。この事は大きい出来事であり、現時点で語るとすれば「痛手」だと思っています。
 そういう激動の一年の中で出して来たシングル三枚、流れ的には昨年末に発売した「FOREVER LOVE」も含めて、基本線としては、今年の℃-uteはまずダンスありきという路線だったように思います。ダンスを魅せる上で、方向性としては格好良くという方向。これは感想が二つに分かれる結果になりました。
 大雑把な分類ではありますが、ライトファンにはこの路線は良いとされて、コアヲタには今一つ面白みに欠けると思われているように感じています。℃-uteの場合、ファン層がこのように二つに分かれるため、どちらに向けて曲を作っていくかというのは、なかなか難しい。アルバムには「★憧れMy STAR★」みたいに、どちらの層にも支持されている曲があるだけに、出来ない事はないのですが、ではどういう曲なら両方に好まれるかというのは難しいと思うのです。
 この辺の読みを見誤ると、どちらからも支持されない曲になります。いや、別に新曲の事を言いたい訳ではありません(苦笑)。
 これは娘。にも書きましたが、「敢えて格好良く見せないという格好良さ」を追求していくというのもアリではないかと思うのです。他のアイドルとの差別化を図っていく上で、某グループがダンスだラップだと来たから、こっちは次なる方向に向かおう。今までの路線を一旦閉じる、そんな潔さを2010年は見てみたい気がします。
 今年出して来たシングルは、C/Wも含めて(タイトルではなく)歌詞が栞菜へのメッセージソングにも思えた「Bye! Bye! Bye!」に始まり、カバーで久しぶりにシングルで可愛い℃-uteを出し、そして梅さんへの応援ソングに聞こえるこの曲へと歩んできました。この曲は、アレンジや曲調にオリジナリティが無いという批判もありますが、これまでの℃-uteの集大成として選んでみます。
℃-ute/EVERYDAY 絶好調!! 絶好調 Ver.

 スマイレージ
 いよいよ、来年メジャーデビューをするハロプロ久しぶりの新人レギュラーユニット「スマイレージ」。PVが既にインディーズのクオリティではありません。真野ちゃんがインディーズ時代はPVが作られなかった事を思うと、事務所の力の入りようがわかります。
 曲もPVも非常にオーソドックスで、これぞアイドルポップスです。既存のハロプロユニットが意外にこういう流れから離れているので、オーソドックスが新鮮に見えます。
 曲的には、インディーズ二作目のこの曲で既に出来上がった感があり、あまり出来映えにまとまり感を出してしまうと、新人としての新鮮味が薄れてきそうで余計な心配をしてしまいますが、まだ四人の声を巧く束ねていくという課題もあるし、これからが非常に楽しみな新人です。
スマイレージ/あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい

 長くなったので、ソロや派生ユニットは明日書きたいと思います。すいません。

 2010年ハロプロコンサート「モベキマス」のグッズが発表されました。遂にスマイレージのグッズ来ましたね。英語ロゴは旧名で、これは個性を感じるので良かったです。
PC
http://www.helloproject.com/goods/tour/2010hello_mobekimasu/index.html
携帯
http://www.hpm.jp/goods/mobekimasu/?uid=NULLGWDOCOMO&vl_sesid=8390_412135

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世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

2009-12-27 10:31:14 | ハロプロ2009

 この前から今年を振り返った記事を書いてきました。本音を言えば、あまり振り返りたくない一年でした(苦笑)、楽しい事も色々ありましたが、それ以上に胸を痛める事が多かった。谷村有美さんの「今が好き」という曲に、「汚れなく笑えた昨日よりも 傷つく事知ってる今が好き という歌詞がありますが、それになぞらえて言えば、「汚れなく笑えた2008よりも 傷つく事知ってる2009が好き」となりましょうか。
 えっ、「2009が好き」? 好きなのか?(苦笑)。

