フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

この路線でいいんです

2012-01-30 23:12:20 | ハロプロ(娘。)

 世の中には知名度はあるけれど世間的にはあまり受け入れられていないジャンルというものがある。
 総合格闘技は眉をひそめる人が少なくてもプロレスには冷ややかな視線を送る人の多さ。中身に違いはあれど、どちらも体を張って戦っているのだけれど。
 日本独自のジャンルと言えそうな歌謡系ロックはカラオケでよく歌われたりするのに、ヘビーメタルなどハードロックを嘲笑する人の多さ。ちゃんと聴かずにサウンドイメージとファッションで印象を決めつけるなんて。

 アイドルというジャンルもどちらかと言えば世間的には受け入れられてはいないジャンル。国民的に人気者になればまだ状況は違うけれど、それでも大人が楽しむジャンルとしては認められているとは言い難い。
 女の子が憧れの対象として応援している分には男性がスポーツ選手を応援する感覚に似て、その行為は市民権を得ているけれど、男性が女性アイドルを応援するという行為は、どこか疑似恋愛という印象がつきまとってマニアックなものであるとされる。確かにアイドルヲタは偏執狂かもしれないけれど、その偏執狂としての部分を常識的な行動範囲で包み込めば、それは熱狂的という方向性に言い換える事が出来る訳で。

 それでもどこかアイドルを応援するという行為に少しの後ろめたさを引きずりながら、クールに自己批判も織り交ぜながら観ているくらいがちょうどいい。だからアイドルは恐れる事なくあらゆる規格外な事にチャレンジしてほしい。物わかりの良い人のフリをした歌なんて別にアイドルが歌わなくてもいい。

 などという屁理屈を浮かべながら聴いてみたら、「ピョコピョコウルトラ」は駄曲でもないし、堕曲でもない。冷静になってみてほしい。モーニング娘。史上もっとも低年齢アイドルグループな仕様になっている今のモーニング娘。が歌うに相応しい歌ってなんだろう?新生第一弾に相応しく歌い上げる曲は「生きるのが下手」とか「悲しみがこだまする」と歌う歌ではなく、ひたすら明るい、能天気なくらい明るい歌だ。
 切ない気分に浸りたい人にはちゃんとC/W曲が用意されている。

 ひとつ惜しいのは、せっかくここまでやっているのに、こういう歌を楽しんでくれそうな層にこの歌が届いていない事。うまく幼児層に浸透させられないものだろうか?
 でも、そこまで支持層が広がる事は、アイドルに後ろめたさがなくなってきて健全な何かになってしまうという矛盾を抱えてしまう。それは、いつか来た道でもあるから終末が予想出来てしまうようで。

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飯窪さんが気になっている

2012-01-26 23:34:00 | ハロプロ(娘。)

 飯窪さんが最近気になっている。高校生で新加入なんて遅すぎやしないかという声もあるけれど、高校生が入ってきた事に10期の面白さがあるのだ。そこを間違えてはイケナイ。
 中学生以下のメンバーだらけな9期と10期。一人中学生には見えない人がいるけれど、このメンバーはエッグ時代からそれが売りだったから良い。そんな中で飯窪さんはどういう風に輝けるのか?加入当初は心配だったけれど、数ヶ月という月日が経って心配はどこかに飛んでしまった。唯一気がかりなのはイメージカラーだけである。
 年齢という部分がマイナスになるのだとすれば、それはヲタが勝手に抱く妄想の中での出来事であり、その勝手な妄想が現実として降って来なければ無問題だ。そして、彼女の立ち居振舞いを見ている限りは、それは大丈夫なようにも思える。

