フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

2011 輝いた星たち

2011-12-31 21:33:51 | ハロプロ2011

 大晦日にラストステージを踏むアイドルがいる。なんと劇的で、なんと悲しい幕切れ。でも、節目の日にラストステージを踏んだという事で、これから毎年この日に今日を思い出せる。記録より記憶に残るアイドルだったゆうかりんに相応しいラストだったのかもしれません。

 前田憂佳という星を一つ失ったハロプロの2011年は旅立ちの年でもありました。それは年末に三人もの卒業生を出したモーニング娘。が年明け早々からリーダー高橋愛の卒業を発表して明けた一年でもありました。
 去る人がいる事は寂しい事ではあるけれど、新たな星も増えていく事でもあります。その新しい星達に既存の星達も刺激を受けて新たな輝きを見せ始める。そういう転機の一年であったのではないでしょうか。

ハロー!プロジェクト モベキマス 『ブスにならない哲学』 (MV)


 2012年は先を予想出来ないくらいに、新たな輝きをたくさん見たいです。

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2011 モーニング娘。とスマイレージの変動

2011-12-30 22:27:02 | ハロプロ2011

 2011年のハロプロは色んな事がありました。それはいつもの事とはいうものの、メンバーチェンジという事柄について、いつもの年以上に考えさせられた一年でした。
 メンバーが変われば楽曲の方向性も変わる。アイドルソングというのは作り手側の思惑以上にメンバーの個性によって色が付けられていきます。モーニング娘。が去年までの色とは変わったのは必然であり、それこそ横浜アリーナ以前と以後という風に色がハッキリと変わりました。

モーニング娘。 『まじですかスカ!』 (MV)


 この曲はまあハッキリ言って、9期の名刺を作るための歌。ベテラン勢はそこに巧く合わせてあげた形。主力が描く横浜アリーナ以後の色が表現されてきたのは、そのあとのシングルだと思います。そして、それらのシングルがヲタに好評を持って迎えられた。

モーニング娘。 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 (Another Ver.)


 この曲以降は日本武道館以前と以後という新しい分岐点が作られたと思います。しかもカップリングには「去っていく者の集大成」と「これから背負う者の現在形」という二つのパターンを用意するという周到ぶり。しかも、アルバムはそのどちらも含んだ、つまり日本武道館以前と以後を一枚にまとめ、秋ツアーも、来春のツアーも、どちらにも対応出来るハイブリッド型。「12スマート」というより「12ハイブリッド」とした方が時流にも乗っていて中身も表現出来たタイトルだったのにと、ちょっとだけ思います。

スマイレージ 『タチアガール』 (MV)


 メンバーチェンジの思想を新しく取り入れる事を公にしたグループが生まれた今年。スマイレージは変化をしながら基本はあまり弄らず、その基本に新メンバーがどこまで乗っかっていけるかを示してきたように思います。
 箱ヲタ的にはオリジナルメンバーによるラストシングル「有頂天LOVE」が好評、というより思い入れ絶大なようですが、私的には「タチアガール」が見せた「足しているようで足していない感」の絶妙さが大好きなのです。人数も増え、顔触れも変わりながら、スマイレージの放つ色はほとんど変わっていない。これは新しい形のメンバー入れ替え制度ではないかと感心しています。モーニング娘。みたいな「○○以前と以後」という色の変化が強く出ていない。
 これは今後のハロプロがどちらを選ぶかにも通じていて非常に興味深いです。変わらない良さと変わっていく良さ。どちらが良いのではなく、どちらも楽しめるハロプロが生まれた年であったのかもしれません。

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おんなじ色のサイリウム

2011-12-25 14:12:48 | ハロプロ2011

 昨日中野サンプラザで行われた東京女子流コンサート、生バンドも付いたり、山下達郎さんやSPEEDのあの有名なクリスマスソングを歌ったり、盛り上がったようです。
 そんなコンサートのレポートの中で注目したのが、サイリウムの色の統一。公式グッズとしてピンクのサイリウムを販売した事もあり、会場は見事なまでにピンク一色に染まっていました。

