ヲタ的には新人や新しいグループに興味が行くのは仕方のないコトではありますが、ちょっと最近Juice=Juiceの存在感が心配です。ここらで、新たな方向性とかを模索して新鮮な魅力を提供するのはアリだと思いますが、まずは人気を安定させていきたいところであります。
傍から見ていると、Juice=Juiceはチームワークとかで魅せるタイプのグループではなく、そういうアマチュアリズムにも似た頑張ってる感みたいなのが今ひとつ希薄な印象は受けます。しかし、そのキャリアに似合わない玄人っぽさはアイドル本来の売りとしてはマイナスかもしれないけれど、ステージから何かを発信していく上では力強い武器になると言えるのですよね。
そういう、なんとなく可愛げのない玄人っぽさ、でも頼もしくもあるというグループカラーは、個人に当てはめるとイコールで宮本佳林ちゃんにつながるのですよ。カリンちゃんはエッグの頃から、真野ちゃんの後ろで踊っていた時から、すでに玄人光線を放っていました。いや、カリンちゃんって普通に可愛げ全開な、どちらかと言えばブリッコ系なんでは?と言われる方もいるでしょうけれど、そういった自己演出力も含めた玄人っぽさ溢れる少女、それがエッグから今に至るまでの宮本佳林というアイドル像なのです。
先日、遅まきながらコピンク(と、ゴローさん)の歌が入っているコピンクス!のアルバム「コピンクス!メロディーズ」を買いました。カリンちゃんの持っている素質は、このミニアルバムを聴いただけでもすごく伝わってきます。そして同時に、この素質はソロだからこそ発揮できるのだとも痛感します。
このあたりの感情は、かつて嗣永桃子に感じていた歯がゆさにもどこか似ているのです。Berryz工房はとても楽しく素晴らしいグループだけれど、嗣永桃子の個人の魅力を完全に開花させるには決して適した場所ではない。そして、その想いはテレビで活躍する「ソロ」の「ももち」によって確証された。さて、宮本佳林とゃんは?
あまりにも、あまりにも、「カリーナノッテ」が儚く透明に響く名曲ゆえに、私はいつまでも「歌手宮本佳林」の輝きをいつまでも待ち続けてしまうわけで、Juice=Juiceでカリンちゃんが輝くためには、そのカリーナノッテの幻影を断ち切るしかないようにも思えてしまうわけです。
しかし、青春の輝きは後から再現することは出来ないからこそ、今見てみたい才能もそこにある。アンジュルムにカリーナノッテを作詞した児玉雨子さんが関わったことで、新たな何かを期待している今日この頃です。
コピンク*『カリーナノッテfeat.コピンク(宮本佳林)』
アルビレックス新潟はJリーグ屈指の人気クラブ。多くの観客がホームスタジアムのビッグスワンにやってきて熱い声援を送っている。訪れる観客は老若男女幅広い層であるのは地方のJクラブの特徴だけれど、新潟はその幅広い層がより熱心に応援している事が特徴です。その心の根底にあるものは強い郷土愛であります。多くの地方都市がそうであるように、東京に対しての特別な想いはあるけれど、それとは別なベクトルで強い郷土愛で町を愛している。
サポーターは歌う。「アイシテルニイガタ」と。UNICORNの「I'm a loser」のメロディに乗せて歌われるその曲は、白い屋根に強く反響してスタジアムを包み込む。「I'm a loser」であっても愛してるのだ。
アイシテルニイガタ
https://www.youtube.com/watch?v=N_Hb1LRgYdk
♪ 俺たちが ついてるさ 新潟 ヤケドさせてくれ このゲーム 俺たちが ついてるさ 新潟 伝えたいこの想い アイシテルニイガタ ♪
新潟の町も、この20年くらいでだいぶ変わりました。特にこの15年くらいの間に、駅の南側は様変わりした。ビッグスワンこと新潟スタジアムが出来て、大型店舗が増えて、道路も綺麗になり、田んぼだらけだった南側の発展はイコールで新潟の発展を象徴しているのかのように、新しい風景を作り上げました。
それとともに、元々の町の玄関口であった駅の北側が寂れていった。町は生きているから、時代とともに変化していくのは仕方がない。しかし、そんな変化に正面から向き合って、どうにか風の向きを変えることは出来ないのかと頑張っている人達もいる。かつての新潟の繁華街である古町に、町おこしという大義名分を抱えて活動しているアイドルがいるという話は以前書きました。
「若者のすべて」 フリージア工房 国道723号店 2012年11月5日
