フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

2010 ハロプロ曲で気に入った曲

2010-12-31 10:17:45 | ハロプロ2010
 今年も終わりという事で、2010のハロプロ曲を振り返ってみます。

 今年はハロプロから久しぶりに新人グループがデビューしました。スマイレージです。そのスマイレージがレコード大賞最優秀新人賞を受賞しました。おめでとう!まさか受賞するとは思っていなかってので(ゴメン)、心の準備が出来ていないのですが良かったと言いたい。これで本人達も一皮剥けるのではないかと思うのです。この勲章は胸を張るための勲章ではありません、心を引き締めるため、ワンランク上に上がるための勲章です。その名に恥ない活躍を2011年に見せてほしいです。

 受賞のニュース
http://www.oricon.co.jp/news/music/83538/full/

 スマイレージがデビューしたからか、今年は各グループのシングルに個性がより打ち出されたような気がします。個人的にBerryz工房はそろそろイナズマじゃないシングルが聴きたかった年でしたが、こればっかりはタイアップだから仕方ありません。そんな状況な中でカップリングでヲタが聴きたい系統を提示してみせた「友達は友達なんだ」は、ベリの得意とする青春ど真ん中ポップス。PVの一人残される桃子が意味深でしたが、結局「何もなかった」ので良かった良かった。
  青春と言えば、自分は横浜アリーナ以来、「青春コレクション」を気に入っています。発売当初はあの衣装にばかり目が行ってしまい、曲の中身をじっくり探れていなかった。そう感じています。スイマセンでしたと謝りたい。歌詞がメンバーへ贈るメッセージ的な内容で、歌いながらメンバーも色々感じる部分があったのではないかなと妄想。

 本人達にリンクした曲という事で言えばスマイレージのデビュー曲「夢見る15歳」もまさにそういう内容でした。ハロプロってメンバーのキャラやプロフィール的なものを考慮して書かれたシングルがそれほど多くない印象がありますが、この曲はメンバー四人中三人が15歳というプロフィールに沿った内容。音的にも好きです。

 アルバム曲ではどれが良かったか? 自分が今年一番聴いたアルバムは「We are Buono!」でした。いわゆる捨て曲無しの一枚。その中で一曲を選ぶなら、悩むところですが「うらはら」を挙げておきましょう。

 Buono!というと元気なロック調なナンバーというイメージですが、この曲は切ない乙女心を歌った曲。アレンジと歌詞の合わせ方が絶妙すぎです。
 モーニング娘。の「10MY ME」も良曲揃い。「涙ッチ」が特に人気があるようですが、私は「あの日に戻りたい」を推します。愛ちゃんとガキさんのデュエット。声がこんなにハマるとは改めてびっくり。

 他では、Berryz工房から「君の友達」、茉麻&熊井ちゃんの「グランドでも廊下でも目立つ君」。℃-uteからなっきぃ&岡井ちゃん&マイマイの「君の戦法」を挙げておきます。こうしてみるとデュエット曲やトリオ曲が目立つ。今年は全員で歌う曲ではない曲に良作が多い年だったというのが個人的な感想でした。

 そんな訳で色々挙げてみました。今パソコンが壊れて、この更新はノートパソコンで行っているのですが、スペックが厳しいのかうまく動画を直接貼れなかったので、曲に動画リンクを貼りました。興味が湧いた曲があったらクリックしてみてください。
 来年も色々良曲が生まれる事を期待しています。
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2010 北陸旅日記二日目

2010-12-30 18:38:29 | 遠征&旅行日記
 昨夜は金沢に泊まりました。泊まった旅館は、ひがし茶屋という昔ながらの茶屋が建ち並ぶ町にあり、格子戸の古びた建物が並ぶ町並みは風情がありました。
 旅館の女将さんから近くに銭湯があるが行くかと聞かれまして、無料入浴券をいただき、用意していただいた風呂桶を借りて銭湯に出発。雪の降る古びた街を歩き銭湯に行くのは風流だなあと、気分上々で旅館に戻るとロビーに猫がいました。旅館で飼っている猫です。早速コミュニケーションを開始して、抱いたり撫でたりと遊んでみました。

