フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

二年前のインパクトから

2012-05-30 23:06:27 | ハロプロ(スマ アン)

 「なんだこの子達は!」と、赤い女の子のアクロバティックな動きと、メンバー一人一人にうまく割り振りされたキャラクター具合に感心したのがちょうど二年前。私は「MJ アイドル祭」という試みに惹かれて、出演者のモーニング娘。とスマイレージ、そして珍しくフジテレビ以外の局で歌を披露するアイドリング!!!を見ようとNHKをつけたのでした。
 注目の新人三組として、スマイレージ、ももいろクローバー、東京女子流が紹介され、自己紹介タイムまで用意された中で一番目立ったのは、トリのAKB48すら喰った感もあったももいろクローバーでした。

 あれからちょうど二年が立ち、スマイレージも、ももいろクローバーもメンバー構成が変わった。ももクロは名前も変わった。しかも名前が変わってからはトントン拍子で人気が上がっている。AKB以上にえげつないと言われたCDの売り方はすっかり過去の苦笑い話となり、逆にスマイレージの方がなりふり構わない売り方をするようになってしまいました。
 あの頃はさほど変わらなかった、いや、ハロプロという看板を背負っている分だけスマイレージの方が格上感があったのに、もはや差は開く一方。
 どうしてこうなってしまったかと言えば、スマイレージはエースが辞めた。新人を大量に採用したなどの理由を挙げる人が多いだろうけれど、私はそれだけではないと思っています。「慢心、環境の違い」などと言うつもりはありませんが、でもそれはあながち見当違いでもないかもしれません。

 でも、過ぎた2年を悔やむより、これからをどうしていくか?そこなのだとも思います。歴史が変わればベストなメンバー構成なんて代わっていく。それはスポーツの世界では当たり前な話だけれどアイドルの世界でも同じ。西武ドームというランドマークと、山野ホール(しかも、それはコンサートではなくリリースイベントだけれど)という標識とは線でつながっている。それをどう走り、どう迷わず導かれるかは慢心なく環境に左右されない強さ、それをお膳立てするスタッフ、そして、応援するヲタの三位一体なリレーであると感じています。

スマイレージ 『ドットビキニ』 (MV)


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ガチンコでいくぜ!

2012-05-29 22:05:17 | ハロプロ(ベリ&℃)

 Buono!がゆび祭りに出る!昨日驚きのニュースを知りました。ゆび祭りとはAKB48の指原莉乃さんのソロデビュー記念に開催されるアイドル合同コンサートという感じなイベント。
詳細
http://avexnet.or.jp/sashihararino/news/120421_21.html

 このイベントにハロプロが参加するという意味。そして、今ハロプロで一番非ハロヲタへのアピール力に優れているであろうBuono!が出場するという意味。これはもうUFAが「どうせ出すならベストな選択を」と意気揚々と選出した人選に感じます。
 このイベントは一応AKBサイド発のイベントではありますが、中身はアイドルの祭典的なもの。そして、出場メンバーを見るとAKB系な人達よりもももいろクローバーZがオイシイところを持っていく可能性が高い。そんな出場メンバー陣。
 そこに出し惜しみせずぶつけるグループとしてはBuono!はベストな選択だと思います。仮に出場という選択が凶になる扱いを受けたとしても、Buono!は派生ユニットだから日頃の活動に与える影響は最小限で済む。なんて余計な心配までしているかもしれません。

 まあ、つまりがこれは事務所も結構本気なんだなと、ガチなんだなと思う訳です。色んなアイドルが出場するならばハロプロが他を圧倒してやろうという野心も少なからずはあるのではないですか?
 私の考えとしては℃-uteが先日合同コンサートに参加した時に書いたように、「アイドル合同コンサートは一緒に明るく楽しく交流していく方がいい」という持論ですが、メジャー系総出演的な合同コンサートであれば多少は「他には負けない」という気持ちがあっても良いかなとは思います。

