フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

わがまま 気のまま 愛のジョーク

2013-08-29 21:42:21 | ハロプロ(娘。)

わがまま 気のまま 愛のジョーク モーニング娘。


 新曲「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」が初日で9万枚以上を売り上げたそうで、それだけ予約イベントを打っているのだとも言われていますが、それは事実だし、そこから発生した数字も事実。もはやアイドル業界はイベントやらなんやらの付加価値で売るのは当然みたいになってしまった。これはメジャーもインディーズも同じ。規模が違うだけの話。

 なので売上とかあまり興味はなくて、肝心の出来映えは?というところに目が行く。今回の「わがまま 気のまま 愛のジョーク」はいきなり最初からタイトルがフレーズで出てくる。しかもMVはそこでさゆの顔の半分がアップという大胆なカット割り。で、そのフレーズがやたら耳に残るのであります。
 ヒット曲の方程式としては、サビに耳に残るフレーズがあるというのはとても良い。しかも、そのフレーズを曲の最初に持ってきている。このフレーズの語感もとても響きがいい。つんくPは歌詞を書くにあたって、言葉の意味も大事だが言葉のリズムを大事にしているように常々感じている。このフレーズはまさに言葉がリズミカルに奏でられているので、その響きが耳に残るのだろうなと思う。
 ただ、タイトルと同じ言葉が並ぶそのフレーズは濁音が二文字入っている。だからこそ、耳に残るのだけれど、耳なじみが優しいかと言うとそうでもない。言葉の響きが柔らかいものは耳に入った時もそういう印象を与えるから、アイドルの曲としては柔らかい耳なじみであるほうがいいのだとは思う。ハロの歌唱法はアクセントが強めなので、尚更に言葉が強く飛び込んでくる。もしかすると、それが耳に残る理由なのだろうか。

 記録よりも記憶に残る曲。ハロプロはそういう方向性が王道だから、これはやはり、モーニング娘。の正統な作りであるシングル曲であります。

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現役メンバーとOGのコラボレーションを考える

2013-08-27 22:20:44 | ハロプロ(娘。)

 24時間テレビに今年もモーニング娘。が出演しました。今年は「でっかい宇宙に愛がある」ではなく、「LOVEマシーン」を歌うという意表を突く選曲。ゲストとしてOGから、保田圭、石川梨華、吉澤ひとみ、新垣里沙の四名が参加。

 このOGとのコラボ、今回は不思議と違和感もなく自然に見る事が出来た。ガキさんは去年までメンパーだったのだから自然に見えるのは当然としても、他の三名が溶け込んで見えたのは意外。
 それはきっと、いしよし二人は「人気面で苦しくなってきたモーニング娘。」を経験しているのと、ヤススは黄金期メンバーと言っても縁の下の力持ち的な存在だったからだと思いました。つまり、必要以上に現役メンバーの存在を霞ませないだけのステージングの出来る人。それでいて、しっかりと存在感は出せるというスキルも待っている人達。

 今回のコラボを見ていたら、たまにはコンサートでもこういう企画をやっても良いのでは?なんて思いました。モーニング娘。の良い面でもある「長い活動歴を持つグループ」という部分。この良さを時には活かすのも良いのではないかと思ったわけです。一年に一回くらい「OGゲストデー」みたいな公演を設けて、そこで現役メンバーと何曲かコラボレーションをするというのも良いのではないかと思います。
 今回のステージを見ていても、さすがガキさんはまだまだ現役なステージパフォーマーですから、そういう力を持っている人をステージに上げて歌わせないのは勿体ない。
 ゲストとしてOGのステージングと共演出来るのはメンバーも素敵な経験になる。歌を歌っている時のOGの姿を見ていて充実感に溢れているように思え、そんな事を妄想していたのでした。

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ここから巻き返します!