 旅館に来る途中の酒屋で買った金沢の吟醸酒を飲みながら、部屋のコタツに入ってTVを見る夜でした。

 今朝は6時過ぎに旅館を出発。幸いに通り沿いに待機中のタクシーを発見。運転手さんからポケットティッシュをいただき、少し世間話をしながら金沢駅へ。
 今日はまた富山に戻り、富山から高山本線の旅です。沿線には温泉がたくさんあるので、どこに行こうか目移りするところですが、何しろ青春18きっぷを使っての鈍行旅。高山本線は特急ばかりで鈍行の本数が少なく、うまく計画をしないと今日中に神奈川県の我が家に帰れるかわからなくなります。

 雪が舞う山あいを眺めながら、降りる駅を検討していましたが、結局は飛騨金山という駅で降りました。
 飛騨金山は私が初めて北陸に行った時に訪れた事があります。この時は名古屋から高山本線の特急に乗ってここ飛騨金山で途中下車して昼食を食べた思い出かあります。
 北陸に行くのに高山本線を経由する人は少ないと思いますが、景色が良いと噂で聞かされていたのが理由でした。
 飛騨金山の駅前は以前と変わらずひっそりと静か。狭い駅前通りは車もあまり通りません。前回来た時に訪れた飛騨川に架かる金山橋にやってきました。静かに、ひたすら静かに川は流れ、以前と同じ眺めがそこにありました。その眺めはいつまでも変わらないような気がしました。

 駅前に戻って、食堂兼喫茶店で味噌煮込みうどんを食べました。名古屋名物です。飛騨金山は岐阜県。北陸から東海へやってきたとの想いを強くするとともに、慌ただしく立ち去ってしまった金沢に早くもまた行きたくなってきたのでした。
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2010 北陸旅日記初日

2010-12-29 22:28:10 | 遠征&旅行日記
 昨夜、新宿発新潟行きの夜行快速で旅に出発しました。新潟からは5:00に出る越後線の一番列車に乗り継ぎ、吉田駅で乗り継ぐプランになっています。
 新潟駅はまだ真っ暗。越後線の車窓も真っ暗。まだまだ眠い…。

 あれっ?電車が停まってるな。どこの駅だろう?「よしだ」時計を見る。乗り継ぐべき列車は二分前に出ていったあとでした。

 いきなり寝過ごして乗り継ぎを失敗するというスタートに、更に追い討ちを掛けるように、その先の日本海沿いを行く区間では強風による徐行が行われており、ダイヤは30分以上乱れています。予定なら富山に到着している時間にまだ新潟県にいる自分。
 小春の地元、マコの地元を抜け、強風の荒れ模様の新潟県の海岸も、富山県に近い町である糸魚川では強風から一転青空が見えてきた。青空がいつまでも続くような旅行であれと願ったのも束の間、富山県に入ると雲行きは怪しくなり、遂には雪が舞い始めました。それでも気を取り直して、昼食は「白えび天丼」。さくさくえび天が良い歯ごたえ。美味しく満足です。

 夕方に金沢に移動。久しぶりに訪れた富山駅が北陸新幹線の工事で駅が仮設みたいな造りになっていたのですが、久しぶりに訪れた金沢は駅前に立派な地下道が出来ていました。高い天井、広いバスターミナル。さすが加賀百万石の街金沢。
 ただ、サッカーヲタ的には、駅前にサポーターショップをわかりやすい場所に構えていた富山(J2所属のカターレ富山)に対して、金沢は駅前にはツエーゲン金沢(JFL所属)の旗やポスターは見当たらず。そのあとバスで移動した近江町にもありませんでした。JFL(J2の下に位置するリーグ)だからこんなものかなと思いつつ、元日本代表の久保竜彦選手もいる事だし、もうちょっと盛り上がってほしいところ。

 その近江町には市場があります。私は回転寿司の店に入り海の幸を堪能したのでした。まあ、一番美味だったのはサーモンだったのですが。
 近江町から雪に埋もれた歩道を歩きながら旅館を目指します。旅館は茶屋街にあるそうで、昔ながらの格子戸の店が建ち並ぶ町並みを眺めながら、冬の北国の旅を堪能するのでした。

