フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

色々あったけどグッバイ2009

2009-12-31 20:28:43 | ハロプロ2009
 今年ももう少しで終わりです。今までだったらハロプロの年末は各音楽番組に出演して、そのステージパフォーマンスを楽しみ、大晦日に紅白歌合戦でよいお年を~となっていた訳ですが、昨年から流れが変わってしまいました。
 昨年出場を逃した紅白歌合戦に続き、今年は各音楽番組にも呼ばれませんでした。代わりに、と言っては変かもしれませんが、女性アイドル代表としてAKB48が各音楽番組に出演しています。

 それでは、その間ハロプロは何をやっているのかと言えば、今月はコンサート、イベント、正月公演リハーサル、そしてバラエティ番組出演。
 コンサートやイベントは、観に行ける環境の人のみが目にする事が出来る類いのものですから、今月その場に立ち会えた者の総数およそ数千人。つまり、今月ハロプロの歌をリアルタイムで観た人は一万人いないのでした。

 「ハロプロは歌やダンスに力を入れている女性アイドル集団」という看板を思えば、もっとたくさんの人に歌を届けなければいけない。
 でも、名前と顔を売るためにもテレビに出なくてはいけない。よしっ、バラエティだ!と、最近はバラエティにモーニング娘。メンバーを少しずつ出しています。
 でも、音楽番組にも出て欲しい。テレビで歌えば、コンサートの何倍もの人が、そのパフォーマンスに触れる機会になるのに。

 思い返せば、2009年は今月の状況そのものな一年でした。

 ハロプロにとっての2009年は、去っていく者の思い出を語る一年になったような気がします。エルダメンバー、有原栞菜、梅田えりか、久住小春、エッグから去っていった人達。
 でも、別れを悲しんでばかりいても後ろ向き過ぎるし、何より残って頑張っているメンバー達に失礼。そして、去っていったメンバー達だって、これから明るい未来が待っているかもしれない。いや、待っていてほしい。

 なので、明るく2010年を見つめていきます。まだまだ大丈夫とノンビリ構えられても困りますが、焦る事はありません。2009年の活動で足りなかったものを考え反省して、上手くいったものを生かし、新たな魅力を魅せていく年にしてほしいなと願っております。
 月並みな表現ですが、我々はそれを応援していくしかありません。見守っていくしかありません。でも、応援をしてくれる人々がいる事をメンバーが心強く思い、2010年を走っていく原動力にしてもらえたら嬉しいです。その結果良い流れに向かえば、応援した甲斐があったと我々も喜べるのですから。

 来年はどんな新しい事が起こるのか期待です。ハロプロの皆さん、良いお年を。
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2009年のハロプロシングルを語ってみる ~いろいろ編~

2009-12-30 11:28:24 | ハロプロ2009

 今回は、ハロプロのソロ歌手、エルダ系、アニメ関連の派生ユニットから今年、私が気に入った曲を選んでみました。前回は真面目に今後の展望も加えて書きましたが、今回は楽しくいってみたいと思います。では、そのノリに相応しく一曲目はこれで。

 月島きらり starring 久住小春/はぴ☆はぴ サンデー!

 月島さんのラストシングル。セールス的には振るいませんでしたが、曲は個人的に高評価です。こういう変わった構成の曲好きですね。転調によってドキドキな気持ちを表現しているようにも思え、なかなか芸が細かいと感じている曲です。
 歌詞はありふれた恋する少女の歌ではありますが、きら☆レボの曲ですからこれはアリ。「~カナ」というフレーズが入っていたり遊び心も感じます。
 このストレートな恋愛少女ソングこそ、女性アイドルというジャンルの瑞々しさと儚さが実は表現されていると言ったら、深読みし過ぎでしょうか。少女の恋というのは夏の太陽みたいに熱く、そしてそれは永遠ではない、やがて夏は終わるという刹那なもの。それは、女性アイドルの輝きにもなぞらえる事が出来る。ラストシングルに相応しい歌詞とテーマかもしれません。

 楽しく行こうと言っておきながら、いきなり真面目に女性アイドル論になってしまったので、軌道修正(苦笑)。次は、エルダ系からこの人。

 松浦亜弥/チョコレート魂

 横浜アリーナのハロプロコンサートでこの曲を歌った松浦さん。普段あやや興味ないなあという人達も、そのパフォーマンスと存在感に「あやや良いな」と絶賛の声がたくさん挙がりました。
 やはりこの方は器用です。最近は聴かせる歌を多く歌っているので、イメージが「バラードの人」になっていますが、本来は色んな歌をこなせる人。実は最近のアルバムの内容もバラエティに富んでいるのですが、シングルでの印象ってものが重要ですからね。
 このシングルは曲調も、ボーカルも、ポジティブあややを演出していて、シングルでのあややしか知らない人には、久々にキター!という印象を与えた事かと思います。
 こうして今、久々に聴いていますが、曲としては凄い名曲ではないかもしれないと思います。でも、心のどこかにしっかりと刻まれる曲。いい感じに肩の力が抜けた感じが更にヨイ。
 熱唱あややも良いけど、こういうスタイルも好きなのです。

 あややがハロプロを代表してきたソロ歌手ならば、次世代ソロ歌手として今年デビューしたこの人のシングルでは、この曲を推します。

 真野恵里菜/はじめての経験

 真野ちゃんは今年5枚のシングルを発売しました。デビュー年に5枚もシングルを発売した新人は、ハロプロではBerryz工房だけです。それだけ真野ちゃんは期待されているという事でしょうね。
 期待の新人だけに、真野ちゃんのシングルはどれも良い。ベストな一枚を選ぶのに悩みます。そして、選んだのが「はじめての経験」。
 イントロから歌に入っていく所の高揚感、少し(かなり?)ぎこちないダンス、バックで踊るエッグメンバーの夏夏な雰囲気。ステキなサマーポップス一丁上がり!という感じです。
 バックについては、「スマイレージの顔をを売りたい」という事務所の思惑もチラチラしますが、それはそれとして真野ちゃんとエッグが眩しすぎて、PVの手鏡反射のシーンばりに「キラキラッ!」って感じです。アイドルの可愛さみたいなものを凝縮したシングルです。天然100%ジュースって感じ。でも、そろそろ真野ちゃんが一人歌うスタイルに戻ってほしい今日この頃です(苦笑)。

 ソロも良いけれど、派生ユニットの活躍も忘れずに。そんな訳で、ハロプロの派生ユニットの代表格Buono!です。
 今年のBuono!シングルは、タイトル曲を遂につんくP作曲にしてきました。これは意見が分かれました。このブログでも否定意見を書いたりしましたが、毎回新曲への期待が大きいユニットだけに、どうしても求める出来のハードルを上げてしまう。
 しかし、つんくPになったから駄曲になったのかと言えば、そういう訳でもなく安定傾向。安定傾向だからツマラナイという見方も出来ますが、とりあえず言えるのは「PVは良い。とっても良い」です。そんなPVの中から一番気に入った曲を、今年のBuono!ベストシングルに選びたいと思います。

 Buono!/Take It Easy !