 つんくPは飯窪さんを選んだ理由として年齢を気にしつつも、「ピュアなところ」を挙げていた。どことなくお嬢様な雰囲気は「箱入り娘」という想像をさせてくれる余地が充分にある。
 あとは、そのような下地を活かして更に独自の色を付け加えていく事が大切。歌やダンスの巧さで魅せるタイプではないから、その辺りは石田さんに任せて、キャラクター的な部分、見た目と中身のギャップみたいなところで魅せていくと良いかなと思う。石田さんとの役割の違い、棲み分けぶりはちょうど、9期に於けるさやしとえりぽんの関係と似ている。
 高校生である事の実像と、持っているキャラクターの実際とのギャップがもっと面白くなり、それを多くのヲタが認め始めた頃には、きっと「高校生の新人なんてイラナイ」などという意見は消滅する筈。そうなれば残る心配事はイメージカラーと、それを光らせるためのサイリウムの調達の問題だけになる。

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まーちゃん、人を救う

2012-01-25 21:27:17 | ハロプロ(娘。)

 遠いどかのある村に、れーなという気の強い女の子がいたそうな。れーなは気が強いけれど寂しがりやで本当はみんなと仲良くなりたいのに素直に甘えられずに、いつも我が道を往くという感じで強気に振る舞っていたそうな。
 そんなれーなの元にある日仲間が増えたのじゃ。四人の新しい仲間はみんな無邪気でのう、二人は都会っ子、二人は田舎の子、都会っ子も素朴でええ子で田舎の子と一緒に楽しく振る舞っておったのじゃ。
 そんな四人は無邪気だから、れーなにも話しかけたのじゃ。新入りはなかなか話しかけられない雰囲気を出しているれーなじゃ、周りの者が心配するわけじゃ。しかし、あまりに無邪気に話しかけてくる四人に気難しい筈のれーなもだんだん態度が変わってきたそうな。「このままの態度では悪いなあ」と思い始めたれーなは、自分からも四人に話しかけるようにしたのじゃ。
 そんなれーなの変化に周りの者達も驚いたそうな。誰しもがなかなかこじ開けられなかったれーなの心の扉を無邪気な新入り四人がいともたやすく開けてしまったのだからな。
 れーなは四人に心から感謝をしていたのじゃ。特に四人の中でも、まーちゃんという女の子は天然で素朴で、れーなも見ているだけでも癒され始めていた訳でな。れーなも「自分も積極的に人と関わっていかなきゃいけない」と、まーちゃんの姿を見て思ったという訳じゃ。
 なんか外からは強い風が吹きつけてくるみたいじゃが、彼女達は以前よりも絆を深めて歩き出しているという事じゃ。まだまだヒヨッコな四人が大きな力をみんなに与えているという良い話やのう。

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バンドアイドルへの道

2012-01-23 23:31:50 | ハロプロ2012-2014

 AKB48が新曲でバンド演奏を披露するらしい。少し前から特訓していたらしい。夏のロック関係のフェス出場を狙っているらしい(これはウソ)。
 なんだよ、ハロプロも対抗してバンドを!とか、歌とダンスに力を入れているハロプロなのに、何故今までバンドをやってみようという企画が出なかったのだ。AKBに先を越されて悔しい!とか、そういう人達に教えてあげましょう。
「AKB、またアイドリング!!!の企画をパクったな」

 煽りはさておき、このブログで以前にアイドリング!!!メンバーがコンサートでバンドに挑戦した事は取り上げました。これは、アイドリング!!!メンバーに楽器が出来る人が揃っていた事(ギターだけ未経験者が務めた)。アイドリング!!!のホール公演はバックバンドがついているので、バンドマンが先生として教えてあげられる環境にあった事などが理由だと思います。
 そう考えるとハロプロは難しいのです。バンドをやっている姿は観てみたいけれど、実現はなかなか難しい事でしょう。
<アイドリング!!!バンドについての記事(動画あり)のURL>
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/88ccf40caaf9b5c5f681b643aa15090a

