フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

直感2の直感的感想

2005-10-31 22:30:43 | ハロプロ(娘。)

 ハロモニでモーニング娘。の新曲「直感2 ~逃した魚は大きいぞ~」が流れたというので、録画してあったハロモニを再生して見てみた。
 最近のハロモニはマジックショーとかに時間かけすぎなので、あまり真剣に見ていなかったりする。

 知らない人に解説しておくと、タイトルに「2」が付く事で想像つくようにこの曲には「1」というか、オリジナル版が存在する。
 昨年暮れに発売されたアルバム「愛の第6感」にオリジナルが収録されていて、今回の「2」はそのオリジナルの歌詞とアレンジを変えて発売されたいわゆる「シングルカット」というやつである。娘。が、アルバムからシングルカットなどという洋楽チックな事をするのは、初めての事です。

 オリジナル曲については、CDでは「変な曲だな」としか思わなかったのだけど、ライブでは妙に高揚してくるノリノリ感も相まって「楽しい曲だね」に変わったりなんかした。
 特に踊りが楽しい!と言っても、この曲をライブで観ている時はほとんど愛さんしか観てないから多くは語れないのだが、とにかく祭気分になれる曲である。非日常世界バンザイ!な気分って感じ。

 で、新曲として登場した「2」の方だが、すでに音源を聴いた人達からはあまり芳しくない評価を受けてたので覚悟して見始めた。
 まず、思ったのは「音がおとなしい」という事。祭気分半減って感じでしょうか。フルサイズで聴いてみないと何とも言えないけど、フレーズのつながりも少しヘン。
 個人的な思いとしては、辻加護卒業以降の「脱お祭り曲路線」は大賛成なので、こういう曲はシングルで切らずにアルバムやC/W曲として隠し味的に出してほしいのだけれど、歌っているメンバーは楽しそうだなオイ!やはり、シリアスな顔してフラメンコ踊っているより、こういう楽しげな曲をワイワイ踊っている方が面白いんだろうな。それは客席側も一緒だ。

 ビジュアル的には、衣装が3パターンくらいのグループ分けしてあるのは何か意味があるのかな?と気になりつつ、亀井の足に目を奪われたのは内緒だ。
 それにしても、愛さん目立ってないな…今回は6期メンのための曲ですな。オリジナルの方は愛さんばかり観ていたが「2」の方は亀井えりりんばかり観ていそうだ。

  今日のBGM: 直感2~逃した魚は大きいぞ~ / モーニング娘。

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マイナーの存在証明

2005-10-28 23:25:58 | フリーテーマ

 今回は少し堅い文になりそう…と前フリしときます。

  先日行われたプロ野球日本シリーズは、千葉ロッテマリーンズの日本一で幕を閉じた。マリーンズの皆さんおめでとうございます。それにしても、マスコミの偏重報道っぷりは凄かった。テレビ・新聞をいちいち全てチェックしている訳ではないから全容は知らないけど、阪神阪神…のオンパレード。ロッテって何?という具合だ。

 マスコミとその影響下にある人々にとっては「人気が正義」なのだろう。不思議なのは、プロ野球というたくさんのファンを持つメジャーなジャンルに、そのプロ野球ファンさえもよく知らないマイナーな存在が何十年も活動しているという事。そして、その不条理に意を唱える者が少数派という事だ。

 マイナーの中に於けるマイナーというのであれば、ハッキリ言ってB級またはC級モノという事に落ち着くのだろう。もちろん、マイナーにはマイナーの良さもある。ハロプロで言えば「メロン記念日」だ。メロンの面白さはメロンにしか出せない。

 でも相手は人気商売のプロ野球。電車の前の席のおっさんが広げている新聞記事にも、会社のあちこちでおっさんが交わしている話題も、プロ野球ネタが多い筈。って、おっさんばかりか…

 パシフィック・リーグのチームは長らく、そのような世間の関心からは離れた位置で存在し続けてきた。

  以下は、スポーツライターの玉木正之さんの著書の中にあるエッセイから要約を抜粋したもの。引用はなるべく避けているつもりだが、今回はあえて引用する。  

 

 京都に住んでいる玉木少年は、夏休みになると宝塚に住んでいる叔父の家に預けられていた。野球好きの叔父は、玉木少年を自転車の後ろに乗せて野球観戦によく出かけた。子供心には華やかな甲子園球場の阪神戦に行きたかったが、叔父が連れていくのは甲子園から数kmしか離れていない西宮球場であった。