2013-08-25 22:46:06 | ハロプロ(娘。)

 モーニング娘。が久しぶり(6年ぶり)にミュージックステーションに出演した。いや、久しぶりなのはさゆだけで、あとのメンバーは初出演なのだから「初出演」と言っても良いですね。

(各画像はネットから拾ってきました。職人さまありがとうございます)

 ミュージックステーションという番組はおそらく「音楽界の流行を視聴者に届ける番組」というコンセプトなんだと思います。そのコンセプトからしたらモーニング娘。がなかなか呼ばれないのもわかるし、アイドル戦国時代というものをスルーし続け、ももクロでさえなかなか出演させなかったのは理解できます。大手事務所に所属するももクロがなかなか出られなかったのだから、いくらアップフロントが大きい事務所だと言っても出演への道は容易でなかったと察します。

 そんな流れの中で、今モーニング娘。が出演する意味とは?というものを視聴者にも理解してもらう必要があったのでしょうか、わざわざマツコ・デラックスさんが今のモーニング娘。の魅力について語るVTRを作ってくれました。こういう「有名人が語る」的な、観光地の飲食店の店頭に書かれた「○○さんが当店にご来店」じみた売り文句みたいなのは好きではないし、アイドルを見せていく上では必要はないと思うけれど、それで信用する人もいるのだろうし、マツコ・デラックスさんも熱く語ってくれたから悪い気はしないのでした。

トーク部分の動画
http://www.youtube.com/watch?v=V4bkvBJhhRA

 メンバーはさぞ緊張しているのだろうと思っていたら、見た感じは結構堂々としている!何しろ、道重リーダーがキリッとした表情で佇んでいるのが頼もしい。リーダーの態度は大切です。さゆが胸を張って「私達がモーニング娘。だ!」という態度をカメラに向けているからこそ、後輩達も堂々としているように見えて頼もしく映っているのでありましょう。
 そんなさゆが言いました。「ここから巻き返していきます!」という言葉。他のアイドルと比べられる事はもうウンザリかもしれないのに、敢えてその言葉を用意している事。力強いリーダーだ。リーダー自身がアイドルが好きで、モーニング娘。を愛しているからこその言葉なのでしょう。

 披露した歌とダンスは、細かい事を言えば課題もあったけれど、今メンバーが持っている力を力一杯見せる事が出来たものでした。それはカッコ良かったし、爽快でした。でも、大切なことはここからの飛躍。これは始まりであると願います。

歌の動画
http://www.youtube.com/watch?v=rr73Gbk0iv0

コメント (4)
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TIF2013レポート その13 ~素晴らしい一体感とDorothy Little Happy~

2013-08-21 19:37:26 | アイドル etc

TIF2013レポートは今回で終わりです。

Dorothy Little Happy
会場 SMILE GARDEN(フジテレビ湾岸スタジオ前芝生広場)
時間 20:05~20:20


 熱気に包まれた芝生広場は、ここから一日目に降雨で出来なかったステージが始まる。まずは、小桃音まい(ことねまい)。振替ステージなので持ち時間は10分しかないが、わずかな時間でも大事なステージ。元気に登場。
 前方には熱狂的なヲタが集まり熱い声援が空にこだましていく。グループアイドル全盛の今、ソロでここまで人々を熱狂させるのはやはり才能なのだろう。もしかしたら今日初めて彼女を観るという人もいたかもしれないのに、会場のノリはひとつになっていた。祭というものは知る人も知らない人も一緒になって、大きな渦を作る空間なのだと改めて思う。

BANG BANG 鼓笛サンバ 小桃音まい
http://www.youtube.com/watch?v=taLb1MS6yK0


 Zepp Tokyoのフィナーレを観てきた人達もだいぶ合流してきたのか、芝生広場はかなりの人で賑わってきた。何千人いるのだろうか?この状態でステージに上がれるアイドルは幸せ者である。事実上のTIF2013アイドルステージのファイナル。前日の降雨によってスマイルガーデンのステージに立てなかった分の振替、持ち時間15分のドロシーリトルハッピーのステージが始まった。ベガルタ仙台のサポーターがスタジアムで叫ぶコールをそのまま取り入れている「仙台!レッツゴー!」を叫んでメンバーを迎えるドロシーヲタ。

諦めないで Dorothy Little Happy

(今回貼っている動画は全て記事中のステージの動画です)

