フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

はずむ気持ち

2022-04-14 18:50:17 | ハロプロ(ソロ)

 ハロプロって割とOGの行方が明らかになっている方で、グループを抜けると何をやっているのか所属芸能事務所のサイトでも不明瞭なアイドルも少なくない中、これは嬉しいことです。
 引退している人や、所属事務所を変えた人でも何をやっているのかをヲタが把握しているケースがほとんど。そんな中で松浦亜弥さんは表立った活動をセーブしてきた結果、近年は現況が謎に包まれた状態でした。
 しかし、それは表に出ていない時の話。出てきたんです。表に。

ネスカフェ エクセラ 「はずむ気持ち」 Full song ver.

 それは突然のニュースでした。この展開を予想していた人は皆無だろうし、予感していた人がいたとしたら、あなたはあややと以心伝心です。それくらい「もう表には出てこないだろうな」と思っていた訳です。
 一線から退くという事には理由があります。理由は様々だ。疲れた。辛い。人気がない。ステージがこなせない。恋愛がしたい。自由になりたい。などなど。
 松浦亜弥さんの場合は結婚がまず理由だったと思いますが、その前から活動はかなりセーブした状態で進行しておりました。当ブログでも開始年(2005)から数年は松浦さんの話題がそれなりに掲載されてきました(気になる人は記事カテゴリーの「過去記事インデックス」から松浦さんの項目を見てみてください)。
 私は松浦亜弥コンサートはファーストから足を運んでいて、ツアーは毎回参加しておりました。なので、ツアーが継続されていた時期だったブログ開設初期は現場に足を運んで、そのレポートを書いていたのです。
 ところが、松浦さんは年々仕事をセーブしていき、テレビで見かける機会も少なくなりました。寂しくはあったけれど、歌手活動をメインにやっていきたいという本人の思いも理解できるだけに、コンサートで歌が聴けるのなら活動を絞ってもいいと考えていたのです。そんなあの頃。

 今回のCM、11年ぶりだそうです。そんなになるのか。思えば松浦さんはCM女王と呼ばれていましたね。歴代ハロプロメンバーでもっとも多くのテレビCMに出た人です。これは間違いない。
 松浦さんはキリン午後の紅茶のCMで素敵な歌を披露していました。松浦さんの歌声は少し鼻にかかった高音の伸びがとても良いんですよね。午後の紅茶のCMソングでもある「気がつかば あなた」のサビとかわかりやすい好例じゃないでしょうか。
 今回のニュースで最初に気になったのは「歌っている」というCMの内容。表舞台に現れていなかったブランクゆえに、あの素晴らしい歌声がどうなっているか気になる。変わらないのか、それとも変わり果ててしまったのだろうか。そこが心配で、動画を観るまでに少しの躊躇がありました。
 あの素晴らしかった歌声を信じるんだ。
 神の声が聞こえたような気がしました。アイドルの神様です。思えば、松浦亜弥といえば「アイドルサイボーグ」とまで言われた選ばれしアイドル。久しぶりに世間の前に出てきて、往年のファンをガッカリさせるような失態は冒さないことでしょう。
 結果は? 上に紹介した動画のとおりでございました。ビジュアルも、歌声も、すべてが素晴らしい。松浦さん本人はアイドルと呼ばれるのには抵抗はあるでしょうけれど、敢えて言わせてもらいます。
 松浦亜弥は今でもスーパーアイドルだった。

 思えば、松浦さんがCM女王になった理由は、人気はもちろんでしょうけれど、存在感、そして表情が豊かであることにあると想像しています。ただ人気がある。ただ可愛いだけでは、そう沢山のオファーは来ないことでしょう。その持ち味は今でも健在だった。歌声の魅力と共にそれを確認できました。
 さて、このCMが話題になったことで、次に何かあるのかなと期待をしている訳です。何もなさそうですが、何かあってほしいですね。
 何がいいか? CD発売? コンサート? 無理は言わない。でも、小さな可能性を信じてみたくなるくらいに、久しぶりに見た松浦亜弥の姿と歌は時空を超えて素晴らしかった。そういう訳でした。

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松浦亜弥という虹

2014-12-30 23:04:04 | ハロプロ(ソロ)