 ハロプロの現場では各人が推しメンバーのカラーのサイリウムを持っているのが普通。なので会場が色んな色で照らされていて綺麗です。それは風物詩のようなものなので、今や違和感もなく馴染んでしまっているのですが、時には同じ色のサイリウムに染まる会場も良いよなあと思うのです。

 ハロプロでそういうシーンに立ち会えるのは真野恵里菜ちゃんの現場でして、会場は彼女のイメージカラーである赤のサイリウムに染まります。でも、真野ちゃんは女優業が忙しくなかなかコンサートはない。

 かつて、メロン記念日の現場は緑色のサイリウムに染まっていました。メロンの色という訳です。
 メロン記念日は毎年クリスマスコンサートを行なっていました。クリスマスにアイドルの現場があるという事はヲタにとって幸せな事なのかどうかは意見が分かれるかもしれませんが、参加しているヲタ、ステージのメンバーともに楽しんでいた。冬の寒空を忘れる熱い空間がそこにはありました。
 そして、会場を照らす緑色のサイリウム。客席が同じカラーのサイリウムで染まる光景に、どこか思い入れのこもったノスタルジアを感じるのはメロン記念日のせいかもしれません。
 会場の一体感であるとか、濃密な感じはアイドル現場の大切な要素であり楽しみであります。かつてのクリスマスの光景を思い浮かべながら、これからも熱い一瞬に立ち会っていきたいと思うのでした。

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衣装を見て思った

2011-12-16 22:43:40 | ハロプロ2011

 やはり新メンバーが入ると興味が高まるからなのか、秋以降モーニング娘。とスマイレージがとても気になっています。新メンバーは何だかんだで可愛い。というか個性がいい感じ。アイドルに大事なのは「何かが起きそうなワクワク感」だと思っています。

 ブログのトップ画像、愛ちゃん卒業後も画像を変えていないので、なんか私は十期アンチなのかと思われそうですが違います。愛ちゃん卒業後の1ヶ月はこのままにしておき、11月くらいに今のメンバーの写真に変えようと考えていたのです。結果はご覧のとおりです。スイマセン。では早速12人の新生モーニング娘。の画像に変えよう!いや、来月早々新曲が出るから、その時に出るアーティスト写真からで持と思っていました。
 そして出ました新曲衣装。

 ハロプロの良い所は他がやらないような事をやる所。音楽的にも他と少し違う方向を向いている感じがあります。それは世に言うJ-POPというものとの差別化を意識的に行なっているような作り。なので、勿論他のアイドルともちょっと違う。

 「他と違う」のは立派な個性ではあるけれど、狙いすぎは果たして正しいのだろうか?今はそんな正解探しよりも、とりあえずメンバーのモチベーションが心配であります。そういえばスマイレージも衣装、というか小道具付きでMVを撮影したりしましたね。などと思い出し、ネガティブな方向へ思考を巡らせるのでした。

 でも、案外曲は良いかもしれません。そういえばスマイレージの新曲も良いですね。最近のお気に入りです。

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紅白とか音楽祭へ

2011-12-08 22:30:57 | ハロプロ2011

 紅白歌合戦はハロプロは出ない。FNS音楽祭はモーニング娘。がドリームモーニング娘。がバックダンサー並みの扱い。
「なんでそんな扱いなんだ」
と怒りのヲタ多数。

 でも、ちょっと待ってほしい。今年のハロプロは去年以上の「何か」を残したのだろうか?「何か」は売上でも露出度でもいい。今年上向きだったでしょうか?
 この手の音楽番組はいわば音楽の祭典。ネームバリューがある歌や歌手か、今年の話題曲でなくては場違い感も拭えない。今のハロプロは残念ながらどちらも備えていないのです。ドリームモーニング娘。は前者ですね。
 たとえば、アイドリング!!!やももいろクローバーZのヲタが「うちらはハロプロよりCDを売っているのだからFNSや紅白に出させてくれ」と言ったらハロヲタ的には首をかしげる事でしょう。ヲタではない人達から見たらハロプロも「何で出演しているんだ?」と思われてしまう対象である事は自覚しないといけません。

 でも、だからと言ってこれからはまた話は別。来年はもっと人気を上げて胸を張って音楽の祭典に出たいところです。
 来春になればモーニング娘。から小学生のメンバーも存在しなくなる。案外、この小学生メンバーがいるという事も積極的にテレビ展開出来ない理由ではないかとも思っています。

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モベキマスTVムーブメント

2011-11-19 11:54:47 | ハロプロ2011

 何故今ハロプロメンバーが全員集まってモベキマスをやっているかわかった!