 そして、そういった環境面や条件的な事柄以上に、バンド挑戦が実現しない理由だと思われるのが「プロデューサーがミュージシャン」である事です。ミュージシャンであるからこそ、企画や話題作りで安易に楽器を触ってほしくはないという事なのではないかと想像しています。そして、それは理解出来ます。
 もしハロプロにバンド編成に必要な分だけ楽器経験者が集まれば話は別かもしれませんが、現状としてはバンド実現の可能性は低いように思うのです。

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ピョコピョコ ウルトラ

2012-01-21 21:37:04 | ハロプロ(娘。)

 ダンスというものは世界中に形を変えながらも存在していて、それは例えば祭りの場に彩られるものであります。人々は一年の幸せや作物の豊作を祈り、体を躍らせる。どこの国にもそれが存在しています。

 その普遍的なものである筈のダンスというものを「魅せる」ものとして商売にしたのは、どこが元祖かはわからないけれども、現代に於いて選ばれし者のダンスはお金をとる事が出来るものとして、広く世間に認知されるようになりました。
 いつしか、アイドルの世界でもダンスは必修科目のようになり…。

 別に踊らないアイドル歌手がいても良いと思うし、ダンスが出来る事が人気を得るための必要条件とも思わないけれど、そういう定義を自らに嵌めてしまえば引き返す道はなくなります。
 それでも当事者は新たな認識を持って先を見つめていて、今までの流れに留まる事を良しとは思っていないとしたら、それはとても頼もしい。
 「ピョコピョコウルトラ」が発表された時にモーニング娘。は新しい道を歩き始めていた訳で、ちゃんとメンバーはそれを認識している事がインタビューでわかった。それを口にしたのがデビュー一年ほどの新人というのが頼もしい。(発売中のCDジャーナルのモーニング娘。インタビューより)

 ダンスは国が変われば形が変わるように、一つの形ではない様々な表現法がある。確かに去年までの数年間のモーニング娘。のダンスパフォーマンスはカッコ良かった。では、これからはどんなダンスの方向性になるのか?それは勿論、何か必然性を突き詰めた結果の形であり、モーニング娘。の場合はそれは所属メンバーの個性によるもので決まっていくように思います。モーニング娘。が変わっていく部分はメンバー編成だけではなく、その音楽性も含めたダンスの表現と演出にもあるのが醍醐味です。

モーニング娘。『ピョコピョコ ウルトラ』 (MV)

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地方アイドルは地方で観よう

2012-01-19 23:28:41 | アイドル etc

 ネットでたまたま見た意見で「地方アイドルを東京で観るのはデパートの駅弁大会みたいなもの」というものがありまして、自分も同じ意見だったので嬉しくなりました。
 駅弁はどこで食べても味は同じです。中身は同じですから。地方アイドルも同じで、地元で観ても東京で観ても歌う曲の魅力やアイドルの可愛さが変わる訳ではない。でも、アイドルは人間。やはり地元で歌う時がリアリティある姿なのではないかなと思います。気持ちの置き方が違う筈。
 駅弁もやはり地元で買って、地元の景色を見ながら食べるのが美味しい。鮮度の問題などで実際に地元で食べた方が美味しいというのもあるかもしれません。

 でも、アイドルを運営する側にしてみれば東京は大きなマーケットだし、地方でイベントを打つより収益も大きいと思われます。
 ただ、だからと言って東京での活動を増やしてしまったら、もはやそれは地方アイドルではないのです。東京で活動をしているマイナーアイドルと変わらない。地方を拠点にする意味は、その地方でファンを獲得し、その地方のスポンサーを付けて活動をしていく事による地域活性化。そして、地元に根付いてくれば地元のマスコミが付いてくる。地方番組に出演となれば、更にファン拡大になるし、地方局におけるタレント不足も解消されます。