町に根ざして、町とともに活動するという事は、プロサッカークラブも、アイドルも、町と運命共同体であるという覚悟が必要であります。何年か前に、新潟にプロ野球チーム誕生?というニュースがありましたが、その内容に私は憤りを感じました。それは、ある街のプロ野球チームを移転させて新潟のチームを作ろうというスタンスが納得できなかった。プロ野球が現状のチーム数を変えるつもりがない以上、それは仕方がない事だとわかってはいますが、ある街で営業的にうまくいっているとは言い難いチームを、うまくいっていないから新潟に移転させる。新潟だったら人気出そう!なんて目論見でチームを作るのが納得できない。捨てられたその街はどうなる?そんなスタンスなら、新潟でもうまくいかなくなったら移転するかもしれないのでは?そう思ったのです。
本当に新潟の野球ファンのためにプロチームを!と思うなら、新チームを立ち上げるべきで、それが出来るようにチーム数増加を働きかけるべきでしょう。
新潟に根ざして活動しているアイドルがいくつもあります。地方アイドルが全国あちこちにある現在、その事自体は特に珍しいトピックではないけれど、新潟にはそれを十年やっているアイドルがいる。地方アイドルの代表的存在である「Negicco」です。昨今の地方アイドルムーブメントの影響で、この地方アイドル界の老舗にもスポットライトが当たるようになった。地元で地道に活動してきた結果、新潟県では抜群の知名度を誇るNegiccoが、このムーブメントのおかげで他の地域のアイドルヲタにも知られるようになり、ファンを増やす結果になった。サッカー界とアイドル界は似ている所があるという話は、このブログでも書いた事がありますが、このNegiccoのサクセスストーリーは、地域リーグで活動していた新潟のクラブが全国リークであるJリーグに昇格したという感じです。
Negicco「サンシャイン日本海」MV(Full)
このMVに出てくる風景はまさに新潟の風景。歌が始まってすぐに出てくる万代橋は新潟のシンボルです。作曲は元オリジナルラブの田島貴男さん。
上で紹介した記事「若者のすべて」で取り上げたアイドル「RYUTist」は新潟市古町で活動するアイドル。音楽に、ステージに、町の盛り上げに、真摯に取り組んでいるメンバーとスタッフ。この真摯な姿勢というものは、地域に根ざした活動とリンクしている。Negiccoもそうですが、こういう地道で、まっすぐな気持ちを持った活動をするという事が地方アイドルには大切な事で、それは単なる芸能活動的な側面だけでなく、活動には地域活性化などの目的も付随するため、社会的な信用も大切になってくるのが大きいのだと思われます。
それは、テレビ局のスタジオやコンサート会場のようなクローズされた空間だけでなく、町というオープンな空間で看板を背負って活動していく者の使命として、そういった社会性もそれなりに必要という事なのでしょう。
【PVフル】RYUTist 3rd single「Wind Chime!~街のトンネル~」
このMVには古町の風景が出てきます。ハロヲタ的には永井ルイさんが関わっている事にも注目です。永井さんにはまたハロプロに関わってほしいなと思っています。カントリー・ガールズなんて合いそうな気がします。
町にお金が落ちるということ。町に外から人がやってくるということ。町に賑わいが生まれるということ。それは大切。ただ、それを果たすために必要なのは、統一規格なチェーン店で揃える郊外型大型店舗の役目なのでしょうか? 地道な商売を推進する地元密着型な商店、あるいは商店街は廃れていく運命なのでしょうか? そして、そこに「アイ」はあるのでしょうか? 20年前とは景色が変わった新潟に、新しい風景がまたひとつ。
カントリー・ガールズ、アンジュルム新曲公開!新ユニット発表、ハロコン MC:矢島舞美・藤井梨央・広瀬彩海【ハロ!ステ#99】
更新が滞っていて申し訳ありません。管理人はこのブログを忘れてしまったんじゃ?なんて思われそうですが、心配は無用です。書きたいネタに溢れた新春のハロプロ。まさに新年は新世紀の幕開けだった!ってなくらいなハイテンションであります。
こんなことを書いていると、これだからヲタって奴は新しもの好きなんだから…と言われそうですが、楽しいものは仕方がない(笑)。新人が元気で話題を集めるという流れは正しいし、そうやって活性化されながらハロプロはここまで続いてきたのです。
中でも、新人で一番の衝撃だったのはアンジュルムです。新人たちは研修生出身ということで、ある程度はやるだろうと期待していましたが、正直ここまで超絶即戦力になるとは…。いえ、即戦力どころか、グループの方向性や取り巻く空気が一変されそうな勢いです。上に貼ったハロステで新春のハロコンの映像のダイジェストが見られますが、アンジュルムの映像はすごいパワーに溢れています。
特に、りかこちゃん。彼女が今後のグループのキーポイントであるとは思っていましたが、期待以上の器を持った逸材だったのだなと、心からの喝采を贈っているところなのです。ダンスのうまさとかはよくわかりませんが、この躍動感たるや、アイドルにとって必要な明るいパワーをたくさん持った子なのだなと感心しました。ホントすごい。