 西宮で行われる阪急ブレーブスの試合は、数万人の観衆で賑わう甲子園とは異なり観客数百人の閑散とした中で行われていた。その淋しいスタンドには女性の姿は皆無であり、背広姿の男性の姿すら少なく、多くはブルーカラーの男達であった。

 グラウンドでは、赤鬼と恐れられたブレーブスのダリル・スペンサーが相手選手の足を目がけて鋭いスライディングを試み拍手喝采を浴び、いかつい男揃いなブレーブスの投手達が打ち込まれようものなら、客席からは容赦なくブレーブスの投手にも野次が飛び交う。そんな身も震えるような大人の世界を垣間見た玉木少年は、やがてブレーブスとパリーグの野球にのめり込んでいく。

 ピアニストを目指し音大を卒業しながら、戦争によって音楽への道を絶たれた叔父は野球の試合は、巨人や阪神のいるセリーグの試合はまったく見ずにパリーグの試合だけを見た。

 

  世の中には、良い物を提供していても、面白い物を作っていても、檜舞台に上がってこられない物が結構ある。それらの存在を誇示するにはどうすれば良いのか?上にのし上がっていくしかないのか?それとも、記録より記憶を選ぶか?

 アメリカのビルボードヒットチャートには「1位の曲より2位の曲に名曲が多い」という通説があるという。そういえば、マリーンズのレギュラーシーズンの順位は2位だった。

  ハロプロも今や、名はメジャーでも実態はマイナーなポジションに落ち着きつつある。かつて、娘。の五期メンバーを「国民的アイドルグループの中のマイナー」と書いた本があったが、娘。自体がマスコミから遠ざけられつつある昨今「人気が正義」に振り回されたくないと思いながらも、いつかベリが1位になったら…などと妄想するのであった。あっ、1位より2位の方がいいのか。

    今回のBGM  Over The Rainbow (オズの魔法使いのテーマ)

             (千葉ロッテマリーンズのサポーターが初回にハミングする  曲。Jリーグの山形やセレッソ大阪のサポーターもキックオフ前にハミングしている。)

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歌姫伝説降臨!

2005-10-27 22:43:03 | ハロプロ2005

 後浦なつみに石川梨華(美勇伝)こと「DEF DIVA」がオリコン初登場一位に輝いた。26,353枚という売上は、一位の枚数としては史上最低枚数らしいのだけれど、とりあえず一位おめでとう!
 「オリコン一位がすべてじゃない!」は福田明日香の名言だけれど、まあ一位という響きは悪くないですな。というか一位という響きは懐かしい!ハロプロ系がシングル一位獲るのは、モーニング娘。の「AS FOR ONE DAY」以来で約二年半ぶりらしい。

 その、AFOD。タイトルを組み替えると「ONE FOR YASDA」となる!という事実を知った時は、つんく♂もやりおるなと感心したものだ。保田卒業シングルであるこの曲、締めのソロパートを務めるのが保田と師弟関係にある石川さんというのも良い演出である。
 ちなみに、この曲のC/W曲は福田明日香卒業ソングである「NEVER FORGET」の保田バージョン。なっちと明日香の2トップだった初期の娘。のレコーディングに於いて、明日香パートに保田の歌声も被せて厚みを持たせていたという話は、つんく♂自らのネタバレによって有名な話であるが、娘。にとっての保田の存在って、イジられキャラという役回り以上に歌やリーダーシップという面で非常にデカかったなやっぱり。

 と、保田話から入ったけど、ネーミングが「最高の歌姫」を意味するこのグループって、石川さんには荷が重くないかい?
 まあ、ユニット名は「ハロプロユニット名 ABC… ZYX…の法則」から単純に次はDから始まる名前で行きましょう!などというノリで付けたんだろうからスルーしたいが、今更DIVAはないだろうDIVAは。と石川さんの立場を擁護してみる。
 個人的には、三人祭以来の「あややとチャーミーの競演」というのを少し楽しみにしていたんだけど、テレビで見たところあまり絡みはないな。そもそも、石川さん居心地悪そうだし。

 どうせ「最高の歌姫」なんて名前付けるなら、ハロプロ内で歌える子を5人くらい揃えてユニット作ればよかったのにと思う。対抗馬として、ダンスの上手い「DEF DANCER」とかいう名のユニット作ってみたり。

 そして、石川さんの歌姫っぷりよりもっと気になるのが、美勇伝の残された二人である。三好と岡田のために最高の歌姫への対抗勢力「裏DEF DIVA」作るか。
 あくまで「裏」だから、マニアックにカン娘。から里田みうな。メロンから柴田。そして歌姫といえばこの人!℃-uteから鈴木愛理も加入させよう。

 ふと気付く。カン娘。で残ってしまったあさみの立場を。メロンのあと3人の立場を。
 こうしてキリなく公平にユニットを考えていくうちに、結局全員参加になってしまうのだった。去年のスッペシャルユニット(ユニットなのか?)H.Pオールスターズはそういう経緯で出来たに違いない!

