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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

アギーレ監督が選ぶ新顔選手

2014-08-28 22:08:39 | サッカー

 アギーレ新監督率いるサッカー日本代表が9月に行なう親善試合に参加するメンバーが本日発表されました。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?146005-146005-fl

 W杯の時のメンバーから11人入れ替えがあり、初選出となった選手は5人との事。

 8年前のオシム監督就任の時には大幅な入れ替えがありました。この時は今回と似ている流れで、W杯で一次リーグ敗退を喫したチームをオシム監督は大幅に入れ替え、初選出の選手を10人選んだのでした。
※ネットで拾ってきました。
過去に日本代表の新監督が初陣で招集した選手

 今回初選出された選手を見ていると、神戸の森岡選手のように遂に!と言いたくなる待望の選出もあれば、新潟の松原選手のように「そう来たか」な選出もあり、東京の武藤選手、広島の皆川選手にように最近目立つ活躍をしていた期待の若手選手もいます。
 そんな中、サガン鳥栖の坂井選手には驚きました。サガン鳥栖のサポーターも驚いていそうだし、何より本人がとても驚いていそう。
 広島の皆川選手も初先発が今月の事で、それまでは途中出場で活躍していた選手という出世物語ですが、坂井選手に至っては今シーズンまだ4試合計360分しかリーグ戦でプレイしていないという控え選手。それがいきなりの代表選出。どういう意図で選出したのか気になるところ。監督の言う「90分走れる選手を求めている」というコンセプトにサガン鳥栖の選手は確かにフィットしそうだと思いますが、それにしても驚きです。

 でも、これでいいんです。代表チームはオールスターチームとは違う。監督の目指すサッカーにハマる選手を選べばいいのであって、そこに有名無名は関係ない。今までの代表キャリアも関係ない。まさに、そのことをアギーレ監督は記者会見で語っています。
 代表チームのメンバー選びは、スポンサーやテレビ局の意向などがあったとしても、それ以上に監督の意思が重要なのだと思っています。もう何年も親善試合には興味がなくなっていたのですが、今後が楽しみになってきました。

 余談ですが、坂井選手は少し前のツイートで、「サポーターの人からLinQのアルバムをいただいたので楽しみ」とツイートしていました。LinQは今年サガン鳥栖の試合にゲストで呼ばれているし、LinQはサガン鳥栖にとって勝利と幸運の女神になりそうです。
「サガン鳥栖公式サイト 坂井達弥選手コメント」

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味方へのブーイングは是か非か

2014-07-19 22:25:59 | サッカー

 2014年のワールドカップが終わりましたね。毎日、いろんな試合をテレビで観てきました。今大会はゴールキーパーの活躍が目立った大会だったというのが個人的な感想。強かったチームは大抵守備が強く、組織での守りに長けていたように思います。最終ラインを高めに保ち、バイタルエリアでの守備は中盤との連携をすばやく取り、ボールを高い位置から奪ってカウンター。
 ショートパスをつないでいこうというチームは大抵は低迷していたように見えました。

 今大会で記憶に残る試合のひとつとなったブラジルvsドイツ。前半を終わってドイツに大差をつけられたブラジルに、圧倒的な数のブラジルサポーターからブーイングが飛びました。王国としてのプライドゆえにとはいえ、不甲斐ない試合っぷりを見せるチームに向ける応援として、はたしてブーイングは正しいのか?より一層選手はモチベーションが下がるのではないだろうか?なんて思いながら観ていました。

 ヨーロッパのクラブナンバーワンを決めるUEFAチャンピオンズリーグのある年の決勝で、前半を大きくリードされて折り返すことになり引き上げていく選手たちに、そのクラブのエンプレムにも曲名が入っている応援歌を歌ったサポーターたちがいました。
 「You'll never walk alone」(君は孤独じゃない)と歌うサポーターの声援が効いてか、そのチームは後半に大逆転を果たしたのでした。