 さて、実際のところはどうなるのかはわかりません。単にテレビ的に桃子の存在が欲しくて、それでBuono!になったのかなとも思うし、主催者サイドもモーニング娘。が出てくるとは思っていないだろうからBuono!でもステージには華を添えられる良い人選と感じているかもしれません。
 そうなるとセットリストも気になってきますが、これだけの出演者が出る訳だからたくさんは歌えない。初見な観客でも楽しめるものを是非。
 なんなら一曲目に「ガチンコで行こう!」を持ってきて、これがUFAの意思だと表明した選曲とステージングにするのもアリかもと思っていたりして。

Buono! - ガチンコでいこう!LIVEver

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モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ 新垣里沙 光井愛佳卒業スペシャル④

2012-05-28 23:41:20 | ライブ!2012-2014

 モーニング娘。に10年以上在籍していながら一度もシングルのセンターには抜擢される事はなく、常に名脇役としてグループを支えてきた人がいる。新垣里沙さん。あだ名は「ガキさん」。

 武道館コンサートが迫ってきたある日、ガキさんヲタのある疑問に対してつんくPがこう答えた。
「みんなが主役だよ」
 常に真ん中ではなく横や後ろからグループを支えてきたガキさんを送る公演は「ガキさんによるガキさんのための」コンサートではなく、「ガキさんを囲むみんな」のコンサートになった。

 おそらく9期や10期はガキさん卒業であるこの武道館コンサートをいつも以上に楽しく、いつも以上に盛り上げていきたい、そんな想いを胸にしっかり刻んでステージに立ったのだろう。緊張は伝わってきても、感傷や気負いは感じられない。ガキさんもそういうコンサートにしたい筈だから、みんなの気持ちを大きなステージに乗せているのが二階席まで届いてくる。
 名脇役だった人がリーダーになったからこそ新人達が前に出てきやすくなり、TVにも出てもよく喋られる新人達に育った。そんな新人達が心から楽しそうに歌い踊っている。約半年というリーダー期間は短かったけれど、短かったからこそ新人達が濃い時間共有が出来たのかもしれない。

 新人達に良い環境作りをしてきたのは伝わるステージが進行していき、いよいよ卒業セレモニーの時間がやってきた。ガキさんが手紙を読み始める。メンバー一人一人へのメッセージ。スタッフ、つんくPへの感謝の気持ち、そして支えてくれた家族、いつも応援してくれたばばちゃんへのお礼。きっとどこかで今日も観ていると、私はアリーナ最前列の前にある撮影用の空間に目をやった。
 そしてガキさんはファンへの感謝の気持ちを語り始めた。今まで観てきた卒業セレモニーでも、各卒業メンバーは勿論ファンへの感謝の気持ちを読み上げてきた。しかし、ガキさんのファンへのメッセージは長いものだった。
 ガキさんはファンクラブに入っていたほどモーニング娘。が大好きだった人。客席からの視線をちゃんとよくわかっている人。

 ガキさんが卒業セレモニーで歌う曲として選んだのは、ガキさんがモーニング娘。に加入する前に発売されていた曲。つまり、ファン時代にも慣れ親しんだ曲。それは「Never Forget」。
 星はどんな場所から見ても同じ輝きを放っている。ガキさんのモーニング娘。での生き方そのものではないか。私は素敵な選曲に目頭が熱くなる。

 それでもステージはあくまで湿っぽくならずに明るく楽しく激しく。ラストナンバーは「涙ッチ」。ガキさんが一番カッコよく輝く曲だ。
 他のメンバーが下がりステージにはガキさんだけとなった。それでもガキさんは普段通りに、いつもと同じ問いかけを客席に投げる。
「楽しかった人?」
「はーい」
 客席の応答は今までのどの公演のものより大音量だった。それは心から楽しんだ者達が心からの想いで叫んだ声だ。
 コンサートはあくまで明るく楽しく。ガキさんは最後まで特別ではなくガキさんであり続け、ステージから手を振り続けた。

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モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ 新垣里沙 光井愛佳卒業スペシャル③