 ケチつけているみたいな文になってしまったけど、本音は「DEF DIVA」の皆さん一位おめでとうございます!なのだった。オリコン一位がすべてだとは私も思わないけどね。

 今日のBGM: The Tide Is High / BLONDIE
       (邦題)  夢見るNo.1 / ブロンディ

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四国ノスタルジア

2005-10-24 23:18:53 | 町と旅

 昨日(10/23)、2ちゃんの国内サッカー板に変なスレが浮上した。どうせネタスレだろうとスルーしようとしたら、どうやらマジネタらしいので食いついてしまった。そのネタとは「カマタマーレ讃岐」誕生!という話題である。
 簡単に言うと、サッカー四国リーグで活動する高松FCというチームがJリーグ目指してプロ化する事になり、この度チーム名が上記のものに決まったという話である。それにしても、狙いすぎなネーミングに脱力感をおぼえた。「釜玉うどん」からきた名前である事は言うまでもない。

 四国出身のハロメンって、前田有紀くらいしか思いつかなくて、つんくファミリー的に枠を広げればソニンちゃんが浮かぶ。二人とも高知県出身だ。私はEE JUMP以来、密かにソニンちゃんを応援している。密かと言ってもコソコソ応援している訳ではなく、ライブなどには行かない程度のスタンスという意味である。
 最近彼女を以前ほどテレビで見かけなくなったと感じているのだけど、元気なのかな。もうひと花もふた花も咲かせてほしいと思う。

 そしてハロプロ界唯一の演歌歌手、前田のゆきどん。なぜか歌の舞台は東京ものばかりだったりするけど、四国の歌も歌ってほしい。でも一般的には四国ってマイナーというイメージなのかな?国内旅行のガイドブックで一番売れないのは四国だと聞いた事がある。

 四国って、交通の便があまり良くないせいか、団体旅行向けでないようだし、いくつかある有名観光地もどちらかと言えば地味な印象を与えているのだろう。でも、自分はそんな四国が結構好きだったりする。で、少し昔話。


 11年前、四国をあちこち廻る旅をした事がある。ある日、徳島県の南の外れにある宍喰という海沿いの町に泊まった。プロゴルファーのジャンボ尾崎の出身地だという事を後日知ったその小さな町は、細い路地みたいな道に小さな商店街があるくらいの静かな町だった。
 公営の温泉宿舎を見つけ泊まった私は、徳島名物かぼすの果実酒を飲んだ夕食後に、宿舎の目の前にある海岸を歩いた。海沿いの国道は通り過ぎる車も少なく、砂浜では花火を楽しむ家族連れの声が聞こえたが、辺り一面真っ暗で姿は見えず花火の火だけが浮かびあがっていた。暗闇の世界でふと夜空を見上げると、数えるのが大変なほどの星が空に輝いていた。

 8年前、高知県の須崎というカツオ漁で有名な港町に泊まった。昭和の匂いを漂わせる商店街には、CDよりもレコードやカセットテープばかりが陳列された文字通り「レコード屋」があった。商店街のはずれにある銭湯に入った。古びた建物の中には何十年も通い続けている人達の温もりがあった。
 商店街からはずれた家並みの間から、突然現れた細いレールの単線の踏切が、高松と高知を結ぶ本線の踏切であると気付くのに何十秒かを費やした。そして、泊まったホテルは、ワンルームマンションを手直しして商いを始めたとしか思えないような建物で、エレベーターホール前の管理人室のようなフロントで鍵を受け取り部屋に入ると、ホテルの部屋というより誰かの家にお邪魔したような居心地を感じた。

 ゆきどんには、そんなアナクロ的な世界の曲が合いそうな気がずっとしている。西新宿で出会った人の事を唄うより、裏道の踏切で出会った人と大正建築の洋食屋(高知市内にあって、建物の味わいだけでなく味の方も美味しい店だった)で再会する歌とか唄ってほしい。ローカル過ぎる?マイナー過ぎる?四国の受難はまだまだ続く。