 例えば、付き合っていた人との別れは、写真とか思い出の品を処分すれば、あとは脳内の記憶の迷路にフタをすれば良いだけですが、推しアイドルとの別れはそうもいかない。
 さて、℃-uteちゃんの「忘れたくない夏ツアーDVD」でも見るかと見始めれば、再生後すぐに「かんなぁぁ~」と叫びたくなり、アンコールのテンションあげ子さんを見て、「えりかぁぁ。なんでモデル目指すなんて言い出したんだよ~」とテンションは下がり(苦笑)、楽しい筈のDVDが、違う意味で「忘れたくない夏」になってしまうという(涙)。
 (※ こんな事を書いてますが、梅田えりかさんのモデルでの成功を心から祈っております)

 仕方がない。モーニング娘。を見て元気を出すか。しかし、ここでも「こはるぅぅ~」と、また寂しい気持ちになるという(涙)。もっとも、小春は卒業後もテレビ(おはスタ)に出ているからまだ良いのですが。

 誰かが辞めていくという事はとても切ない事ですが、それに付随して嫌な噂も聞こえてくる。自分の中では、栞菜の件も、梅さんの件も、自分なりに情報整理してもっともらしい理由と、そこに至る経過を妄想しています。
 でも、それはあくまで自分を納得させるための妄想ですから、真実は関係者しか知らない。

 アイドルを応援していくという事は、いつかやってくる別れへの道を歩く事でもあるように思います。でも、それではあまりに後ろ向き過ぎるから、今という瞬間、一分一秒を大事にしたい。
 そう思ってみると、現場に足を運ぶという事は、その恵まれた(アイドルとファンが一つの空間にいるという)出会いを大事にしないといけないと思って来ます。

 長く同じメンバーを推していくという事は楽しい事と共に、スキャンダルに直面する可能性もある。今は携帯電話で簡単に写真が撮れる時代。そして、ネットで噂が簡単に広がる時代。私もあなたもみんなも、強く元気に楽しくアイドルを応援していくために、もっと逞しくなっていかなくては。

 ネットの利便性、今はアイドルがブログを通じて日常をチラ見させる時代。それはファンにとっては嬉しい事でもあるけれど、誤解を生む要因にもなったりする。中には、12/24や12/25の更新状況がいつもと違うと、疑いをかけるファンもいる。信じてあげるのもファンだとは思うのですが。

 ブログと言えば、実は今年はブログを止めようかと思った事が何度かありました。それでも続けて来られたのは、「書きたい、伝えたい」気持ち。そして、大勢の読者の皆さんがいたからです。
 単なる一人のヲタに過ぎない自分に、いくつもの応援コメントをくださった事を感謝しております。アイドルが「ファンの皆さんの応援が力になります」と言うのは本心だと思います。やっぱり、応援というものは嬉しいです。アイドルの皆さんも、日々そんな風に力をもらって頑張っているんだと、身を持って感じました。2009年、感謝という気持ちを思い出させてくれた一年です。

 なんだか暗い「一年を振り返ってみた記事」になってしまいましたが、たまにはこういうのもアリですよね? えっ、アリじゃない?
 次回は明るく、今年発売されたシングルを振り返ってみたいと思います。

 <今回の一曲>
サンボマスター 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

 曲も大好きですが、PVが素晴らしい。ストーリー、映し方、演技、どれも素晴らしい。邦楽ロックPVの最高傑作だと思っています。
 この曲を、あの人のヲタや、この人のヲタや、とにかく今、心が揺れているヲタの方々に贈ります。

 このPVのサンボマスターのメンバーのようなブログを目指したいです。
 (別館にサンボマスターの事を書いた記事があります)
http://seasonz.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-75ba.html

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ステージから築く輝き

2009-12-26 22:09:07 | ハロプロ2009

 今年印象に残ったハロプロのコンサート・イベント・舞台を三つ挙げるとしたら、2/1の横浜アリーナハロプロコンサート、きらりん☆レボリューションファイナルコンサート、℃-ute 910の日イベントです。