 屋外ロケというだけでも嬉しい作品ですが、いきなり出て来たコンクリートの橋は宮川大橋? で、バスが走る町並みはやっぱり三崎の町並み。遠くに見える城ヶ島大橋。帽子を忘れる桃子プロ(笑)。
 このブログの「町と旅」というカテゴリをご覧いただけるとわかりますが、三浦半島散歩が大好きな私には、このPVが三浦市で撮影された事が大事件でした。よく知っている風景にBuono!が立っている。しかも、その笑顔はとてもイキイキとしていて、癒しの町三浦市ならではの映像になっています。
 そのPVに負けじと曲もとても癒し系。Buono!というとガールズロックでノリノリなイメージですが、こういう歌も良いね。そう思える一作。癒されたいっ!な曲です。

 しゅごキャラ!と言えば、Buono!、昨年末にCDデビューしたしゅごキャラエッグに続いて「ガーディアンズ4」という新ユニットも今年は誕生しました。しゅごキャラエッグの方は早くもメンバー入れ替えが行われていますが、ガーディアンズ4は既にシングルを三枚発売して、ユニットとしてのカラーを見せ始めています。

 ガーディアンズ4/PARTY TIME (Dance Shot ver)

 この四人によるガーディアンズ4らしさって何だろう?と、メンバーもスタッフも模索しながら歩んできたと思うのですが、この三作目のシングルはユニットの良さがとても出ているのではないでしょうか?
 ポップな音と、少し抑えたボーカルの優しい響き。案外この四人の声のハーモニーも悪くない。楽しくなってくる曲です。
 何しろ、あのクールビューティー熊井ちゃんが笑顔満開なユニット。雰囲気が良いんでしょうね。個人的には、なっきいxと熊井ちゃんの共演というだけでも嬉しいのですが(苦笑)。
 この曲のポップさは、今年のハロプロシングルの中でもトップクラスではないかと思うのですが、あまりそういう熱弁を振るっている方を見かけません。そういうコアなファンがあまり居ないのかな? それがガーディアンズ4の惜しい部分でもあります。

 他には、メロン記念日のロックコラボ企画もありました。この企画はまさに「こういうのを待っていた」というものでしたが、個人的にはこれがベストソング!と言える一作がなかった印象です。今後もこういう企画で楽しませてほしいし、更に楽しい企画を見たいと思うので、今回は敢えて選ばずにおきます。

 さて、二回に分けて今年のシングルを振り返ってきました。その中から選ぶ、私的2009ハロプロベストシングルは、
 はじめての経験/真野恵里菜
です。シリアスとかカッコイイ曲が増えた現在のハロプロに於いて、アイドルらしい曲というのもやはり必要である事を改めて感じさせてくれた一曲。その事に敬意を表し、また真野ちゃんとエッグメンバーの可愛いパフォーマンスに、明日のハロプロを期待してみたいと思い選びました。
 2010年が良い年である事を願って。

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2009年のハロプロシングルを語ってみる ~レギュラーユニット編~

2009-12-29 17:49:51 | ハロプロ2009

 今日の更新は二本立てです。二本目は、「2009年のハロプロシングルを語る」です。
 各ユニット、ソロ別に、自分の意見を書いてみたいと思います。

 モーニング娘。
 今年の娘。シングルの特徴は「曲調が暗め」という事ですが、メンバーの年齢も上がり、十代のメンバーが遂に二人だけになりました。その事を考えると、今後もこのシリアス路線の延長線上で曲が作られていく可能性は高そうに思えます。
 今のモーニング娘。の良さ、ファンを増やしていくためには、その良さを多くの人に知ってもらう必要があります。やはり、ハロプロの顔として娘。が音楽番組で歌やダンスを披露する事は重要であり、娘。に興味がない他グループ(ベリ、℃など)のヲタも、ハロプロ代表として娘。のテレビに於けるパフォーマンスは見守ってほしいと思います。
 そういう意味では、おちゃらけ路線よりも、シリアス路線の方が興味のない人に見てもらいやすいかもしれません。しかし、曲自体が真面目だとインパクトが弱くなるという問題があります。その分、メンバーの歌やダンスでインパクトを与えられれば、それがベストであり、テレビを見てここ数年に娘。に興味を持った方は、歌やダンスを見てインパクトを感じたのだと思います。
 そういう現状を踏まえて、私が選んだモーニング娘。の今年のシングルで一番良かったのはこの曲です。
モーニング娘。/なんちゃって恋愛 [Dance Shot Ver.]

 ダンスをゆったりと、しなやかに見せて、更に動きを揃える。速く動いてキレで勝負するのであれば、今ハロプロには℃-uteという存在がいる。たとえば、℃-uteの「FOREVER LOVE」は一つの形を提示した。 (参考動画は→これ
 ならば、娘。はキレとは違うところで魅せる。これはいい切磋琢磨ではないですか。この曲に於けるしなやかダンスの揃い具合は、現在のアイドル界では肩を並べる存在はいないと思います。
 ただ問題は、それを求めているファン、ファン予備軍がどれだけいるのかという事。来年は、敢えて「凄いと思わせない」路線というのも、やってみてよいのではと思います。シリアスばかりでは息苦しいというのもあるかと思います。