 このあとグランドフィナーレアンコールというステージが元々用意されているため、前日予定されていたステージよりも時間は短縮されてしまったが、三曲分のステージをメンバーは飛ばしていく。それでも、過剰な煽りもなく、ひたすら曲の持つパワーと己のパフォーマンスを信じて歌うメンバーの真摯な姿は、まさにドロシーらしさに溢れていた。
 二曲目に待ってきたのは、年の初めにBiSとのコラボレーションの際にカバーして持ち歌に加えた「nerve」。後から知った事だけど、Zepp Tokyoでのフィナーレでもアイドルたちがこの曲で締めたというほど、今会場を熱くさせるアイドルソングのひとつである。

nerve Dorothy Little Happy


 ドロシーのバージョンはオリジナルであるBiSのバージョンとはアレンジも振付も少し異なり、ドロシーらしく多少はマイルドな味付けになっているのだけれど、この曲を歌うであろうことを期待していた観衆は、心にスイッチが入った状態で叫び踊りまくる。夏の野外フェスに相応しい、様々なファンの織りなす混沌としつつも高揚感に満ち溢れた空気に包まれていく芝生広場。

 ラストナンバーは勿論これだ。前夜遅くにドロシーのステージが振替になり数々のアイドルステージのトリになる事が判明してから、たくさんのアイドルヲタ達が望んだ、トリに相応しいナンバー「デモサヨナラ」。
 日頃ならば数百人によって叫ばれる「オレモー!」が、「オレモー!史上最大の人数」によって夜空に向けて放たれる。どこのグループ推しとか、着ているヲタTとか関係なく、そこにいるほぼ全ての人々が叫ぶ「オレモー!」はこの瞬間、TIFのアンセムとなった。
 旅立ちを歌うこの曲の歌詞は、またここでの来年の再会を願う人々の心情とも重なり、これ以上ない祭のフィナーレになっていった。

デモサヨナラ Dorothy Little Happy

(あえて、ニコ生のコメントを残してある動画を選びました)

 推しの垣根を超えて、良い曲をいろんなヲタが知っていて共有出来る素晴らしさ。これは、アイドルブームが生んだ良き流れではないだろうか。観客が一体となって作り上げた夏の夜空の下の祭の熱気は、ドロシーのメンバーとともにひとつになって素晴らしいフィナーレとなった。名残り惜しく客席からはアンコールが巻き起こった。タイムテーブルの都合でそれは有り得ないとわかっていても、心からそれを叫ばずにはいられない。
 この後はタイムテーブル通りに「アイドルサマージャンボリーアンコール」というステージが四組のアイドルグループによって行われたが、そこで歌われたのはアイドルではない人のカバー。まさに余興という流れの中、TIF2013は幕を閉じていった。それでも、興奮は冷めやらず、夜空はそんな我々を微笑ましく見つめているように思えた。

 出演者の皆さん、スタッフの皆さん、物販などの手伝いに駆けつけたアイドルの皆さん、お疲れ様でした。世界最大のアイドルの祭典、今年もありがとう。

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TIF2013レポート その12 ~夏の夜空とRYUTist~

2013-08-20 22:03:37 | アイドル etc

TIFレポートの続きです。

RYUTist
会場 SMILE GARDEN(フジテレビ湾岸スタジオ前芝生広場)
時間 19:30~19:55


 ライムベリーを観て芝生広場に戻る。いよいよTIF2013もフィナーレに近づいているけれど、フィナーレまでスマイルガーデンにいるつもりだ。

 スマイルガーデンのステージには腐男塾が立っていた。カッコよさやキャラ作りにばかり目が行くけれど、歌が上手いし煽りも上手い。実力派グループだと思う。なりきり度が高いから喋り方も仕草もイケメン男子である。女性ファンの熱い声援も聞こえてきた。

無敵!夏休み 腐男塾
 http://www.youtube.com/watch?v=s3ZJvfoKZ7k


 続いては大手事務所サンミュージックがアイドル戦国時代に送り込んできたグループさんみゅ~。カバー曲とオリジナル曲の混合セットリスト。個人的には「夏祭り」が気に入っている。ビジュアルの完成度が高いメンバー達が笑顔で踊る。TIFそのものが、ここに来ている人々にとっての「夏祭り」だ。

夏祭り さんみゅ~
http://www.youtube.com/watch?v=11ZXpCzOoUY


 だいぶ日が沈んできた。日が沈んできてからの野外ステージは、より祭りの色を濃くしてきて会場の雰囲気を高めていく。他の会場も時間的に終わったりしてきているので、芝生広場はだいぶ人が増えてきた。同時にZepp Tokyoでは参加アイドル大勢でフィナーレのステージも行われているが、あえてのスマイルガーデン参加だ。