 ~明日へ続く~
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2010 ハロプロ現場の状況

2010-12-27 23:15:47 | ハロプロ2010
 ハロプロの醍醐味はステージパフォーマンスだ。そういう意見は多いと思いますが、今年の現場を振り返ってみて一番印象に残った公演は何か? やはり、先日のモーニング娘。の横浜アリーナ公演です。大きな会場を埋め尽くした観衆の前で、8人でパフォーマンスを見せる。その内容がとても良かった。後から映像で見ていけば細かい部分にツッコミどころはあるのかもしれませんが、大会場を一つにするパフォーマンスは、それが出来るという事がアイドルとしては高いレベルにある事の証明であると考えます。
 モーニング娘。とは少しニュアンスが違いますが、℃-uteの秋ツアーも良かったです。スタートからラストまで体を目一杯使ったセットリスト。体力に定評がある℃-uteならではのステージで、あの内容をこなせるアイドルはハロプロ外も含めて、現在℃-uteしかいないと断言します。
 勿論、他のハロプロ勢も個性を出した良い内容のステージを見せており、現場の内容に関して言えば前年より良くなった年と言えそうです。それは、研修生であるエッグの新人公演が以前とはまるで違うレベルに達している事でもわかります。

 さて問題は、その良いパフォーマンスを見せている現場の模様を、もっとたくさんの人に見てもらう事です。以前はハロプロコンサートをNHK-BSやテレビ東京で放送したりしていましたが、それは今は望めない状況。
 そこでという訳か、事務所はインターネットを上手く使い始めました。

 アイドルを売り出す手段としての地上波テレビや紙媒体の雑誌などは、近い将来に主流ではなくなると私は予想しています。情報化社会とか言われていながら地方には民放の局数が満足に揃っていないところが多い。情報メディアとしての地上波テレビって時代遅れなメディアだと思っています。雑誌は発売日までのタイムラグという問題もある。
 アイドルを売り出す手段として、インターネットは地域に関係なく広められるメリットがある。アイドルに興味を持つ世代のインターネット普及率はかなりなものだと思うので、ネット上のニュース、例えばYahoo!ニュースとかに大きく取り上げてもらう事は、たくさんの人に歌やダンスを見てもらう近道だと考えます。
 岡井ちゃんの「踊ってみた」なんて、まさにその流れで広がり、その動画ページに℃-uteの新曲PVのリンクを貼ったのが宣伝になりCDセールスに好影響をもたらしました。
 その応用で、今年ハロプロは遂にコンサートやイベントをインターネットでストリーミング放送するというサービスを始めました。まだ全てのグループが実施している訳ではありませんが、このサービスは現場に行きたくても行けない人への素晴らしいサービスだと思います。
 無料でコンサートの模様をネットに公開する事は直接の利益にはならなくても長い目で見れば、そのストリーミング放送を見て現場に行きたくなった人がチケットを買ったり、或いはコンサートDVDを買ったりする可能性がある、いわば宣伝効果があります。そして、そういう風に興味を持ってもらうために関係者は良いステージを作ろうと努力する。より一層ステージの中味が良くなるという好循環が期待出来ます。

 来年はより一層現場のストリーミング放送を増やし、ステージの中味も充実していく流れを期待しています。
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仙石みなみと吉川友

2010-12-25 22:03:11 | ハロプロ(エッグOG&研修生)
 仙石みなみちゃんと吉川友ちゃんがハロプロエッグでの研修を終了して、ハロプロエッグを卒業する事になりました。

仙石みなみに関するお知らせ
http://www.up-fc.jp/helloproject/member/egg/news101221_01.php

吉川友に関するお知らせ
http://www.helloproject.com/news/1012241700_hello.html

 新人公演が終わってからこういう流れになっていく事は予想していたけれど、肝心なのはその先。仙石ちゃんは三月に舞台が決まっていると言う。これからは舞台を中心に活動していくのだろうか。それに対して吉川ちゃんは謎だ。


 公式サイトを見ると、1/2から始まるハロプロコンサートでオープニングアクトとして参加が決まっていると書いてある。オープニングアクト?つまり前座。吉川ちゃんが前座??ハロプロで前座というのは新人が宣伝のために努める仕事。しかも、ハロプロコンサートで前座を用意するなんて前代未聞ではないですか。

吉川友ソロデビューのご挨拶(これは何とも言えないですね)
吉川友ユニットを組んでのご挨拶(でも、もしそうなら他に何人かのメンバーもエッグ研修終了のアナウンスがされるはず)
吉川友モーニング娘。入り(それか!?)