 アジア最終予選をテレビで観ていて、日本代表が不甲斐ないプレイを見せていてもスタンドは笑顔で拍手をしている光景に不満を感じたことがありました。ワールドカップの予選という大事な試合が、こんな牧歌的な雰囲気でいいのか?と思ったのでした。
 しかし、大事なことは不甲斐なさに対して罵倒することではなく、しっかりしろ!という思いを込めてより大きな声で応援をすることなのではないか?と今は思います。味方に対して厳しく当たるよりも、そのプレッシャーは相手に対して与えるべきではないか?そう思うのです。
 確かに日本代表を応援に来る人はライトファンも少なくないことでしょう。だからこそ、罵倒ではない熱い応援という方向性の文化を定着させたいものです。
 応援文化の熟成というものも、サッカーが強くなる上で大切なのは、国の代表も、クラブチームも同じで、強いチームは応援も良いものです。

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2014年の世界のプレイ

2014-07-06 22:59:23 | サッカー

 ワールドカップ2014ブラジル大会もいよいよ決勝トーナメントに突入し、ベスト4が決定しました。今大会はグループリーグから面白い試合が多く、地上波で全試合生放送されているのをセレクトして観たり、夜にNHK BSやっている再放送を観たりしています。

 今大会を観ていて感じるのは中南米の健闘と欧州勢の不振。ドイツはさすがの安定感ですが、他の欧州勢は南米の気候に苦戦しているのか、本来の実力が発揮出来ているとは言い難い状況。
 そういう状況になっているのも、中南米勢のチームが単に個人技任せてはなく、組織的な戦術を見さてくれているというのもあるのではと思います。ベスト8に入ったコスタリカの統率された守備力を見ていると、組織力の欧州、個人技の中南米と一言で言い表せる時代ではなくなったと感じます。

 今、世界の舞台で戦っていくには、正確に速くというプレイがより求められるようになり、高い位置からのショートカウンターも今大会よく決まっている。優勝を狙う、あるいはベスト4を狙うくらいの実力の位置につけるには、各国を唸らせるようなエースが必要で、その点はまだ日本は及ばないところでもありますが、ベスト8を狙うという手が届きそうな目標(これも本当はとても大変なこと)であれば、大エースいなくとも、その分を攻守ともきちんとした一体感あるチームでなくては無理だなと、決勝トーナメントを観て改めて感じている次第です。
 日本は今回残念な結果に終わりましたが、次の大会に向けて、世界基準なプレイスタイルの確立に期待したいところです。そして、自国のリーグの盛り上がりと発展にも期待したいです。祭りとしての勢いだけでは長期的に強くなるのは難しい。文化としての部分で国に根付かなければならないと思います。

※4年前も、8年前も、このブログで「ワールドカップとサッカー文化」という切り口で記事を書いてきましたが、今回も少しの間、感じた事を書かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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2014ワールドカップメンバーに思う

2014-05-14 22:29:42 | サッカー

 ワールドカップ2014ブラジル大会に臨むサッカー日本代表23人が月曜日発表された。私が密かにメンバー入りを期待していたサガン鳥栖の豊田陽平選手は残念ながら選ばれなかった。
 豊田選手は長身でありながら運動量豊富で、チームの戦術上、FWであっても積極的に守備をやっていくというプレイにもハマっている。そして、サガン鳥栖に移籍後は毎年コンスタントに多くの得点を上げている。いわば、攻守に優れた選手だ。
 しかし、サッカーのチーム編成は単に選手の能力値だけでチームが組み立てられていくような単純なものではなく、日本代表での豊田選手はサガン鳥栖とは違うチームの戦術に巧くフィットしていない印象は受けていた。選ばれなかった理由はそこにあるのかもしれない。監督の戦術に合うかどうかも、試合に使われる上では重要な事。