 こういう地域密着型な運営というのは東京拠点の活動より低予算で活動出来て、そして一定数の熱狂的な支持層を得られる。これはJリーグのクラブ運営にも通じます。地方のクラブは地方のやり方がある。地方の枠を飛び越えて中央に出ていくにはリスクも大きい。それより地方で拠点を固めながら、あわよくば全国にも発信出来たら良いというスタンス。

 例えば、注目されている地方アイドルの一つ「ひめキュンフルーツ缶」の活動拠点である愛媛県松山市には愛媛FCというJリーグクラブがあります。愛媛FCはだいたい一試合に三千人くらいの観衆を集めていますが、もしこれを東京で開催すれば同等かもう少し入るかもしれない。在京の愛媛県出身者やサッカーマニアが観に行き、そのくらいの数は来る可能性があるのが東京の人口であり、東京の都市規模。そんな東京開催試合を増やせばクラブの収益は上がる事でしょう。
 しかし、そんな事を何度も行えば地元は冷めていく事でしょう。身近さがなくなり、気軽に観に行けないものへの関心は薄れていく事でしょう。

 アイドルヲタ内で起きている地方アイドルブームは面白いムーブメントではありますが、当事者は目先の収益だけでなく地に足が着いた活動を意識してほしいなと思います。東京のヲタに必要以上に媚びる必要はないし、あくまで地元ありきであってほしい。少しでも長く続けるためにも。
 我々ヲタは贅沢を言わずに、観たいアイドルの地元に行きましょう。地元の空気に触れて味あうステージは東京では味わえない、地方アイドルの本来持つ魅力を感じられるステージだと思います。

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吉川友 - こんな私でよかったら

2012-01-17 23:11:28 | ハロプロ(℃)

 ある年の年頭、私は他の社員達と共に社長の挨拶を聞いていた。会社の業績が悪化しつつあるのは私が担当していた業務柄知っていたが、社長の口から直接それが発せられるとさすがに心は堪えた。
 会社は大幅な規模縮小を行い、従業員を現在の2割にするという。退職金などのリアルな話題が話されたあと、社長は真顔でこう言った。
「辞めるも地獄。残るも地獄」
 不景気で転職は一筋縄ではいかない。かと言って、会社に残っても業績を上げていく事は一筋縄ではない。

 私は時々吉川友ちゃんがモーニング娘。に入っていたらどうなっていたかを妄想する。五年前に開催されたオーディションで最終候補者の中で一番人気だったキッカが八期メンバーとして加入していたら?その後の小春とのMilky Wayもあったのだろうか?モーニング娘。でセンター的ポジションを手に入れる事は出来たのだろうか?妄想は尽きない。

 キッカがモーニング娘。を不合格になってエッグに加入してまもなく、エッグはハロプロコンサートにおけるバックダンサーから単独でお金を取れるアイドルへと立場を変貌させた。いわゆる新人公演のスタート。研修生である彼女達で公演を行うのはまだしも、グッズとして生写真を売る事に対しては私は批判的な事を書いてきたけれど、それは同時に人気のバロメーターを計るものであり、それがあったからこそ真野ちゃんはソロデビューをし、スマイレージが結成され、そしてアップアップガールズ(仮)も結成され、いろりんはAKBN 0に移籍したのだ。芸能界は人気商売。人気のある子はデビュー出来る。頑張るだけではデビュー出来ない。頑張るのは当たり前な世界。

 キッカがいつまでもデビュー出来ないまま真野ちゃんのバックで踊り、握手会で超低姿勢握手をしていた頃、何人ものエッグメンバーが芸能界から去っていった。キッカは一度加入したら基本的には立場が保証されるモーニング娘。ではなく、人気次第で淘汰される研修生として何年も頑張ってきた。彼女の胸中には「モーニング娘。であったかもしれない私」が幻影のように付きまとっていたかもしれないと想像すると心が苦しい。仲間が一人また一人と去っていく場所でどんな想いでレッスンを重ねてきたのであろう?