雨の降らない星では愛せないだろう(HP 2009冬)


 ハロプロコンサートは、ハロプロの歴史を凝縮した内容てんこ盛りコンサート。きら☆レボファイナルは、陳腐化したサイリウム祭もなく、演者も感動の安売りはせず最後まで笑顔で楽しいステージを目指した潔さ。910の日は、歌やダンスは勿論、トークやコントでさえ気持ちを入れて120%で見せるのだというパワフルステージ。
 それぞれに共通しているのは「他に類を見ない」という存在である事。

 歴史が生み出すハロプロコンサートの中身、ジャンルのバラエティさは、「現時点では」他の女性アイドルでは出せないもので、男性アイドルまで含めれば、それを持っているのはジャニーズくらいだと思います。

 ここ数年の間に行われたアイドルコンサートで、きら☆レボファイナルより客層が広いものは無い筈。

[Live 2009.5] サンサンGOGO (San San GOGO) - MilkyWay

 そして、910の日ほどの内容の厚さを見せるアイドルイベントも他ではないと思います。

℃-ute - 忘れたくない夏 (℃-ute Cutie Circuit 2009)


 この「他に類を見ない」というのが、2010年のハロプロの生きる道だと思います。他所と同じ事をしていてはダメ。そのグループならではのオリジナリティを出していかなくては、どんどん客足は落ちていくばかりだと思います。
 他所と言うのは、ハロプロ外のアイドルもそうですが、ハロプロ内でもそうあってほしい。今はまだまだ各グループ毎の違いが完全に差別化出来ていません。コンサートを観た時に、「これは○○しか出来ないな」と思わせるようなものを見せて欲しい。

 そして、磨いたパフォーマンスをテレビの歌番組で魅せ、その姿を雑誌媒体にも積極的に売り込む。グラビアだけでなく、歌やダンスの写真を十代~二十代がターゲットの雑誌に掲載する。
 ハロプロの売りを明確にしていく年であってほしいです。

 新曲のイベントも握手に頼らず、ステージだけしか観なくても満足出来るようなものにしてほしい。握手で客を釣るのは、もう止めてほしいなと思います。

 実は、今年の夏以降ハロプロのステージは良い変化を見せ始めています。℃-uteがコンサートで今までと違う方向性を少しずつ出し始め、娘。や℃-uteはアルバムイベントで有料ステージ並みの内容を見せ、真野ちゃん、さぁや、舞美、なっきいは演技面で新しい可能性を見せ始めている。
 テレビでは、さゆが大健闘している。さゆに続くメンバーも出てくるかもしれない(特に、ジュンジュン、リンリン、桃子に期待をしてます)。

 各メンバーが得意分野で輝いていく2010年を期待して良いですよね?
 今年のステージを振り返り、暗い未来より明るい未来を描いてみました。花咲く2010年である事を願っております。

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2009年のハロプロアルバム曲を振り返って

2009-12-23 19:09:29 | ハロプロ2009

 今日は亀井絵里ちゃんの誕生日です。天皇陛下と同じ誕生日だけに、毎年祝日とは素晴らしい。えりりん、おめでとうございます。
 そんな亀井絵里さんは今日、ガキさんとやっているInter FMの番組の公開放送を行なったそうです。行きたかったけど、整理券もらうために朝から並ぶ元気がなかったよ。えりりんゴメン。ガキさんもゴメン。

 さて、今年もあと少しで終わりです。そんな事もあって、あっちこっちのハロプロサイトやヲタブログで、この一年でもっとも良かったハロプロ曲を決める企画を見かけます。自分も考えてみたいと思います。今回はアルバム曲を振り返ってみます。