 Berryz工房
 今年のベリはシングル三枚。昨年と同じ枚数ですが、これで定着してしまった感はあります。三枚であるなら、クオリティを求めたいところですが、、正直言って昨年から続く作り手と演者の迷いが見え隠れする一年でした。
 昨年はシリアス路線の曲がなかったため、今年最初のシングルでトライしたものの、カッコイイでもなく、聴かせるでもなく、どこへ向かっているのかちょっと掴みにくい作品となり、次作はどうするのかと心配になっていたところ、原点に帰ったかのような「楽しい系」である「ライバル/青春バスガイド」を出し、両方作られたPVもどちらも良い出来で安心しました。
 ところが、次でディスコ調に合コンソングと、また路線が大きくチェンジ。特に合コンソングの方は、「大人になってきたBerryz工房」を見せるには、ちょっとメンバーの魅力をスポイルし過ぎではないか?と思える出来で、個人的には残念に思いました。
 こうなってくると今後のベリは、毎回変化を楽しむという事になっていきそうで、本来はハロプロ内の保守派ユニットとしての存在意義を堅持してきたものが崩れていきそうで不安もあります。私としては、メンバーの大人化を緩やかに見せていく方が良いと思うのですが。
 そんな訳で、今後もこういう曲やってねという願いを込めて、この曲を選びます。
Berryz工房/ライバル

 ℃-ute
 ℃-uteは今年二人もメンバーが辞めていきました。この事は大きい出来事であり、現時点で語るとすれば「痛手」だと思っています。
 そういう激動の一年の中で出して来たシングル三枚、流れ的には昨年末に発売した「FOREVER LOVE」も含めて、基本線としては、今年の℃-uteはまずダンスありきという路線だったように思います。ダンスを魅せる上で、方向性としては格好良くという方向。これは感想が二つに分かれる結果になりました。
 大雑把な分類ではありますが、ライトファンにはこの路線は良いとされて、コアヲタには今一つ面白みに欠けると思われているように感じています。℃-uteの場合、ファン層がこのように二つに分かれるため、どちらに向けて曲を作っていくかというのは、なかなか難しい。アルバムには「★憧れMy STAR★」みたいに、どちらの層にも支持されている曲があるだけに、出来ない事はないのですが、ではどういう曲なら両方に好まれるかというのは難しいと思うのです。
 この辺の読みを見誤ると、どちらからも支持されない曲になります。いや、別に新曲の事を言いたい訳ではありません(苦笑)。
 これは娘。にも書きましたが、「敢えて格好良く見せないという格好良さ」を追求していくというのもアリではないかと思うのです。他のアイドルとの差別化を図っていく上で、某グループがダンスだラップだと来たから、こっちは次なる方向に向かおう。今までの路線を一旦閉じる、そんな潔さを2010年は見てみたい気がします。
 今年出して来たシングルは、C/Wも含めて(タイトルではなく)歌詞が栞菜へのメッセージソングにも思えた「Bye! Bye! Bye!」に始まり、カバーで久しぶりにシングルで可愛い℃-uteを出し、そして梅さんへの応援ソングに聞こえるこの曲へと歩んできました。この曲は、アレンジや曲調にオリジナリティが無いという批判もありますが、これまでの℃-uteの集大成として選んでみます。
℃-ute/EVERYDAY 絶好調!! 絶好調 Ver.

 スマイレージ
 いよいよ、来年メジャーデビューをするハロプロ久しぶりの新人レギュラーユニット「スマイレージ」。PVが既にインディーズのクオリティではありません。真野ちゃんがインディーズ時代はPVが作られなかった事を思うと、事務所の力の入りようがわかります。
 曲もPVも非常にオーソドックスで、これぞアイドルポップスです。既存のハロプロユニットが意外にこういう流れから離れているので、オーソドックスが新鮮に見えます。
 曲的には、インディーズ二作目のこの曲で既に出来上がった感があり、あまり出来映えにまとまり感を出してしまうと、新人としての新鮮味が薄れてきそうで余計な心配をしてしまいますが、まだ四人の声を巧く束ねていくという課題もあるし、これからが非常に楽しみな新人です。
スマイレージ/あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい

 長くなったので、ソロや派生ユニットは明日書きたいと思います。すいません。

 2010年ハロプロコンサート「モベキマス」のグッズが発表されました。遂にスマイレージのグッズ来ましたね。英語ロゴは旧名で、これは個性を感じるので良かったです。
PC
http://www.helloproject.com/goods/tour/2010hello_mobekimasu/index.html
携帯
http://www.hpm.jp/goods/mobekimasu/?uid=NULLGWDOCOMO&vl_sesid=8390_412135

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東京瑞光日記 ~神楽坂~

2009-12-29 10:43:19 | 写真とカメラ

 今日は記事を二本立てにしたいと思います。まずは、不定期連載シリーズ「東京瑞光日記」です。

 秋も深まってきた11月上旬。私は総武線飯田橋駅へとやってきた。飯田橋駅の西口を出たところに緩い坂道がある。そこは神楽坂(かぐらざか)の入口である。神楽坂は、四谷、後楽園
などの周辺の町と比べて静かな町。
 私は早速、一眼レフカメラ「オリンパスE-410」をバッグから出し右手に持って歩き始める。
 坂道は商店街になっていて、たくさんの店が並んでいる。カメラを持って歩いている人は自分だけではなく、そのせいかあまり目立つ事なく、自然な表情を切り取る事が出来そうだ。スナップを撮る上で、写真を撮っている事を周りに意識されないという事は重要で、商店街を撮る今回の撮影では、その辺りを心がけながら撮影をしてみたい。
 では、さっそく美味しそうな店を一枚。

 こういう町の静かな日常を見て、それをさりげなく撮るのは楽しい。写真に炭火の匂いが感じられるような一枚にしたいと撮影。

 神楽坂はお洒落なカフェや雑貨屋が目につく。年齢層はやや高め、というか大人の町である。
 
 一軒ずつ眺めていったら、結構な時間がかかりそうな充実度である。じっくりと買い物を楽しむ方達を見ていると、ゆったりとした時の流れに心が落ち着く。こういう東京もいいものだ。

 商店街から横道に入ると静かな住宅街。そこには、午後の日だまりと日常がある。逆光で写すどこにでもあるような道、人、家並。

 再び商店街を歩く。家族連れの姿もちらほら。地元の人か、観光に来た人か。神楽坂は、ショッピングとグルメ観光の町である。大人の町に子供は何を見つめるのか。

 ゆったりとした時間が流れるという事は、お年寄りにとっても居心地が良いかもしれない。歩く人、佇む人が優しい表情になっているような気がする。一眼レフを持った白人女性も、そんな空気を切り取っていた。
 
