フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

こぶしファクトリーは媚びずに走る

2017-03-08 22:07:12 | ハロプロ(こぶし)

 先日メジャーデビューした「つばきファクトリー」。ヲタの評判もなかなか良いようで何よりですが、今回は「こぶしファクトリー」のお話を。

 私は、こぶしファクトリーが好きだ。Berryz工房の魂を受け継いでいるかどうかは、まだ結論を出すのは早いと思えるけれど、Berryz工房の目指していた「まじめにふざける」を具現化し、いろんなジャンルの曲、かっこいいのから、ヘンなのまで、どれも可愛く歌って踊ってしまうスグレ者集団という認識を持っております。
 彼女たちの何が良いかって、底抜けに楽しんでいる感じを見せながら、同時にとても危うい感じも隠すことなく、それさえ味にしてしまっている事。それって、アサヤンの頃からのハロプロ伝統芸ともいえるもので、Berryz工房もそうだったし、今の娘。もそれが色濃く出ています。プロだなと思いますよ。

 真ん中に、はまちゃんという「ハロヲタ好みの系譜」を惜しげもなく表現したような子が立っていて、その横にハロプロ王道とはチョット違う系統の美少女れいれいがいる。その絶妙なバランスをコントロールすべく、歌の上手い地味系才女あやぱんが脇で良い仕事をしているのがまたいい。たぐっちみたいな飛び道具もあれば、藤丼みたいな良識派もいて、のむさんみたいな学級委員系真面目っ子、れなこみたいな不思議ちゃん、さくらっこという癒し系お嬢様も居る。サイコーか。

 それだけ揃っていても、一気にアイドル界のトップに上がっていけないのだから、今の時代にアイドルグループを売るのはとても難しい。関係者の苦労が偲ばれます。
 何かいい方法ないか?もっと、こぶしファクトリーを知ってもらえる良い手段はないものか? 正直言って、こぶしみたいなグループこそテレビ映えするのだから、「ハロプロテレビ班」(という名前は正式にはない)として活動していけばいいのにと思うし、ハロに残された最期の砦ことテレ東深夜枠に冠番組を持ってくればいいのにと思うのです。そんな事したら他のグループのヲタから大ヒンシュクを買うって?アイドルを公平に売り出すなんて不可能なのだから、適材適所でメディア展開したほうがいいのになと思う次第です。こぶしは専用のバラエティコンテンツで映えるタイプ!と力説します。

 結成以来、こぶしファクトリーのMVはハズレなしの面白さ、良さがあると思っています。アイデアと演出が面白く、作り手も演者もノリノリで作り上げているからだろうと想像しますが、ある日ふと気づいた事があります。それが、こぶしファクトリーの映像を面白く、素敵にしている要因ではないか?それは、
 「こぶしは媚びが少ない」 です。
 
 ハロプロのMVを見ていて、以前から気になっている事があります。それは多分、誰かから指示されてやっているか、新人の頃にアイドルのノウハウを教育されてきた時に教えられて身についたのかもしれないのですが、歌い踊りながら「顎のあたりに手を添えて誘うような目つきをする」メンバーが非常に多い。これって、他のアイドルのMVではあまり見ないしぐさなので、関係者の誰かによる指示か指導だろうと推測しています。
 その「お誘いポーズ」が私は苦手。というか、ハッキリ言えば好きではない。映像の品が落ちるという感じがしてしまうのです。アイドルに品は必ずしも必要ないのかもしれませんが、この「お誘いポーズ」は曲の内容に関わらず頻発するので、とても気になってしまうのです。先日もとある新曲MVを見ていて、次々とメンバーが繰り出す「お誘いポーズ」にやられ、花粉症が悪化いたしました(それは映像関係ないだろう)。

 ※ メロンの「なんちゃらはなんとかのエロス」とか、かつての美勇伝みたいな曲だったら「お誘いポーズ」はアリですよ。曲の世界観に沿うのであれば、演出として理解できます。

 さて、何の話でしたか。こぶしにエロスが足りないという話でしたっけ。違います。こぶしはこびないのが良いよねという話でした。
 こういうのは、エースとかリーダーの気質とか持ち味で左右されるものでもあり、それは作り手がメンバーの良さを見据えながら演出していくものであるから、結果的にそうなっていくのでしょうね。その意味において、こぶしは、はまちゃんがエースだし、れいれいがサッカーでいうところのシャドーみたいなポジションだし、広瀬あやぱんがリーダーなのが、媚びた感じがしない気風に繋がっているのではないかと思われます。サイコーか。
 個人的には、媚びる表情で踊りまくる浜浦彩乃なんて見たくないし、ヲタに甘える井上玲音なんてアリエナイんです。広瀬彩海はいつまでもこぶし利かせて唸っていてほしい。

 別に握手会とか無くても構わない派な私ですが、こぶしファクトリーは売るための手段に、媚びた姿勢なんて見せなくていいというのが結論です。それこそ、そんな姿勢が「Berryz工房の魂」なのではないかと、今更ながら、かつてのベリヲタな私は気づきました。こぶしファクトリーはサイコーです。

こぶしファクトリー『GO TO THE TOP!!』


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする