フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

胸を張って自慢出来るもの

2013-10-06 23:24:57 | アイドル etc

 LinQは福岡で活動しているグループだ。大人数である事を活かして、いくつかのグループに分かれてイベントを同日開催したり、一つのライブの中で様々な組み合わせで歌ったりしている。毎週のように地元で公演出来るのも大人数だからこそとも言える。
 大人数だから色んな子がいる。大人メンの中には現役医大生がいたり、学生メンの中には娘。オーデに出ていた子もいる。そして、そういった大勢の子はそれぞれ色んな個性を持っている。みんなが可愛い路線で真ん中を担えるような子ではグループはつまらない。だから様々な個性を持ってアイドルを続けている。

 去年から伊藤麻希というメンバーが目立っている。良く言えば煽り担当という事になるけれど、その目立ち方はアイドルの標準的なフォーマットとは異なる方向性なので、その個性は好き嫌いが分かれるものかもしれない。でも、一度観たら忘れられない子でもある。
 
 アイドルという職業柄、基本は可愛いが大切であって、ファンの前では可愛らしさを前面に押し出す事は大切だ。それがアイドルという仕事の基本。その基本に沿ってキャラ付けがされていくのが普通。
 アイドルになるような子だから可愛いのは当然で、そこにプラスアルファで特徴的な何かを表現出来て、それは支持されれば人気メンバーになっていく。そんな常識の中で、理想と現実のギャップに悩み、人との比較に晒されながら、やがて自分の限界点を若くして知ってしまうのもアイドルという職業の残酷な部分。おそらく売れないアイドルの多くは心に傷を増やして、それでも自尊心をどうにかして保ちながら毎日を歩んでいる。

http://ameblo.jp/maki-itoh/entry-11612442294.html

伊藤麻希オフィシャルブログ「伊藤ちゃん伊藤ちゃん ずってんばっこんだよ ブログちゃん」より

 このブログの記事を読んで色んな事を考えた。優秀な能力や抜きん出た可愛さを持っていなければアイドルはやっていけないのか?そういうすぐれた人材しか生き残ってはいけないのか?

 貴様には 胸を張って自慢できるモノ というものはありやがりますか?

 そう問いかける彼女の言葉を何度も読み返しながら、美しき花畑の中でもがくという事について、ずっと考えている。敢えて己を綺麗な色の花で染めずに、複雑な中間色で咲かせるという意味と意義について、ずっと考えている。そこまでしてやっと輝ける場所があるという事も信じたままで。

伊藤麻希とDDTプロレス高木三四郎社長


 

 


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