フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

☆キッズメンバー デビュー10周年☆

2012-06-30 23:15:34 | ハロプロ(ベリ&℃)

 十年前にハロー!プロジェクトキッズが誕生した。日本中がW杯で沸いていた頃、少しずつその人気が下向きになっていく気配が感じられ始めたハロプロがキッズという新たなジャンルに手を染めた。
 ハッキリ言えば、それはヲタには歓迎されなかったし、ライトファンだって「小学生」というアイドルとしては幼すぎるカテゴリーに戸惑いを見せていたのは事実。しかし、ミニモニ。ブームの産物としての「小学生の憧れハロプロ」という看板は、結果的にハイレベルなオーディションを開催出来たようだ。

 10年という月日が経ち、その間に最初は拒絶反応を示していたヲタが少しずつBerryz工房や℃-uteに流れていくという民族大移動も見られた。そして、Berryz工房や℃-uteに押されて霞んでいくかもしれなかったモーニング娘。が、今やBerryz工房や℃-ute以上に注目されている現状も見ている。基本的にメンバーを変えないコンセプトはヲタの新陳代謝を生みにくいのも実感出来た。

 それでも、こうして15人中12人がアイドル歴10歳の誕生日を迎える事が出来たのはHAPPYな事であるのは間違いない。

Berryz工房×℃-ute 『超HAPPY SONG』 (MV)


 今日は℃-uteの春ツアーの最終日。サプライズゲストとしてBerryz工房がアンコールで登場して10年を祝った。こんな記念日にちゃんとコンサートがあり、ツアーの最終日というお膳立てがされて、そして観客から大きな拍手を貰い祝福される。10年前にハロプロコンサート代々木体育館公演で自己紹介をしたキッズには拍手もまばらで、客席の反応は非常に薄かった。
 でも今はこうしてメンバーに熱い視線を送り、熱い拍手を送る人々が全国にいる。みんなで乗り越えてきた10年をこうして祝える仲間がいる。

Berryz工房 オーディション当時と10年後の比較


℃-ute オーディション合格時と10年後の比較

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Song for the DATE

2012-06-27 21:52:22 | ハロプロ(ソロ)

 アイドルは何歳までアイドルでいられるのか?それはイコールで「何歳までファンが己の理想を重ねられるか」でもあります。それが出来るのであれば何歳とか年齢はあまり重要ではなく、例えば桃子みたくヲタとアイドルの共存関係(共犯関係とも言える)が成立する。

 昨年、二十歳を超えたあたりから真野ちゃんがマノフレとの距離感を意識した発言をしたり、意識した歌を歌うようになりました。あなたとはいつでも近い、気持ちでつながっている。そんなメッセージ。それは、真野ちゃんからの「アイドル期間延長宣言」でもあり、それをする事によって自ら硬い鎖をつないだままにしておくという所信表明でもあるような気がします。
いや、そこまで難しく考えてしまうと何かあった時に真野ちゃん自身も、マノフレも、「消したい記憶」に心を締め付けられかねない。そんな共犯契約はしなくても良いよと
思いながら、でもそういう存在が今だからこそ求められているのだとも実感しています。

 なんだかんだ言っても、ハロプロの人気衰退が加速したのはOGメンによるスキャンダルが続いたあたりと一致する。そこで発生した精神的な難民を受け入れられる場所をハロプロは結局うまく作れなかった。「会いに行けるアイドル」に心の隙間を埋めてもらいに行き、接触現場史上主義になってしまった人だって少なからず存在する。
 真野ちゃんは遅れてきた清純派アイドルだったのかもしれないけれど、インディーズデビューシングル「マノピアノ」発売からちょうど四年という日を迎え、そろそろ次の場所へ開放してあげても良いのではないかとも思うのが私の本音です。

 奇しくも新曲のMVで、真野ちゃんは昔の自分のポスターを剥がすという行為を行なっています。それは過去への決別、新しい場所への出発を示唆するものなのか?ストレートに考えればそうであるけれど、そこで完結している訳ではないように思えます。次の場所へ行くけれど、自分はあくまで変わらない。マノフレと真野恵里菜の精神的共存関係は変わらず、むしろ次のステップ、オトナ真野恵里菜を演じていてもお互い関係性を変えないで行けるなら、真野ちゃんも、マノフレも、もっと大人な心でつながっていける。そういう事ではないかと思っています。
 もっとも、マノフレのほとんどは人生経験豊富なオトナ。「大丈夫だよ」と苦笑いしている声が聞こえてきそうであります。オトナだからこそ、一時の感情で流されない強固な信頼が生まれるのは確かです。