 とりあえず1/2まで色々想像を膨らませて楽しむ事にしましょう。


 自分が心配なのはむしろ仙石ちゃん。彼女は良い味を持ったキャラクター。グループの中に入ればそのキャラクターは活きると思うのですが、それは音楽ガッタスみたいな年齢がバラバラなグループではなく、同世代が集まったグループでこそ活きるのだと思っています。
 しかし、これからはどうやら一人で歩いていく事になりそう。それならば、その良きキャラクターを舞台で活かして、個性豊かな舞台女優になってくれたら良いなと思います。

 仙石みなみ、吉川友、春が来ますように。
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9期メンバー候補が発表される

2010-12-24 22:09:49 | ハロプロ(娘。)

 昨日は亀井絵里ちゃんの誕生日でした。モーニング娘。を卒業した亀ちゃんはどんな毎日を過ごしているのだろう?ちなみに、ジュンジュンはトナカイになって過ごしています。(メンバーのブログ参照)

 昨夜、美女学で9期オーディションスペシャルが放送されました。候補者五名の名前が遂に公開された訳なんですが、こんな重要な動画を放送地域だけに閉じ込めてはイケマセン。至急、YouTube内の公式チャンネルにダイジェスト版でもいいからアップすべき。

 さて、五人はどんな感じの子なのか?録画した番組を見ながら感想や展望を書いてみたいと思います。

生田衣梨奈
鈴木香音
鞘師里保
茂木美奈実
大塚愛菜

以上の五人が残っています。

 ・スクール出身
 鞘師さんはダンス上手すぎ(笑)。あまり玄人っぽいというか手垢のついた子は獲得しない傾向にあるモーニング娘。でも、今回は素直にこの子は合格で良いかなと思いました。時折ギラギラした何かを発しているようにも見えた。多少のふてぶてしさもOK。大いにアリ。既に情熱の赤が彼女のイメージカラーとして浮かんでいます。広島出身だからカープにも通じる色です。
 福岡の芸能事務所に所属している生田さんは存在感がありますね。見せ方が上手いなあと。妹キャラですか。なんとなく彼女はオレンジが浮かんできます。イメージカラーが浮かぶのは、それだけパーソナリティの輪郭をしっかり見せられているからでしょうね。ただ生田さんは器用貧乏的な小さくまとまってしまう予感も有り。なんとなくですが。

 ・キャラクター
 鈴木さんに尽きます(笑)。一人コントの時もそうだし、つんくPとの受け答えを見ていても明るさが伝わってきて、見る者をハッピーにする雰囲気を持っていそうです。アイドルはそういう才能を持っている事は大きな利点になります。もうちょっと色々見てみたくなる子です。
 個人的には大塚さんのちょっと地味めなオーラも気になります。もしもモーニング娘。がダメでもエッグとかで場数を踏んでいくと化けるかもしれない。そんな可能性を感じます。何かを持っていそうな感じ。
 茂木さんはコンコン路線と言いましょうか、歌やダンスで苦戦するも、つんくPが言うようにその姿を見てガンバレと言いたくなるキャラクター。人が良さそうな風貌なのがそう思わせるのでしょうか。そういう子が成長していく姿を見せていくのもまたモーニング娘。の醍醐味でもあります。

 ざっと見てみた感じ、以上のような第一印象を持ちました。番組を見返してじっくり観察していくと更に色々な発見がありそうですが(挨拶の仕方、歩き方、そういった仕草一つも色々感じ入る部分でもあります)、新規ファン拡大のためには第一印象を重要視するのは大事かなと思い、一回見ただけの印象で書きました。
 それにしても合格発表。1月2日ハロプロコンサートにて発表はいいですが、この模様をユーストで生中継してほしいです。たくさんの人に見てもらった方が良いと思うのです。