 今回のBGM: 群青日和 / 東京事変


 

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2005年のダンスサミット

2005-10-21 22:42:03 | ライブ!2005

 10月16日、雨の日曜日。グリーンホール相模大野にて行われた後藤真希ライブに行ってきました。

 大河ドラマの収録の関係で春ツアーの無かった後藤さん。アルバム3rdステーションの曲を引っさげて行うこのツアー、タイトルは「はたち」。もう、ゴッチンも二十歳なのかあ…と感慨に耽りながら、まずはアルバムの1曲目「エキゾなDISCO」でカッコ良くスタート!
 バックダンサーを従え、セクシーに踊る後藤さん。この曲はアレンジが昔のディスコナンバーそのもので、そのアナクロ感が後藤さんに不思議とマッチして大好きなのだが、曲だけでなくダンスもイイ!一部でマニアな人気を誇る「ゴマ足」も全開衣装で、この衣装の傾向は最後まで続いた。エンターテイメント!

 最近のシングルはバラードが多い事もあり、踊れる曲だけでなく聴かせる曲も随所に盛り込み、メリハリある流れで進んでいく。途中、震度3の地震に会場がどよめくハプニングもあったけど、会場はヒートアップしたままライブは進んでいく。
 今回のツアーゲストは稲葉貴子(いなばあつこ)。彼女のキレのあるダンスが、ダンシングな後藤真希ステージにいいアクセントになっている。突然、なんか懐かしい感触に襲われた。


 アツコは、大阪パフォーマンスドールOPD)の一員として1993年にデビューした。OPDは東京パフォーマンスドールTPD)の関西版として、吉本が始めたグループだった。1990年に結成されたTPDのステージは、MCも挨拶もなくひたすら60分ノンストップで、バックバンド無しで打ち込み主体によるバックトラックから流れてくるダンスチューンをバックに歌い踊るものであった。そのステージは、ライブとは呼ばれず「ダンスサミット」と名付けられていた。
 そんなステージが毎週末、定員150人の原宿ルイードで行われ、TPDジャンキーと言われた人々が、叫ばず、手拍子も打たず、ただ踊ったり、リズムをとったりしながら音に身を預けていた。その静けさは、UWF系特にパンクラスの会場の雰囲気に似ていた。と言えばわかる人には伝わるかな。

 そんなTPDも、やがてテレビという巨大な渦に飲み込まれて普通にアイドルグループとしての道を歩き始める。そんな頃にOPDは誕生した。
 OPDの初ステージは大阪の「うめだ花月」で12年前の10月に行われた。当時のTPDに嫌気がさし始めていた自分は、何かしらの期待を持ってそのステージを観に行った。
 アツコは、5人いたOPDのフロントメンバーの中でも、歌のうまさはトップであった。その歌唱力に惹かれ、またOPDのメンバーのひたむきさに惹かれ、私はTPDよりOPDな人間になった。雑音まじりの大阪のラジオ番組を毎週聴いていた事が懐かしい…


 アンコールは、セクガイにスクランブルと二年前のノリノリな曲の攻勢だ。スクランブルでライブを締めると後味最高だ。「ごっちん、最高!」コールが会場に響き渡る。その余韻のままに終演後飲んだ。


 ライブ中、一瞬の感傷に浸ったその時間は数秒だったかも知れないし、実際の自分は後藤さんばかり観ていたのだけれど、帰りの電車の中ではなぜか懐かしさと寂しさの入り交じったような不思議な感覚がまた蘇ってきた。
 12年という時は経ったけど、今も彼女のダンスを観ている自分がここにいる。そして、ハロプロ全員参加のトレーディング物を買うと、かなりの高確率で稲葉貴子を引いてしまう自分もここにいる。人はそれを縁と言う。

今晩のBGM: 生まれた街のフェンスを越えて / 大阪パフォーマンスドール
         (デビュー曲、満月の夜だから C/W曲)

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文化祭に咲いた「道重さゆみ」という名の花

2005-10-18 00:02:42 | ライブ!2005

さて、文化祭レポート後編。ステージの感想中心でいきます!

