フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

サンキュー卓偉ソング

2022-05-15 22:06:11 | ハロプロ2015-2022

 ハロプロに数々の名曲を提供してくれたロックミュージシャン中島卓偉さんが三月いっぱいでアップフロントグループのジェイピールームを円満退社しました。そして、新生第一弾曲が公開されました。

中島卓偉『風に飛び乗れ』

 ビジュアル的にはアップフロント移籍前の路線を彷彿させ、メッセージ性のある楽曲はアップフロント時代を継承していて、曲はキャッチーで耳にまっすぐに入ってくる。
 振り返ってみても卓偉兄さんのハロプロ提供曲もそうだった。一度聴くと耳に残るメロディ。サビが印象的。音がカッコイイ。その一貫した作りは自身の楽曲と共通する魅力をハロプロにも注いでいたと言ってよいでしょう。
 卓偉兄さんは、ハロプロに提供した楽曲をセルフカバーしたアルバムも出していて、そのアルバムを引っ提げてのツアーも行いました。
 楽曲提供は2005年の安倍なつみ「鳴り止まないタンバリン」に始まり、真野恵里菜の「My Days for You」、アンジュルム第一弾シングル「大器晩成」、℃-uteの「次の角を曲がれ」、Juuce=Juiceの「愛・愛・傘」、つばきファクトリーの「今夜だけ浮かれたかった」などなど。いずれも、一度聴くと耳に残るメロディ。サビが印象的。音がカッコイイ曲ですね。
 卓偉兄さんの曲作りは洋楽的に感じます。AメロBメロサビという歌謡曲の方程式に拘らず、様々な形式で作ってきた。そういう枠にハマらない曲作りという点は、つんく氏がハロプロで長年実戦してきた方向性であり、それを踏襲しながら、自らの色も出しています。
 ハロプロ提供曲の中には自分が歌う予定だった曲もあったり、自分も歌うことを前提とした曲もあったりして、そういうシームレスな曲作りだったからこそセルフカバーアルバムが可能だったのかもしれません。

 ライブ会場に足を運んでみて気が付いたことがあります。それは「中島卓偉ライブはハロプロヲタとの親和性が高い」という点。
 ハロプロ提供曲、たとえば「大器晩成」は通常のアルバムにも収録されている曲ですが、掛け声が入れやすいし、提供曲以外の曲もハロプロヲタなら自然と体が動くような曲が多い。一連のハロプロ楽曲の根底にある音楽と、中島卓偉ナンバーの根底にある音楽が同じであるか近いのでしょうね。
 先ほど例として上げた四曲、たとえば「大器晩成」に代表されるように、サビの繰り返しで聴き手に曲の世界観を強くインプットさせるのも、中島卓鰓提供曲の特徴です。カントリー・ガールズの「どーだっていいの」がわかりやすい例ですね。
 一連の楽曲のキャッチーなメロディラインに繰り返しのフレーズのインパクト。私は初期ビートルズの曲を連想します。卓偉兄さんはビートルズの大ファンで、自身のファンクラブ名を「BEAT&LOOSE」と名付けたほど(同名の曲も作ってアルバムに入れている)。
 近年の中島卓偉楽曲はメッセージ性の強い曲が多かったけれど、ハロプロに提供した曲もその傾向があるように思います。アンジュルムに提供した「大器晩成」はまさにそうで、歌詞を書き直したという経緯があるこの曲は、卓偉兄さんがアンジュルムに寄せたメッセージであるように思えます。流されずに自分の信じたままに。アンジュルムのメンバーも、そのファンも、そうあってほしいという思い。
 作り手がメッセージソングを作ってくれるということは、ハロプロの存在を発信者としてリスペクトしてくれているからこそではないかと思えるし、そうであると信じたい。
 だからこそ所属事務所は違っても、「これからもどうぞよろしくね」なのです。