 昨夜の雨で中止になったステージが追加されたので、これがスマイルガーデンのアイドルステージのトリではなくなってしまったが、大勢の観客を前にして歌うという大役にRYUTistが挑む。RYUTistの曲はお祭り騒ぎするタイプの楽曲ではないので、そういう雰囲気を求めて集まってきている観客をどこまで引っ張れるかは未知数たった。ましてや、日頃は地元新潟で活動をしていて東京には滅多にやってこない彼女達が、この大観衆の空気に呑まれてしまわないかとハラハラもする。
 しかし、そんな心配は無用だった。大観衆は大きな拍手でRYUTistを迎え、少し緊張の見える歌声を励ますかのように声援を送り始めた。一曲目に歌われたのはアイドルらしさ溢れる爽やかナンバー「夏の魔法」。じわじわとここがHOMEな雰囲気になっていく。

夏の魔法(街頭ライブ映像)
http://www.youtube.com/watch?v=aA2PulRhqsA

 挨拶を挟んで、続いてメンバーは「次の曲はカバーなんてすけど今年初めて歌います」と前置きをして、去年のTIFでも歌い、私の心に強い印象を与えてくれたナンバーを歌い始めた。フジファブリックのカバーである「若者のすべて」。

若者のすべて
http://www.youtube.com/watch?v=8sOaYDQB-lI

 ♪最後の花火に今年もなったね♪
 この曲は以前からカバーしてきているRYUTistだけれど、まるでTIFのために、まるでこの日のこの夜空の下のステージのためにレパートリーに入れてきたのではないか?とさえ思えた。去年よりもずっと大きなステージで、大きな夜空の下で歌う夏という花火の歌。祭は終わりがあるから祭なのだ。もうすぐ祭の終わりの時間が迫っている。

 三曲目は「Beat Goes On! ~約束の場所~」。ノリのいいリズムで会場の空気を作っていく。もうメンバーの歌声からも緊張が消えてきたようにも思えた。

Beat Goes On! ~約束の場所~


 最後に歌うのはRYUTistのテーマソングとも言える「ラリリレル」。多分、この曲で締めるだろうとは予想していたけれど、本当にこの曲のイントロが流れてきて胸が熱くなった。この曲の歌詞にある「約束の橋」は新潟駅とRXUTistの活動拠点である古町の間にある万代橋の事だけれど、TIFで歌われる「ラリリレル」の「約束の橋」はレインボーブリッジなのだ。「一緒にまたここで過ごそうね」という約束の歌で、Zepp Tokyoとは違うもうひとつのTIFのフィナーレは幕を閉じた。精一杯歌ったという表情を浮かべたRYUTistのメンバーは、瞳を輝かせながら客席に向かってたくさん手を振った。芝生広場は大きな拍手に包まれた。また来年もこの「約束の場所」でアイドルの祭典が行なわれ、また合えますようにと、観客の声援は夜空に向かって広がっていった。

ラリリレル (PV)



 そして、このあとからはフィナーレのアンコールともいうべきステージが始まる。

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TIF2013レポート その11 ~得意満面とライムベリー~

2013-08-19 23:16:23 | アイドル etc

TIFレポートの続きです。

ライムベリー
会場 ENJOY STADIUM(フジテレビ湾岸スタジオM1スタジオ)
時間 18:20~18:35


 テクプリの余韻を残したまま芝生広場に行き、スマイルガーデンで9nineを遠巻きに観る。9nineはさすが大手事務所のアイドルだけあって、整ったビジュアルとスキルを感じさせる。この完成度がメジャーの貫禄なのか!と思いながら「少女トラベラー」を聴いた。


少女トラベラー 9nine
http://www.youtube.com/watch?v=PDw7MaTUHtM


 少し腰を下ろしたくなったので、湾岸スタジオの入口のフロアに設けれた「INFO CENTRE」に行く。ここはアイドルによるトークショーを行なう場所。まったりとした空間でしばし休息。