 今回の文化祭ステージは、娘。+飯田圭織さんによる環境問題寸劇、ハロメン各3名×5チームによって争われる環境クイズ、マジックショーなどによる構成だった。
 まずは声を大にして言いたい結論
「道重グッジョブ!」
 環境ユニットエコモニ。の一員として、寸劇でも人三倍くらい台詞があって、しかもクライマックスでは長台詞あり。それをトチらずに格好良くキメてくれたのが、我らが道重さゆみん

 実際のところは、寸劇とあってどこかお手軽感が伝わるステージだった。未来の横浜が環境破壊によって気温が異常上昇し、水位が上がって生活が脅かされている、というストーリーはありがちで、しかも短い時間で主張を盛り込まないといけないから、どうしても台詞が説明調になる。
 娘。メンバーも手抜きはしてないだろうけど、ミュージカルの時とはモチベーション違います感が見え隠れする。
 そんな中、さゆは真剣だった。ハロプロ環境大使である自分に、精一杯の責任感を感じてやっていたのだろう。
 クイズコーナーの時も、エコモニ。でコンビを組んでいる石川さんが資料あるいはアンチョコともいうべき秘密(?)のファイルを手に喋っていたのに対して、さゆは手ぶらで環境問題の事を喋っていた。プロだ。

 さゆは真面目で責任感ある子なんだろうな。だからこそ、ミラクル小春ちゃんの教育係に任命されたんだろう。ちなみに、ミラクルちゃんはクイズの時も物怖じせず楽しんでいました。

 楽屋で一人、台本を入念にチェックしているさゆを想像したら、なんか嬉しくなってしまう。元々ヤル気が伝わる子で、娘。ライブなんかで動きなどを観察していると、真剣っぷりを感じて好感持っていたけど、小春の面倒見始めた辺りから更に良い変化をしてきている気がする。

 ステージは真剣勝負であることを改めて実感した文化祭ステージ。こういう場でも何かを出せる子はやっぱりプロやね。
 クイズコーナーの漫才で、あやごまコンビの息の合いっぷりも、ごとーさんは隠れ亜弥ヲタだから息が合うのは当然としても、二人の姿にはやはりプロを感じましたですハイ。
 そして、寸劇の通行人役として出演したBerryz工房&℃-uteの方々の中で、一人キラキラしたカチューシャを付けて「台詞なんてなくても目立てる」を実践してみせた桃子もプロだ。

   今日のBGM:  YOKOHAMA Sing a Song / 松浦亜弥
 

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文化祭という名のイベントに行く

2005-10-15 23:50:50 | ライブ!2005

 「文化祭」と聞いて、娘。メンが焼きそば作ったりするのかと思って舞い上がった(うたばんで焼きそば作ってた事はあったな)幕張での文化祭から早一年以上が過ぎ、また文化祭はやってきた!しかも今度は文化祭シーズンだ!焼きそば作りはないけど(多分)。

 

  蒸し暑い土曜日、むさ苦しい集団がみなとみらいに襲来、もとい爽やかボーイズ&ガールズ達が朝も早よから列を作り文化祭の開幕。自分は暢気に11時前に着いたおかげで、ステージ観覧は最終である第三回目になってしまった。 観覧の列への集合時間は3時前なんでまだ時間はたっぷりある。とりあえず催し物を見よう。ではなくて、まずはグッズ売り場にGo! ヲタの性(さが)。ちなみに、DVDマガジンはグッズ売り場に並ばなくてもあっちこっちで売っているから、そこで買った方がいいぞ。って終わったイベントの豆情報を書いてみたり。

  一応、環境問題のイベントなので、各ブースとも地球環境絡みの話が散りばめられていて、ハロプロメンによる環境工作なる「夏休みの宿題」みたいなのが展示されていたりする。それを携帯で撮影する爽やか(略)達。

 ベリの作った粘土細工みたいな工作、みんな1個ずつなのになぜか桃子は2個作っていたりする。さすが桃子!こんな(失礼)夏休みの工作もどきにまで自己アピールを忘れない。でもよく見たら舞波も2個作っていた。舞波…

  粘土細工の近くでは衣装が展示されていたりする。美貴たんの小ささを改めて実感したりしていると、ここでも撮影に余念のない方々が。まあ、自分も愛さんの衣装は撮ったけどね。 突然、マコヲタな方から声をかけられた。マコの衣装をバックに写真撮りたいのでシャッターよろしく。という事だった。春の福井ライブの時といいマコヲタには縁があるな。福井の話はそのうち改めて書きます。

  そして、フードコーナーに足を延ばすと、モーニング娘。ご当地寿司なんてものまであったりする。 北海道(藤本紺野)イクラ、福井(高橋)ブリ、山口(道重)フグといったラインナップで全員分がセットになっているのだが。埼玉(吉澤)の卵焼きって。埼玉名産に卵焼きは初めて聞いたのだけど、どうなのかい?彩の国の住人さん達。