 それは理解した上で重ね重ね残念なのは、ワールドカップという晴れの舞台に九州のJリーグクラブに所属する選手が(初めて)出場するという光景が実現しなかった事だ。
 現在九州にはJ1からJ2に所属するクラブは6クラブある。高校サッカーでは昔から九州の高校は強いが、Jリーグで九州のクラブが優勝したのは過去に一度、大分トリニータがナビスコカップに優勝した事があるだけだ。それでも、高校サッカーが盛んである地域柄が反映猿て、自治体や企業が積極的にプロサッカークラブを作ってきた流れが、6つのクラブを生んだ。そして、更に鹿児島や宮崎でもJリーグ入りを目指して活動をしているクラブがある。そんな地方発の流れを更に加速し、九州サッカーを盛り上げるためには、「日本代表がいるJクラブ」というライトファンにもわかりやすいキーワードは大いに商機につながると思う。

 そういった意味でも、豊田選手がワールドカップメンバーに入れなかったのは残念であるけれど、更なる奮起で豊田選手がJリーグの舞台で活躍して、これから新たなキャリアの1ページを綴っていくことに期待している。何しろサガン鳥栖は今J1首位なのだ。九州勢初のJ1優勝に向けて大切な日々が待っている。

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コリンチャンス

2012-12-19 20:09:31 | サッカー

 日曜日に行われたFIFAクラブ・ワールドカップの決勝戦、チケットはないけれど、サポーターをスナップしてみようと新横浜にやってきました。そこは「ブラジルか?」と思ってしまうほどたくさんのブラジル人がいました。


 スタジアム間にある階段はまるでゴール裏スタンドのごとく、コリンチャンス(南米チャンピオン)のサポーターで埋めつくされています。ブラジルのサンパウロからサポーターが二万人以上やってきたそうで、日本在住のブラジル人も含めて、この日は三万人のサポーターが応援にやってきたそうです。



 陽気にサンバを歌い、コリンチャンスのグッズを身につけた日本人を見かけると気さくに声をかけ、対戦相手のチェルシーのユニフォームを着た日本人がいれば、「コリンチャンス!」と指を指して笑顔で煽る。日本人も対抗して「チェルシー!」と返している。笑いながら「お前面白いな」と肩を叩いて笑うコリンチャンスサポーター。平和だ。





 彼らは楽しんでいる。中には家を売ったり、車を売ったり、仕事を辞めて来日した人もいるそう。彼らはこう言う。「家も車もまた買えばいい。仕事もまた探せばいい。でも、愛するクラブが世界一になる瞬間を観られるなんてもうないかもしれない」と。



 応援に来ている人は老若男女様々だ。



 私の近くにコリンチャンスのマフラーを巻いた小さい子供を連れた日本人親子がいた。それを見た隣のおじさんサポーターが笑顔で近寄り、しゃがみながら子供にこう言った。「オー、コリンチャンス!アミーゴ!アリガトウ!」 子供は嬉しそうだ。心と心で会話している。お父さんがサポーターにお礼を言っている。

 階段は完全にゴール裏状態になり、歌が次々と歌われる。「バーモ、バモ、コリンチャンス」

 帰宅してテレビで試合を観る。テレビから先ほどそばで聴いていた歌が流れてくる。凄い声量で聞こえてくる。選手はその歌に応えて力いっぱい闘い、そして優勝した。コリンチャンスが世界ナンバーワンのサッカークラブになった。コリンチャンスのOBであるサッカー解説者のセルジオ越後氏が新聞にこう書いた。「選手は最後まで全力で走った。疲れてきた時間帯でも、あのサポーターの大声援に背中を押されて走った」
 応援は自分が楽しくなるためにするものではない。応援している相手の力になるためにするものである。サッカーに限らず、アイドルにも言える事だと思います。