 落ち着いてからエンジョイスタジアムへ向かう。特に規制もなくスムーズに入場出来て一安心。ステージではprediaが歌っていた。PASSPO☆のお姉さん格なグループ。ライブをパーティーと呼び、大人なムードが売りだ。なかなか歌が上手いのでステージをじっくり観る。

Crazy Cat predia
http://www.youtube.com/watch?v=NZ20NYC7ebE


 続いてお目当てのライムベリーが出てきた。少女ヒップホップという一つのジャンルを築き上げているとも言える存在。会場内はいろんなグループのヲタTを着た人でいっぱいなDD空間になっている。そのDD空間が音楽に合わせて揺れている。それがとても不思議で愉快な光景。自分も9nineのあとに物販コーナーに立ち寄り買ってきたBiSのTシャツ(黒地に白文字でIDOLと入っている)を上に着てみたので、そんなDDダンスホール空間に同化している。
 ライムベリーは余計な喋りは挟まずに次々と持ち曲をプレイしてくる。ステージを降りたら普通の小さな女の子なのだろうけれど、今ここに立っているメンバーの得意満面な表情。会場は完全にライムベリーに踊らされている。揺れている。そこにはヲタ芸などの入り込む余地などない。それこそ、いろんなタイプのステージが楽しめるのがTIFの良いところであり、いろんなタイプのアイドルがいることもTIFの良いところであり、いろんなタイプのノリについていけるヲタが多いのもTIFの良いいところである。

SUPER MCZ TOKYO ライムベリー


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TIF2013レポート その10 ~有終の美とテクプリ~

2013-08-15 23:18:16 | アイドル etc

TIFレポートの続きです。

テクプリ
会場 DOLL FACTORY(フジテレビ湾岸スタジオM2スタジオ)
時間 16:30~17:00(17:10)


 ヴィーナスフォートから戻ってきたタイミングでスマイルガーデンの横を歩き湾岸スタジオを目指したら、ステージではHKT48が歌っていた。あとから知った事だけど、支配人の提案によりこのTIFから生歌にチャレンジしているそうだ。いい事だと思う。

 夕方になっても、ドールファクトリーは相変わらず並んでいるのだけれど、その列に並ぶ。このあと、トールファクトリーにてテクプリのラストステージがあるのだ。CDを持っていて、何度となく聴き込んできた縁もあり、これはなんとしても観なくてはとの想いが膨らんだ。
 なかなか列は動かないので不安もあったが、無事にテクプリの前のbump.yから入場出来た。bump.yも観たかったので嬉しい。メンバーは爽やかな笑顔を振りまきながらステージでステップを踏む。やはり、有名どころの放つキラキラ感は別格。力の入り過ぎた煽りはないけど、それこそが有名どころの余裕というものなのか。でも、それが嫌味にならずに爽やかになるのがこのグループの持ち味だなと思った。

Kiss! bump.y
http://www.youtube.com/watch?v=JDXj01lqWaI


 bump.yのステージが終わり、会場の雰囲気が少しそわそわしたものになっていく。テクプリの次がアイドリング!!!なので場内には多くのアイドリング!!!ヲタがいるのだけれど、やはり雰囲気は只ならぬものになっていく。これからラストステージが始まるのだ。

 テクプリのメンバーが現れた。一曲目は「ムーンライト・フラッシュ」。テクプリは四人なのだがステージには三人。オープニングの挨拶でメンバーが解散に至った経緯を話し始める。そして、腰を悪くして引退を余儀なくされたメンバーである八島莉香さんが登場した。
 四人で歌い始めた「渋谷Twinkle Planet」は可愛らしくキュートなナンバーなのに、その軽快なリズムがなんだか物悲しい。そして、続いてはカバーナンバー「青葉城恋唄」。

青葉城恋唄 テクプリ

(これは、つんつべイベントでの模様だそうです)

 続いて、「DO IT!!」を歌う。去年のTIFの頃の曲で、私もTIFのあとCDを買ったことを思い出す。「いつだって僕らは一人じゃないのさ」という歌詞が今のこのステージにシンクロする。メンバーも歌詞に感情移入したしまったのか、少し歌に詰まりながら歌う。
 いよいよ、ラストナンバーの時間がやってきた。ここで、メンバーが一人ずつ挨拶をする。