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ジャンプ規制に考えること

2022-04-01 22:38:42 | ハロプロ2015-2022

 ハロプロのコンサートでジャンプ行為が禁止となってから二年が過ぎました。
 近年、女性ファンが増えていることを思うと、この決定は英断であったと私は思っています。男性ファンとの身長差を平均値で考えると、女性ファンは視界を遮られることが多々あるというのは実情だったことでしょう。
 更に厄介なことに、いわゆる「推しジャン」と呼ばれる連続ジャンプが客席の一部に存在し、長年問題視されてきました。これは個人が個人のノリでジャンプするもので、推しメンバーに自分をアピールするのが主目的。周囲の動きとは合わないので男性ファン同士であっても視界を遮られる結果となり、客席トラブルの要因のひとつともなっていました。
 着席前提となった感染症軌間の公演は、身長差による視界の遮断が減り、多くのファンが快適にステージを見られるようになった。これも、ジャンプ禁止という前例を掲げたことで、「動くコンサート」から「観るコンサート」にスムーズに移行できたと考えられ、ジャンプ禁止は良き決定だったと私は思っています。
 しかし、不満の声も上がっていることも確か。以前のハロプロのコンサートはファンのノリが凄まじいことが一つの特徴となっていました。私も現場で大汗をかいてきた一人で、ジャンプもしてきました。曲の流れに合わせて多数のファンが同じ動きをする「お約束」的なジャンプなら「推しジャン」ほど迷惑でもないという思いもあります。でも、やはりジャンプは観客の視界を遮る行為であることは確かです。
 ここがもどかしい点でもあるのですが、ハロプロの楽曲には観客がジャンプをすることを推奨した曲もります。或いは、お約束が浸透して名物(?)とも言えるくらいに定着した曲(例えば、大器晩成とか)もあります。

 みんなが気持ちよく終演後に帰路に就くためにもジャンプ規制はやむなし。だけど、従来通りジャンプで盛り上がれる曲は、ジャンプを継続してほしい。そんな意見を持っている方もいるのではないでしょうか。私もその気持ちはあります。
 今後、着席制限を解いていく流れの中で、今一度ジャンプについて考えてみるのも良いのではと、私は関係者の皆様に言いたい。基本は二年前に定めた方向性でコンサートを進行していく。その流れの中で、ジャンプ可の公演もいくつか設けてみてはどうでしょうか?
 たとえば、大都市圏での公演だと数回開催されますが、夜公演だけジャンプ可とか、二日間あるのであれば二日目の夜公演のみジャンプ可にするなど、観客の楽しみ方に選択肢を設けるのです。購入時からそれがわかっていれば、買う側は目的に合わせて申し込めます。じっくり観たい人はジャンプ不可を。じっくり観るよりも踊ったり動きたい人はジャンプ可を。「隣に暴れる人が来るのはヤダ」という人は、積極的にジャンプ不可の回を申し込むことで、不快な思いに至る可能性を減らすことができます。

 私の体験ではどうか。これまで何百とハロプロ現場に参加してきたので、隣や前の客の行為に首を捻ってしまった経験はあります。ジャンプした隣客が着地に失敗して私にぶつかってきたこともあります。その人も含めて多くは、その場で謝ってくれる紳士ではありましたが、トラブルを未然に防ぐために周囲に女性や小柄な人がいる場合は自制していた人も多いのではと私は感じています。
 ただ、推しジャン、あれはよくない。惜しジャンされて前が全然見えなかったという話も聞きました。私も不快に感じたことは何度もあります。ジャンプ否定派からしてみれば、お約束で飛ぼうが、推しジャンだろうが、どちらも邪魔でしかないとは思いますが、やはり予期せぬ動きで視界を遮られるのは不快です。
 飛びたい人も、飛ばないでほしい人も、どちらもストレスを溜めず、幸せになるには「飛んでいい公演」を設定するのが妥協策かと私は思うのです。
 それとも、そんな妥協湾は必要ないでしょうか。
 もはやジャンプ禁止が容認されるくらいにハロプロの現場も変化した。或いは、容認させるほど現場の方向を巧く導いたというべきか。とにかく、じっくり観たい派が主流になったのだとしたら、上記の案は不必要ですね。
 さて、メンバーはどう思っているのだろう。間違えてメンバーがジャンプを煽ってしまったケースもあるようですが、観客が激しく動いているのを見るのはテンションが上がるものでしょうか。
 現状、ジャンプ禁止でも集客には影響ないどころか、前売券が取りにくくなっている公演も少なくないから、今の方向性は間違っていないのかもしれませんが。