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地域スポーツの方向性

2012-11-13 23:06:52 | サッカー

 ~前回からの続き~

http://www.j-league.or.jp/aboutj/pdf/aboutj.pdf
(PDFファイルですので注意)
 Jリーグは何故チーム名から企業名を外す事を義務づけているか、何故クラブが活動をしている地域を「フランチャイズ」ではなく「ホームタウン」と呼ぶのかについて書いてあります。
 プロスポーツクラブは活動をする地域から利益を受け、その利益を活動で還元する。これは世界の常識であり、ほとんどの国のプロスポーツはそのように運営されています。例外は東アジアの、というか日本と韓国に存在するだけと言っても過言ではありません。
 地域に根差した活動というものは公共活動とも言える訳で、その活動が地域にとってプラスになるものであると判断されるものであるならば、プロスポーツクラブの資本に税金を投入することは間違った事ではありません。税金を使って債務超過を解消したりするのは非常手段であり歓迎すべき事ではありませんが、市民が健全に楽しめる娯楽の場を提供する事に税金を使うのは、公園や音楽ホールや図書館と同じような事業であり、計画性がしっかりしたものであれば何も問題はありません。
 いや、プロスポーツは興行である以上は民間企業がお金を全面負担するべきという考えもありますが、民間企業が全てを出資して事業としてプロスポーツ運営を行えば、それはその瞬間に永続的なものである保証はなくなります。それは企業の都合で活動の方向性が決まる事になるからです。企業の経営が苦しくなればスポーツにお金を使っていくのが容易ではなくなります。
 あまり一般には知られていない事例ですが、実はJリーグでもプロ野球のように運営会社が変わったケースがいくつかあります。これはプロ野球の場合はイコールで金銭的責任を負う企業、つまり親会社が変わるので「身売り」と表現されているものであり、それゆえにチーム名も同時に変わりますが、Jリーグの場合は運営会社が変わってもチーム名は基本的には変わらないのでニュースにはなりにくいようです。
 しかし、このチーム名が変わらないという部分が「プロスポーツは誰のものであるか?」を如実に表しており、企業スポーツのデメリット部分をも表しています。企業スポーツであればチーム名が変わるからです。プロ野球のパリーグのチームを応援している人ならばわかりやすいとは思いますが、イメージしにくいという人は読売ジャイアンツや阪神タイガースが身売りしてチーム名の頭にある企業名が代わったらと想像してみてください。喜ばしい事ではないとは感じられると思います。

 現在、Jリーグは40クラブが存在しています。更にその下のリーグにもJリーグ入りを目指して活動をしているクラブが20以上あります。それだけ多くのクラブが生まれ、そのクラブが大都市だけでなく地方からもたくさん誕生しているのは、ひとつの企業の財力に頼るのではなく、複数の企業、地元の自治体の協力があってこそであり、その仕組みが構築されてきているからなのでありましょう。そのノウハウがしっかり完成されていれば景気や収支の変動に合わせてやりくり出来て、そのお金が地域社会に循環していくのだと思います。

 スポーツに限った話ではなく、興行というものと、それを運営する事は多角的な方向から取り組んでいく時代になってきているのだと思います。
 ~この項 おわり~

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サッカー界と企業チーム

2012-11-12 23:39:58 | サッカー

 ~前回からの続き~

 先日、Jリーグが早ければ2014年からJ3を立ち上げる事を発表しました。今年からJ2とJFLとで入れ替えがスタートし、昨日の試合でJ2最下位が決定した町田ゼルビアがJFL優勝のV・ファーレン長崎と入れ替わりJFLに降格、長崎がJ2に昇格をする事になりました。
 サッカーは上から下のリーグまで入れ替えが毎年行われているシステムになっているので、J2とJFLが入れ替えを行なう事自体は自然な成り行きでありますが、問題なのはJFLがアマチュアチームが多数所属するリーグであり、アマチュアサッカー日本一を決めるリーグというコンセプトがある点。下のリーグからJリーグを目指してJFLに上がってきたチームは順応出来ても、プロリーグであるJ2から落ちてきたチームは財政的にも苦しくなる。そこで救済策としてJ3を作り、JFLからプロクラブ、セミプロクラブをそちらに移管する方向を打ち出しました。J3がスタートすると今後はJ2とJ3による入れ替えとなります。
 長年日本のアマチュアスポーツを支えてきた企業スポーツは衰退傾向にあり、地域密着型のクラブへの移行が進行していないスポーツはどんどんチーム数が減り、リーグ戦の運営が苦しくなっている。サッカーも企業チームが減りつつあり、クラブチームが年々増えている傾向があります。今年のJFLは17チーム中、企業チームはソニー仙台、Honda FC、佐川滋賀、佐川印刷、ホンダロックの4チーム。この中から佐川滋賀が廃部になる事が決定しています。
 JFLへの昇格を賭けた全国地域リーグ決勝大会という大会が間もなく始まりますが、今年出場する各地域リーグの代表は遂に企業チームが0という事態になりました。
(2012 全国地域リーグ決勝大会出場チーム。ノルブリッツ北海道 福島ユナイテッド SC相模原 サウルコス福井 FC鈴鹿ランポーレ アミティエSC デッツォーラ島根 FC今治 FC鹿児島 FCコリア バンディオンセ加古川 ネクストファジアーノ岡山)