動画
watch?v=qMP9eRk7TNg
watch?v=-wFdo4Uwtuc
頭に某有名動画サイトのURLを貼ってご覧ください。

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一つの形を貫くのなら

2010-12-23 22:17:20 | ハロプロ2010
 パソコンやデジタル家電の雑誌が最近しきりに「これからは携帯はスマートフォンの時代。本命はAndroid」と煽っています。ついこの前まで「今iPhoneが面白い」的な盛り上げ方をしてきたと思ったらこの手のひら返し。これだからマスコミは信用ならないと思いつつ、日本のメーカーや韓国、台湾のメーカーも作っているAndroid、ドコモauソフトバンクと三社から出ているAndroidの方が広告的にもしがらみが起きにくいのだろう。そんな風に感じています。iPhoneはアップル一社が手がけ、対応携帯キャリアは各国それぞれに一社のみ(これは変更されていく可能性あり)。
 これって何かに似てる。普通の人は、アップルしか関わっていないMac OSと多数の会社から搭載PCが出ているWindowsの関係を思い浮かべるのでしょうけれど、アイドルヲタは違う。
 ハロプロとAKBだ。

 ご存知の通り、ハロプロはアップフロントグループの手がけているアイドル。AKB48は複数の芸能事務所が手がけているアイドル。しかも、テレビ展開に強い大手事務所が多い。テレビや雑誌というフィールドでせめぎあったらハロプロは勝ち目がないのは正直わかっています。
 それでも、何かのきっかけでテレビでも売れっ子になる事は出来る。実際、ハロプロOGでテレビによく出ている人はいます。チャンスを掴んで上を目指せ。そう願ってきたのが2009年までの自分です。

 今年ほどアイドルとメディアの関係を意識した年はありませんでした。まあ、ジャニーズを見ていればテレビに出演させる事による人気の浸透度というものはよくわかる訳ですが、やはり現場活動ばかりでは新規ファンは増えない。既存のファンが喜ぶだけ。しかも現場を詰め込み過ぎれば、その既存のファンが金銭的にきつくなってきて離れていく。狭く深くな戦略もさじ加減が難しいのです。
 AKBは広く浅くファン開拓して、ある程度のファン数を獲得しましたが、ハロプロが同じ戦略をとるには一事務所の力では限界があります。しかも、今のテレビの主流であるバラエティやドラマに強いとは言えない事務所。先ほどテレビで活躍しているOGがいると書きましたが、ハロプロ勢とバラエティの関係は、ASAYAN以来の関係である吉本の力によるところが大きい。
 しかし、その吉本が遂に重い腰(?)を上げて女性アイドル業に乗り込んでくる。今までもYGAという女性アイドルグループを手がけていましたが、これからやってくる吉本発の波は巨大です。もうCMも決まっているそうです。ご存知の方も多いでしょう、NMB48です。
 このNMBのリーダーになんと元ハロプロ関西中山菜々さんが決まったと聞き、またしてもハロプロは道を作り損ねたと思った次第です。
 つんく♂プロデュースのNGPはアップフロント系列だけでなく、スペースクラフト(キャナァーリ倶楽部が所属)や田辺エージェンシーも関わっています。この両事務所に吉本も合わせて、新しいハロプロを作っておけば、もう少し違った流れになっただろうなと思うのは結果論じみているので、これ以上話を膨らませて妄想を語るのは止めておきます。

 では、妄想ではなく、こんな感じでやってみてはどうだろう?という話を。

 自分はMacもWindowsもどちらも持っているので、それぞれの良さはわかるつもりですが、Macに関しては、やはり一社で売っていく事の限界は強く感じます。しかし、結果的にハードからOSまでが一社である事でコンセプトをまとめやすい。アップルは非常に巧くイメージ商売をしているとも思います。
 ハロプロも一社路線を続けるのなら、プレミアムなコンセプトを掲げて、熱狂的愛好家を育てていく戦略しかないように思います。
 そんなアップルですが、Macは今やインテルCPUの採用でWindowsも使える仕様になっています。ハロプロもAKBや他のアイドルと互換性を持たせて共演機会を増やすのが良いかもしれない。