 今キッカはソロアイドルとして活動をしている。念願であったであろうソロでのCDも出せた。TVにも出られるようになった。道重さゆみちゃん以外のモーニング娘。メンバーがレギュラー番組(ハロプロTIME)以外のTV番組にはあまり出ない事に比べたらなんと恵まれている事か。
 しかし、ソロアイドルはすべての責任を自らが背負う。自身のミスはそのまま自分に返ってくる。シビアな立場だ。
 気が遠くなるような数の販促イベントを行なってもモーニング娘。の売上には届かない。自らの輝きが薄れて人気が下がり売上を落としたら、やがてCDは出せなくなる。可愛さや実力があっても。
 ソロアイドルという一見恵まれた場所に到達した「かつての大型新人」は、今まさに正念場を迎えている。ここまで来るのに「芸能界には入らない」という選択肢も含めて様々なルートを歩いてきたキッカは、それでもソロアイドルとして輝く事が出来るだろうか?
 そう、彼女はソロアイドル。モーニング娘。でもない。スマイレージでもない。アップアップガールズ

吉川友 - こんな私でよかったら PV (short ver.)

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制作費を宣伝で

2012-01-13 23:09:25 | ハロプロ2012-2014

 数学女子学園始まりました。まだうちの地元ではオンエアこれからだという方もいると思うのでネタバレは書きませんが、ちょっと感じた事を。

 番組中に当然CMが入る訳ですが、いずれも有名企業ばかり。その状況が、ハロプロ番組で流れるアップフロントワークスのCMに慣れた身には新鮮。その中にはAKBが出ているCMがあったのはご愛敬ですが、まあ普通のCMばかりが流れるのは当たり前ではあるけれど良いものです。その中にハロメンが出ているCMがあれば更に良いわけですが。

 ハロメンがCMに出なくなって随分経ちますが、それならばハロメンが企業タイアップで商品を自枠で宣伝すれば良い!
 ふと思ったアイデアは、MVの中でタイアップした企業の商品をさりげなく小道具として映す。例えばそれがお菓子ならば、メンバーがお菓子を食べているシーンを入れて、商品名も見えるようにする。
 そのタイアップ企業はそんなに大金でなくて良いので(MVという媒体だから当然だけど)、協賛金として宣伝費を払う。そして、ここが大事ですが、そのお金をMV制作費に還元してMVのクオリティアップに使う。ヲタも嬉しいから、その商品を多少なりとも買う事でしょう。

 すごい考え方やな!


松浦亜弥 - 気がつけば あなた [PV]


 まあ、これに似たような事はハロプロは既にやってまして、これがそのMVなんですが、この曲自体がCMソングであり、あやや自身もこのCMに出演していた。まだハロプロにとっては良き時代であったのかもしれません。
 それは理解しているのですが、とにかくMVの出来を良くしてほしいという想いがこういう発想に繋がっている事は確か。今年は良いMVが一つでも多くありますように。

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ベリキューの階段

2012-01-09 23:37:31 | ハロプロ(ベリ&℃)

 ハロプロを長く見続けているとメンバーに対する視線が親的なものになりませんか?私はハロプロキッズ出身のメンバーに対しては、多少なりとも家族を見るような視線がどこかにある。たまに昔の生写真を引っ張り出してきては、「こんな時があったんだね」と、まるでアルバムをめくるような気分でファイルをめくったりする。まるで家族みたいなのです。

 我が家に何冊分かあるBerryz工房と℃-uteの生写真ファイル。それはまさにメンバーの成長を記録したアルバムでもある。特にグループ結成時はまだ小さかったメンバーは、そのグループの集合写真を見ていると微笑ましい。岡井ちゃんとかマイマイあたりのメンバーを見ると感無量です。
 それとは逆に年長組も案外と成長の加速度はすごくて驚きます。キャプテンの写真を眺めると「大人になったな」と思うし、舞美も℃-ute結成当時から比べたらかなり大人っぽくなりました。