 地域リーグを勝ち抜いてきた代表チームからも企業チームが消えた今年。この流れは今後どうなっていくのだろうか? ~次回へ更に続く~

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企業がスポーツから離れる時代

2012-11-07 20:31:39 | サッカー

 アイドルも事務所の色が強く出過ぎるとヲタは拒絶反応を抱きやすくなるように、スポーツチームも企業色が強いと支持を得にくい。この10年、いや20年くらいの間、毎年企業のスポーツチームの消滅の話題がニュースになっている。多くは社員として選手と契約させてスポーツを行わせているアマチュアチーム。会社名が新聞やスポーツニュースに出る事で宣伝効果を狙ったり、企業のイメージアップのために「広告費」として割りきって企業はスポーツチームを所有してきました。
 しかし、少しでも経費を抑える事が経営安定のための良策として、スポーツチームの「広告費」は削減しようという動きが広がった結果、多くの一流企業はスポーツチームを手放していきました。それはアマチュアチームだけにとどまらず、プロ野球やJリーグでも親会社として参画していたチームから撤退した企業もあります。

 スポーツにお金を出すという事が大口スポンサーとして行なうよりも、大会スポンサーであったり、Jリーグが推進しているようにたくさんの企業にスポンサーを募るような方向に企業がシフトしているとも言え、プロ野球のような一社による親会社経営は企業としてもハードルが高いものとなりつつあります。実際、プロ野球に新規参入してくるのはベンチャー系です。

 サッカーJリーグの下に位置し、アマチュアが参加するサッカーリーグとしては国内最高峰であるJFLに所属している佐川急便滋賀が今期限りでチームを廃部する事を先日発表しました。理由としては、やはり経費削減が挙げられていました。
 現在JFLにはチームが17ありますが、佐川滋賀廃部により企業チームは残り4チームとなりました(ソニー仙台、ホンダFC、佐川印刷、ホンダロック)。JFLの下に位置する全国地域リーグの優勝チームなどが集まりJFLへの昇格を賭けて行われる全国地域リーグ決勝大会、今年は参加12チームに企業チームはありません。Jリーグを目指しているチームか、アマチュアクラブチームです。つまり来年のJFLは企業チームは3チームという事になります。
 そういうタイミングだから出た話なのか、J3リーグを作る計画がいよいよ表面化しました。今年からJ2の最下位とJFLの上位チームとで入れ替えが始まりますが、J2から落ちてきたチームの救済としてJ3を作り、現在JFLに所属しているJリーグ参加を目指しているチーム、地域リーグに所属しているJリーグを目指しているチームを集めてJ2の下にもJリーグを作ろうという訳です。
~続く~

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なでしこガッタス

2011-07-19 21:23:16 | サッカー

 子サッカー日本代表(なでしこジャパン)がドイツで開催された女子W杯で優勝しました。サッカー日本代表が世界大会で頂点に立つのは初めてです。おめでとう!素晴らしい!
 正直言えば、グループリーグ第三戦のイングランド戦で負けて準々決勝の相手がドイツと決まった時は終わったと諦めかけました。世界ランキングは日本(世界4位)より強豪な上に開催地というホームの理。選手達には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、勝てる可能性は10パーセントあるかどうかと思っておりました。
 しかし、そういったいくつもの不利な条件やデータをものともせず、なでしこジャパンはドイツに勝った。粘り強く戦って勝った。その後の準決勝のスウェーデン戦も、決勝のアメリカ戦も粘り強く戦い勝ちを収めた。日本より体格の大きい選手を揃える各国に勝つためには真正面から組み合うだけではダメ、スピードや技術で相手を翻弄するスタイル。男女や年代を問わずカテゴリーを越えて日本スタイルが確立されつつあるのは確かな事だと思います。