 今年の特徴としては、前半にアルバムが集中した事が挙げられます。一月に発売された℃-uteに始まり、Buono!松浦亜弥モーニング娘。と発売されました。後半はチャンプルとHANGRY & ANGRY真野ちゃんくらいしかないだけに、春までに飛ばしたなオイって感じです。つんくPと関係者の皆様、お疲れ様です。

 各アルバムから一曲ずつ挙げるかなと思考を開始してみました。ところが、なかなか難しい。まず、℃-uteの「④憧れMy STAR」から一曲に絞るのが難しい。「全曲好きなんやあ」と叫びたいです(笑)。
 今でこそ全曲好きですが、それでも購入直後は「SHINES」はイマイチかなと思っていました。ところが、コンサートでのタオル回し&サビ合唱が楽しすぎて、今や大好きな曲。
 「青春ソング」も初めは、舞美のパワフルさをもっと前に出すアレンジが良かったかなと思っていましたが、コンサートでの舞美の元気910%なパフォーマンスにやられ、サビ合唱が楽しくて今や大好きな曲。

 サビ合唱マニアか(笑)。

 唯一、アルバム的に心残りなのは、あのデュエット曲が一度もオリジナルの二人で披露されなかった事でしょうか(涙)。「ちょっと結構」を生で聴きたかった。「めっちゃ、めちゃめちゃ」を生で聴きたかった。

 そんな訳で一曲選ぶならコレ、「One's LIFE」。デッキブラシコントを思い出してしまう三人ですが、コントとは違ってクールで良いですね。梅さんがイキイキと歌っていた姿が忘れられません。

One's LIFE /℃-ute(梅田えりか、岡井千聖、萩原舞)


 Buono!は迷わずこれです「消失点-Vanishing Point-
」。2ndアルバムという事で、新機軸を盛り込んでみました。という感じで、明るく可愛く楽しくだけではないという、アーティストとしての幅を広げた作品。雅ちゃんが素敵な輝きを放っています。こういう曲でも小指を立てる事を忘れない桃子プロ(笑)、シリアス曲でも可愛らしさを忘れない愛理も良いですね。

消失点-Vanishing Point / Buono!


、松浦亜弥さんは、タイトル曲の「想いあふれて」か「中央改札」か。他の曲も好きだしと悩みながら、タイトル曲に決定。
 パシイベで舞美もカバーしたというこの曲。秋のコンサートでの熱唱が未だに余韻として残っています。引きずり過ぎ? いえ、溢れた想いは限りないのです。

想いあふれて / 松浦亜弥


 モーニング娘。の「プラチナ 9 DISCO」は、なんと言っても「グルグルJUMP」に人気が集まっているようです。こういう楽しい系の曲に人気が集まるという事は、ヲタも「楽しいモーニング娘。」な曲を求めているという事がわかります。
 「カッコイイモーニング娘。」も、まだまだ見ていたい。だけど、ペンで楽しい曲もないとね。という気分でしょうか。
 「グルグルJUMP」が良いのは、八期メンバーのジュンジュン、リンリンが方向性を見つけたという事があります。シングルでは居場所が難しい「モーニング娘。の上手と下手」のジュンリンが、この曲では輝いている。PPPHで「リンリン」コールが出来るという点だけでも新しさ満点。

グルグルJUMP / モーニング娘。(久住小春、ジュンジュン、リンリン)


 ライブ向きな曲だというのも人気な理由でしょうか。それにしても、改めて思うのは小春の凄さ。本音を言えば、まだ卒業しないでほしかった。

 「グルグルJUMP」は楽しい。℃-uteコンの開演前にも流れて、会場が盛り上がった。しかし、敢えて私が選ぶ一曲はコレ。

片思いの終わりに / モーニング娘。(亀井絵里)


 今日が誕生日だからって、お祝いのつもりで選んだのではないですよ。曲調と歌声のハマり具合が絶妙なのです。こういう切ない系もハマる。これもまた、亀井絵里二十歳の新機軸。そして、彼女はなんと言ってもコンサートだと輝きが増します。バラエティ番組では存在感がなくても、ステージの上では歌やダンスをきちんとこなして輝いている。その姿はもっと評価されてもいいと思います。