 チョコとかを売っている店で娘。メンの写真の付いた包装の一口チョコが売っていたので思わず愛さんのを購入。そして、後で軽く後悔。値段に見合わない一品だった。

  休憩がてらテーブルに座りモニタを見ていると、2回目のステージが始まっていて、その模様が流れていた。司会、四位ちゃんかよ!知っていたけど萎え。 でもクイズコーナーでの、なちまり漫才の微妙さ加減がある意味面白かったり。

  今年は毎年恒例の娘。のミュージカルが無い1年だったわけだけど、思いがけずここ横浜で娘。の芝居が観られるとは軽く驚いてみたり。

 その娘。芝居はやはり環境問題をテーマにしたものだった。モニタで観るとみんないい意味で肩に力が入ってなくてリラックスムード。ガキさんの岡山批判(※)や吉澤リーダーの「おまえらのせいで地球はダメになったんだ!」という説教。どれも楽しく観てしまう。 ただ、二人だけ肩に力!というか気合い入れまくってステージに立っているメンバーがいた。 一人は舞台大好き高橋愛なのは納得だが、もう一人は…  「道重さゆみ」  という訳で、次回は文化祭クイーンに輝いた(?)さゆの奮闘をレポート! 2回に分けてゴメン。

 ※ 岡山批判 環境破壊が進む未来の横浜を捨て岡山県の津山に引っ越す新垣家。そんな田舎には行きたくない! マック(この文化祭のスポンサー)のない所なんか嫌だ!と駄々をこねるシーンがある。 津山に去年、旅で泊まった自分が津山の名誉のために申すと、マックは見あたらなかったけど、コンビニはあったし、バーミヤンもあった(酒飲んだ後ここで夜食食べた)。

 今日のBGM: 横浜蜃気楼/後藤真希

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シンデレラへのメッセージ

2005-10-11 23:51:29 | ハロプロ(ベリ)
 佐野元春の「グッドバイからはじめよう」という曲の出だし
 「ちょうど波のように さよならが来ました~」
というフレーズが浮かんだ今回の一件。

 早いもので舞波卒業からもう一週間が過ぎた。待つ時間は長く過ぎる時間は早い。秋を感じるひととき。


 舞波ってベリでは決して目立つ方ではなかったし、それどころか端っこにいる子だった。気にしていなければスルーしてしまいそうな立ち居振る舞いだった。だけど、どのメンバーより強く普通な感覚を持ち続けていた子だったように思っている。

 Berryz工房初の単独ライブとなった6月のZeep Tokyoでの公演、舞波が見せてくれた笑顔は「スマイル0円」な笑顔ではなく、心からライブを楽しんでいる無防備なほど無垢な笑顔だった。その笑顔は決してフォトカードになるような類のものではなかったけど、どんなに優秀なカメラマンにも引き出せないような自然体な笑顔だった。

 もしかすると、彼女の中ではこのライブの時には既に答えが出ていたのかもしれないけれど、ライブを心から楽しんでいる舞波の姿を観た時は清々しいほどに心が洗われた。
 
 舞波は普通な感覚を自然に持っているが故に色々な事がわかりすぎていたのかもしれない。
 
 最後まで凛としていた舞波は、Berryz工房メンバーとして最後のステージもいつものようにこなしていたという。


 不器用だけど少し気が強くてしっかり者の舞波は、すでに新しい生活も普通に楽しんでいるのだろう。
 新しい生活でも、自然体で凛としている舞波のままでガンバレ!

 「グッドバイからはじめよう」の結びのフレーズは
 「あなたはよく こう言っていた 終わりははじまり」
 だったりする。

        今回のBGM
   Strawberry Fields Forever / The Beatles

   Hermony / 東京少年 (歌詞が今回の出来事にピッタリだったりする)