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休んでいたあいだに

2022-03-22 18:53:44 | ハロプロ2015-2022

 当ブログは約五年もの間更新が停まっていた訳ですが、ブログ管理人はその期間にハロプロをどう楽しんでいたのかを今回は書いてみたいと思います。
 更新記事を眺めていると、五年前はカントリー・ガールズこぶしファクトリーについて書いて、そこで停まりました。2017年3月といえば、℃-uteがラストシングルを発売した月です。メジャーデビューが2007年2月ですから、メジャーデビュー10年という区切りの時でもありました。
 ℃-uteは6月にさいたまスーパーアリーナでラストライブを開催して解散となりました。この会場はインディーズデビュー曲「まっさらブルージーンズ」が初披露、初販売(会場売店コーナーにて)された場所でもありました。その日に会場に居た(モーニング娘。の春ツアー最終日だった)私ですが、このラストライブには足を運んでいません。℃-uteがキライになった訳ではなく、ハロプロの現場に足を運ばなくなった。正確に言えばコンサートに足を運ばなくなったのでした。理由はひとつ、金欠です。
 2017年は℃-uteの解散がハロプロにとって最大のニュースでしたが、それに続くニュースは、つばきファクトリーのメジャーデビューでした。
 私はどちらかといえば、こぶしよりもつばき派でした。つんく氏の作る少し(かなり?)古めかしい歌謡ポップスを歌っていたインディーズ時代、彼女たちの放つ陰あるオーラとでもいいますか、しっとりとした雰囲気が良かった。アイドルヲタはどこか判官びいきな気質があるから、「こぶしは面白くて楽しそうだが、つばきも地道にがんばっているぞ!」と応援したくなる心理が働いた。まあ、楽曲が好みだったのです。
 つばきでは浅倉樹々さんのマスコット的な雰囲気は目立つし惹かれたものの、私的には「りさまる」こと小片リサさんが一推しでした。などと書くと、このあと不穏なブログが展開されるのではと身構えられそうですが、大丈夫です。あの件はあの件として、もう終わったことだと私は思っています。
 さて、つばきでは小片さんを推していた私の、2017以降の各グループの推しメンですが、こんな感じです。
 モーニング娘。石田亜祐美
 アンジュルム 箱推し(心情的に川村文乃さんは特に気になっている)
 Juice=Juice  段原瑠々(黄色の方を推していましたが今は旅立たれました)
 こぶしファクトリー 野村みな美
 つばきファクトリー 小片リサ
 そして、BEYOOOOONDS箱推しですが、強いて言うならばこんな感じです。
 CHICA#TETSU 島倉りか
 雨ノ森 川海   高瀬くるみ
 SeasoningS   小林萌花


こぶしファクトリー『これからだ!』(Magnolia Factory[Starts from now!])(Promotion Edit)

 2018年頃は、こぶしの「これからだ!」に心が動かされ、ライブハウスツアーに行こうかなとかなり本気で考えました。ライブ映像も、行っている人の感想を読んでも、とても楽しそうな雰囲気で、「五人になってしまったけれど、私たちは突っ走るぜ」という気概が感じられて、それを体感してみたかった。
 その時にツアーに参戦していたら、そこが当ブログの復活の時だったかもしれません。

BEYOOOOONDS『眼鏡の男の子』(BEYOOOOONDS [The boy with the glasses.])(Promotion Edit)