2012-05-24 23:39:45 | ライブ!2012-2014

 その女の子の悲劇は合格者が自分一人しかいなかった事かもしれない。

 テレビに出ている時も随所に人の良さは出ていた。しかし、世の中には関西弁がキツイ表現な言葉であると感じる人もいるから、より一層に先入観に悪い印象を重ねている人もいたかもしれない。でも、人の人格というものは周りにいる近い存在の人達の評価が真っ当な評価なのだと思う。

 まだコンサートが始まって間もない。そんなイメージすらあった序盤から中盤へ差し掛かった時間、光井愛佳卒業セレモニーが始まった。

 紫色のサイリウムに照らされて客席から大きなコールが飛ぶ。本人は決して気負わずに、あまり派手にならないよう気遣いをしているのではないかと思うほど、控え目ながら熱くステージで歌った。

 ファンのみんなへの手紙を読む。書かれてある事は感謝の言葉に溢れていた。リハビリでステージに上がれなかった辛さをストレートに綴ったりせず、ただひたすら感謝の気持ちを読み上げていく。その姿は悔しさ、苦しさ、そういったものは微塵も感じられない。

 後輩達からのメッセージ、そこにあるのはリアリティ。言葉をメイクするなんて芸当はまだ身につけていない若葉マーク達が、自らが叱り役を申し出て新人教育をしてきた厳しき先輩に長文で感謝の気持ちを述べる。表現力にはたどたどしさもあるけれど、皆想いを一所懸命に伝えている。

 本当の絆って別れの時に気づくのか。何ともやりきれない気持ちになりながら、もし光井愛佳の足が治ってこの後輩達にもっとアドバイスが続けられたら。そんな叶わない妄想が頭をよぎる。



 全ての公演曲が終わり、ステージには卒業する二人だけが残された。あくまで主役はガキさんであると、ここでも一歩下がり、そして一足先にステージから去っていったその姿。
 あなただって五年半モーニング娘。で頑張ってきた立派なメンバーなのに。あなたの同期になるジュンジュンもリンリンも同時に卒業をする亀ちゃんと一緒に手を振りながらステージを去っていったのに。

 光井愛佳。モーニング娘。八期メンバー。遠慮がちに笑顔を見せながら手を振り、静かにステージから去っていった。

   

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モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ 新垣里沙 光井愛佳卒業スペシャル②

2012-05-22 22:44:24 | ライブ!2012-2014

 卒業コンサートだからと言って感傷的な内容を組んでいく必要はない。黄色い衣装に身を包んで現れたメンバー達は、ヒヨコになって踊る。変わっている事を大真面目に歌い踊るのがモーニング娘。だと改めて思う。

 今のモーニング娘。を楽しむ上で重要な存在なのが9期と10期メンバー。この八人がステージで八色の輝きを放つ。10期メンバーによる「好きな先輩」。新人が必ずコンサートツアーで歌う曲だ。みんな歌は上手くはない。しかし、どこか力強い。なんという声の存在感。既に彼女達はグループ内に自分の居場所を見つけている。



 モーニング娘。の醍醐味はメンバーの成長をリアルタイムで見ていける事。それが一番わかりやすく伝わるのがコンサート。今回のコンサートはリーダーが卒業するというシチュエーションだから、八人は成長をカタチにしてステージで見せていこうと並々ならぬ想いを胸にステージに上がっているのは痛いほどこちらにも伝わってきた。
 新垣里沙リーダーに熱いリスペクトを抱く生田。生田の表情は曲や歌詞の内容に合わせて変化していく。歌やダンスはまだまだだけれど、ステージから発信していくべき事はそれだけではない。それを具現化しつつある。

 思えば、新垣里沙リーダーも飛び抜けた才能を誇示するタイプの人ではなく、安定感の中で表現力を見せていくタイプではないか。たとえば「涙ッチ」なんて、まさにその結晶みたいな曲。
 生田は自然と、尊敬する人の長所を受け継ごうと動き出している。こういう先輩と後輩を繋ぐ導線が詰まっているのがコンサートでもある。そして、後輩達の気持ちが言葉で表現されるのも卒業コンサート。