「紅白に出るため」
 ちょっと違う。

「人数を集めてイベントをたくさん打って売上を上げたかった」
 それも違う気がする。

 来年の話ですが、日テレの深夜ドラマにさゆとれいなが主演で出演するようです。内容的にはハロプロ番組とも言えそうなもので、ヲタ以外の人が果たして見るのかは疑問ですが、こういう展開はアリでしょうね。
 ネットにあった文章を貼ります。


日本テレビ系の水曜深夜枠では、モーニング娘。の田中れいなと道重さゆみが
W主演を務める「数学♥女子学園」(1月スタート、毎週水曜夜 0:59-1:29)
を放送する。クラスメートでライバル関係でもある2人の女子高校生(田中、
道重)が毎回、難易度の高い数学の問題で、さまざまな敵とのバトルに挑んで
いく青春学園ドラマ。手続き上のミスで女子高に転校してしまった男子高校生
役で桜田通が共演するほか、主人公2人と数学バトルを繰り広げる対戦相手役
として真野恵里菜、Berryz工房の嗣永桃子、須藤茉麻、℃-uteの矢島舞美、
鈴木愛理、中島早貴、スマイレージの和田彩花、福田花音、田村芽実らが出演。


 そして、来週のタモリ倶楽部ではハロプロの事が話題になるようです。

http://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20111125_04017.html

 タワレコのアイドル音楽への取り組み方んは好感を持っています。アイドル音楽の価値は有名かどうかとか、売れてりうかどうかではないというスタンスで、マイナーアイドルや地方アイドルもプッシュしています。先日私が秋葉原店にモベキマスを買いに行った時に発見しましたが、タワレコレーベルから発売されているLinQ(この前ここで紹介した福岡のアイドルグループ)の専用ラックが用意されていて、しかも隣がPerfumeのラックだったという。ちなみに、ポップの写真にメンバーのサインが入っていました。

 少しずつ風向きが変わってきて、アイドルの流行も変化してきているのかもしれません。流行は作り上げた瞬間に作ったものが終わらせ時を計算しています。いつまでも同じ物が流行っていては次を流行らせられないからです。
 モベキマスは挨拶変わりの名刺だった。まずは音楽番組にハロプロメンバーを出演させるためのカードだった。これから色々出て行くための序章である。そんな理由だったら…。と思ってみる。

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アイドルに疑似恋愛して

2011-11-08 23:24:54 | ハロプロ2011

 Twitterのタイムラインを読んでいてふと思った。アイドルヲタの疑似恋愛ってどのくらいの想いが平均的なんだろう?

 そもそも、疑似恋愛というものをアイドルに抱くという事が全てのヲタに当てはまる訳ではないし、アイドルへのハマリ方のアプローチは人それぞれだろう。私の場合も、「疑似恋愛したくなる気持ちはわかるけれど、自分はそういう感情では見ていない」というスタンスです。

 疑似恋愛自体は私は良いと思います。それこそがアイドルの存在価値の一つが恋愛対象に見てもらって熱狂的に応援してもらう事ですから。
 でも、その疑似恋愛ってどのくらいの想いなのか?どれくらい強いのかは一人一人違うはず。(例え可能性はほぼ無くても)付き合いたいと願う人。付き合うなんておそれ多いから遠くで熱く見守っていたい人。その距離感だけでも中身は違ってくる。

 疑似恋愛をしている事でアイドルがもし想いとは違う方向に行った時、どういう行動をとるかでその人のアイドルへのスタンスも見えてくると思うのです。
 愛するアイドルの幸せを願うゆえに全てを受け入れる者。
 愛が歪んだ方向に向いてアンチになって叩きを始める者。
 どちらも気持ちの熱さゆえにではあります。

 疑似恋愛感情があるためにアイドルへの要求も膨らみ、己の好みに沿わないと納得出来ないと思ってしまっている人が少なからずいる。でも、愛情が強いのなら、強いからこそ、受け入れる強さも持っていてほしい。それが出来ないのなら、それは疑似恋愛でもなくエゴイズムでしかないような気がします。
 推しメンに愛情を注いでいると思うのならば、推しメンの容姿が変わっても愛せますか?推しメンの精神が変わっても愛せますか?