 2018年の秋から冬、私の脳内でベビーローテーションされていた曲が「眼鏡の男の子」でした。
 研修生発表会に行ったことがなかった私が、行っていなかったことを一番悔やんだのがビヨーンズ結成です。9人にそれぞれのストーリーがあった。それを共有できていないのが悔しくもあり、でも、やっぱりそんな後悔を忘れさせてくれる、すばらしいメンバー構成。
 同じ方向を向いているようで、その実、一人ずつまったく違う個性と属性を持った人たちの集合体。奇跡だと思う。
 更に気分が盛り上がったのが、「ONLY YOUオーディション」です。一芸に秀でた人を募ったこのオーディション。ここでも同じ方向を向いている人たちが選ばれ、グループに厚みが生まれます。三人とも大人で、それがグループにまとまりと高度な武器をもたらした。武器は言うまでもなくピアノとダンス。「ハロプロに来てくれてありがとう」と謎の関係者目線で拍手を送りたくなる逸材三人でした。
 先ほどハロプロの現場から足が遠ざかっていたと書きましたが、それは2019年に変化します。そうです。ビヨーンズの現場に何度か足を運びました。リリイベ、TIF2019、@JAM EXPO(これはアンジュルムも出場していてとても楽しかった)、そして、ZEEP DIBER CITYで開催されたビヨーンズファーストライブにも行きました。この時点で当ブログの復活を検討しています。ビヨーンズの話題だけで更新いけそうでしたが、話題がない時はどう持たせるかと考えているうちに燃え上がった火は鎮火。ビヨーンズへの熱ではありません。ブログへの熱です。すいません。

 ブログへの熱が燃え上がりきれていない間、次々と思い入れのあるメンバーが卒業していきました。卒業というのはハロプロを応援する上で避けて通れないキーワードで、避けずに正面から向き合うものであって、寂しいけれど、どこか温かさも宿したものであって、それを文章で表現するにはとてもパワーが必要(だから、カントリー・ガールズのメンバーが全員ハロプロから卒業する事態については言葉がまとめられないでいる)。
 だが、言葉にできないでいる間、時間は過ぎていき、書けた話題は後方に去っていきました。それが惜しい。たとえば、当ブログの過去記事を眺めると後悔が胸に浮かんでくる。「もっと鞘師について書いておけばよかった」と。
 ハロヲタがハロプロのブログを書くことに理由も資格も要らないけれど、SNS全盛の今、ブログを書くということは記録をするということと同義。うまい言葉のひとつも言えるかはわからないけれど、これから少しずつ感じたことを記録していこうと思っています。
 そんな意気込みなので、以前のようにハロプロ以外の話題を記事にすることは極力控え、基本はハロプロの話題に専念した内容で更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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愛の種 2017

2017-01-06 22:49:55 | ハロプロ2015-2022

 2017年、今年最初の記事です。今年もよろしくお願いいたします。
 大晦日に宣言しましたように、今年は書きたい話題に合わせて更新してまいりますので、そのペースにお付き合いいただき、楽しんでもらえたら嬉しく思います。

 さて、1月2日からスタートした新春ハロプロコンサート。2パターンあるうちの「カレイドスコープ」公演で、モーニング娘。が幻のデビュー曲「愛の種」を歌っていると聞き、正月早々、驚いております。幻というには大げさですが、メジャーデビューシングルという扱いではないし、何しろコンサートでは長い間歌われてこなかった曲。実は私も観たことありません。何しろ最後に披露したのは、1998年の第一回ハロプロコンサートだそうで、「がんばれ日本サッカーファイト」並みか、それ以上のレア曲なのです。

 なぜ「愛の種」はコンサートで歌われてこなかったのか?つんく氏の作った曲ではないからか?デビューを決定させた歴史的な曲であるので、当時のメンバーに敬意を表して封印しているのか?あるいは別な理由か?
 個人的には、封印は賛成でした。もし歌うのであるなら、当時のメンバーが揃ってステージに立ち、その五人で歌うような機会が訪れた時が良いのではと。そして、そういう機会を経由して今のメンバーに受け継がれる儀式(と書くと、ますます大げさですが)を済ませてからで良いだろうと思っていました。イメージするなら、オリメン五人で歌い終わったあと、ステージ上で中澤姐さんがフクちゃんに「この曲を歌い継いでください」というコメントで伝承する。そんな演出を経て受け継がれたらと妄想していました。
 そういう場が生まれるとしたら、節目の記念ステージでしょう。つまり「二十周年記念コンサート」の開催。この機会を逸しては「愛の種」の伝承はない!そう信じておりました。
 何しろ、2008年春のツアー「シングル大全集」でも歌わなかったのですから。
  ~このツアーはツアータイトル通り、シングルを全曲歌うものだった。セットリストと内容についてはこちらを~
http://www.billboard-japan.com/special/detail/61