 亀井ボイスと言えば、チャンプルのこの曲も良かったです。チャンプル収録曲で一番好きな曲。タンポポ♯の四人の歌声がとても相性がいい事、曲に亀井ボイスがピッタリな事。今日が誕生日だからお祝いのつもりではなく(苦笑)、チャンプルユニットの中でタンポポ♯がベストユニットであったと思います。

赤いスイートピー / タンポポ♯


 そして、真野ちゃんの1stアルバムですが、これは別な記事でたっぷりと語りたいと思います。

 そんな感じで挙げていきましたが、一番を決めるのが難しい。後日、シングル曲と合わせて、2009ハロプロ楽曲ベストソングを決めて記事にしたいと思います。

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2005年のショックと2009年のSHOCK!

2009-12-22 22:50:59 | ハロプロ2009

 このブログがスタートしたのは2005年9月ですが、その年の4月にショッキングな出来事がありました。モーニング娘。のリーダーに就任したばかりのメンバーが、ツアー中に脱退するという出来事が発生したのです。
 メンバーは急遽新しいフォーメーションの練習を余儀なくされ、深夜にまで及ぶリハーサルで週末のコンサートを迎えたのでした。
 そして迎えた土曜日の東京都八王子公演。新リーダー吉澤ひとみさんが事の顛末を話し、お詫びとしてメンバー一同が頭を下げました。私はこの話を聞いて、メンバーも被害者みたいなものなのに、何故残ったメンバーだけが頭を下げなくてはならないのだ。謝るなら本人がすべきと憤りました。
 そして、翌日群馬県前橋公演を観に行った私は、八王子と同じように謝罪をする残されたメンバー達を不憫に思いながら見守るのでした。会場外では、復帰署名運動を行なっていたグループがいました。しかし、やはりと言うべきか、ほとんどの人が足を止めませんでした。署名を訴える声が虚しく響きます。彼らもまた被害者な訳ですが。

 そんな事があってから、四年半以上の月日が流れました。私も大人ですから、今は普通にそのメンバーを見る事が出来るし、今年の春には、「青春 僕」の発売記念イベントも行きました。
 実は中澤姐さんが怒って、本人を連れて(武道館公演だったと記憶)コンサート前の楽屋に連れていき、メンバーに謝らせたという話も聞き、おそらく当事者達はもう過去の事だと割りきっているのだろう。そう思っていました。ねっ、そうですよね?矢口真里さん。

 昨日、テレビでモーニング娘。OGと現メンバーが集まって、思い出話をする番組がありました。今年はこういう番組が何回かありましたね。今回参加のOGは、中澤裕子、飯田圭織、保田圭、矢口真里、石川梨華、吉澤ひとみです。

 まあ仕方がないとは言え、現メンバーはあまりトークに絡んできません。もっと積極的に絡めばいいのにと思いましたが、先輩に対する遠慮なのか、テレビスタッフ的にはOGを前に持っていきたいからという演出上の都合なのか。

 そんな中、OGは絶好調。いや絶口調。矢口さんが「ミニモニ。ジャンケンぴょん」は実は歌いたくなかった。C/Wの曲が最初デビュー曲の予定で、可愛い曲だったのでそっちが良かった。と、「今だから言える話」を展開。

 その幻のデビュー曲
ミニモニ。「春夏秋冬だいすっき!」


 更に、タクシーの中で、辻ちゃんがぼんさん宛に矢口さんの悪口を書いたメールを、何故か矢口さんに誤信したエピソードも披露。って、今日辻ちゃんいないのに、こういうやり方はどうよ矢口さん?
 面白いからアリ。
 まあ、そんな気分になったり(苦笑)。