 神楽坂は料亭の町でもある。裏道に入ると、そういう店が並んでいる。ランチをやっている店もあるから、手軽に楽しめる料亭の味を求めてやってくる人達もいる。裏道の空気はまた一味違うものであるが、こういうハイソな空気もまた神楽坂なのだろう。


 私は、これからどちらの方向に行くか迷っていた。ゆったりとした空気か、ハイソな空気か。結局、どちらも選ばず神楽坂を後にして、慣れ親しんだ本の街神保町に向かうのだった。

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世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

2009-12-27 10:31:14 | ハロプロ2009

 この前から今年を振り返った記事を書いてきました。本音を言えば、あまり振り返りたくない一年でした(苦笑)、楽しい事も色々ありましたが、それ以上に胸を痛める事が多かった。谷村有美さんの「今が好き」という曲に、「汚れなく笑えた昨日よりも 傷つく事知ってる今が好き という歌詞がありますが、それになぞらえて言えば、「汚れなく笑えた2008よりも 傷つく事知ってる2009が好き」となりましょうか。
 えっ、「2009が好き」? 好きなのか?(苦笑)。

 例えば、付き合っていた人との別れは、写真とか思い出の品を処分すれば、あとは脳内の記憶の迷路にフタをすれば良いだけですが、推しアイドルとの別れはそうもいかない。
 さて、℃-uteちゃんの「忘れたくない夏ツアーDVD」でも見るかと見始めれば、再生後すぐに「かんなぁぁ~」と叫びたくなり、アンコールのテンションあげ子さんを見て、「えりかぁぁ。なんでモデル目指すなんて言い出したんだよ~」とテンションは下がり(苦笑)、楽しい筈のDVDが、違う意味で「忘れたくない夏」になってしまうという(涙)。
 (※ こんな事を書いてますが、梅田えりかさんのモデルでの成功を心から祈っております)

 仕方がない。モーニング娘。を見て元気を出すか。しかし、ここでも「こはるぅぅ~」と、また寂しい気持ちになるという(涙)。もっとも、小春は卒業後もテレビ(おはスタ)に出ているからまだ良いのですが。

 誰かが辞めていくという事はとても切ない事ですが、それに付随して嫌な噂も聞こえてくる。自分の中では、栞菜の件も、梅さんの件も、自分なりに情報整理してもっともらしい理由と、そこに至る経過を妄想しています。
 でも、それはあくまで自分を納得させるための妄想ですから、真実は関係者しか知らない。

 アイドルを応援していくという事は、いつかやってくる別れへの道を歩く事でもあるように思います。でも、それではあまりに後ろ向き過ぎるから、今という瞬間、一分一秒を大事にしたい。
 そう思ってみると、現場に足を運ぶという事は、その恵まれた(アイドルとファンが一つの空間にいるという)出会いを大事にしないといけないと思って来ます。

 長く同じメンバーを推していくという事は楽しい事と共に、スキャンダルに直面する可能性もある。今は携帯電話で簡単に写真が撮れる時代。そして、ネットで噂が簡単に広がる時代。私もあなたもみんなも、強く元気に楽しくアイドルを応援していくために、もっと逞しくなっていかなくては。

 ネットの利便性、今はアイドルがブログを通じて日常をチラ見させる時代。それはファンにとっては嬉しい事でもあるけれど、誤解を生む要因にもなったりする。中には、12/24や12/25の更新状況がいつもと違うと、疑いをかけるファンもいる。信じてあげるのもファンだとは思うのですが。

 ブログと言えば、実は今年はブログを止めようかと思った事が何度かありました。それでも続けて来られたのは、「書きたい、伝えたい」気持ち。そして、大勢の読者の皆さんがいたからです。
 単なる一人のヲタに過ぎない自分に、いくつもの応援コメントをくださった事を感謝しております。アイドルが「ファンの皆さんの応援が力になります」と言うのは本心だと思います。やっぱり、応援というものは嬉しいです。アイドルの皆さんも、日々そんな風に力をもらって頑張っているんだと、身を持って感じました。2009年、感謝という気持ちを思い出させてくれた一年です。

 なんだか暗い「一年を振り返ってみた記事」になってしまいましたが、たまにはこういうのもアリですよね? えっ、アリじゃない?
 次回は明るく、今年発売されたシングルを振り返ってみたいと思います。

 <今回の一曲>
サンボマスター 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

 曲も大好きですが、PVが素晴らしい。ストーリー、映し方、演技、どれも素晴らしい。邦楽ロックPVの最高傑作だと思っています。
 この曲を、あの人のヲタや、この人のヲタや、とにかく今、心が揺れているヲタの方々に贈ります。

 このPVのサンボマスターのメンバーのようなブログを目指したいです。
 (別館にサンボマスターの事を書いた記事があります)
http://seasonz.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-75ba.html

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ステージから築く輝き

2009-12-26 22:09:07 | ハロプロ2009

 今年印象に残ったハロプロのコンサート・イベント・舞台を三つ挙げるとしたら、2/1の横浜アリーナハロプロコンサート、きらりん☆レボリューションファイナルコンサート、℃-ute 910の日イベントです。

雨の降らない星では愛せないだろう(HP 2009冬)


 ハロプロコンサートは、ハロプロの歴史を凝縮した内容てんこ盛りコンサート。きら☆レボファイナルは、陳腐化したサイリウム祭もなく、演者も感動の安売りはせず最後まで笑顔で楽しいステージを目指した潔さ。910の日は、歌やダンスは勿論、トークやコントでさえ気持ちを入れて120%で見せるのだというパワフルステージ。
 それぞれに共通しているのは「他に類を見ない」という存在である事。

 歴史が生み出すハロプロコンサートの中身、ジャンルのバラエティさは、「現時点では」他の女性アイドルでは出せないもので、男性アイドルまで含めれば、それを持っているのはジャニーズくらいだと思います。

 ここ数年の間に行われたアイドルコンサートで、きら☆レボファイナルより客層が広いものは無い筈。

[Live 2009.5] サンサンGOGO (San San GOGO) - MilkyWay

 そして、910の日ほどの内容の厚さを見せるアイドルイベントも他ではないと思います。

℃-ute - 忘れたくない夏 (℃-ute Cutie Circuit 2009)