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モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ 新垣里沙 光井愛佳卒業スペシャル①

2012-05-19 23:30:00 | ライブ!2012-2014

 地下鉄の九段下駅に着いた瞬間、私はある事に気付いた。地下鉄には路線毎にラインカラーというものが設定されていて、電車の色から案内板まで、そのラインカラーが使用されている。九段下駅を通る地下鉄は三路線あるけれど、そのうちの二つ、都営新宿線はラインカラーは黄緑。半蔵門線は紫だ。

 改札の前に立っていると電車が到着する度にたくさんの同志が降りてくる。ヲタTを着ていなくても何となくわかる。顔つきが楽しそうというか寂しそうな、何とも言えない複雑な表情なのでわかるのだ。
 それは男性だけでなく女性の姿も多い。私の横を黒いジャケットを着こなしたOL風の女性が颯爽と歩いていった。ジャケットの下には黄緑の名前が書かれたTシャツ。今日は特別な日。人々は小走りに九段下駅の2番出口を目指していく。

 千鳥ヶ淵は夕陽に照らされていた。昼間は雷雨が降ったとは思えないくらいに、東京の空は澄みきって青い。日本武道館の前にやってくると、そこに集まって立っている人の数だけで遥かに中野サンプラザのキャパシティを超えていそうなくらい大勢の男女がいる。ゆっくりと階段を上がり会場に入ると女子トイレの横に長い列が出来ていた。

 あらかじめ用意はしていたが、会場内で黄緑や紫のサイリウムを配っている人達がいたので有り難く戴いた。みんなこの日のためにお金と労力を合わせて準備をしてきたのだ。もしかしたらみっつぃヲタの人達は完全復帰をした時用に準備をしていたサイリウムなのかもしれない。
 私はサイリウム祭の乱発は反対派だけれど、こういう特別な日は賛成で、特別な日だからこそサイリウム祭をやるのが素晴らしいとも思っている。

 カラフルなTシャツに染まった観客席を包むBGMのボリュームが少しずつ大きくなってきた。いよいよ開演。今頃はメンバーが輪になって、このメンバーによる最後の気合い入れをやっているのだ。



日本武道館公演セットリスト
1 ピョコピョコ ウルトラ
2 グルグルJUMP
オープニングVTR
3 悲しき恋のメロディー
4 Give me 愛
MC→つんく登場
5 女子かしまし物語
6 乙女のタイミング(光井生田鈴木)
7 シルバーの腕時計(田中鞘師/ラップ:新垣光井)
8 好きだな君が(道重譜久村)
MC クイズウルトラスマートまたまた先輩に聞きました~!!(新垣飯窪石田佐藤工藤)
9 好きな先輩(飯窪石田佐藤工藤)
10 涙が止まらない放課後(譜久村生田鞘師鈴木)
11 元気ピカッピカッ!(譜久村生田鞘師鈴木飯窪石田佐藤工藤)
12 【新垣ソロメドレー】秋麗(新垣/サポート鞘師石田)~笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~(新垣/バック譜久村生田鈴木佐藤)
13 シャニムニ パラダイス(新垣道重田中光井)
MC(道重田中)
14 GOOD BYE 夏男(道重田中)
光井手紙朗読→光井卒業セレモニー
15 私の魅力に気付かない鈍感な人(光井/バック譜久村生田鞘師鈴木)
16 【メドレー】HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~→TOP!→いきまっしょい!→やめてよ!シンドバッド
17 彼と一緒にお店がしたい
18 恋愛ハンター (光井参加)
19 OK YEAH! (光井参加)
20 歩いてる
-ENCORE-
新垣手紙
21 Never Forget
新垣セレモニー
22 Happy Night
23 涙ッチ
-W-ENCORE- 新垣光井挨拶