室田ちゃんの笑顔。相川さんの存在感も良いし、アンジュルムの今後はすごく楽しみだ! 上の動画の24分過ぎからアンジュルムが出てきますので、まだ見ていない方はぜひ見てみてください。(もちろん、他のグループの映像もそれぞれ見所満載で必見です)
ここで話が終わってしまうと、「ああ、新人ちゃんすごいね。当たり年だね」で浮かれて終わってしまうのですが(まあ、それも悪くはない)、私はこの動画を見て驚きましたね。挨拶シーンで、後列で終始ほほえみを絶やさず上機嫌のばくわらさんに。彼女は積極的に前に出るタイプではないし、やる気を前面に押し出してグイグイ来るタイプでもないけれど、このほほえみに今のアンジュルムの雰囲気が表れているように思えて、とても嬉しくなりました。メンバーもこれからのアンジュルムの活動に手応えを感じているのではないでしょうか。
「これからこのグループはどうなってしまうんだろう?」という想いに支配されながら、どこか綱渡り感を隠せずスマイレージはこの三年間活動してきた。もう余計なことを考える必要はないのかもしれません。それを感じさせるのは、福田花音ちゃんの表情が久しぶりにとてもいい笑顔になっていたという事実。
そうなのです。躍動するりかこちゃんを見ながら私は思った。この流れを一番求めていたのは、一番必要としていたのは、「かつての天才少女」福田花音なのではないかと。イキのいい新人が入ってくることで良き影響を先輩が受けるといういい流れになる予感を、もっともドラマチックに体現してくれそうなのは花音なのではないかと私は思います。
今のアンジュルムは全員が必要なメンバーで、全員がそれぞれの輝きを放っているのではないか?早くそれを確かめに行きたい。そんなことを考える日々です。
新春恒例のHello! Projectコンサートが開幕しました。今回のコンサートはいろんな意味で「新生」という言葉が当てはまるコンサート。モーニング娘。は新体制になり、ハロプロリーダーも代わり、スマイレージは新体制になるとともに名前も変わる。新グループ「カントリーガールズ」もお披露目。ここまで話題がたくさんあるハロコンは久しぶりなのではないだろうか?なんて思っていたわけです。そして、内容の方も盛り沢山で良いものであったと、観に行っている人達の感想から伝わってきました。
BARKSさんの詳しいコンサートレポート
http://www.barks.jp/news/?id=1000111345
そんな盛り沢山な内容のコンサートに更にニュースがあった!
「ハロプロ研修生から新ユニット結成」
先の話としては予想していたけれど、このタイミングで来るとは予想していなかった。
BARKSさんの記事(写真付き)
http://www.barks.jp/news/?id=1000111341
メンバーは、藤井梨央、広瀬彩海、野村みな美、小川麗奈、浜浦彩乃、田口夏実、和田桜子、井上玲音。新ユニットを作るならこの子が入るといいなと思う子が選ばれているし、個人的には納得な結成。
次々と新メンバー加入だ新ユニット結成だと人を増やしすぎでは?という意見もあるようですが、自分は良いと思います。研修生から作ったのだって理にかなっている。研修生が日頃の活動を通じて少しずつファンを増やし、スキルを磨いてきたのならば、良いものを持っている子はデビューさせてあげないと組織としての層も厚くならない。たくさん可愛い子を抱えてます!でも表に出られる子は一握りです!なんてやり方では活性化は難しいし、そんなことをやっている運営は業界にとってマイナスであるとも考えます。だからハロプロから有望な子が次々とデビューしていく流れは「それだけ層が厚くなっている、なっていく」という意味で歓迎すべき事態だと私は思います。
今までならば、つんくPが曲を手がけるという前提があったため、ユニットを増やす=つんくPの仕事が増えるという流れになってしまう問題がありましたが、つんくPがすべての曲を書くという流れがなくなった現在、ユニットを増やすということは、ハロプロとクリエーターの新しいつながりが増えていくという流れになる訳で、これは新しい波が生まれると思うのです。
つんくPと若手作家陣、あるいはベテラン作家陣、いろんな人がタッグを組んで良いものを作りだしていくのではないか?そういう期待がより膨らんでいます。
今年からグループの序列も変わり、長年ハロプロの看板グループであったモーニング娘。が一番上というわけではなくなり、ハロプロリーダーが所属するという事で℃-uteがそのポジションに就きました。これはイコールで、序列はそれほど重いものではなくなり、どのグループにもチャンスはやってくるという意味であると思え、より競争が激しくなって活気につながるのではと思っています。
研修生発ユニット大歓迎。大賛成であります。