 この「他に類を見ない」というのが、2010年のハロプロの生きる道だと思います。他所と同じ事をしていてはダメ。そのグループならではのオリジナリティを出していかなくては、どんどん客足は落ちていくばかりだと思います。
 他所と言うのは、ハロプロ外のアイドルもそうですが、ハロプロ内でもそうあってほしい。今はまだまだ各グループ毎の違いが完全に差別化出来ていません。コンサートを観た時に、「これは○○しか出来ないな」と思わせるようなものを見せて欲しい。

 そして、磨いたパフォーマンスをテレビの歌番組で魅せ、その姿を雑誌媒体にも積極的に売り込む。グラビアだけでなく、歌やダンスの写真を十代~二十代がターゲットの雑誌に掲載する。
 ハロプロの売りを明確にしていく年であってほしいです。

 新曲のイベントも握手に頼らず、ステージだけしか観なくても満足出来るようなものにしてほしい。握手で客を釣るのは、もう止めてほしいなと思います。

 実は、今年の夏以降ハロプロのステージは良い変化を見せ始めています。℃-uteがコンサートで今までと違う方向性を少しずつ出し始め、娘。や℃-uteはアルバムイベントで有料ステージ並みの内容を見せ、真野ちゃん、さぁや、舞美、なっきいは演技面で新しい可能性を見せ始めている。
 テレビでは、さゆが大健闘している。さゆに続くメンバーも出てくるかもしれない(特に、ジュンジュン、リンリン、桃子に期待をしてます)。

 各メンバーが得意分野で輝いていく2010年を期待して良いですよね?
 今年のステージを振り返り、暗い未来より明るい未来を描いてみました。花咲く2010年である事を願っております。

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拝啓、愛しの℃-uteメンバーへ

2009-12-25 22:44:49 | ハロプロ(℃)

 今日はクリスマスですね。読者の皆さんメリークリスマス! ハロプロのみんなもメリークリスマス!
 そんな流れで、ハロプロのクリスマスソングを語ってみようかなと思ったのですが、意外とハロプロのクリスマスソングは少ない。つんくPはクリスマスソングが好きではないという話を、以前何かで読んだ記憶がありますが、それが理由でしょうか。
 仕方がないのでクリスマスソング特集はやめて、どうしようかなと思っていたら、頭の中をあの歌が流れてきた。
 「SHOCK!」

 今回の℃-uteの新曲の評判はどうなのでしょうか。聞こえてくる評判でよく聞くのが「愛理1TOP」への不満。
 なんか、「ポケットモーニング娘。」(ハロプロの公式携帯サイト)で、なっきぃ、千聖、マイマイの三人が「今回はダンスに集中している」というニュアンスの発言をしたそうで。色々ツッコミが入りそうな発言ですが、悔しさを隠さないその熱さ、大いに結構だと思います。
 それが元で愛理と喧嘩したとかでないなら、そういうライバル心を持つ事は大切。悔しさをバネに日頃のレッスンを更に頑張る事によって、それがレベルアップにつながる。「次は自分が1TOPになってやる」という気持ちを持つぐらいの逞しさがあると尚良し。

 でも、三人ともバックでダンスの方に気合いを入れるそうなので一安心。PVを見ても、ダンスのキレを感じます。有言実行イイ!
 ちなみに、他の二人はポケットモーニング娘。で何を語ったかと言うと、舞美は歌詞の聞き所。愛理は「ユニゾンが聞き所」と気を使いまくりな発言をしたみたいです。愛理も周りに気を使わなくてはならず、舞美もリーダーとして気を使った無難なコメントをしなくてはいけない。気苦労が偲ばれます。

 そんな五人にエールを送りたいと思います。

 萩原舞さんへ
 思い過ごしかもしれないけれど、今舞ちゃんは今後の自分について迷っていませんか?
 もしそうだとしたら、自分の良い所を思い出してください。思いつくだけ思い出して、その中から一番これだ!と思う部分を大切に伸ばしてください。まだまだこれからです。

 岡井千聖さんへ
 岡井ちゃんは歌に自信を持っていそうだから、悔しい気持ちでいっぱいだと思います。
 でも、そんな時こそ練習あるのみ。今の自分に満足せず、更にレベルアップを目指してほしい。たとえ後ろでも力一杯魅せてほしい。見ている人はちゃんと見ていますよ。

 中島早貴さんへ
 ダンスが得意ななっきぃも、最近は演技が成長中だし、歌も以前より良くなってきた。
 バックダンスをしていても手抜きなしのなっきぃだから、今回の新曲もその心意気でファイト。そういうキャラであるなっきぃの、そういう一所懸命さに惹かれてファンになった人は結構いると思います。初心忘れべからず。

 矢島舞美ちゃんへ
 今回は後ろへ下がり、悔しさもあるかもしれませんが、こういう時こそリーダーの力が試されます。今の舞美ちゃんの背中を他のメンバーはしっかりと見ている筈です。
 こういう時こそ、今まで以上に全力投球で行きましょう。スポーツで、ベテラン選手が練習のランニングで一番先頭を走るチームは強いように、センターであるかどうか関係なく、後ろでも全力を尽くすリーダーがいるグループなら強くなれる筈です。

 そして、鈴木愛理ちゃんへ。
 今回は1TOPという事で、色々考えてしまう事があるかもしれません。仲間にも気を使ってしまうと思います。
 でも、このプレッシャーに負けずに乗り越えた時に、更に大きな愛理になっているかもしれません。こういうフォーメーションだからこそ、歌にいつも以上の感情を込めて歌ってほしいと思います。

 ピンチの後にチャンスあり。2010年が℃-uteにとって良い年でありますように。さて、今夜は日本テレビの音楽戦士に出演です。どんな℃-uteが見られるのでしょうか。

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真野恵里菜「FRIENDS」

2009-12-24 21:58:05 | ハロプロ(ソロ)

 先週、真野恵里菜ちゃんのファーストアルバムが発売されました。タイトルは「FRIENDS」。このタイトルがシンプルだけれど味わい深いです。色んな意味にとれます。ハロプロの仲間、いつも真野ちゃんのバックで踊ってくれるエッグの子達「FRIENDS」。いつも真野ちゃんを応援してくれるファンのみんな「FRIENDS」。