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☆2012.5.18 日本武道館☆

2012-05-18 11:42:41 | ライブ!2012-2014

 モーニング娘。の大ファンでモーニング娘。に憧れてメンバーになった人。今ではそういうメンバーも何人もいるが、初めてそれを公言したのは新垣里沙さんである。そんなガキさんが今日モーニング娘、を卒業します。

『秋麗』 新垣里沙


 モーニング娘。の一員として歌い踊り、そしてそのステージで体を痛めたメンバーがいます。光井愛佳さん、志半ばでモーニング娘。から卒業します。

光井愛佳『私の魅力に 気付かない鈍感な人』


 2012年5月18日。日本武道館。そして、全国のライブビューイング会場、或いは自宅で職場で、ひとつのステージが心に刻まれます。

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☆TIFとハロプロ☆

2012-05-15 23:50:31 | ハロプロ2012-2014

 日曜に今年のTIF(Tokyo Idol Festival)の概要が発表されました。日程は8/4と8/5の二日間。はい、ハロプロコンサート名古屋公演と被りました。二日目はももいろクローバーZ西武ドーム公演とも被っていますね。つまり、ハロプロからの出演は今年はありませんという事。
 代わりにという訳でもないですが、アップアップガールズ(仮)が出演します。これは楽しみです。

 この手のアイドルフェスにハロプロが出る事に対して否定的な意見も見かけます。先日のアイドル横丁祭に於ける℃-uteの「格の違いを見せつけてやったぜ」的な立ち居振る舞いは賛否両論分かれる性質のもので、「さすが℃-ute、さすがハロプロ」という絶賛もあれば、「大人げない。せっかくの合同コンサートなんだから他と交わりながら楽しさを追求すべき」という意見もあります。私は「℃-uteの頼もしさ」に拍手を送りつつ、「でも、もう少し他メンバーと交わってほしい」とも思いました。ハロプロは立ち位置は孤高な存在であってもいいけれど、何もアイドル界で孤立する必要はない。℃-uteと同じステージで歌ったり、仲良くしたいアイドルはいたのではないでしょうか。

 結構な率でハロプロがTIFのようなアイドルフェスに参加する事を嫌がるヲタがいるような気がする背景には、ハロプロ原理主義とかいうよりも、TIFのようなマイナーアイドルまで参加するイベントにハロプロが出演する必要はないという考え。ハロプロは他所とはレベルが違うから同じ土俵に上がる必要はないという考え。大きく分けてこのような考えがあるのではないかなと予想します。
 私は別にマイナーアイドルと同じステージに立つのも有りだと思っています。マイナーだから学ぶべき部分はないなんて事はなく、アイドルの数だけ同じ数の刺激を得られると考えます。そこには有名無名は関係なく、むしろ無名だからこその必死で真摯な姿勢に感じ入るものがあるのではないかと思います。

 そして、ハロプロと他のアイドルと比べて優劣を付け、勝った負けたと騒ぐ人もネット上にはいます。アイドルの面白さなんて勝ち負けとか付けるものではないのに。

 アイドルの魅力はCDの売上みたいに数字で順位を付ける類いのものではない。私はそう思っています。ハロプロが好きなら「売上や知名度で面白さを低く評価しないでほしい」という想いが皆あるように、マイナーアイドル達だって同じ事を考えているのだと思います。

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『笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~』

2012-05-13 12:05:02 | ハロプロ(娘。)

新垣里沙 『笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~』


 ガキさんの卒業まで一週間を切りました。まだ実感はありませんが、きっとガキさんのいないモーニング娘。をテレビで観た時にようやく実感する事になるのでしょう。

 ガキさんの卒業曲はオリジナル曲ではなく、松浦亜弥さんのファーストアルバムに収録されている「笑顔に涙」のカバー。この曲はあややが中学を卒業する時に作られたナンバーなので、歌詞の内容はクラスメートに宛てた想いを歌うものになっています。つまり、アイドルグループからの卒業とはちょっとニュアンスは違う。どこか未熟さの残る歌の主人公が、悲しさ、寂しさを紛らわせるために照れ隠しも合わせながら笑顔を見せる。別れは一時の儀式でまたいつか会えるという想いを乗せながら笑顔で手を振る。そんなイメージ。