 先週、松浦亜弥さんにお子さんが誕生したというニュースを聞き、これはハッピーなニュースだと感じるとともに、時の流れを強く意識したのでありました。

 2001年に松浦さんがデビューして、その秘めたる才能に惹かれ追い始め、やがて国民的アイドル(と呼んでも良いと思う)になっていくのを見守り、そしてブームというものの非情さを見て寂しく思ったりしながらも、ステージの上で肩の力がうまく抜けたようなパフォーマンスを見せる姿に安心して、やがてステージ活動もほぼなくなり、そして、この日が訪れました。年月の流れの速さを感じます。

 長くアイドル界に関わっていれば、いろんな景色を見ることになります。まわりが描いているイメージに沿いながらタレントとしての道を選んでいれば、もう少し息が長く安定した活動が出来たかもしれないけれど、彼女は(あれだけ業界内に支持者が居ながら)タレントという道は選ばず、歌手というスタンスをずっと突き通した。応援し続けた者としては、それがとても有難かったわけで、そういう意味ではイメージとは違って、松浦さんはとてもファン思いな人であるとも言えます。
 リリースされる曲は年齢に合わせて変化していきましたが、実は彼女はアイドルポップな持ち歌もツアーでずっと歌い続けてきました。ある時期からコンサートではバックバンドが付くようになりましたが、そのように演出面で大きな変化を見せても、代表的な初期曲は歌い継いできました。イキイキとした表情で昔の曲を歌う松浦さんの姿は頼もしく、ひとつの公演でいろんなタイプの世界を魅せることが出来る上手さに、やはりこの人は天才だと思ったものです。

 実際、どんなものであったかは、このような素敵な編集動画があるので、それを観ていただくのが早いと思います。長い年月がうまくパッケージングされています。

ドッキドキ!LOVEメール 松浦亜弥LIVE HISTORY


 お子さんが生まれたという事で、しばらくは歌手としての活動を観る事はますます無くなりそうでありますが、年齢を重ねても「アイドル松浦亜弥」をステージで魅せてくれた人ですから、またいつの日か、天才っぷりを見せてくれそうな気がしています。それがいつの日かはわからないけれど、いつか必ず観ることが出来そうな気がします。
 アイドルとオトナの二つの虹を再び観られるその日まで、手元のCDを大事に聴き続けていきたいと思います。

松浦亜弥 - ダブルレインボウ



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「過去記事を振り返る」 ~モニタの中の24カラット~

2014-06-29 12:09:32 | ハロプロ(ソロ)
 この記事は2006年2月17日に書かれたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/4ce0ec765baa462101b6000abd459fbe


  先日(2/5)、安倍なつみ2005秋ツアー~24カラット~のライブDVDを買ってきました。このツアー、観たかったのですが結局一度も観る機会を得ら れなかっただけに、その内容は非常に興味を持っておりました。なちヲタな友人からも激オススメだった一本。良かった曲を中心に早速感想いってみます。

 なっちコールが響く中、一曲目は「恋の花」。今、私が大好きな曲です。この曲を歌っている時の安倍さんの表情が険しくも優しい、なんとも複雑で味 わいのあるもので、いつもその表情に引き込まれています。歌詞とアレンジ、そして今までと変えた歌声。その織りなすハーモニーに、表情がミックスされて素 敵な一曲になっています。
 二曲目、ゲストのカントリー娘。が現れて「だて生き」。この曲の発売時も、歌番組でカン娘。とアヤカがバックで踊ってましたね。ゲストのカントリーは、ごく自然にステージに溶け込んでいます。この4人、どことなくホノボノとしてて相性良さげです。

 このツアー、ニューアルバムなどがなかったために、既存の曲から選曲されたセットリストになっています。こういう時は、選曲が重要になってくるの ですが、まずはC/W曲から「OLの事情」!これは生で観たかった… トウモロコシみたいに、間奏での変な振付け付きでした(^^;)
 
  ゲストの存在が思ったより大きいのが、このツアーの特徴らしく、ライブ中盤にカントリー娘。コーナーがちゃんとありました。「シャイニング」は美貴たん紺 紺抜きな訳ですが、原曲はほとんど「藤本美貴ソロ?」という状態なだけに、カントリーだけだと別曲に聞こえるほど新鮮でした。里田に負けじとみうな奮闘の 歌いっぷりでした。
 カントリーの曲と言えば、続いて歌った「初めてのハッピーバースデー」。この曲はやはり会場が盛り上がりますね。振り真似をするのが楽しい曲です。