 Macは一般的浸透度では今ひとつでも、iPodは凄い。アップルの商品開発思想を語れなくても、スティーブ・ジョブズ(※)を知らなくても、アップルという会社に思い入れを強く持たない人々がiPodを使っている。そして、iPodで林檎のマークの商品ってオシャレだと感じた人々がiPhoneにも飛びついている。いくらマスコミがAndroidの方がカスタマイズに優れ発展性があると説いても、iPhoneのイメージに惹かれた人々はAndroidは選択肢とならない。
(※)スティーブ・ジョブズ アップルの創設者の一人。一度会社を去ったがCEO(最高責任者)として復帰。経営が傾いていたアップルを、iMacやiPodなどのヒットで立て直した。

 つまり、ハロプロはiPodを生み出せという結論を書いておきます。ただ、そのiPod的なポジションが今やAKB48なのだという事は確かなのですが。
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2010 台頭してきたアイドルグループ

2010-12-22 20:57:02 | アイドル etc
 今年も残すところあと10日を切ったし、そろそろ2010を振り返ってというテーマを書きたいと思いつつ、何を振り返ればいいのだ?という疑問も少し。振り返るよりも、来るべく新時代に向けて想いを巡らせた方が有意義かなと思っていたりもします。
 今年はハロプロにとっては足元をかなり揺すられた年だったのでは?と思っています。既に昨年から、AKBというマスコミを味方につけた巨大勢力の台頭に、ハロプロはファン流出という危機を迎えてはいましたが、今年はAKB以外からも様々な勢力が台頭してきて人気面でハロプロに肩を並べつつあります。
 イベントに関連した販売方法で売上を購入者数より上乗せして見せていくという手法は、元々ハロプロも行なってきたやり方でありましたが、今やそういう売り方がアイドル界のスタンダードとなりました。もうCD売上で人気を計る事は難しい時代です。
 それでも、「CDが売れています」という既成事実を作る事は宣伝に有利という事は確かで、ハロプロの売上に迫れるポジションにある他事務所のアイドルはかなり無茶をして売上をいわゆる「爆上げ」させてきています。その成果で、ももいろクローバーはベリキューに迫り、アイドリング!!!はモーニング娘。に迫ってきた。あくまで売上では。

ももいろクローバー「怪盗少女」「ココ☆ナツ」LIVE at 品川 2010-8


 今年の女性アイドル界のトピックで大きい出来事だと私が思っているのは、ももいろクローバーがテレビという表舞台に出てきた事。5/30のMJは一つの新しいムーブメントが生まれた日と言っては大げさでしょうか?少なくとも、この放送によってハロプロのベキス三組は何らかの影響を受けた事は間違いないのではないですか?

 ハロプロのステージパフォーマンスの部分に惹かれていて、Berryz工房℃-uteスマイレージ世代のメンバーを追いかけたい人にとって、ももクロは新鮮な発見であります。スマイレージも新人だけれど、やはりハロプロを見続けてきた者にとってはエッグ時代から馴染み深いメンバー達だから新人には思えないというのがあります。アイドルファンというのは基本新しもの好きですから、今まで見てきてないものに興味を持つのは致し方ない。問題はももクロに興味を持った人達をハロプロにもつなぎ止めて、いわゆる兼ヲタにしておく事でしょう。

 本当はAKBに関してもそういう方向で行っても良かった。早い段階から交流などして、ハロプロと掛け持ちで応援するスタイルを提案しておく手もあった。そうしていればハロプロを知らないAKBファンも多少はハロプロに取り込めた。
 もっとも、最近のハロプロ現場はAKBと掛け持ちの学生ファンも増えてきているらしいみたいなのですが、CD売上に好影響を与えるまでにはなっていないのです。

目には青葉 山ホトトギス 初恋 / アイドリング!!!