 そして、モーニング娘。は本当に彼氏を作っちゃいけないのか?という話題になりました。吉澤さんが男役(ミスムンなど)で気分まで男性的になり、周りのメンバーを可愛いねと思っていたとか、石川さんと飲みに行き、酒に酔った勢いで急に「全然関係ないけど、梨華ちゃんって可愛いね」と口説いた(?)話とか、まあ要するに「いしよしフォーエバー」な話で盛り上がったのでした(盛り上がってるのは、おまえだけだというツッコミは無しで)。
 そんな浮かれモードな流れから、突如「矢口真里脱退の真相」というシリアスモードな話題にチェンジ。「彼と別れたくないから、芸能界辞めます」と事務所に言ったとヤグチ(ここからは呼び捨てに変えます)。
 ヤグチが娘。より彼氏を選んだ。これは当時、ヲタじゃない人、特に女性はヤグチ支持派が多かった考え方でした。

 恋愛のために地位を捨てるなんてカッコイイ。そこまで愛を貫くのは立派。そもそも恋愛禁止とか言ってるモー娘。っておかしいんじゃない?

 これが世論。「何がカッコイイじゃ、ふざけんなあ」というのが当時の自分の感想。
 立場ある人が恋愛第一で、仕事と後輩達を放り投げるなんてどうよ?と思う人が、ヲタ以外にはそれほど多くないのか?私はガッカリした事を覚えています。

 その事を改めて話すヤグチ。ヤグチ側の立場で話せば、ヤグチが苦しんで悩み抜いた末の結論。「後輩達には顔向け出来ない」とシリアスな面持ちでヤグチは話しました。
 カッコイイじゃんヤグチ。そう思った視聴者が四年半前同様、多かったかもしれません。

 でも、ちょっと待った!ヤグチの言い分はわかった。でも、それはヤグチの言い分じゃん。そう思っているうちに、「青春 僕」イベントで「ヤグチはファンへも愛想いいし、確かに可愛いね」などと思った事も忘れ、
「やっぱりヤグチ許さねえ」
と、怒りの炎がメラメラと燃え上がってきた訳です。

 そんな空気を察してくれたかのように、あの人が立ち上がった。
 今のメンバーは、やっぱり彼氏いないんだよね?という司会の質問に、道重さゆみさんがキッパリとこう答えたのだ。
 「私はモーニング娘。が大好きだし、モーニング娘。を辞めたくない。」「悪い例とかあるし、だから彼氏は、いりません」
さゆ、よく言った (笑)。

 さすがです。さゆが色んなバラエティ番組に呼ばれる訳がわかった気がしました。
 さゆの言葉を聞いた瞬間、ヤグチへの感情とかどうでもよくなりました。
 それより、さゆのすぐ前に座っている矢口さん(呼び捨て中止)は、どんな想いでさゆの言葉を聞いたのか。言い返さなかったところに、大人な矢口さんを見る思いでしたが。

 笑い、怒り、そしてまた笑い。楽しくテレビを見終わり、PCの電源を入れて、前日公開された℃-uteの新曲「SHOCK!」のPVを見ました。それは、まさに「おそるおそる観た」という感じで、なんとなくハズレな予感がしつつ、どこかの駐車場で撮影されたPVを見始めました。

[PV] ℃-ute/SHOCK!


 (数分後)「うーん。何と言って良いやら」

 気を取り直して「℃-uteからのお知らせ」を見て、気を落ち着かせました。なんか癒されるなあ。
http://www.dohhhup.com/movie/qNKyskw0ZxtkKGDPLR0v5umtrJix5iVG/view.php