松浦亜弥「笑顔に涙」
http://www.youtube.com/watch?v=VMssb0OCiqk


 ガキさんは言うまでもなく二十代のいわば大人な女性。中学生の卒業というステップアップとは違う、大人の世界、つまりプロの世界の中でのステップアップのための卒業。果たしてこの曲でいいのか?そもそも何故オリジナル曲ではないのか?そんな疑問を持っていました。大体からして、ガキさんはあややではなくなっちに憧れてモーニング娘。に入ってきた人。カバーするならせめてなっち曲をとも思いました。

 しかし、卒業公演が間近になった今、この曲で良かったと思っています。
 このガキさんの卒業は新垣里沙個人がモーニング娘。から旅立っていくだけではなく、(ゴールデンタイムのTVに出まくっていた)モーニング娘。黄金期とそのプロローグ期の残照の終わりを意味するものであるのです。そのまま、その現実を受け止めると悲しさと寂しさしか湧いて来ないし、モーニング娘。のこれからの未来に向けて負の印象ばかりが浮かびかねない。
 そんな時に、感傷に押し潰されたり、未来に不安を抱くよりも今を明るく笑いながら次のステップへと思いたい。そのためには無邪気で無垢な想いを歌う卒業ソングが相応しいのではないか?変に利口ぶって、変に大人ぶって旅立つのは逆に寂しさが募るのではないか?
 そんな状況にピッタリだったのが、中学生の卒業ソングである「笑顔に涙」だったのだろうと思います。今のモーニング娘。のメンバーは中学生の後輩も多いから、メンバー達も想いを込めやすいのではないかなと思います。

 いろんな状況が更に重なり、5月18日は本当に笑顔で旅立ちを見送らないといけないような、そんな気持ちが強くなっている現在、ガキさんがどんな想いをこの曲に上書きして自分の卒業ソングとして歌い上げるのかも注目しています。

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℃-uteコンサートツアー2012春夏 ~美しくってごめんね~

2012-05-10 23:32:58 | ライブ!2012-2014

 ℃-uteのパフォーマンス能力は基本的に身体能力の事を指していて、他のアイドル(ハロプロも含め)と比べた場合はそれが顕著に表れます。それをもっとも堪能出来るのがコンサートなのです。そう、テレビではそれが難しい。カメラのフレームに収まりにくい℃-ute全体の身体能力という訳で。

 Berryz工房のプロ魂に感服してから4日、再び中野サンプラザにやってきた私は、以前と比べてすっかり若返った客層を眺めながら℃-uteの現在を噛み締めていた。
 ステージを眺めると大型モニターがない。後方の客席からでもメンバーの表情がよくわかるようにと設置されているこの物体がないと、アイドルコンサートとしての楽しみが何割か削減されてしまう。今日の私の座席は後方だ。

 コンサートが定刻に始まった。しなやかな動きを見せる五人が舞う。℃-uteの良い所は、身長はバラバラなのに動きのキレに個人差があまりない事。私はステージを見つめながら嬉しいため息を漏らすのでした。モニターはなくても伝わる。
 ステージではモニターはないけれど、五体のLED板を使って踊るメンバーの姿やシルエットを巧みに演出として取り入れている演出を見せ始めた。アイドルの姿を観に来たと考えるとモニターはあった方がいいけれど、メンバーのダンスを堪能するのであれば無くても構わないのは自明で、こうしてモニター代わりのLEDをカッコよくステージ演出に流用されまですると、「℃-uteはテレビの枠には収まらない」という持論を思い出した訳であります。