 だって、最年長組は今日成人式だったのですからね。

 既に実年齢で二十歳を迎えているキャプテン。遂にベリキューメンバーから二十歳が!と感無量でして、そんな大人なキャプテンがますます頼もしくも見えたりする。キッズ出身者という事で言うなら、既にキャプテンより半年早く梅さんが二十歳になっていた訳ですが、小学生でハロプロに入ってきたキッズ達の中から二十歳のメンバーが現れたという事実に胸が熱くなる訳です。

 先日のベリキューCD発売記念イベントにて「がんばっちゃえ!」がステージ披露された事はこのブログでも書きましたが、もう一度いつかこの曲を歌ってほしい。今回はメンバーから二十歳のメンバーが現れた記念としての歌披露だとするならば、次回はメンバー全員が二十代になった時に歌ってほしい。キッズが初めてレコーディングに参加した曲であるこの歌を、二十代のキッズ達が心をこめて、思い出をこめて歌いあげてほしいと夢を見ます。
 全員二十代になるのは2016年2月7日。その頃のハロプロはどうなっているか、Berryz工房や℃-uteはどうなっているかはともかく、私はすごくその光景を観てみたいのです。

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アイドルがアイドルを愛する

2012-01-08 14:38:36 | ハロプロ2012-2014

 ハロプロは女性アイドルにしては長い歴史があるから、子供の頃からメンバーに憧れの気持ちを抱いていて、その憧れの気持ちを持ちながら加入してくる新人は少なくない。たとえば、モーニング娘。のぽんぽんコンビなどもヲタ気質丸出しでアイドルライフを楽しんでいる。
 正月ハロコンは歌っていないメンバーは雛壇に座って応援をするというスタンスになっているのだけれど、フクちゃんもえりぽんもフリコピばっちり。ある曲では、ヲタの入れる「L・O・V・Eラブリー○○」のコールにまで加わっていたという目撃もあるほど。
 私はこれはとても良いと思う。憧れが尊敬を生み、明日へのパワーを産む。アイドル達が頑張っていけるモチベーションの形として非常に健全。
 そういえばスマイレージの新メンバーである田村めいめいは加入前からスマイレージの大ファンで、アイドルになるならスマイレージしかない!というくらいの思い入れを持っていたそうだ。彼女が加入早々から自分の立ち位置を見極め、スマイレージに必要な部分を自ら担当していったあたりの流れは、それがつんくPの指示によるものが発端だとしても、やはりスマイレージの大ファンであるからこそ出来る絶妙な振る舞い加減であり、それが出来るセルフプロデュース力は思い入れが為せるワザであると思う訳です。

 アイドルという仕事は楽しい事だけでなく大変な事がたくさんあると思うけれど、楽しいという気持ちを常に大切にしないとファンも楽しい気分にはならない。モーニング娘。やスマイレージの新メンバーがとても楽しそうに見えるのは、ハロプロに入ってアイドルをやっていく事が楽しいという気持ちが溢れているからだと、最近の彼女達を見ていてつくづく思うのです。「やらされている」感じがなく、自らが率先して楽しんでいる感じ。だから、ヒヨコみたいな衣装で歌い踊っていても観ているこちらは、それを楽しく観る事が出来るのだと思います。

 えりぽんが大好きなガキさんの生写真セットを買い、袋の中に隠れている二枚目の写真を見る時に、指紋が付かないように手袋をして取り出したなんてエピソードは、まさにアイドルがアイドルヲタの気持ちを持っている証明。その気持ちを持ちながら、仕事はちゃんとプロ意識を持って臨んでいるならば、それこそ「ヲタの気持ちがわかるアイドル」という形のプロが出来上がる。
 その先例はちゃんとハロプロにいる。モーニング娘。に加入後もモーニング娘。のトレーディングカードを買い続けていたメンバーがいた。その人が今ハロプロリーダーであります。

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