 ああ、心に寒風が吹き抜けていきます。

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サンクユーという気持ち

2009-12-18 22:25:54 | ハロプロ2009

 まずは本題に行く前にいきなりですが、お詫びをいたします。昨日の記事に誤りがあります。モーニング娘。の今年の1位獲得曲を「なんちゃって恋愛」と書きましたが、「しょうがない夢追い人」の間違いでした。申し訳ありません。「なんちゃって恋愛」のセールスが最近のシングルで一番多かったので、間違えて記憶していました。
 記事の内容が少しおかしくなりますが、「1位を獲得して、その後メンバーの露出が少し増えてきている」事を書きたかったので、本筋にズレはないという事で一つお願いいたします。すいません。

 そんな訳で、訂正を書いた後だと説得力落ちますが(苦笑)、今回は「それはないんじゃない」な話です。

 雑誌BLTとハロプロがコラボレートTシャツを作り、販売をする事になりました。来年の干支にちなんで、メンバーが書いた虎のイラスト入り。モーニング娘。、Berryz工房、℃-ute、真野恵里菜、スマイレージの各メンバーが趣向を凝らしたソロTシャツをデザイン。どんなデザインかは、こちらをご覧ください。Tシャツの所をクリックすると大きい画像が見られます。元の画面に戻る時は、×の部分をクリックしてください。(携帯からだと表示がおかしくなる場合があります)
http://net.blt.tv/goods/helloproject_tshirts/item.html

 虎のイラストを各メンバーが個性を発揮させて描いていますね。と思いきや、イラストではなく「文字」を描いているメンバーがいます。清水佐紀ちゃんと須藤茉麻ちゃんです。

 これってどうなんでしょうか?
 普段着にも出来るように可愛い絵を描く事はしなかった。そういう事でしょうか。でも、だから筆で恰好良く漢字を書いたというなら普段着にも出来ますが、このデザインでは説得力に欠けます。
 自分は、ちょっとこれはないだろうと思いました。プレゼント品ならまだしも、これはお金を払って買って貰う商品。デザインする側は、ファンのためにももう少し真心を込めて描いてほしいと思うのです。

 今年ハロプロは色々と転換期でした。エルダーメンバーのハロプロ卒業。何人かの卒業、引退。
 そして、CDやDVDの売上減少。コンサート規模の縮小。

 今、ハロプロに必要な事は、アイドルはファンあってのものであるという意識の徹底だと思っています。これは、メンバーは勿論の事、スタッフも徹底してほしい意識です。
 握手会で、特に粘っている訳でも迷惑行為をしている訳でもないのに、係員に突き飛ばされた、肩を掴んで押された、など現場でスタッフに乱暴に扱われたという話を今年はよく聞きます。運営側はスムーズに終わらせたいという意識が先にあるから、大きい会場などでは、どうしても流しが速くなる。しかし、速い流しは客も不快だし、メンバーも落ち着いて出来ないから危険。
 スタッフが握手会に来る観客をどう思っているのか?アイドルの握手会というものは、他に比較対象となる物が存在するだけに、ハロプロがその事でマイナスイメージを持たれてはいけないと思うのです。

 スタッフの意識とメンバーの意識というものは、限りなくイコールに近くなっていくものだと考えています。
 「ファンを大切に」という意識がスタッフに強ければ、メンバーも影響されるし、そういう教育もスタッフから受ける事でしょう。それが良い方でも、悪い方でも、握手会の時の態度に出るし、直筆デザイングッズにも影響が出る。
 握手会でスタッフがファンを軽く思っていれば、そういう意識がメンバーに伝染していく事は考えられます。握手会というのは、アイドルとファンが近い距離でコミュニケーションするものですから、アイドル側の潜在意識というのは多少なりとも態度に現れる可能性はあるし、そういう些細な事もファンは見逃しません。実際そういう事で嫌な部分が見えて、ファンを辞めていく人もいます。

 そして、潜在意識という点に於いては、グッズデザインも同様なのです。たかがグッズデザインと思ってはいけません。ファンはそういうところは敏感です。この手の直筆デザイングッズやメッセージ付き生写真などを見ていると、いわゆる人気メンバーは手間をかけて描いているんだろうなと思わせる仕上がりである場合が多いです。そういう姿勢が人気に繋がっているというか、そういう姿勢を見せているからこそ、ファンも思い入れを持って安心して応援出来るのではないかなと思っています。

