LinQ - 「チャイムが終われば」(ショートバージョン)
地方からアイドルを発信していく方法はいろいろあるけれど、数字を上げるには東京や大阪の大手資本が運営に関わって資金力で地方だけでなく全国区として発信していく方法が良いのでしょう。これは芸能界に限らずプロ野球も似たような構図があり、それで北海道や九州でチームが成功をした。
それに対して、あくまで地方がベースにあって、活動も地方で行ない、時々東京や大阪でも興行しますよという方法もある。地方だけで活動していても情報社会である現在はすぐに存在が広まる。観たい!と思わせるものであれば逆に東京や大阪から地方に観に来るという流れが生まれる。その方が地元にお金も落ちるし良い。一部の地方アイドルは実際、遠征組が定期公演に駆けつける事か珍しくなくなっている。
現在、地方で一番アイドル激戦区と思われるのは福岡だ。福岡で活動するアイドルを私もいくつか観てきたけれど、印象に残るグループがあった。競争はレベルアップを生む事は確かだと思う。
その中でも頭一つ抜けた存在であるLinQが先週メジャーデビューを飾り、オリコンのシングル週間チャートで3位に輝いた。LinQは人数の多いグループなので、一週間の間に福岡に残るグループ、遠征するグループと分かれて、更に遠征したグループも臨機応変に分かれてイベントをこなした。それだからこその結果とも言えるけれど、魅力がなければ売上は上がらない。それだけLinQに会いたい!という人が一定数いたからこその結果です。
今回、メジャーデビューにあたってLinQは以前から公演で歌っていながらCD未収録だった曲をメジャーデビュー曲にした。何故CD未収録なままだったかは主題から逸れるので書かないけれど、この曲がCDになる事を待ち遠しく思っていたファンは結構いたと思われる。私もそんな一人です。
記念すべきメジャーデビュー曲を、公演に通っている人にはお馴染みの曲としたのは、それだけこの曲のクオリティ、テレビなどで歌ってみせる場合のパフォーマンスに制作サイドが自信を持っていたという事なのだろう。実際、テレビでこの曲を披露していた時はステージで使用している小道具(机と椅子)もわざわざ使い、メンバーも慣れたナンバーでノビノビとパフォーマンスしていた。大正解だったという事だ。
LinQ チャイムが終われば (TVオンエア版)
私が初めてLinQを生で観たステージで一番印象に残った曲は、実はこのメジャーデビュー曲なのだ。大げさに言えば、この曲を観た事でLinQというグループに興味が湧き、自分とLinQの架け橋になってくれたナンバーでもある。
当時(2011年秋)の私はLinQというグループの存在は知っていて観てみたいとは思っていたけれど、曲に対する予備知識は当時タワーレコードアイドル専門レーベルより発売になったばかりの「カロリーなんて」というシングル曲くらいしか知らない状態であった。そんな予備知識がほとんどない状態で、一回でインパクトを与えたナンバーなのである。
自信曲を引っ提げてメジャーデビューをして、ひとまず結果を出した事で、今後はLinQの存在は業界内で「地方アイドル」という肩書きだけでないプラスアルファが生まれるかもしれない。これから更に東京マスコミの仕事も増えるかもしれない。それでも、あくまでベースは福岡というスタンスは崩さず、九州以外で観るという事にそれなりの希少価値は残したまま、九州以外の人には「楽しみたければ福岡に会いに行く」という距離感を与えたままであってほしいと心から願う今日この頃であります。
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