 そんな封印されたシングル曲「愛の種」が、今回突然歌われたこと。これはモーニング娘。からの決意表明なのでしょうか?そうだ!「愛の種」が発売されたのは1997年。ああ、今年で20年だ。
 私が妄想したような記念公演が開催されるかどうかはともかく、やはり節目という事を関係者も当然意識しているのでしょう。現メンバーは当時の事はリアルタイムで知らない世代になりましたが、スタッフやOGの皆さんから色々と当時の事は聞かされている事でしょう。メンバーは、「グループとしての歴史」を意識したコメントは折に触れて発言してきているし、新メンバーが入る時も大抵はそこをコメントします。
 20年続いてきているグループという事を、強みとしてはっきり打ち出してきたこの正月。しかも、新メンバーが加入して最初のコンサート。ツアータイトル通り、万華鏡を覗くように、過去の景色を表現できるアイドルって、そうそう居ないです。昔の引き出し、どんどん開けてほしい。

 ただ、伝統とか歴史とか、そんな埃のついた言葉いらない!という向きもいらっしゃる筈。でも、そんな「未来志向型」な人も見据えて、ハロプロはモーニング娘。の歴史ばかりに飾りつけをしている訳ではないという姿勢も、この正月に同時に打ち出しました。
 そうです「和田彩花のハロプロリーダー就任」です。ハロプロエッグ出身からの抜擢という、新たな波が生まれました。「これからのハロプロはアンジュルムが引っ張る」という宣言とともに、その新しい波をどう動かしていくのか。「仲良しバトルだけど実はガチだよ」という、一見矛盾しているようだけど刺激的な言葉を加えたくなる。

 ハロプロという大きな看板の中に色んな方向性が生まれて育っていく。「愛の種」解禁は記念事業めいた企画なのではなく、新しい種の開花宣言を楽しみに待つためのプロローグなのかもしれません。

 正月らしく綺麗にまとまった。かな。
 ネタバレになってしまった方にはお詫びもうしあげます。

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2016年の大晦日に決めたこと

2016-12-31 22:02:25 | ハロプロ2015-2022

 一年ぶりの更新となります。つまり今年初の更新です。さゆブログのほうが更新回数多いではないか(苦笑)。
 道重さんのブログの更新頻度を把握していることでおわかりいただけるように、私自身は相変わらずハロプロを追いかけています。今年はここ数年の中では一番ハロのCDを買った年でした。つんく氏の病気の件は心配でしたが、ちゃんとハロプロ音楽の命脈は変わらずに続いていると思うし、つんく氏は完全撤退したわけではなく、引き続き楽曲提供をして、良い曲を届けてくれております。
 個人的な事ではありますが、実は現場にはなかなか行けておりません。昨年末から今年の上半期にかけて、自分が各グループでイチオシしていたメンバーが卒業するという事態がありましたが、それが理由でモチベーションが下がったという筈もなく、一番の理由は金銭的なものです。ハロプロ現場の雰囲気も変化してきているとは聞きますが、それでも昔も今も楽しい空間である事は間違いなく、ステージのクオリティの良さも不変なのは映像からも伝わります。
 それでも、やはり「世の中、金や!」(なぜかこういうセリフを言いたい時は関西弁になってしまう)な訳なので、金銭的な事が理由で通えないのは辛いところです。私自身、今年は三陸、山梨、北近畿、北海道と旅はしていますが、節約に節約を重ねて、旅費もなるべく安く(飲食代は出来るだけケチらず)、実行したものです。ハロプロの現場に行くお金もうまく作らなくては。