 (ニコニコのアカウントを持っていなくても再生出来ます)

 事務所、というか関係者はおそらくももクロに関しては要注意とチェックしていそうで、実際にシングル発売日が重なったBerryz工房はイベントを複数用意して対抗しました。
 しかし、正直言ってアイドリング!!!に関しては予想外な思いを感じているのではないかと推測します。まさか、シングルもアルバムも、ベリキューどころか娘。さえも抜かされそうな状況になるなんて。
 まあ、実はイベント効果によるマジックなので、実人気はまだまだモーニング娘。の方がずっと上です。しかし、アイドリング!!!はハロプロとは違うアプローチを行なっている。CS放送の冠番組だけでなく、地上波の冠番組が全国規模に拡大された今、更なる脅威になるのは時間の問題かもしれません。
 とは言っても、ハロプロとはコンセプトもセールスポイントも違うので、マーケットの両立は難しくはなく、遅まきながら今からAKBとコラボするくらいなら、今のうちにアイドリング!!!と関係を作っておくという選択肢もアリかなとは思います。(実はハロプロと掛け持ちファンも少なくないと言われている)

 来年は更に新しい勢力が売上を伸ばしてハロプロに並び、追い越していく可能性があります。AKBばかり気にしていたら、いつの間にかももクロやアイドリング!!!にマーケットを取られ始めた2010。セールスポイントであるパフォーマンスアイドルという看板も、エイベックス勢が虎視眈々と狙っているジャンル。既存のファンの流出を抑え、新たなジャンル開拓もして新規ファンも増やしていかなくてはいけない。大変な状況ですが、どんな方向を目指すのかを今後も注目していきたいと思います。
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会いたいロンリークリスマス

2010-12-21 22:43:43 | ハロプロ(℃)
 ℃-uteが新曲を発売する度に検証記事を書いてきましたが、モーニング娘。卒業メンバーの話題などでなかなか書けず、今回はまだ書いていません。ようやくな感じではありますが書いてみたいと思います。

 今回の曲はまあ「第一印象」が全てな曲という感じでしょうか。人間で言えば、見た目で惹き付けるタイプ、それもわかりやすい美形みたいな(苦笑)。いや、つんくPの作る曲はスルメ曲も少なくないし、基本第一印象が良くない歌が割と多い(笑)。アルバムの曲なら何度か聴いていくうちに好きになるパターンはアリかと思いますが、シングルはやはり第一印象は大事です。
 例えるなら、アルバムは身近な仲の良い異性で、シングルは合コンとかお見合いです(笑)。つまりがハロプロは合コンが苦手だという事です。

℃-ute 『会いたいロンリークリスマス』 (MV)

(公式You Tubeチャンネル「℃-uteチャンネル」より。今回はPVも良いですね。ダンスをしないPVは敢えてもっと作っていくべき)

 横浜アリーナでモーニング娘。を観て感じたのは、世間的に見れば圧倒的多数ではないけれど、テレビという媒体だけに頼らずにモーニング娘。の魅力、モーニング娘。のコンサートの魅力を発見して、現場まで来場してきた(ファン歴がまだ浅そうな)ファンが結構いた事。
 テレビを利用して自分達の商品価値(という表現は露骨過ぎるかな)を上げるアイドルがいる一方、テレビという昭和から続く媒体を上手く利用出来ずに人気の広がりに苦しむアイドルがいる。ハロプロです。でも、話題性の高い卒業公演とはいえ、平日にあれだけの人を集められる。コンサート動員力という点に関しては、ハロプロと人気アイドルとではCDセールスほどの差はない。

 ℃-uteは最近やけにインターネットでの活動に力を入れています。事務所の方針として、広く浅いファン層よりも狭く深いファン層を構築したいのであれば、この戦略は正解なのでしょう。テレビと違いインターネットというものは自分で情報を探っていく媒体。そういう媒体発のものは、深い愛され方をするのは必然でもあります。
 YouTube効果というべきか、岡井ちゃんの踊ってみた動画に新曲PVをリンクさせた事が効いたのか、新曲は一週目で前作の累計売上枚数を越えました。前作はイベント「910の日」応募対象商品でもありましたから、いつもより売上アップが見込めた商品。その商品の累計をいきなり一週目で抜いたのですから、これは疑いの余地なく「買った人の数が増えた」という事なのでしょう。ちなみに、イベントなどは恒例の新曲イベント以外は特に追加されていません。せいぜいFCイベント会場で特典付き販売をした程度。