 疑似恋愛と恋愛は違うとは思うけれど、覚悟を持っていない愛情ならば軽々しく疑似恋愛という言葉は使ってほしくない。恋愛という言葉が入っている以上は。
 などと重々しく思ってしまうハロプロの秋なのでした。

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集まるという事の意味

2011-11-06 21:13:40 | ハロプロ2011

 モベキマスが音楽番組に色々と出演してくれてウレシイ。ウレシイけれど、テレビで見る度に胸が痛くなる。
「果たしてヲタではない視聴者にはどう感じてもらっているのだろうか?」

 楽曲的には悪くはない。悪くはないのだが、興味が薄い人に手を止めてもらえるようなインパクトに欠ける。
 私は思うのです。いっそのこと、単純明快な応援ソングでも良かったのではと。HPオールスターズみたいな感じです。
 ヲタではない人から見たら、なぜ今ハロプロのメンバーがみんな集まって歌っているのだ?という意味が伝わりにくいと思うのです。いや、ヲタにさえ伝わっていない。私もなぜ今?と思っています。

 実は今年だから、今年だからこそ集まる意味があった。たとえ売名行為と言われようとチャリティーソングとして出すべきでした。AKBの真似と言われたっていいではないですか。チャリティーというものはそういう狭い了見で語るものではない。東日本大震災の被災地への義援金を集めるためのチャリティーCDだったとしたら、ハロプロがみんな集まる意味があったと思うのです。

 被災地にもハロプロが大好きな人達がいる。被災地にはコンサートなどでもお世話になった。会場でメンバーが募金を呼びかけるのもいいですが、もっとはっきり形としてわかりやすいチャリティー活動をする事は、有名人としての義務であるとさえ思うのです。

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桃子と愉快な妹たち

2011-11-01 23:14:15 | ハロプロ2011

 この前の土曜日、全国五都市でモベキマスイベントが行われ、各メンバーが分かれて握手会や歌のステージを行いました。
 東京会場はステージに立っていた順に右から言うと、
嗣永桃子 譜久村聖 鈴木香音 工藤遥 石田亜祐美 飯窪春菜 竹内茱痢 勝田里奈 田村芽実 鈴木愛理
でした。

 進行役は年齢でお姉さんな桃子になる訳ですが、そのお姉さんがいきなり
「メイド姿」
で現れた。この空気を乱すパワーはさすが嗣永プロ。凍りつくステージ。
 そこですかさず工藤遥(年齢差8歳)がダメ出しを炸裂。
クドウ「ツグナガてめえ空気読めよ。いい加減にしろ」(多少?誇張。というか心の声で脚色)

 悪びれない桃子はそんな脅しには屈しない。というかマイペース。
 そんな桃子に「これでも食らえ」とばかりに香音が桃子の物真似を始める。締めはやはりアレ。そうですアレ。
「許してニャン」
 ずっき可愛い。彼女の力は過小評価されている。そう私は力説します。


 そんなやりとりを見ていて思ったのですが、やはり桃子のキャラクターを生かすには年下の面白い子が必要なんだなと。工藤様は終始あの低い声で、しかも落ち着いた物言いで桃子と会話していましたし、香音もニコヤカに物真似をやってのけた。ああ、なんか前にもこんな感覚を味わったな。思い出した。イベントから三日経って気づきました(笑)。
桃子とちさまい(岡井千聖、萩原舞)
ではないか。℃-uteのイベントに来た時の桃子は℃-uteメンバーと絡むのが楽しそうでした。絡みやすそうでした。℃-uteは桃子から見たら妹キャラだらけなのでしょう。非常にのびのびと振る舞っていました。桃子と仲良しな岡井ちゃんとの絡みは漫才みたくなっていました。
 そこなんですよ。ベリだと桃子より妹に見える子がいない。強いて言えば梨沙子だけれど、色気とキャラと年齢差がアンバランス。