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神戸のDecade

2005-10-03 23:34:30 | 町と旅
随分前の事になるが、関西の旅を初めてした時の事。

 早朝、大阪行き夜行バスから降りた私は人影もまだまばらな阪神梅田駅へと向かった。初めて乗った関西の私鉄は阪神電車の各駅停車だった。
 ジェットコースターとまではいかないが、その加速は初めてゴーカートに乗った時の事を思い出した。隣の駅までが近いため、勢いよく加速して瞬く間もなくブレーキがかかり駅に着く。その乗り味は私の地元を走っている赤い電車に似ていたが、乗り味だけでなく駅前から続く細い商店街、焼鳥屋の建ち並ぶ線路沿い。風景もなんとなく似ていた。
 芦屋に差しかかる頃、前方右手に六甲山地が見えてきた。その整った山並みに息を飲んだ。都会の風景にこのような山の風景が重なる事に、新鮮さを感じたものだった。
 その山々の中に入っていきたくなった私は、新開地という神戸市内の地下駅から、神戸電鉄という六甲を縦に貫いて走る電車に乗った。乗り換えて10分も乗ったかどうかで山間の無人駅へと降り立った。菊水山という名のその駅は神戸市内とは思えないほど静かで、しかも駅の周りに人家などは皆無であった。勿論降りたのは自分だけだった。


 今からちょうど十年前に、私は神戸でサッカーを観た。スタジアムへと行く途中、私はあえて神戸へのルートを阪神電車にした。
 大阪~神戸の間には海側から阪神、JR、阪急と三社の電車が走っている。阪急は山の手で阪神は下町。阪急の駅には花屋やケーキ屋があり、新幹線のホームによくあるような空調付きの待合室があったりする。
 私は阪神電車に乗りながら車窓風景に思考回路を乱された。ねじ曲がるように崩れた阪神高速道路、仮設住宅の並ぶ公園。地下鉄に乗り換えるために降りた三宮では、変わり果てた阪急三宮駅の姿があった。ひび割れの残る歩道、プレハブの商店。だが、人々はその八ヶ月前以前までと同じように、会社学校からの帰路を急ぎ、商店の店頭は活気のある声が響き、そして私も周りの何割かの乗客も地下鉄に乗ってサッカーを観に行く。

 神戸にプロサッカーチームを!という声に後押しされて「ヴィッセル神戸」が誕生したのは1995年の事であった。スタートとなるチーム練習初日が1月17日であった。そして、その日神戸を襲った出来事をきっかけにメインスポンサーの大手スーパーが経営から手を引き、チームカラーのオレンジはそのスーパーの色だから白紙に戻され、牛を連想する黒白の縦縞になった。
 その出来てまだ八ヶ月のチームを観に私は、ホームスタジアムの神戸ユニバー競技場へと足を運んだのだった。隣の野球場はイチローブームの真っ只中であった。

 対戦相手は富士通サッカー部(現・川崎フロンターレ)。試合はスイス代表の経験もあるトーマス・ビッケルの、自らの誕生日を祝うゴールで神戸が勝った。このスタジアムまでに辿り着く道中で見てきた風景などまるで別世界であるかのように、淡いカクテル光線に包まれたスタジアムは普通すぎるほどにありふれたサッカー場の風景を見せていた。

 その試合から十年。ヴィッセル神戸はネット通販大手の会社がメインスポンサーに就き、ユニフォームの色も黒白の縦縞から、その会社の社長の出身大学の色だとかいうえんじ色のような色に変わった。その会社が運営するプロ野球チームと同じ色である。そして、チームのマークから創立年「1995」の文字は消えた。

 そのヴィッセル神戸は今J1で最下位だ。このままだと来年はJ2に降格である。阪神タイガースの優勝を伝えるニュースを横目に、ふと久しぶりに神戸の街を歩きたくなった。北野坂、南京町、ハーバーランド、そういった観光地ではない場所をあてもなく歩いてみたい。夜はヴィッセル神戸の試合を観に行こう。神戸に行くのは来年になるだろうが、ヴィッセルはその頃J1だろうか?それともJ2にいるのだろうか?でも、山と海が折り重なる神戸の街の優しくも活気ある風景は変わらない。

             今日のBGM:マイ・セレナーデ/平松愛理(神戸出身)



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愛と愛 ~アイとメグミ~

2005-10-01 00:46:22 | ライブ!2005
 行ってきましたモーニング娘。ライブin武道館。大きな玉ねぎの下で繰り広げられた大乱舞の片鱗を綴ります。

 二週ほど前に仙台で今回のツアーは観ているので、客電が落ちた時は「さて、色じれからスタートだな」と余裕たっぷりだったのもつかの間、今回のライブはサプライズから幕開けとなった。そう、
「℃-uteの前座ショー」からこの日のライブは始まったのだった。