 アイドルグループというものはいつかは解散という終点が待っている。その理由は様々だけれど、ファンの前で最後のステージを行なって解散できるグループは、まさに有終の美を飾ったというもので、応援してきた人達にとって強い記憶に残るに違いない。
 テクプリは仙台で活動するグループであり、残念ながら知名度もそれほど高くはない。でも、きらびやかで素敵なラストステージを行なった事で、グループの名前は美しいままで封印されたのだ。会場は超満員。テクプリを観にやってきた人と、アイドリング!!!を観るためにやってきた人と分かれてはいるが、会場はメンバーの挨拶や、歌が終わる毎に、毎回大きな拍手に包まれた。それが色んなことを象徴しているように思えて、このラストステージが大団円で終わることは始めから保証されていたのだとも思えた。
 ラストナンバーは、4人で代表曲「スキスキスキ」を熱唱した。私の手のひらは痛みが伴うほどになっていたが、いつまでも鳴り止まない拍手を続けた。

スキスキスキ テクプリ

(2011年のTIFでのステージです)

 2013年7月28日。テクプリ終了。ラストステージ大団円。

※TIF2013のこのステージの動画(全3編)
http://www.youtube.com/watch?v=6Cqf_NWg1yw

http://www.youtube.com/watch?v=j4xsZt2ZkC4

http://www.youtube.com/watch?v=jk9-lcPpzUo

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モーニング娘。OGとライブアイドルの架け橋

2013-08-14 22:48:50 | ハロプロ(娘。)

 この一年くらいで、いわゆる地下アイドルと呼ばれるグループをいくつも観てきたけれど、ハロプロのカバーをしている機会を何度も目の当たりにしてきた。こちらも当然嬉しいので、気持ちも盛り上がって楽しくライブを観られた。

 8/13、横浜ブリッツにて「アイドル甲子園」という企画ライブが行われた。いろんなアイドルが出演し、さらにはスペシャルゲストとして元モーニング娘。の小川麻琴、新垣里沙、久住小春が出演した。

 今回のライブは様々なタイプのアイドルグループが出演したのだけれど、このあたりの世代は小学生の時にきらりん☆レポリューションに憧れた世代なので、小春は特別な存在であります。そして、地下アイドル界隈でハロプロカバーが盛んである事でわかるように、モーニング娘。は憧れの存在。

 ハロプロカバーが地下アイドル界隈で盛んなのは、事務所が権利関係を緩くしているからだという話もあるようで、実はハロプロと地下アイドルというものは近い関係にあったりします。憧れの存在の人のナンバーがカバーしやすい状況にあるならば、積極的にカバーをするのは必然とも言えるのかもしれません。

 娘。OG目当てにやってきたヲタ達は積極的に他のグループも楽しみ、一番最後に出てくる娘。OGを待った。その娘。OGは他のグループとコラボも行ない、楽屋でも積極的に写真撮影に応じた。これは素晴らしいではないですか。
 モーニング娘。を卒業するとライブで歌う機会が減ります。本当はもっと歌いだろうし、ヲタだって歌っている姿を観たい筈。今回のライブは、ヲタにとっても、出演者にとっても、楽しいひとときになったようだから、これからも機会を見て積極的に娘。OGは他のアイドルとジョイントライブを行なっていったら良いのではないだろうかと思います。少なくとも、そのOGの居た時代のモーニング娘。を愛し、リスペクトしているアイドルがいるうちは。


ニュース記事(写真も豊富)

http://deview.co.jp/News?am_article_id=2027611

http://www.barks.jp/news/?id=1000093339

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TIF2013レポート その9 ~継続する成長とJK21~

2013-08-13 22:34:35 | アイドル etc

TIFレポートの続きです。

JK21
会場 VENUS CHURCH
時間 14:45~15:00


 一旦、物販コーナーに行きグッズなどを見たあと、芝生広場に向かう。一日目も観たけれどスマイルガーデンで、みにちあ☆ベアーズを観るのだ。
 みにちあは第一回目からの連続出場組の一つで、私も第二回目を除き毎年そのステージを観ている。三年前は本当に小さかったみにちあ達が、毎年観る度に大きくなっていくのを観るのは感慨深いものがある。スターダスト・プロモーションのキッズ組だったみにちあ達に、遂に中学生メンバーがいるようになったという事実は私を驚かせた。
 欲を言えば、毎年恒例の「夏祭り」をここで歌って欲しかった。まだエンジョイスタジアムでのステージが残っているので温存したのだと思われ。