 安倍さん再び登場して、娘。アルバムから「いいことある記念の瞬間」、「愛車、ローンで」と懐かしの曲連発。カントリー娘。との共演で、楽しげなダンス炸裂。ホノボノワールドが更に加速していきます。
  その勢いのまま、4人での寸劇。あさみに惚れるなっち、という設定。あさみ、まんざらでもない気分のようです。ハマリ役でした。そして、里田に抱きつくみ うなの笑顔萌え(爆)。そして、寸激の流れで曲は「ミスムン」。さらに、娘。C/W曲の中でも隠れた名曲の呼び声高い「例えば」キタ! 「抱いてHOM] のカップリングのこの曲、こういうシブイ所を誰が選んでいるのか?まさか、なっち自らかな。そんな気がしないでもない選曲です。

 シブイといえば、「さくら満開」。安倍さんは、さくら組に所属していましたが、さくら組2ndシングルのこの曲発売時には、娘。は卒業していたの で、この曲には参加していません。なのに、違和感なく歌っております。原曲では、サビの部分で扇子を振る振付がありますが、今回のなっちverではありま せんでした。振付も若干シンプルになっております。

 「あなた色」、「シツレンジャー」、「ピロリン」とノリの良い曲を続けてアンコールへ。アンコールの一曲目は「夢ならば」のC/W曲である「空  LIFE GOES ON」。なちヲタの間では、名曲と大人気な曲です(なっち曲にはタイトルに空が付く曲が多く、しかも名曲揃いというスレが以前あった)。
 目に涙を溜めながら歌う姿に、この一年の出来事とこの曲の歌詞がオーバーラップしました。ちなみに、この曲のみマルチアングル機能対応で、なっちの顔をクローズアップで見る事が出来ます。

 そして、最後は再び4人で笑顔満開「腕組んで帰りたい」で大団円。また、この4人でライブやりたい!というMCに、ゼヒ!と思いました。そう思えるほどに、このライブは「安倍なつみソロ」というより「安倍なつみとカントリー娘。」なステージでした。
 安倍さんのファンだけでなく、カントリー娘。のファンにも、そして最近なんか疲れ気味な人にもオススメな一本。


<2014年の追記>

 先日のテレ東音楽祭を見ていて、改めてなっちってスゴイなと思いました。彼女の持っている華は、一時代の中で人気アイドルとして君臨した者でこそ持っている特別なものであるのでしょう。
 なっち自身もモーニング娘。の頃から年齢を重ねてきていますから、様々な面での成長もありましょうけれど、いつまでも変わらないのは、キラキラした笑顔を大切にしていること。ああ、これがアイドルスターだった人なんだなと。いつまでも「なっち」のイメージもちゃんと大切にしているのですね。

 ソロ歌手として活動してきたなっちは、歌手としてはアイドル時代とは違った個性を放ちながら歌ってきました。コンサートではバンドが付き、歌唱法も変わった。ある舞台の仕事で監督に「これまで身に付けてきたものを一旦捨てされ!」というアドバイスも受けたそうで、アイドルの世界からその外側にある仕事をやっていく上で、自分の経験に上乗せをするのではなく、新しく構築していく作業は精神的にも大変だったのではないかと察しますが、なっちはそういう「苦労」の部分はあまり表面に出さずに歩いています。それが、なっちのなっちたる所以かなと。

 今の音楽業界は「いい歌」を「うまく歌う」だけでは生きていけない世界になってしまいました。そういう選択肢を選ぶ人はライブを大切にして、その人の歌を聴きたいという人達に向けて歌っていくというスタンスで活動していくのが最良なのかもしれません。
 なっちも、いつまでも愛しき人たちへ愛を込めて歌を歌い続けてほしいなと願っています。派手でなくてもいいんです。なっちがなっちであるならば。

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田あさひ「カバーアルバム」を発売してほしい

2013-10-16 10:55:40 | ハロプロ(ソロ)

田あさひ 弾き語り #3 『月光』(カバー)


 田あさひちゃんって実はまだインディーズでCDを出していて、おそらくハロプロがそうであるように、一年くらい活動してからメジャーデビューするものだと思われます。メジャー展開が始まったらどんな曲を歌っていくのか楽しみだけれど、その前にやってほしい事がある。そtれは「カバーアルバム」を出すこと。