 そんな真野ちゃんのアルバムを一曲ずつ感想を書いてみたいと思います。実は毎日のように聴いています。そのくらい気に入っています。それでは、レビュースタート。

 乙女の祈り

 真野ちゃんの記念すべきメジャーデビュー曲。春は別れの季節である訳ですが、「君との思い出は大切にするよ」と、クセのある優しい声の「あなた」に言われた主人公の想いを、クセのないクリアーな真野ちゃんボイスが奏でます。
 デビュー曲にしては地味かと思われたこの曲も、こうして今聴くととても良く聞こえるのは、このあとに新しい思い出が積み重ねられてきたからでしょうか。このあと、明るい真野ちゃんを見る事が出来る事をわかっているからです。

 OSOZAKI娘

 テレビ朝日のクリスマスキャンペーンのテーマソングにもなっているこの曲。CMも本人出演。事務所、いい仕事取ってきますね。
http://www.tv-asahi.co.jp/xmas/
 曲もとてもキャッチーなメロディで、シングルになってもおかしくないくらい。サビから始まる曲って、何故か心が浮いてきます。この曲も、そのドライブ感あるサウンドに、真野ちゃんの一番安定している部分の音域が重なり、心地よいマッチング。コンサートでも盛り上がりそう。

 世界は サマー・パーティ

 コンサートで盛り上がっているサードシングル曲。スマイレージの越声も初々しいかぎり。
 この曲はいわゆるモータウンサウンドで、ダイアナ・ロス&シュープリームスの「恋はあせらず」な訳ですが、この曲のエッセンスを取り入れたアイドルポップスは昔から多く定番です。そのアイドルポップスの定番をサードシングルに持ってきたあたり、真野ちゃんはオーソドックスに売っていきたいという事務所の意思を感じます。勿論、それは正しいと私も思っています。王道アイドル真野恵里菜です。

 いつもいつでも

 オカリナの音が印象的な曲。'70年代的な、フォークだったり、歌謡曲だったり、そういう「昭和」な匂いが感じられるこの曲は、普通の日本の風景が浮かんでくるようなサウンド。
 たとえば、夕日の公園と真野恵里菜。たやすくイメージ出来るシチュエーションです。そんな情景を思い浮かべながら聴いてみたい曲。

 ラララ-ソソソ

 インディーズ時代の三部作の三作目。この曲を絶賛している人は、あまり多くない印象で、名曲だと思っている自分は淋しいかぎりなのですが、イントロのピアノの音色、歌詞の優しく切ない世界、そしてそれを澄んだ声で少しぎこちなく歌い上げる真野ちゃん。三つの要素が控えめでありながら、強く融合しています。
 良い曲というのは曲の情景が浮かんでくるもの。そう言ったのは確か秋元康さんだったでしょうか、この曲も冬の学校生活の情景が浮かんできます。陽射しの低い冬の太陽に照らされ、少し憂いを見せる真野ちゃん。そんなPVを見たい。

 はじめての経験

 夏の曲はハロプロだけでもたくさんあります。今年も何曲も生まれました。夏とアイドルポップス。切っても切り離せない関係。だからこそ、夏を歌った名曲を持っていないアイドルは損をしている。そう思えるのです。
 既にインディーズ時代に冬の曲、メジャーデビュー曲で春の曲を歌ってきた真野ちゃん。夏の歌は似合うのか?そう思った人がいたかもしれません。
 この曲がその答えです。歌詞、メロディ、アレンジ、振付、そして歌声。ベストアイドルサマーソングです。

 ラッキーオーラ

 インディーズ時代の曲は、ここ最近のハロプロにしてはかなり安定した出来映えの曲が並び、自分はそれで真野ちゃん熱が加速したようなものだけれど、改めてこうして聴いてもヤッパリ良い。
 この曲はなんと言っても、音がとてもドラマティック。アニメの主題歌みたいな、いい意味で力んでいるキーボードの音が、電子ドラムの少し安っぽい音で中和されているのもバランスが良い。
 ノリのいい曲なので現場では騒ぎたくなるところだけれど、この曲はなんか騒いで観てしまうのは勿体ない曲に思っています。バックの音と合わせて楽しみたい。

 サンタのサキソフォン

 スカビートでクリスマスソング。それだけでもハッピー。歌詞の「ピカピカ」とか「チョキチョキ」という響きがいいリズムを生み出しています。
 楽しく可愛いを前面に押し出したこの曲は、実は一番等身大なのかもしれません。むしろ、クリスマスシーズンを過ぎたあたりから、なんとなくツボに入りそうな曲です。

 この胸のときめきを

 真野恵里菜、秋を歌う。そんな感じの四枚目のシングル。さすがに、こういう曲ではバックダンサーはいらないだろうと当時思っていましたが、CDで聴くと、そこには真野ちゃんの姿しか浮かんできません。しかし、それは歌詞から受ける孤独感が原因に違いない。
 アイドルソングとしては、それだけでは暗くなってしまって寂しいので、やはりビジュアル的にはスマイレージやエッグ選抜隊は必要なのでしょう。その姿を思い出しながら聴く事にします。

 まつげの先に君がいる

 コニー・フランシスあたりの'60年代アメリカンガールポップを思わせる楽しい曲。こういう路線も実はとてもハマる事がわかったという意味で、このアルバムを出した意義があったというものです。
 「パヤパヤ~」というバックコーラスと真野ちゃんの歌声が重なり、心地よく可愛らしい仕上がりです。こういう曲は、シンプルだけれど飽きない筈。歌詞の世界も本人とピッタリな筈。

 おやすみなさい

 デビュー曲のC/W「水色想い」以来のボサノヴァ。まさかアルバムにこういう曲が入っているとは思いませんでした。しかも終盤にセリフ付き。「明日もいい日でありますように おやすみなさい」これを聴きながら就寝している人も少なくない予感。
 真野ちゃんの持っている癒し力をここで使ってくるとは、曲順の妙と言いましょうか。良い余韻が残ります。

 マノピアノ

 そして、ラストはこのインディーズデビュー曲。新録音です。インディーズのバージョンと連続で聴いていると、歌の成長がハッキリとわかります。「と~」「を~」などの語尾が不安定で、それを力みぎみに歌うために、初々しいほどに肩に力が入っていたインディーズ時代。
 その頃から一年半の時を経て、真野ちゃんが「あいたいよ~」を感情の入った抑揚を付けて歌えるようになるとは。嬉し涙がこぼれそう。
 欲を言えば、演奏も本人の弾いた音にして欲しかったです。これは、インディーズの頃から思っています。演奏は特別上手くなくてもいい。そこに真野ちゃんの今があるのです。