(℃-uteって何やねん?という人には、とりあえずググってもらうとして)もう前座なのにすでにピーク状態な自分(苦笑)。実は℃-uteが出てくる事は友人情報で知っていたのだけれど、いきなり歌ったのが「行くZYX! FLY HIGH」とか反則です。ZYXと言っても、そこにはターミネーター桃子も、キャプテン清水も、ましてや四位ちゃんも居ない(これ重要)訳だが、そこにめぐ(村上愛)がいればZYXなのである。少なくとも自分にとっては…。一応フォローしておくと、この曲は梅さんの曲だと思ってますが。
その梅さん、めちゃ楽しそう。さすがリーダー(らしい)、存在感バッチリです。でもやはり、めぐの存在感は別格です。さすが世界の熊川にダンスを認められた子!動きのしなやかさが群を抜いている!
メドレーで展開する次の曲は「First Kiss」。あぁ!の最初にして最後?のシングルだ。あぁ!と言っても、そこにはセクシーオトナジャンみやびちゃんも、ヤンキー魂れいなも居ない(れいなはこの後出て来るが)訳だが、そこに愛理がいればあぁ!なのである。いや、やっぱりれいなは居て欲しいな。
 でも愛理は二年前この曲を堂々と歌いきっていた頃より、さらにパワーアップしていた。めぐも凄いが、愛理も凄い。ベリ℃-uteの中で一番将来性ある子なのかもしれない。
 三曲目はハッピー7。ハロプロ最年少萩原舞がど真ん中でコミカルに堂々と歌い踊る。すべてはそこに集約されていた。ちゃんと会場の心を掴んでいた恐るべし小学生。
 ラストはごっちんの「手を握って歩きたい」。見事大団円で終了。℃-ute凄いわ、前座でここまで盛り上げれば立派通り越してアッパレだ。めぐは存在感出しまくりで大満足。

 で、今のは前座だったんだよな?と現実に引き戻されながら、唐突にスクリーンにオープニング映像が流れる。正月のハロプロライブで℃-uteのメンバーが着てた制服を着た小春がスクリーンに映し出される。なんか間が悪いと思ったのは自分だけかな。気持ちの整理がつかないままに、一曲目は最新シングルというツアーの定番に則り「色っぽいじれったい」でスタート。
 娘。のステージが始まってから、自分の席がほとんど武道館の頂上に近い事をやっと痛感する。とにかく誰が誰なのか把握しづらい事このうえない。最近は娘。もホールライブが主流で、自分もそれに慣れてしまった身。しかも、衣装が個別にデザインされたものではないから尚更わかりづらいのであった。
 このままでは今日は℃-uteが楽しかったで終わってしまう…まあ、それもアリかなと思う自分がそこに居たりするのだが、一応曲には反応してノってしまう。自然に体が動くというヤツだ。初聴だった新曲がピンと来なかったあたりは、正直もう大会場で娘。観るのはダメかもと思い始めたが、いつしか自分はあまりよく見えない筈のステージに引き込まれていった。

 仙台ではなぜか不調だったミキティも、今日は上機嫌でノリノリだ。いつもやる気It's easyな美貴ソロコーナーでも、今日は普段以上のパフォーマンスだった。れいなの客席への煽りも気合い入りまくりだし、亀井も実力以上のエナジーを出していた。何より、あの紺野が「涙が止まらない放課後」を完全に自分の世界にして歌い切っていたのには、歌というのは時に上手い下手を超越するものだと再認識したほどだ。
 そして、この日一番心に残ったのは「初めてのロックコンサート」だった。この曲を出した三年前とは明らかに雰囲気が異なっていたはずの五期メンバーによる歌・ダンス。三年の月日の流れと、三年で娘。の状況があまりに変わっってしまった事…
 そんなセンチメンタル後ろ向きな思いはすべて、この曲を格好良く披露してくれた五期メンバー、特にマコ、愛さんによって流されていった。
 改めて高橋愛ってやるな!と思い、頼もしくも感じ、色々とネガティブな話も多い今の娘。の今後にも希望を見いだしながら、その後の「ミスムン」でいつも以上に凛々しいリーダー吉澤の姿に頼もしさを感じ、ライブ観戦は気持ち良く終わる事が出来たのだった。

 思えば、突然のアクシデントもあった春ツアーでも、新リーダー吉澤のキャプテンシーと、高橋愛の程良い存在感に救われたりしたが、今回もこの二人は輝いてた。そして、他の子達も自分なりのスタンスで成長している事を実感出来た。ミラクルとか言われちゃっている小春ちゃんもマイペースで楽しんでいるようで嬉しく思えたり。
 来年の春ツアーが早くも楽しみになってきた。

               今日のBGM:  声/モーニング娘。
                         アルバム「愛の第六感」収録    


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