田あさひ 弾き語り 「桜坂」
http://www.youtube.com/watch?v=fQV5bHuBeU4

田あさひ 弾き語り 「時をかける少女」
http://www.youtube.com/watch?v=4wER_ncVBkA

 彼女がライブで歌ってきたレパートリーを彼女の弾き語りでCD音源に残してほしいなという希望です。ライブで歌っているから唐突な企画という感じもなく、これまでのレパートリーがそうであるように、CDでも九州出身の歌手の方のカバーを収録するというコンセプチュアルな一枚だったら良いなと思います。
 九州出身でジャンル問わず、あさひちゃんの歌声に合うナンバーが良いですね。事務所の先輩の中でも森高千里さん(熊本出身)、谷村有美さん(鹿児島出身、育ちは東京)といます。You Tubeからセレクトしてみました。

森高千里 私の夏
http://www.youtube.com/watch?v=9iL6ROaswDQ

 爽やかな曲、爽やかな歌詞、こういうイメージの曲も意外と合うのではないかなと思いました。あさひちゃんが歌うと、アイドル寄りな方向にシフトしそうですが、「Rolling Days」がウケていることを考えると、そういう持ち歌も欲しいなという理由。

森高千里 風に吹かれて
http://www.youtube.com/watch?v=S1lVy5Ej19E

 弾き語りで歌う事がとてもハマリそうに感じた曲。曲の持っているパワーが静かに外に向かって放たれていて、そういうパワーは、内に熱いものを秘めつつ透明感を放ちながら歌うあさひちゃんと上手くシンクロするのではと思います。

森高千里 九州育ち
http://www.youtube.com/watch?v=bQsudENlDCs

 九州と飛行機というテーマを上手く歌詞に載せて歌う曲。この曲が好きで実はシングルCDを持っています。長崎出身で今は東京で暮らすあさひちゃんが、どういう風に表現力を駆使して歌うのか聴いてみたい。

 次は谷村有美sんの曲。

谷村有美 がんばれブロークン・ハート
http://www.youtube.com/watch?v=E_xM3k76yYY

 あさひちゃんに合う曲という事でフレッシュな感じのする曲を選んでみました。アクティブな感じに歌うあさひちゃんを観てみたいという気持ち。

谷村有美 ときめきをBelieve
http://www.youtube.com/watch?v=rA-1jrnwv6A

 この曲はとても似合うと思います。失恋から立ち直っていこうとする女の子の曲ですが、未来に向かって歩きだすという曲の世界が今のあさひちゃんにピッタリではないかと思います。余談ですがこの映像、最後に出てくるテロップでわかりますが、ハロヲタにはアンチも多そうな某番組からです。

 少しずつ、あさひちゃんのレパートリーが増えていく事を願いつつ、いつまでも弾き語りと透明感溢れる歌声は変わらないでいてほしいなと思います。

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dearest.

2013-08-04 21:30:21 | ハロプロ(ソロ)

 松浦亜弥さんが結婚した事を発表しました。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/08/04/kiji/K20130804006354700.html

 ファックスによる発表でしたが、文章を読むと二人の絆が感じられてきました。私がいいなと思ったのは、「私の青春には、すべて彼がいます。悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと全部です」という言葉です。
 一人の女性の青春のすべてに一人の男性がいる。人生に於いて、たった一人しか存在しないポジションにその人がいる。それは、確かに良い日も悪い日も、すべてを近くに受け止めてきたという事でもある。
 松浦さんの青春は決して華やかな月日ばかりでもなかったと思いますが、だからこそそばにいる人が尊い存在であったのでしょう。

dearest.