真野恵里菜 「Song for the DATE」 (MV)


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ゆび祭り こゆび祭り

2012-06-26 22:56:08 | ハロプロ2012-2014

 武道館で行われた「ゆび祭り」。Buono!が出演した事にはヲタから賛否両論、様々な意見が出ましたが、私は出演して良かったと思っています。
 ハロプロの宣伝、Buono!の宣伝になるという意見ももっともだし、実際現場で初めて生Buono!、生ハロプロを体験したアイドルヲタさん達からも「Buono!良かった。ハロプロさすがだ」という意見も出ているみたいだから、それなりにそのような効果はあったと見て良いと思います。
 そして、これだけ色んな会社のアイドルグループが出演するのだから、その中にUFAとして誰かを送り出さなければ芸能界的な付き合い上に問題が生じるなんて事も想像出来る。そう考えると、ハロプロからはBuono!という選択はベストだなとも思います。

 テレビの芸能ニュースに映る事を想定してテレビで活躍中の桃子をセレクト。
 Berryz工房とBuono!で比べた場合、普段ハロプロに興味がなく見ていない多数の観客に「さすがハロプロ」を見せるにふさわしいのはBuono!という選択。これも納得。

 何よりも、出演者が楽しみ、観に行った人達も楽しみ、それで大団円ではないかと思います。メンバーも楽屋で他のアイドルと写真を撮ったりしていたのも良かったと思います。

嗣永桃子 in ゆび祭り 120625


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☆だーいしというニックネーム☆

2012-06-23 23:05:30 | ハロプロ(娘。)


 初めは「だーいし」というニックネームは馴染めなかった。正統派アイドルを目指している中学生にこの間の抜けたようなニックネームはないんじゃないか?そう思っていた。でも、「あゆみん」だと柴田あゆみちゃんを思い出してしまうのだな。ええ、私は今でもメロン記念日大好きですよ。
 しかし、彼女の姿を追っていくうちに「だーいし」というニックネームがハマっているように感じられてきた。間が抜けた語感も彼女の力強い明るさにうまくマッチしているように感じられてきた。「だーいし」という呼び名以外のニックネームはないんじゃないかとさえ思い始めてきた。

 仙台でアイドルバックダンサーとしての活動をしてきた彼女のシンデレラストーリーはまだ始まったばかり。新曲で早くもその魅力の片鱗は見えてきたけれど、当然一人の力だけではグループでは輝けない。鞘師里保という素敵なライバルが隣にいる事は幸運な事。いつの時代もグループアイドルはグループ内に良いライバル関係な人が居る事はプラスになる。成長を加速させる。新曲はそんな二人のライバルストーリーも始まったばかりなのだなと感じさせてくれます。
 石田亜祐美は全国区へ羽ばたき始めたばかり。ヲタは地方から出て来てひたむきに明るく頑張っている子によわいものです。

モーニング娘。 「One・Two・Three」 (MV)


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真野恵里菜コンサートツアー2012 ~DATE~

2012-06-20 23:30:24 | ライブ!2012-2014


 渋谷は雨だった。傘が並ぶ人混みに包まれた坂道を黙々と歩き渋谷公会堂に着いた。
 以前に比べたら平均年齢は少し下がったかなと思える客席は赤いサイリウムに彩られている。

 客席が同じ色に染まるなんて、まるで生誕やご当地コンサートみたいなスペシャルコンサートな空間に思えてしまうけれど、実際に真野ちゃんのコンサートは七夕みたいなスペシャル感がある。真野ちゃんのコンサートツアーは一年に一回しかないからだ。一年に一回なんて勿体ない。だけれど、一年に一回のツアーだから本人もスタッフも気合いが違う。ステージにはちゃんとスクリーンがある。そのスクリーンを使って、真野ちゃんの衣装替えタイムの時にちょっとした面白ムービーを流す。この時間帯はヲタにとっては給水タイムでもあるのだけれど、単に休ませずに楽しいひとときをつなぐための大切なインターバルにもなっていて良い演出。