 今回は佐紀ちゃんと茉麻が目立ってしまいましたが、これは二人だけの問題ではありません。他のメンバーも含めて、日頃からファンの応援を有り難いと思う気持ちを大切に、「応援はあって当たり前ではない」という事を意識してほしいと思います。
 もし、人気がなくなってしまった時、その時に気づいても遅いのですから。

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エルダーの底力 きらりのアイドル力

2009-12-14 23:07:38 | ハロプロ2009

 昨日はキューティーランド4、今日は中島早貴ちゃん写真集発売記念握手会に行ってきました。レポートは後日書こうと思います。

 そんな訳で、今年を振り返って色々書いていこうという記事をぼちぼち始めたいと思います。今回は上半期にあったコンサートで印象的だった事を。

 今年も中野サンプラザでのハロプロコンサートで、ハロプロは幕を開けました。ただ、今年は例年とちょっと意味が違っていたのは、エルダークラブのメンバーがハロプロが旅立って行くという事が決まっていた事。つまり、最後のエルダークラブ公演だったのです。
 まず先にワンダフルハーツ公演を観て、「FOREVER LOVE」に於ける℃-uteのパフォーマンスが「良い意味で浮いていた」事に、℃-uteの成長と頼もしさを感じたのですが、エルダークラブ公演は更なる高みに位置していました。
 エルダーメンバーのパフォーマンスは、「まだまだワンダの子達には追い付かれていないし、追い付けさせない」という気迫とプライドを感じました。歌の上手いメンバーは圧巻な歌唱を見せ、ダンスの得意なメンバーは躍動感溢れるステップを魅せる。
 エルダークラブ公演は、観てる側が気を抜く曲が一つもなかったです。最初から最後までステージに惹き付けられっぱなし。まさに、エルダークラブの集大成でした。
 だからと言って、ワンダメンバーがダメという事ではなく、ワンダがエルダーに近づく存在になってきたからこそ、エルダーが意地を見せ、底力を発揮したのだ。そう思います。

 それを証明するように、2月1日に横浜アリーナで行われたハロプロコンサートは、ワンダからエルダーまで色んな持ち味が融合して、近年のハロプロコンサートで一番面白いコンサートになりました。
 成長した若手に見送られ、ベテラン達は己の持つ力をフルに発揮して旅立って行く。子は親の背中を見て育つと言いますが、そういう心と心の伝承を見たステージでした。

 そして、エルダーメンバーから色んなものを受け取った新生ハロプロメンバーは、春以降どんなステージを見せてきたか。
 正直言って、まだ発展途上です。しかし、一人自分の形を完成させた子がいました。「月島きらり」さんです。

 五月に行われたきらりん☆レボリューションファイナルコンサート。番組の終了を受けて活動を終える、月島きらり、Milky Way、SHIPS。「まだ、終わりたくない」メンバー達の想いがステージからほとばしる良いコンサートでしたが、なんと言っても月島きらりさんのアイドルオーラが完成の域に達しつつある事を感じました。登場するだけで雰囲気が変わる。そのくらい大きな存在感を持っているのにファイナルだなんて、非常に惜しい。
 普通なら、ファイナルだとか卒業などと名の付くコンサートではステージが涙に溢れる訳ですが、最後まで笑顔を貫き明るくステージを去っていった月島きらりさんの徹底っぷりが印象的でした。

 今年のハロプロは、月島きらりさんに限らず別れが何度もあったのですが、ハロプロの2009年はそういう旅立ちと別れの多い一年でした。卒業、引退、色々あったけれど、みんなに幸あれ。 (あと、さぁや、きっかを陽のあたる所に出させてあげてほしい)

Milky Way きらりん☆レボリューション ファイナルステージ


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