 さて、そんな状況な私ですが、ネットなどのコンテンツでハロプロを楽しんでいます。ありがたい事に今のハロプロは在宅でもそれなりに楽しめるコンテンツになっています。以前に提案した事がありますが、「遠方在住者でも動いている姿を楽しめるよう、ネットの有効活用を」という路線が今は実施されています。そういう意見は、決して少ないものではなかったのか、毎週定期的にネット動画番組を配信してくれる良い時代になりました。
 「ハロステ」はこれといって作りが凝っているわけではありませんが、「メンバーが楽しそうに司会をして喋っている姿」と「最新ステージ映像とその舞台裏」を見せてくれるだけでも、ヲタにとっては嬉しい番組になるという、ひとつの形です(完成形とまでは言わない)。何より、ハロプロの配信番組は「媚び」がないのが素敵ですね。

 そんな訳で、現場系から在宅系になっている私ですが、このブログをどうするべきか、なかなか良い考えがまとまりませんでした。そんな風に更新が停まってしまった間に、ハロプロにも新規ファンが増えてきました。そんな方々が、このブログにも検索でたどり着き、「昔、こんな事があったのか」などと想いながら読んでいただくケースもそれなりに増えてきているようです。とても嬉しく思います。
 「そうだよ。昔こんな事があったんだよ。どうだ!」などと偉そうにふるまうつもりは勿論ありませんが、ハロプロがスタートして20年という時を迎えようとしている現在、続けていくこと、書いていくことも、それなりに意味があるのではないか?と思っています。中島卓偉さん(アップフロント所属)も「続けろ!続けろ!続けるお前めっちゃストロング」と歌っていますからね。

 そういう時に、道重さんも再生宣言をいたしました。過去と未来はつながっていくからこそ輝くのだ。そう思えます。私も続けよう。めっちゃストロングになって、上手く言えないけれど、まあ気長にがんばります。くさらずにがんばります。
 という事で、来年は在宅なりに、新曲の感想や、何かしら思ったことを綴っていきたいと思います。ハロプロ、ハロプロOG、アップフロント所属のアイドルやアーティスト(アプカミも毎週楽しみに見ています)、このあたりの界隈について書いていきたいと思います。
 更新頻度はそれほど頻繁にはならないと思いますが、来年も読んでいただけたら嬉しいです。

 2017年、よろしくお願いいたします。

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2015 ゆくハロプロ来るハロプロ

2015-12-31 22:39:53 | ハロプロ2015-2022

こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』(Magnolia Factory [Dosukoi! Humble but Bold]) (Promotion Edit)

 こぶしファクトリーがゴールデンの地上波で歌っている。しかも、堂々と可愛く大胆に派手に舞う姫たち。その舞はとても強く心に残るもので、それはきっと「一般的にはヘンテコな曲を涼しげにかっこよくカワイク歌うハロプロ」というハロプロの正統派そのものな姿であったからに違いありません。「力いっぱいヘンテコを演じる」姿は、掲げているBerryz工房スピリッツそのものでもある。
 それから数十分後、喜びの涙を流すメンバー。その清々しさと爽やかさはまさにアイドルでした。そして、涙を流しながらも、歌のスタンバイに入った頃は表情が引き締まっているプロ意識。威風堂々という言葉が頭をかすめ、その栄誉に拍手を贈ったのでした。「こぶしファクトリー」レコード大賞最優秀新人賞おめでとうございます。

 2015年のハロプロは振り返ってみれば去っていく景色がたくさんある年だったと思います。Berryz工房が武道館で見せてくれたものは、明るく楽しく、それがアイドルだ!という10年以上積み上げてきたブレのないエンターテイメントでした。
 それから少し経って同じ会場で観たモーニング娘。のステージでは、鞘師里保の圧倒的で堂々過ぎるくらいに真ん中で構える姿。その姿に「ついにここまで来たか」という想いが湧き、今後の鞘師里保が今まで以上に楽しみになったことを昨日のことのように思い出します。

 ハロプロはアイドルであると同時に、そのシステムはスポーツ的でもあります。誰かがチームを去っても、新たな人が台頭してチームを盛り立てる。それを繰り返すことによって伝統というものが生まれてくる。
 去っていく人は舞台が変わるだけのこと。残っていく人は舞台が続くということ。どちらも未来は間違っていない。ゆく未来、来る未来に乾杯。来年もとても楽しみなのです。

コメント (2)
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