 良い演出なのは、今回のコンサートがステージと客席をつないでいる演出がいくつかある事もそう。観客がステージと同じ事、同じ振り付けをする演出。その指導を行なう真野ちゃんが客席にダメ出しをしたり、客席を見ての感想を口にしたりする事。あやややメロンみたいな所謂エルダーだった人達はそういう客席とのコミュニケーションをコンサートで行なう事は毎度の事だったけれど、今のハロプロメンバーでは珍しい。これもひとえに今回のツアータイトルに「DATE」と入っている事が理由なんだろうなと思った。

 真野ちゃんは冒頭の挨拶でも、ラストの挨拶でも「デート」という単語を使い、自分とお客さんが心で繋がっているようでありたいと語った。アイドルとして模範回答だけれど、実際に約二時間という時間の中で、手を変え、品を変え、真野ちゃんはステージと客席とを繋いできた。
 アイドルに於けるステージパフォーマンスって、歌やダンスの上手さだけでなく、トークが上手いだけでもなく、如何に観客がステージに気持ちを持っていけるかなのではないか。そんな事を思いながら、あれからずっとアイドルとヲタ、真野恵里菜とマノフレの関係性について考えている。答えは出なくても良い。

「私とファンの皆さんが互いに尊敬し合いながら成長していきたいなと思っています」 真野恵里菜談。

セットリスト
01. Glory days
02. お願いだから・・・
03. 天気予報があたったら
04. 春の嵐
05. 黄昏交差点

☆ 真野山高校応援団のVTR
06. 熱血先生

07. 手を握って歩きたい
08. 乙女の祈り
09. あなたがいるから

10. 堕天使エリー
11. 純情警察K・I・S・S

12. メドレー
   はじめての経験→ダレニモイワナイデ→青春のセレナーデ
   →ラッキーオーラ→世界はサマーパーティ

13. ドキドキベイビー
14. 21世紀的恋愛事情
15. 元気者で行こう!
16. バンザイ!~人生はめっちゃワンダッホーッ!~

☆ アンコール
17. Song for the DATE
18. My Days for You

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走っておいでよカーテン飛び出して

2012-06-19 21:48:48 | アイドル etc

 ハロプロヲタな人間にとってAKBは敵という意識を抱いている人は少なくなく、メンバーや楽曲に対して全面的に否定の態度を見せている人もいます。勿論、それにはそれぞれの理由があるのは理解出来るし、メンバーはともかく楽曲はハロプロとは方向性が違うのも確か。


 そんなハロプロヲタのAKBアレルギーとも言うべきものを感じてきていた私にとって、「乃木坂46は嫌いではないかな」という意見を春先にちらほら見かけた時は、「これはハロヲタを装った宣伝じゃないだろうか」と疑心暗鬼になったりもしたものです。しかし、実際に楽曲を聴いてみるとナルホド、完全拒絶派な人でなければ乃木坂46ならば受け入れられるのもわからなくもない。そう思えたものです。

乃木坂46 『ぐるぐるカーテン』
 

 偏差値やや真ん中、或いは中の下のあたりの共学校といった親しみやすさ重視な雰囲気のAKBに対して、乃木坂46は偏差値中の上な女子校の雰囲気。それも、少しお嬢様学校的な。
 曲もそんな雰囲気に合わせたものとなり、爽やか系スクールポップス(という適当な言葉を今作った)な仕上がり。2ndシングルで、当初予定されていた下品な振り付けをプロデューサーが止めさせるというアイドル的な小芝居めいた出来事があったのは残念ですが、基本的にはあくまで爽やかにという方向性です。
 正直言って、たとえばSKEにはあまり感じずAKBにちらりと感じるのがこの下品さでして、それは振り付けとかの「女の見せ方」が鼻についていたからでありますが、さすがに最近はそういう見せ方は止めつつあるのが救いです。なんといっても国民的ですからね。

 先月、私は縁あって乃木坂46の握手会に参加してまいりました。全員ではなく一部のメンバーだけでしたが、メンバーは爽やかに笑顔を振り撒き、メンバーと同年代の男の子が中心である客層も思っていたよりマナーが良く、アイドル界に於けるAKB文化というものも成熟期に入ってきたのだなと、妙な事に感心しながら握手会を観ていました。
 帰宅後、握手会参加用に購入したシングルを開封しましたが、CDより先にDVDをセットした。実はこれぞ現在のアイドル界のスタンダードな楽しみ方なのかもしれず、私は歌も良いけどビジュアルを楽しむかと、何のためらいもなくDVDを見始めるのでした。