 今の℃-uteの流れは非常に興味深い。今後のハロプロ勢の生き残り施策のパターンとして、一つのモデルケースになっているのではないかと感じています。
 テレビ番組に出演するにはオファーが来るだけの理由も必要です。テレビ業界に強い大手事務所に所属している事も立派な理由。世間に向けた話題性を持っている事は立派な理由。℃-uteは今、その話題性を少しずつ付けていくためにインターネットを利用し始めています。そういう時期に、第一印象が良い曲をシングルで切るのは私は賛成です。本音を言えば、第一印象は良くなくとも深みのある歌を歌っていってほしいですが、そういう事を言っていい状況ではない事は理解しています。
 大事な事は、ゆっくりで良いから、この良い流れを止めない事。次のシングルはもっと重要になってきます。そして、更に大事な事は、ユーストやYouTubeやセレンドで留まらず、色んなインターネットサービスで展開していってほしいという事。テレビに比べたらインターネットはあまりに入口が多い。たくさん種を蒔いておく事が肝心だと思います。

 最近の℃-uteは以前までと異なり、舞美愛理以外のメンバーのソロ活動が活発になりつつあります。勿論三人だけではなく、ここで舞美愛理も新しい活動(映画やVシネマなど既に発表済みな仕事もある)を入れて各人のソロ活動が軌道に乗ってきた時、初めて新しい℃-uteの始まりではないかと感じています。
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9期メンバーが見えてきた

2010-12-20 22:12:33 | ハロプロ(娘。)

 横浜アリーナ公演の記事が続いて話題に乗り遅れましたが、モーニング娘。9期候補、しっかりチェックしております。正直、どうやら今回は小学生が合格する可能性が高いらしいと噂で知った時は「モーニング娘。遂に終わりの始まりか」と嘆いたのですが、美女学で流れた映像を見る限りはなかなかアイドル性は高そうな子達。

 9期オーディションに関心のないフリをしてきた大多数のヲタも、放送後は結構盛り上がっております。やはり皆さん刺激が欲しかったんですね。アイドルヲタは可愛い子が大好きな訳だし。
 でも、やはりただ可愛いだけとか、アイドル性が高そうなだけでも推せるかどうかは難しいのがハロプロ。いや、もう普通に可愛い子入れるだけで良いという意見も聞きますが、結局可愛いだけでは人気も上がらない気がします。ハロプロで人気のあるメンバーは、ルックスよりも、ルックス以外の魅力がかなり重要視されて人気を得ている気がします。だから9期メンバーにも可愛い+αを求めてみたい。

 そんな事を思っていたら、ヲタの探偵能力により、どうやら今回の候補生にはアクターズスクール広島の子や福岡の芸能事務所に所属している子がいる事がわかりました。
 イイじゃないですか!スクール出身者はセミプロみたいなものだからイヤだという意見もあるかもしれませんが、加入するならセンターを目指せるような逸材が欲しい。例えば三人加入するとしたら、今回はキャラクターバランスとかは無視して三人とも将来のエース候補生が欲しい。かつて、後藤真希さんがエース候補生として加入して期待通りにエースになったように、今のモーニング娘。に刺激を与えられるような人材でなくてはダメです。ただ可愛い子が増えましたではつまらない。
 ※横浜アリーナに後藤真希さんから花が届いていました。こういう繋がりが今でもあるのは嬉しいです。

 多くのモーニング娘。支持者に絶賛を受けてきたこの数年の娘。体制は、横浜アリーナ公演でひとまず幕を下ろしました。ここからは新章がスタートする。その新章に相応しく、良い可能性を秘めた子が入るならセミプロ歓迎。「小学生はちょっと…」とは思ってきましたが、大切な事は持っている力だと私も気付きました。合格発表の結果を楽しみにしたいと思います。

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