 (初回限定おまけDVD)「まのえりHISTORY」は50分を越える内容で、お得感いっぱい。真野恵里菜「FRIENDS」は、アイドルポップスを愛する全ての人達にオススメいたします。

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2009年のハロプロアルバム曲を振り返って

2009-12-23 19:09:29 | ハロプロ2009

 今日は亀井絵里ちゃんの誕生日です。天皇陛下と同じ誕生日だけに、毎年祝日とは素晴らしい。えりりん、おめでとうございます。
 そんな亀井絵里さんは今日、ガキさんとやっているInter FMの番組の公開放送を行なったそうです。行きたかったけど、整理券もらうために朝から並ぶ元気がなかったよ。えりりんゴメン。ガキさんもゴメン。

 さて、今年もあと少しで終わりです。そんな事もあって、あっちこっちのハロプロサイトやヲタブログで、この一年でもっとも良かったハロプロ曲を決める企画を見かけます。自分も考えてみたいと思います。今回はアルバム曲を振り返ってみます。

 今年の特徴としては、前半にアルバムが集中した事が挙げられます。一月に発売された℃-uteに始まり、Buono!松浦亜弥モーニング娘。と発売されました。後半はチャンプルとHANGRY & ANGRY真野ちゃんくらいしかないだけに、春までに飛ばしたなオイって感じです。つんくPと関係者の皆様、お疲れ様です。

 各アルバムから一曲ずつ挙げるかなと思考を開始してみました。ところが、なかなか難しい。まず、℃-uteの「④憧れMy STAR」から一曲に絞るのが難しい。「全曲好きなんやあ」と叫びたいです(笑)。
 今でこそ全曲好きですが、それでも購入直後は「SHINES」はイマイチかなと思っていました。ところが、コンサートでのタオル回し&サビ合唱が楽しすぎて、今や大好きな曲。
 「青春ソング」も初めは、舞美のパワフルさをもっと前に出すアレンジが良かったかなと思っていましたが、コンサートでの舞美の元気910%なパフォーマンスにやられ、サビ合唱が楽しくて今や大好きな曲。

 サビ合唱マニアか(笑)。

 唯一、アルバム的に心残りなのは、あのデュエット曲が一度もオリジナルの二人で披露されなかった事でしょうか(涙)。「ちょっと結構」を生で聴きたかった。「めっちゃ、めちゃめちゃ」を生で聴きたかった。

 そんな訳で一曲選ぶならコレ、「One's LIFE」。デッキブラシコントを思い出してしまう三人ですが、コントとは違ってクールで良いですね。梅さんがイキイキと歌っていた姿が忘れられません。

One's LIFE /℃-ute(梅田えりか、岡井千聖、萩原舞)


 Buono!は迷わずこれです「消失点-Vanishing Point-
」。2ndアルバムという事で、新機軸を盛り込んでみました。という感じで、明るく可愛く楽しくだけではないという、アーティストとしての幅を広げた作品。雅ちゃんが素敵な輝きを放っています。こういう曲でも小指を立てる事を忘れない桃子プロ(笑)、シリアス曲でも可愛らしさを忘れない愛理も良いですね。

消失点-Vanishing Point / Buono!


、松浦亜弥さんは、タイトル曲の「想いあふれて」か「中央改札」か。他の曲も好きだしと悩みながら、タイトル曲に決定。
 パシイベで舞美もカバーしたというこの曲。秋のコンサートでの熱唱が未だに余韻として残っています。引きずり過ぎ? いえ、溢れた想いは限りないのです。

想いあふれて / 松浦亜弥


 モーニング娘。の「プラチナ 9 DISCO」は、なんと言っても「グルグルJUMP」に人気が集まっているようです。こういう楽しい系の曲に人気が集まるという事は、ヲタも「楽しいモーニング娘。」な曲を求めているという事がわかります。
 「カッコイイモーニング娘。」も、まだまだ見ていたい。だけど、ペンで楽しい曲もないとね。という気分でしょうか。
 「グルグルJUMP」が良いのは、八期メンバーのジュンジュン、リンリンが方向性を見つけたという事があります。シングルでは居場所が難しい「モーニング娘。の上手と下手」のジュンリンが、この曲では輝いている。PPPHで「リンリン」コールが出来るという点だけでも新しさ満点。

グルグルJUMP / モーニング娘。(久住小春、ジュンジュン、リンリン)


 ライブ向きな曲だというのも人気な理由でしょうか。それにしても、改めて思うのは小春の凄さ。本音を言えば、まだ卒業しないでほしかった。

 「グルグルJUMP」は楽しい。℃-uteコンの開演前にも流れて、会場が盛り上がった。しかし、敢えて私が選ぶ一曲はコレ。

片思いの終わりに / モーニング娘。(亀井絵里)


 今日が誕生日だからって、お祝いのつもりで選んだのではないですよ。曲調と歌声のハマり具合が絶妙なのです。こういう切ない系もハマる。これもまた、亀井絵里二十歳の新機軸。そして、彼女はなんと言ってもコンサートだと輝きが増します。バラエティ番組では存在感がなくても、ステージの上では歌やダンスをきちんとこなして輝いている。その姿はもっと評価されてもいいと思います。

 亀井ボイスと言えば、チャンプルのこの曲も良かったです。チャンプル収録曲で一番好きな曲。タンポポ♯の四人の歌声がとても相性がいい事、曲に亀井ボイスがピッタリな事。今日が誕生日だからお祝いのつもりではなく(苦笑)、チャンプルユニットの中でタンポポ♯がベストユニットであったと思います。

赤いスイートピー / タンポポ♯


 そして、真野ちゃんの1stアルバムですが、これは別な記事でたっぷりと語りたいと思います。

 そんな感じで挙げていきましたが、一番を決めるのが難しい。後日、シングル曲と合わせて、2009ハロプロ楽曲ベストソングを決めて記事にしたいと思います。

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2005年のショックと2009年のSHOCK!