 松浦さんは藤本美貴さんの結婚に際し、自らの持ち歌であるこの曲を歌い贈りました。この曲は自分にとって尊い人のための曲でもあるからこそ。
 松浦亜弥さん、末永くお幸せに。そして、これからより愛のこもった素敵な歌を届けてくれると楽しみにしております。
 

今日のBGM あなたと生きてく - 谷村有美


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カフェオーレのうた

2013-08-01 23:26:24 | ハロプロ(ソロ)

きっかレン - グリコ乳業「カフェオーレのうたスペシャルミュージックビデオ」[公式]


 吉川友ちゃんはエッグ時代から歌には定評があったし、声優もこなしたから表現力も身についている。歌の方向性だって、柔も剛もこなせる器用さを持っているのはMilky Way時代から感じている。だからこそ、外向けの仕事をどんどんやって表現の幅を更に広げてほしいと思っていた。
 キッカがキマグレンと共演する!素晴らしいニュース。今をときめくミュージシャンとの共演。ハロプロではこういう仕事が見られなくなって久しいが、メジャーな立ち位置に立つという」事は違う事務所に所属している人との共演が増えるという事でもある。キッカはもうハロプロではないけれど、それゆえに「メジャー」を手に入れた。
 なんて事を書いていると嫌味みたいだけれど、そうではなくてハロだってもっと他事務所の人とコラボをやるべきだと思うのだ。アイドルとのコラボに抵抗あるならば、いわゆる「アーティスト」と呼ばれる人とコラボするのが良い。そこは事務所に頑張ってほしいなと思う。

 キッカが凄いのは、キマグレンと共演してもあまりヨソ行きな感じがしない事だ。これはキッカの天真爛漫さが功を奏しているのだろうか。「きっかレン」として出演しているラジオを聴いたけれど、普通に溶け込んでいた。メンバーの一員に思えるような頼もしさがあった。思えば、そのくらいの心の強さがなければ外部事務所のアーティストと共演するのは難しいのかもしれない。こういう企画に大事なのは、不自然さが見えないようにする事。キッカは自然体でこのコラボを楽しんでいる。歌詞に出てくるように白黒つけずに、あくまで自分のペースで泳ぎ、形を見せている。
 キマグレンのボーカルに溶けて埋没しない芯の強さを感じるキッカのボーカルは、想像以上にキッカがステップアップしている証でもある。これを機に知名度上がると良いなと思っています。

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「過去記事を振り返る」 100回のKISS

2013-06-25 23:16:39 | ハロプロ(ソロ)

 この記事は2006年3月19日に発表されたものです。
 ※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/c12655b54d2e47292b3557dd1d4459a3

 早いもので、今回の記事で通算100回目の記事となります。このブログを開始したのが昨年の9月の下旬。そのスタートの記事は、Berryz工房名古屋公演の事を書いたものでした。その名古屋公演が行われたのが、9月19日。ちょうど今日で半年になります。
 エッセイ形式のブログなので、携帯で読んでいただいている方には、長すぎて読みにくい点もあるかもしれませんが、今後もエッセイ形式で色々綴っていきたいと思っておりますので、携帯の方もパソコンからの方も、末永きお付き合いよろしくお願いします。

 そんなわけで、100回目にちなんで今回は「100回」がタイトルに付くこの曲をテーマに書きます。


 2001年夏、私は友人と一緒に、代々木第一体育館で行われたハロプロライブに足を運んだ。二階席の上段、客席としてはほとんど最上段に近い席で、この春デビューしたばかりの女の子の姿に目を奪われた。
  その子の名は「松浦亜弥」。その日のステージでは、三人祭の一員としても活躍した。多くのお客さんは、この日の松浦亜弥には三人祭の印象が強く残ったので はないかと思えるが、私は「トロピカ~ル 恋して~る」という夏の勢いソングを、くねくねとゆらゆらに歌う姿が強く印象に残った。

 私の居た最上段みたいな席からでもハッキリとわかるほど、彼女は小さく華奢であった。しかし、広いステージを走る姿は頼もしくもあり、階段を物凄い勢いで駆け上がり、大サビ前の手をグルグル回す振付を見せた彼女は、すでに大勢のお客さんを惹きつける術が備わっていた。

 夏が終わり、終わった恋に別れを告げる曲でブレイクした彼女は、続くシングルにしっとりした曲を持ってきた。「100回のKISS」。

 世間に認知され始めた矢先でのシングルが、ミディアムテンポの曲というのは、随分と思い切った事のように思えたが、この曲自体はデビュー前の2001年ハロプロ正月公演で披露している。
  勢いを削ぐかのように思えたリリースだったが、やはり前作より売上は落ちてしまった。しかし、この曲の世界を理解しようと懸命な彼女のぎこちなさが、「わ かってほしいけど、わかってほしくない」というこの曲の主人公のぎこちなさとシンクロして、妙なリアリティを作り出していた。
 当時、つんく♂はレコーディングの際に、彼女に相当ダメ出しをしたという逸話が残っているが、結果的には「完璧にこなせないからこそ生まれるリアル」が表現出来たと思えるのだ。