 DVDに収録されている曲のビデオクリップや特典映像は、それのために買うのも大いにアリな出来であり、AKBもそうであるように、曲のビデオクリップが短編映画のように作られている。「アイドルはまず映像ありき」というポリシーを強く感じました。
 そして、曲が見せる「現在進行形な青春」を映像としても体感させる事で、そこには「過ぎた時間へのノスタルジア」などというセンチメンタルな要素は切り落とされているのも感じました。
 「さぼり」は現在進行形なファンも、それは過ぎた時間であるヲタも、形は違えど妄想物語なシーンを脳内で映像化出来た。しかし、乃木坂46の場合はそんな儀式は必要とせずに、作り手が至りつくせりで映像を与えてくれる。ああ、乃木坂46もコンセプトは違えどAKBと同様に今を生きる映像消費型アイドルなんだなと実感した次第です。

 多分、テレビのレギュラー番組で見て乃木坂46のファンになる人はそれなりに居ても、同じ局でやっているハロプロのレギュラー番組が入口になってやってきたファンは少ないだろうなと私は思っています。どちらが良いとか正しいとかではなく、アイドルと映像というものに対する考え方の違いがそこにあるからであります。

乃木坂46 『おいでシャンプー』

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走っておいでよ西鉄バスで

2012-06-18 23:05:30 | アイドル etc

 Berryz工房のセカンドアルバムが発売された当初、収録曲の中でも「さぼり」が特にお気に入りだった。中学生の甘酸っぱい恋愛シーンの日常を切り取った快作。つんくPが誰をイメージして書いたかはわかりませんが、私は徳永千奈美ちゃんをこの曲の主人公に仕立て上げて聴いていました。昨年のベリキューコンサートの日替わりソロコーナーで千奈美がこの曲を歌ったのを観られたのは感無量でした。
 「さぼり」はメロディラインも歌詞も明るい。だけれど何故か胸が熱くなり切なくなる。これは既に学生ではなくなった世代であるほどに感じる切なさであるように思います。懐かしいよえな、痛いような。

Berryz工房 さぼり


 アイドル各人、各グループにこの手の明るいのに切なくなる曲はあるけれど、最近だとLinQの「ハジメマシテ」がそれだった。
 「初めての恋」を乗せて、見慣れた街を走り恋の扉を開く「西鉄バス」。私はバス通学は未経験だけれど、バスの車内という狭い空間で憧れの人と過ごす僅かな時間が少女のゴールデンタイムであるという恋愛漫画的世界は充分理解出来ます。バスだから立ち位置の自由度もあまりない。日によっては憧れの人と超絶接近出来るかもしれない。
 でも、「ハジメマシテ」という簡単な六文字でさえ口にするのは大変な事であるという年頃。ああ、アイドルポップスならではの世界観な音楽ではありませんか。アイドルポップスだからこそ表現出来るとも言い換える事が出来ます。

LinQ - ハジメマシテ (新宿LOFT)


 アイドル音楽に大人になってからハマるという行為は一種のノスタルジアに浸るという行為であり、そこに見た事のない日常を当てはめたりする事で更に脳内の物語が増してゆくのかもしれません。
 バス通学などした事のない私は、西鉄バスという単語に自身を重ねられないリアリティを感じながら、精一杯そこに映像を当てはめるのです。これが社名は付かずにただの路線バスという表現で終わっていたら、それは普遍性を持つと同時に見知らぬ風景へのノスタルジアも膨らまなかったかもしれない。そんなナンバーであります。

(この曲も好きです)
LinQ - チャイムが終われば (新宿LOFT)


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☆アニバーサリーソング☆

2012-06-17 22:54:38 | ハロプロ(ベリ&℃)

 ベリキューの超HAPPY SONGのMVが公開されました。まあ、映し方とかは特に目新しさはなく、いつものハロプロクオリティの想定内にあるのですが、ところどころにヲタが気になる演出を施してあるので、これは何度も見て楽しむMVであります。

Berryz工房×℃-ute 『超HAPPY SONG』 (MV)


 ハロプロキッズデビュー10周年おめでとう!という意味が込められてのコラボレーションだと思うのですが、そこには10年前のキッズは全員いない。本当は15人全員の成長を10年間見ていきたかったというのがヲタの本音でしょうか。小学生でデビューして、よくぞ離脱メンバーが三人に留まったと言う方が正解かもしれませんが。