2009-12-22 22:50:59 | ハロプロ2009

 このブログがスタートしたのは2005年9月ですが、その年の4月にショッキングな出来事がありました。モーニング娘。のリーダーに就任したばかりのメンバーが、ツアー中に脱退するという出来事が発生したのです。
 メンバーは急遽新しいフォーメーションの練習を余儀なくされ、深夜にまで及ぶリハーサルで週末のコンサートを迎えたのでした。
 そして迎えた土曜日の東京都八王子公演。新リーダー吉澤ひとみさんが事の顛末を話し、お詫びとしてメンバー一同が頭を下げました。私はこの話を聞いて、メンバーも被害者みたいなものなのに、何故残ったメンバーだけが頭を下げなくてはならないのだ。謝るなら本人がすべきと憤りました。
 そして、翌日群馬県前橋公演を観に行った私は、八王子と同じように謝罪をする残されたメンバー達を不憫に思いながら見守るのでした。会場外では、復帰署名運動を行なっていたグループがいました。しかし、やはりと言うべきか、ほとんどの人が足を止めませんでした。署名を訴える声が虚しく響きます。彼らもまた被害者な訳ですが。

 そんな事があってから、四年半以上の月日が流れました。私も大人ですから、今は普通にそのメンバーを見る事が出来るし、今年の春には、「青春 僕」の発売記念イベントも行きました。
 実は中澤姐さんが怒って、本人を連れて(武道館公演だったと記憶)コンサート前の楽屋に連れていき、メンバーに謝らせたという話も聞き、おそらく当事者達はもう過去の事だと割りきっているのだろう。そう思っていました。ねっ、そうですよね?矢口真里さん。

 昨日、テレビでモーニング娘。OGと現メンバーが集まって、思い出話をする番組がありました。今年はこういう番組が何回かありましたね。今回参加のOGは、中澤裕子、飯田圭織、保田圭、矢口真里、石川梨華、吉澤ひとみです。

 まあ仕方がないとは言え、現メンバーはあまりトークに絡んできません。もっと積極的に絡めばいいのにと思いましたが、先輩に対する遠慮なのか、テレビスタッフ的にはOGを前に持っていきたいからという演出上の都合なのか。

 そんな中、OGは絶好調。いや絶口調。矢口さんが「ミニモニ。ジャンケンぴょん」は実は歌いたくなかった。C/Wの曲が最初デビュー曲の予定で、可愛い曲だったのでそっちが良かった。と、「今だから言える話」を展開。

 その幻のデビュー曲
ミニモニ。「春夏秋冬だいすっき!」


 更に、タクシーの中で、辻ちゃんがぼんさん宛に矢口さんの悪口を書いたメールを、何故か矢口さんに誤信したエピソードも披露。って、今日辻ちゃんいないのに、こういうやり方はどうよ矢口さん?
 面白いからアリ。
 まあ、そんな気分になったり(苦笑)。

 そして、モーニング娘。は本当に彼氏を作っちゃいけないのか?という話題になりました。吉澤さんが男役(ミスムンなど)で気分まで男性的になり、周りのメンバーを可愛いねと思っていたとか、石川さんと飲みに行き、酒に酔った勢いで急に「全然関係ないけど、梨華ちゃんって可愛いね」と口説いた(?)話とか、まあ要するに「いしよしフォーエバー」な話で盛り上がったのでした(盛り上がってるのは、おまえだけだというツッコミは無しで)。
 そんな浮かれモードな流れから、突如「矢口真里脱退の真相」というシリアスモードな話題にチェンジ。「彼と別れたくないから、芸能界辞めます」と事務所に言ったとヤグチ(ここからは呼び捨てに変えます)。
 ヤグチが娘。より彼氏を選んだ。これは当時、ヲタじゃない人、特に女性はヤグチ支持派が多かった考え方でした。

 恋愛のために地位を捨てるなんてカッコイイ。そこまで愛を貫くのは立派。そもそも恋愛禁止とか言ってるモー娘。っておかしいんじゃない?

 これが世論。「何がカッコイイじゃ、ふざけんなあ」というのが当時の自分の感想。
 立場ある人が恋愛第一で、仕事と後輩達を放り投げるなんてどうよ?と思う人が、ヲタ以外にはそれほど多くないのか?私はガッカリした事を覚えています。

 その事を改めて話すヤグチ。ヤグチ側の立場で話せば、ヤグチが苦しんで悩み抜いた末の結論。「後輩達には顔向け出来ない」とシリアスな面持ちでヤグチは話しました。
 カッコイイじゃんヤグチ。そう思った視聴者が四年半前同様、多かったかもしれません。

 でも、ちょっと待った!ヤグチの言い分はわかった。でも、それはヤグチの言い分じゃん。そう思っているうちに、「青春 僕」イベントで「ヤグチはファンへも愛想いいし、確かに可愛いね」などと思った事も忘れ、
「やっぱりヤグチ許さねえ」
と、怒りの炎がメラメラと燃え上がってきた訳です。

 そんな空気を察してくれたかのように、あの人が立ち上がった。
 今のメンバーは、やっぱり彼氏いないんだよね?という司会の質問に、道重さゆみさんがキッパリとこう答えたのだ。
 「私はモーニング娘。が大好きだし、モーニング娘。を辞めたくない。」「悪い例とかあるし、だから彼氏は、いりません」
さゆ、よく言った (笑)。

 さすがです。さゆが色んなバラエティ番組に呼ばれる訳がわかった気がしました。
 さゆの言葉を聞いた瞬間、ヤグチへの感情とかどうでもよくなりました。
 それより、さゆのすぐ前に座っている矢口さん(呼び捨て中止)は、どんな想いでさゆの言葉を聞いたのか。言い返さなかったところに、大人な矢口さんを見る思いでしたが。

 笑い、怒り、そしてまた笑い。楽しくテレビを見終わり、PCの電源を入れて、前日公開された℃-uteの新曲「SHOCK!」のPVを見ました。それは、まさに「おそるおそる観た」という感じで、なんとなくハズレな予感がしつつ、どこかの駐車場で撮影されたPVを見始めました。

[PV] ℃-ute/SHOCK!


 (数分後)「うーん。何と言って良いやら」

 気を取り直して「℃-uteからのお知らせ」を見て、気を落ち着かせました。なんか癒されるなあ。
http://www.dohhhup.com/movie/qNKyskw0ZxtkKGDPLR0v5umtrJix5iVG/view.php

 ああ、心に寒風が吹き抜けていきます。

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