 桃子の面白さって実はまだ我々ヲタも全容を見ていないのではないか?そんな気がしたモベキマスイベントでした。桃子の面白さを生かすには同じ立ち位置ではだめ。下から面白おかしく振り回す子がいい。
 そして、それが出来た工藤遥と鈴木香音の二人は、これからのモーニング娘。の飛び道具担当としてより一層の期待がかかるのでした。

 えっ、ステージ?セットリスト?はい、シングルの例の曲をショートバージョンで歌い、トークなどを挟んでフルバージョンを歌いました。以上です。

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6分間のプロフェッショナル魂

2011-10-21 21:47:13 | ハロプロ2011

 月曜日の事。仕事から急いで帰宅してテレビをつけると、そこにはAKBが映っていた。まあ、人気者なのだから扱いは良い。視聴率を稼ぐための三種の神器の一つと言われる(?)動物のVTRという支援アイテムまで用意された。
 効果はてきめんで、私も「たかみなの猫かわええ」などと気分が盛り上がっている。
(たかみなの猫の画像は、ノースリーブスブログの8月29日の記事をご覧ください)

 モベキマスはいつ出てくるのかと心配になってきた番組終盤、やっと出てきたモベキマス。
 しかし、順番に簡単な自己紹介をグループ単位でやっただけで歌。歌のあとに舞台で収録は欠席した桃子からダウンタウン宛の手紙が紹介され、浜ちゃんに手紙を放り投げられるというオチがついて終わった。

 番組を見終わったあとの私は得体の知れない悔しさに頭の中を支配されながら、ふと番組を振り返ってみると一番記憶に残っているのは「たかみなの猫」であった事に苦笑いした。

 翌日、少し冷静になった頭で振り返ってみても、良い解釈は出来ない。

 「AKBよりパフォーマンスがしっかりしていた」という意見をネットで見る。歌やダンスをどう捉えるかは視聴者次第だけれど、毎年秋にメッセージソングをシングルで出してくるAKBに対して、ハロプロはテーマがわかりにくい上に、女性にとってはあまり耳障りの良くない単語をタイトルに入れるセンスが、テレビという媒体で伝えるわかりやすさに大きな差がある。おそらくどちらのファンでない人の多くはAKBに軍配を上げそうな気がする。大衆音楽としてはそれが正解。
 「歌番組で歌えただけでも良い。大切なのはテレビで歌う事」という意見もよく見た。ヲタがそんなスタッフサイドの目線で見なくてはいけない事自体が、すでに斜陽である事を暗に肯定してしまっている。アイドルヲタたる者、そんなメディア展開など気にせず、推しメンの可愛さなどを語ればいいのに。それがテレビ出演を見た時の正常な反応ではないのかなと。
 「観覧が高校生以下が不可な時点でおかしさはあったが、ヲタにサイリウムを振らせてコールもさせて、明らかにイメージダウン。悪意を感じる演出」確かに。これはフジテレビにしてやられたという感じ。

 「時間が短すぎる」ホントそうです。アイドルは個を封印されたらキツイ。(欠席していた)桃子しか個を出す事を許されなかった。

 と、見た日は思った。しかし、翌日考えてみると、この放送は先月オンエアされたアイドルSPの延長戦みたいなものではないかと思えてきた。あの時に出演していないAKBとハロプロを呼んで行なった延長戦。
 アイドルSPは出演者が多かったから一組あたりの時間はそんなに多くはなく、今週のモベキマスとそんなに違わない。それでも、各アイドルは印象を残していた。
 モベキマスもだから言い訳は出来ないのだ。たった6分ほどでも何か出来たはず。カットされたトークがある?面白ければ使われたはず。

 プロというものは僅かな時間でも何かしらのインパクトは残せる。テレビに出演出来たから良かった。確かにそう思うけれど、「出演する事に意義がある」という考え方はアマチュアリズムそのもの。オリンピックや高校野球。ハロプロはプロ、アイドルのプロなのだから、売りである「歌やダンス」で何かしらのインパクトを残せなくてはと、考えるに至って、ようやく番組を見て感じた悔しさの正体がわかったのでした。

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