 私がこのブログを始めたきっかけは色々ありますが、第一回目の記事がそうであるように、石村舞波のいるBerryz工房を舞波がいる内に言葉として語りたかったというのが始まりのきっかけになりました。そして、それでよかったと今は思えます。やはり意欲は行動に結びつけてこそであります。
 そんな私でありながら、℃-uteに関してはあまりにめぐ在籍時に気持ちが緩すぎた。どこかで安心しきっていた自分は、めぐが辞めてから℃-uteの現場に足を運ぶ事の意味を見つけた。私がキッズメンバーの潜在能力に気づくきっかけを与えてくれた村上愛。めぐが辞めてから、もっと観ておけば良かったと後悔をした訳です。

 アイドルという存在は時間とともに動いている。人間だから、そこにリアリティが存在している。そんなリアリティに色んなデコレーションをして出来上がった姿を我々は見ている日々は、決して空想の日々ではないのです。10年という月日には10年の意味が絶対あるのだと思います。

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夜明け前に見ていた景色を第三者は共有出来ないのかもしれないけれど

2012-06-15 22:11:00 | アイドル etc

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は今新たなストーリーの映画を制作していますが、私的にはNERVが出来るまでと出来てからのストーリー、つまりTV版のストーリーの前史を作ってほしいと以前から思っています。要するにメインストーリーが動き出す前に、そのストーリーが構築されていくプロローグが興味あります。
 これだけAKBが人気になると、テレビに出まくっている現在進行形なAKBの姿より「会いに行けるアイドル」だった時代のメンバーの葛藤とか、未来への不安と焦燥とか、そういったものを映像として見たくなるのです。ライブドキュメント映画なんか作るより、そちらの方がオーバーな立ち回りとか必要としない分、等身大に近いメンバーが見られただろうにと思います。

 「等身大に近い」そうです。我々は近いものに触れる事は許されても、等身大そのものに触れる事は出来ません。その距離感を如何に近く見せるかがアイドルの腕の見せどころでもある訳でしょうね。

 ホントの等身大を見せられたら、それでも好きだと叫べるか?そんな踏み絵めいたものは別に必要ないから、せめて現在の輝きに行きつくまでの人間のストーリーを見せてくれれば。
 私は決して売れなくてもがいている姿を冷やかしで見たい訳ではなくて、そういう頃の映像ならば過剰な情報量に悩まされずに映像を見つめる事が出来るような気がする。ただ、それだけであります。

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☆私にしかないもの☆

2012-06-12 22:52:27 | ハロプロ(娘。)

 ステーシーズの評判がいいようです。「またヲタが手放しで絶賛しているだけだろう?」と思いきや、作り手側のメンバー評も高いし、ヲタではない観客の感想もなかなかみたいです。
 作り手側もそうでしたが、観た人達の間で田中れいなと工藤遥の評価が高い。新しい魅力と方向性を見せる存在感だそうです。
 れいなは今まで自分のイメージからはさほど逸脱していない役柄を演じてきた。舞台でもテレビでも。或いは、れいながソロやメインで歌う楽曲でさえも。アイドルはイメージ商売だから、れいなのイメージを大事に守ってきたのは間違いではないと思います。我々も脳裏に焼き付いているイメージがあり、れいなの場合はそれがわかりやすい。
 しかし、作り上げていくステージをワンランク上げていくためにはワンパターンからの脱却が必要。アイドルだからと守られていては、それこそアイドルレベルなまま。

 どちらかと言えば頑固者であろうれいなが自分の殻を打ち破る決意を胸に、次なるステージを意識しだしたとするならば、新生モーニング娘。を引っ張っていく上で新たな目標が生まれたのではないか?そう期待してしまいます。「れいなバンド」結成でモチベーションが上がっているというのもあるかもですが(苦笑)。

 そんなれいなと共に高評価を受けているのが年少組のくどぅーというのが面白い。彼女の場合は佇まいとか、髪を切った事で更に増長された「少年っぽさ」というグループ内における「私にしかないもの」が評価されてのものだと思います。
 れいなが何年もグループ内で通用させてきた「私にしかないもの」からの脱却を垣間見せたステージで、これからの何年間で「自分にしかないもの」を固めていくくどぅーがそれを評価される。こういう回転こそが、年齢もキャリアも違うメンバーが集うグループならではの楽しみだと改めて思うのでした。

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