TIF2013 みにちあ☆ベアーズ
http://www.youtube.com/watch?v=q_elo5Ett6g

 毎年、少しずつ観衆が増えてきている感じ。そして、観客がみにちあを楽しむスタイルをわかってきたようにも思える。そんな動画。


 みにちあを観たあと、再びエンジョイスタジアムに入るつもりが、なんとトールファクトリーに続いてエンジョイスタジアムにまで入場列が出来ている。観る予定だったねがいごとには間に合わず、次のつりビットから入場出来た。
 つりビットはこのTIFの二週間前に新木場で行われたアイドル横丁夏祭りで初めて観た。良曲だと噂を聞いていた「真夏の天体観測」は確かに良かった。この日も歌ってくれた。いや、正確に言うと生歌ではないのだけれど、そこはメンバーの成長に合わせて改善していけば良いなと願う。瑞々しいイマの感触をキラキラと、でも切なさも混ぜて綴られた曲。CD欲しいなと思った。

真夏の天体観測 つりビット
http://www.youtube.com/watch?v=OhgsNSQy3oQ


 つりビットが終わったところで湾岸スタジオから退散して、昼食も兼ねてヴィーナスフォートに移動するためにゆりかもめに乗る。今日はZeppには行かないつもりなので、テレコムセンター駅と青海駅との移動はこの一往復だけの予定。
 これから観る予定の教会広場のステージから聞こえてくるアイドルさんの歌を聴きながらうどんを食べる。

  教会広場のステージはよくイベントが行われるので、私も初めてではなく馴染みのある場所。ここで真野ちゃんを観て、カリンちゃんと初めて握手をした事を思い出す。まだ小学生だったのだ。
 その教会広場ステージに着くと、だいやぁ☆もんどというグループが歌い始めた。鳥取から来たそうだ。とにかく初々しく、一所懸命だ。そういう姿を見ると自然と手拍子も力がこもる。彼女達にとって大きな夏の思い出になったとしたら良いなと思う。

DIAMONDS だいやぁ☆もんど
http://www.youtube.com/watch?v=fxnAAWEpUgQ

 続いては、S★スパイシー1。元々はグループだったのが、栗田萌さんという方がソロとして再始動したのだそうだ。アイドルとしては少し大人な人だったせいか、ステージングも安定しているし、楽曲も良い。思わぬ発見。こういうのもTIFの面白さの一つ。お目当てだけ楽しむのでは勿体ない。

S★スパイシー1 公式サイト
http://official.stardust.co.jp/s-spicy/index.html


 会場がだいぶ混んできた。入場規制もかかっているようだ。さくら学院が大拍手に迎えられて登場した。
 さくら学院はさすが大手事務所のアイドルだ。声も通るし、動きもキビキビしている。よく統率されているチームという印象。ステージに無駄がないような、そんなプロ的なステージ。会場のステージが低く、とても混雑していたこともあり、満足にステージを堪能出来る環境ではなかったけれど、その魅力は楽しめた。

Hana*Hana さくら学院



 さくら学院が終わると観客の入れ替えが大量に行われた。客層が異なるのだなと思いつつ、次のグループを楽しみにしていた自分は流れに任せて前の方の位置までやってきた。
 次は、JK21。 大阪のグループだ。JK21も第一回目からの連続出場で、私は第三回目以外のステージを観てきていた。元々の印象はライブをやり慣れていると感じられる安 心感のあるステージングだったが、それもそのはずJK21はホームとなる会場を持ち、平日に一日と週末に公演を行なっているグループなのだ。
 そして、去年くらいから色々と調べたりCDを手に入れたりしてわかった事だが、楽曲に非常にバラエティさがある。歌詞とサウンドが面白い曲。可愛いノリの良い曲。カッコイイ踊れる曲。色々と魅せてくれる。

涙目ピースサイン JK21


(この日の一曲目に歌った曲。新曲のMVが見当たらなかったのでこちらを選びました。)