 後方から観ているとメンバーの持ち味もよくわかる。舞美はやはり「誰よりも早く動き」、「誰よりも汗を流す」。なっきぃは「とにかく情熱的」であり続ける。愛理は「女性らしさあふれるしなやかさと乱れない歌声」。岡井ちゃんは「力の見せ方」が伝わる。マイマイは「自虐的な言葉とは裏腹な乙女」を可愛く魅せてくれる。

 後半のスパートナンバーの連続でも℃-uteはイキイキと動き、まるでこれこそが本領なんだと言わんばかりに激しく踊る。ああ、こういう魅力って確かにコンサートでなくては伝わらない。短い「テレビサイズ」という時間を涼しい顔で歌い踊るだけでは伝わらない。
 限られた時間でアイドルとしての可愛らしさを伝えられないという事は、℃-uteはアイドルとしては劣等生なのかもしれない。テレビでの魅力の伝え方がもの足りずという事も言えるのかもしれない。でもこうしてコンサートでは魅力全開で、大型モニターがなくても魅力を伝えられるという事は℃-uteはアイドルというよりはアスリート的な表現者なのかもしれない。そんな事を思いながらアンコールを迎えるのでした。

 ただ一つ残念だったのは、「ズンタカマーチ」で照れも見せずに楽しく歌い表情を作っていた愛理の顔を大型モニターで観られなかった事。この時ばかりは大型モニターが欲しくなった訳ですが、それは同時に鈴木愛理はアスリートというだけでなく、類い稀なアイドル性も持っているという今更な事を改めて認識させてくれた事でもありました。そこに今後の℃-uteの飛躍のヒントも隠されているような気もしながら。



℃-uteコンサートツアー2012春夏 ~美しくってごめんね~ セットリストA

01. 超WONDERFUL!
02. かっちょ良い歌(間奏のソロダンスでメンバー紹介)
03. ひとり占めしたかっただけなのに
04. 愛はいつもいつも
05. タイムカプセル(矢島・中島・岡井)
06. 行け!元気君(萩原)
07. SHOCK!(矢島)
MC1
08. 都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい(岡井)
09. 輝け!放課後(中島)
10. 美少女心理(鈴木)
11. ★憧れ My STAR★
MC2 美しく演じましょう(矢島・中島・岡井・くじで引いたシチュエーションを演じる)
12. As ONE(鈴木・萩原)
13. 二十歳前の女の子
14. 世界一HAPPYな女の子
15. 幸せの途中
MC3(矢島・鈴木)
16. Midnight Temptation(フラッグパフォーマンス)
17. 都会っ子 純情
18. めぐる恋の季節
19. Danceでバコーン!
20. 青春ソング(鈴木アカペラから・タオル回し)
21. 君は自転車 私は電車で帰宅
-ENCORE-
22. ズンタカマーチ~人らしく生きよう~
MC4
23. いざ、進め! Steady go

℃-uteコンサートツアー2012春夏 ~美しくってごめんね~ セットリストB

01. 超WONDERFUL!
02. かっちょ良い歌(間奏のソロダンスでメンバー紹介)
03. ひとり占めしたかっただけなのに
04. 愛はいつもいつも
05. 私立共学(鈴木・岡井・萩原)
06. 輝け!放課後(中島)
07. SHOCK!(矢島)
MC1
08. 都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい(岡井)
09. 行け!元気君(萩原)
10. 美少女心理(鈴木)
11. ★憧れ My STAR★
MC2 美しく演じましょう(鈴木・岡井・萩原・くじで引いたシチュエーションを演じる)
12. セブンティーンズVOW(矢島・中島)
13. 二十歳前の女の子
14. 世界一HAPPYな女の子
15. 幸せの途中
MC3(矢島・鈴木)
16. Midnight Temptation(フラッグパフォーマンス)
17. 都会っ子 純情
18. めぐる恋の季節
19. Danceでバコーン!
20. 青春ソング(鈴木アカペラから・タオル回し)
21. 君は自転車 私は電車で帰宅
-ENCORE-
22. ズンタカマーチ~人らしく生きよう~
MC4
23. いざ、進め! Steady go!

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