 この曲のPVにも、そんなぎこちなさは程良く表現されていて、この次の大ヒットシングルでクルクルと愛らしい表情を見せる人と同一人物とは思えない。

 時は経ち2006年。いつしか、彼女のシングルはバラードばかりになった。「100回のKISS」の時に見せてくれたようなぎこちなさは、当然の ようにキャリアと共になりを潜め、今は普通に上手い歌手に落ちついてしまった。それはそれとして、当たり前すぎるほど正しい事なのだけど、また自分の領域 を超えぎこちなさを見せる姿も見てみたい。
 どんな曲を与えられたら、領域を超えるのか?そんな事を考えながら、今は今度発売されるという、生バンドをバックに従えてヒット曲を歌うというDVDで、そんなシーンの片鱗が少しあるかなと思っていたりする。

 松浦亜弥 - 100回のKISS [PV]


<2013年の追記>
 文中にもあるように、この記事は当ブログの第100回目の記事でした。それにちなんでこの曲を語ってみた訳ですが、要するに松浦亜弥はスゴイという事であり、当時揺れ動いていた路線変更についての期待と戸惑いでもあったように思います。
 その後、松浦さんがどうなったかはご存知の通りです。その流れについてはここでは書きませんが、やはり今でも彼女の歌は私にとっては特別な存在であり、そういう風に思っているファンがまだ結構いるという事です。これといった活動をしていないのに、まだそういう風に受け止めてもらえる歌手はそういない。それが可能なのは彼女がやはりオンリーワンな存在だからなのでしょう。これは、彼女が二十代になってから以降のライブを生で観た事がある人ならば共感してもらえるものだと確信しています。
 その時期によって色んな顔を持つ松浦亜弥ソング。(亜弥ヲタではない)ハロヲタでさえ知っているのは初期曲くらいというのが現実だけれど、彼女のアルバムは傑作揃いなのだと声を大にして言いたいのであります。

 松浦亜弥さん誕生日おめでとうございます。素敵な歌をこれからもマイペースで届けてくれたら嬉しいです。

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雪/愛×あなた≧好き

2013-04-26 22:37:58 | ハロプロ(ソロ)

 以前にとあるスポーツ新聞に高橋愛ちゃんのインタビュー記事が掲載された時、その中の愛ちゃんの言葉は印象深いものが多かったけれど、中でも印象に残ったのがお父さんの話でした。
 愛ちゃんは一時期お父さんの事が嫌いで避けていたのだけれど、ある日(地元の)駅前で雨に打たれながら配送の仕事をしているお父さんの姿を見て、カッコイイと思い好きになったのだと。そんなような内容だったと思います。私はこの話がなぜか忘れられず今に至っているのでした。

 人は育った環境で人格形成されます。愛ちゃんの人格にその時のお父さんの姿が何らかの影響を与えているとしたら?そんな事をふと思い出しました。
 芸能人は私達と比べたら派手で華やかな毎日を過ごしているのでしょう。その傍ら、見えないところで苦労もしているだろうし、そういう見えない部分で人間としての器量であるとか、優しさとかを表現出来ている人もいるかもしれない。
 それでも、多くの芸能人は派手な結果を見せてくれるし、そういうストーリーを求めているのでしょう。だからこそ、もっと上辺ではない本質で出会うストーリーを私は嬉しく思うのかもしれません。

 昔の愛ちゃんも好きだけれど、今の愛ちゃんも好きです。これからも地道に自分の選んだ道をしっかりと歩んでほしいなと願っております。


Takahashi Ai 雪/愛×あなた≧好き


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田あさひ 『Rolling Days』

2013-04-21 19:26:18 | ハロプロ(ソロ)

田あさひ 『Rolling Days』 (MV)


 それは一年ほど前の事だった。ネットのニュースでアップフロントがオーディションを開催して、長崎県の高校生がグランプリに輝いたという事を知った。「ピアノが得意」というキーワードと、写真から受ける透明感がとても印象的で、思わず見ていたiPhoneで画像を保存したのでありました。
 それから季節は過ぎ、冬のハロコンで田あさひちゃんがオープニングアクトを務めているぞ!というニュースを知り、オーディションの時に画像を保存した事を思い出したのでした。