 この日のJK21も短い時間でも楽しませてくれた。アイドル横丁夏祭りでもそうだったけれど、トークは最小限にまとめて告知などにとどめて、歌をノンス トップに見せてくれる。常に笑顔で明るく歌い踊る姿は、昼食後の観戦でちょっと気持ちが落ち着きかけていた私の心を躍動させてくれた。メンバーに合わせて 楽しく盛り上がるヲタの人達も良い感じ。排他的な感じは全然ない。良い現場だなと思った。
 対バンステージというものは持ち時間が限られている。 だからこそ、日頃自分達のステージでやっているお約束の挨拶などに時間を割いて内輪で盛り上がっているより、歌の時間を長くとって、初めて観る人でもス テージに集中出来るようした方が対バンステージは良いのだと私は思っている。ホームのステージ未体験な私が前方でかなり樂しんだ。それが答えだなと思っ た。それが出来るほどにメンバーが第一回目の頃よりも、ずっと成長をしているからなのは言うまでもない。

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TIF2013レポート その8 ~音楽個性と大阪アイドル~

2013-08-12 22:00:02 | アイドル etc

 今回からTIF二日目の記事です。

OSAKA IDOL LIVE
会場 ENJOY STADIUM(フジテレビ湾岸スタジオM1スタジオ)
時間 10:35~11:20


 TIFも二日目に突入した。一日目と同じように、ゆりかもめ一日乗車券(800円)を購入して現地に到着。二日目もエンジョイスタジアムから足を運ぶ。一組目は10:15にスタートする。
 一番手は、usa☆usa少女倶楽部。ヒップホップ少女ユニットのライムベリーはここの派生ユニットだけれど、本体であるこちらを観るのは初めて。朝からすごい爽やかな笑顔を振りまき元気に歌い踊る姿の可愛さ。その姿を見ていたら、まだ半分くらい寝ぼけていたこちらも目が覚めるのでありました。ありがとう!usa☆usa少女倶楽部!

No.1 usa☆usa少女倶楽部
http://www.youtube.com/watch?v=xEVfl1-tnhw

 続いては大阪で活動するグループのステージ企画「OSAKA IDOL LIVE」。最初に登場したのはESSEアカデミーというスクールから生まれたNA-NA。まだ結成されてそれほど月日が経っていないグループなので何もかもが初々しい。スクールからデビューしただけあってステージングそのものは危なげないものだった。この堂々とした感じがこに先楽しみ。

TIF2013告知 NA-NA



 大阪のグループライブの二番手はEspecia。大阪市の堀江をホームとして活動するグループ。街のイメージもオシャレなものだけに、グループのイメージも大人なムードに溢れたいわゆるAOR路線。ダンスも激しさよりもしなやかさで魅せるタイプ。メンバー紹介などもなく、2曲をあでやかに披露したあとグループ紹介の挨拶をしてステージから去っていった。ひとときの微風の如く。

パーラメント Especia



 大阪グループライブのトリを務めるのはキャラメル☆リボン。先ほど歌ったNA-NAと同じくESSEアカデミーの子達です。歌声に張りがあるし、喋りもしっかりしているし、将来どういう方向に向かっていくのかはわからないけれど、純アイドル路線とは違ったアプローチも期待できそうな、そんなポテンシャルを感じる三人組。 音的にも好きな路線であります。

キャラメル☆リボン・鎮西寿々歌 / Shining Day


 この曲はCDを持っているので生で初めて観られて嬉しかった。メロディラインもアレンジもとても好み。キャラメル☆リボンとNA-NAはタワーレコードが運営するアイドル専門レーベル「T-Palette レーベル」に今年移籍。今後の活躍に期待!


 今回のTIFに、出ているDancing Dollsも、いずこねこもそうだけれど、大阪のアイドルって王道としてのアイドル音楽をまっすぐに行かず、そこから少しひねりを加えたようなテイストがあるところが多い印象。元々大阪という土地柄がアイドルの人気が東京ほどではないということもあるからなのか、可愛らしさだけではない何かを加えるのが大阪ならでのスタイルではないかと感じる。たからこそ、ステージには「どこか他で観たような気がする感」が薄くて、グループごとに個性が生まれる。
 エンジョイスタジアムをあとにしながら、地元でも観てみたいと思いつつ夏の空をみつめるのでありました。

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