 子サッカーにも言えるかもしれないけれど、女子サッカー日本代表は世界大会では不本意な結果を重ねてきた。その度に現実に返り、その現実が日頃のリーグ戦、つまりなでしこリーグの不人気に繋がり、選手の多くが働きながらサッカーを続けているというシビアな状況を生み出していました。
 スポーツの世界は勝たなければ注目はされない。売れなければメディア露出が増えないアイドル界もそうだけれど、やはり日頃ファンではない層に如何にアピールをしていくかというのが大切。
 これから暫くの間はなでしこリーグの観客数は増えるのでしょうか。それとも、代表とリーグ戦は別物だと割りきられてしまうのでしょうか。

 り返ってみれば、女子サッカー日本代表がなでしこジャパンと呼ばれ始めた頃、ガッタスがなでしこジャパンの選手達と仕事をしたりしていました。サッカー協会の依頼で、女子フットサルの普及を目的にスタートしたガッタス。今もなでしこジャパンと繋がりがあればと残念に思います。
 私の手元にある「Sals」というガッタスのムック本ではガッタスメンバーがなでしこジャパンの選手達と手紙のやりとりをするという企画を載せています。当時から活躍し、今回の大会にも出場している選手は何人もいますが、マスコミにガッタスのメンバーによるお祝いメッセージが大きく紹介される事もなく、このあたりに事務所の戦略の詰めの甘さも感じられて残念に思ったりしております。
 やはり「結果」を出していないものには厳しいのは芸能界も同じなようです。

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南米選手権には出場してほしい

2011-03-26 17:44:26 | サッカー

 サッカー日本代表は七月に行われる南米選手権(コパ・アメリカ)に招待されています。南米の国が集まって行われるこの大会、ゲスト国として日本が出場するのです。
 しかし、震災の影響でJリーグの日程が変更になり、本来は南米選手権のために中断期間となっていた七月に、震災の影響で延期となっている試合を行なう事が決定しました。
 これを受けて、Jリーグの各クラブからは南米選手権への辞退を求める声が上がっています。代表に選手を取られたチームはリーグ戦を主力抜きで戦わなくてはなりませんから、それは当然の抗議。数年前、五輪代表に何人も取られた広島がJ2に降格した事がありましたが、そういう事が起こりうるだけに各クラブが反対するのは理解出来ます。

 しかし、せっかく南米というアウェイで強豪揃いの南米諸国と戦えるチャンスなのに、その権利を捨ててしまうのは惜しい。
 参加すべきと主張する人達が既に主張している意見として、海外組を中心に構成してみてはどうかという意見があります。私もこの意見に賛成。代表チームも大事ですが、Jリーグも大事。まずは海外組で代表チームを作って、不足分をJリーグの若手で補うのはいかがでしょうか?オリンピック出場を目指すU-22代表チームから選手を選ぶのです。Jクラブへの影響をなるべく少なくするため、1チームにつき一人しか選ばないという事でいかがですか?まあ、全てのチームから選ばれる訳ではないから、結局は不公平感は残りますが。

 12年前の南米選手権にも日本代表は呼ばれています。当時の監督だったトルシエ氏は、前年のW杯フランス大会を戦ったメンバーを主体としたメンバー構成で臨みました。
 しかし、結果は芳しいものにはならなかった。特にホームであったパラグアイとの試合では完敗を喫し、その結果が日本代表の守備のテコ入れと選手の世代交代に繋がったと言われています。
 W杯やアジアカップの好結果はひとまず忘れて、次のステージに登るために次世代選手の育成も兼ねて若手選手を南米選手権へ。そう願っています。

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