 正直言って、彼女をハロコンの場に出してくるのは意外でした。今までの事務所の流れであれば予想の範囲でしたが、最近のハロプロの傾向を考えると彼女のようなソロ歌手が関わる場所ではないようにも思え、吉川友ちゃんのように「遠からず、でも近づきはせず」というスタンスで行くのではないか?と思っていたわけです。(そのきっかもこのハロコンに出演していますが)
 結果的にはハロコンに出演した事でヲタ内に存在が知られ、それなりの宣伝効果はあったのでしょう。今後はどう売り出していくのかわからないけれど、あまりハロプロ色は付けないほうが良いなとは思います。(本来は色んなタイプの歌い手さんがいるハロプロであってほしいけれど、彼女は時代の求めるアイドル像の本流とは違う事も確か)

 ピアノ弾き語りと言うと「バラード」というイメージがどうしても強くなりがちだけれど、アメリカあたりの弾き語り歌手を見ると、むしろパワフルな表現法も普通に取れ入れられていて、それは日本とアメリカに於けるジャズの一般的認知度も多少なりとも影響があるのかもしれない!なんてちょっと大げさに考えてみたりもする。ピアノは綺麗な音色でしっとり聴かせる事も出来れば、速弾きで躍動感を表現したりも出来る。すでに田あさひちゃんの持ち歌も静と動のどちらも存在しているから、今後のパフォーマンスがより楽しみになっている今日この頃なのです。
 そんな持ち歌の中で、上に紹介している「Rolling Days」で見せてくれている躍動感はとても素敵。椅子が用意されていないからこそ、体全体を使ってリズミカルに、力強く音を発信している。そして、声の透明感。あの日、オーディションのニュース画像で感じた透明感は幻ではなかった!それは、この歌声を写真からイメージとして届けていたものだったのだと確信したのでした。

 出来れば地道にライブ活動を重ねて、ステージングの成長とともに少しずつ人気がついてくる展開を切望しています。その部分に於いては事務所の「現場を重視するスタンス」が活きてくると思っています。

※ 田あさひちゃんの記事のカテゴリーについては、吉川友ちゃん同様に「ハロプロ(ソロ)」にさせていただきました。編集的に、あまりカテゴリーを増やす枠がないという事情もあったりします。このカテゴリーの「ハロプロ」という文字はハロプロOGの方々を紹介する時と同様に「アップフロントの人」という意味で使わさせていただきます。

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ミキティの歌声よもう一度

2013-03-25 22:20:02 | ハロプロ(ソロ)

 2002年の春に大阪にモーニング娘。を観に行った。会場は大阪城ホール。チケットは2階席で、広い会場であるからステージはとても小さく見えた。
 当時のモーニング娘。コンサートはゲストコーナーがあって、ハロプロの他ユニットがゲストで参加していた。その春ツアーでは新人の藤本美貴がゲストだった。私は2001年の秋から2002年の春にかけて放送された「美少女日記」で藤本美貴ファンになっていたから、ステージングは楽しみだった。ミキティはデビューシングル「会えない長い日曜日」を熱唱した。緊張してもおかしくないような状況の中、ミキティは堂々と歌い上げて踊った。私は彼女の度胸の良さに2階席から大きな拍手を送った。

 ときは流れた。低音が魅力なミキティの歌声は「結婚~出産~休業」という流れの中で封印され、今やCDの中でのものとなっている。しかし、歌はやはり生歌が一番。みんなライブを待っていた。その日がいつ訪れるかわからないまま、漠然とした夢のようなその時を待っていた。

 藤本美貴復活ライブ記事(セットリストあり)
http://www.girlsnews.tv/music/79421

復活ライブを決定した事務所には大きな拍手を送りたいとともに、「一夜限り」なんて事は言わずに、今後も歌手活動は続けて欲しい。祭としてのライブもいいけど、継続していく中で魅力度を上げていけるライブも素晴らしいと思うのです。
 今回の復活ライブを決定した事務所には大きな拍手を送りたいとともに、「一夜限り」なんて事は言わずに、今後も歌手活動は続けて欲しい。祭としてのライブもいいけど、継続していく中で魅力度を上げていけるライブも素晴らしいと思うのです。

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