フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ローカル線の旅の話~その1 北海道夕張~

2014-06-30 23:29:19 | 町と旅

 最近、ツイッターでローカル線で旅をした時の話をつぶやいています。ツイッターだと書いたものが流れてしまうので、ブログにまとめて形にしておきたいと思いました。そんな訳で、そのローカル線の旅の話をまとめたものを、随時掲載していきたいと思います。第一回目は北海道の夕張の話です。


 自分の旅の記録を見ても6月はあまり旅をしてないけれど、どこか行きたい気分MAX。
 過去の6月の旅で思い出深いのは北海道の道東から夕張へと回った旅。吹く風の心地よさ。湿気の少ない北海道ならではだった。
 よさこいソーラン祭りを大通公園で見て、その夜の夜行で札幌から釧路に向かった。3時くらいにはもう空は明るくなり始めた。ジャガイモ畑の広がる十勝平野に昇る太陽は大きかった。
 釧路からは釧網本線の始発列車。見渡す限り原っぱが広がる釧路湿原の雄大さに息を飲んだ。

 夕張はどの駅前も時代の流れが止まってるかのような静けさがあった。かつて炭鉱で栄えた夕張の栄枯盛衰が車窓からも垣間見えた。
 鹿ノ谷という無人駅で降りたのは自分とJK一人。JKは小さな駅舎の待合室の掃除を始めた。終わるのを見計らって声をかけて夕張の話を聞いて、記念写真を一枚撮った。
 夕張では古い木造旅館に泊まった。他にお客さん無し。おかみさんは優しいおばあちゃん。6月なのに石油ストーブを焚いて夜を過ごした。
 夕飯は近くの居酒屋。カウンターにたくさん並んだ煮物から好きなのを指差してという元気な女将さんの盛りつけた煮物で酒を飲んだ。寒くも温かかった夕張の夜。

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「過去記事を振り返る」 ~モニタの中の24カラット~

2014-06-29 12:09:32 | ハロプロ(ソロ)
 この記事は2006年2月17日に書かれたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/4ce0ec765baa462101b6000abd459fbe


  先日(2/5)、安倍なつみ2005秋ツアー~24カラット~のライブDVDを買ってきました。このツアー、観たかったのですが結局一度も観る機会を得ら れなかっただけに、その内容は非常に興味を持っておりました。なちヲタな友人からも激オススメだった一本。良かった曲を中心に早速感想いってみます。

 なっちコールが響く中、一曲目は「恋の花」。今、私が大好きな曲です。この曲を歌っている時の安倍さんの表情が険しくも優しい、なんとも複雑で味 わいのあるもので、いつもその表情に引き込まれています。歌詞とアレンジ、そして今までと変えた歌声。その織りなすハーモニーに、表情がミックスされて素 敵な一曲になっています。
 二曲目、ゲストのカントリー娘。が現れて「だて生き」。この曲の発売時も、歌番組でカン娘。とアヤカがバックで踊ってましたね。ゲストのカントリーは、ごく自然にステージに溶け込んでいます。この4人、どことなくホノボノとしてて相性良さげです。

 このツアー、ニューアルバムなどがなかったために、既存の曲から選曲されたセットリストになっています。こういう時は、選曲が重要になってくるの ですが、まずはC/W曲から「OLの事情」!これは生で観たかった… トウモロコシみたいに、間奏での変な振付け付きでした(^^;)
 
  ゲストの存在が思ったより大きいのが、このツアーの特徴らしく、ライブ中盤にカントリー娘。コーナーがちゃんとありました。「シャイニング」は美貴たん紺 紺抜きな訳ですが、原曲はほとんど「藤本美貴ソロ?」という状態なだけに、カントリーだけだと別曲に聞こえるほど新鮮でした。里田に負けじとみうな奮闘の 歌いっぷりでした。
 カントリーの曲と言えば、続いて歌った「初めてのハッピーバースデー」。この曲はやはり会場が盛り上がりますね。振り真似をするのが楽しい曲です。

 安倍さん再び登場して、娘。アルバムから「いいことある記念の瞬間」、「愛車、ローンで」と懐かしの曲連発。カントリー娘。との共演で、楽しげなダンス炸裂。ホノボノワールドが更に加速していきます。
  その勢いのまま、4人での寸劇。あさみに惚れるなっち、という設定。あさみ、まんざらでもない気分のようです。ハマリ役でした。そして、里田に抱きつくみ うなの笑顔萌え(爆)。そして、寸激の流れで曲は「ミスムン」。さらに、娘。C/W曲の中でも隠れた名曲の呼び声高い「例えば」キタ! 「抱いてHOM] のカップリングのこの曲、こういうシブイ所を誰が選んでいるのか?まさか、なっち自らかな。そんな気がしないでもない選曲です。

 シブイといえば、「さくら満開」。安倍さんは、さくら組に所属していましたが、さくら組2ndシングルのこの曲発売時には、娘。は卒業していたの で、この曲には参加していません。なのに、違和感なく歌っております。原曲では、サビの部分で扇子を振る振付がありますが、今回のなっちverではありま せんでした。振付も若干シンプルになっております。

 「あなた色」、「シツレンジャー」、「ピロリン」とノリの良い曲を続けてアンコールへ。アンコールの一曲目は「夢ならば」のC/W曲である「空  LIFE GOES ON」。なちヲタの間では、名曲と大人気な曲です(なっち曲にはタイトルに空が付く曲が多く、しかも名曲揃いというスレが以前あった)。
 目に涙を溜めながら歌う姿に、この一年の出来事とこの曲の歌詞がオーバーラップしました。ちなみに、この曲のみマルチアングル機能対応で、なっちの顔をクローズアップで見る事が出来ます。

 そして、最後は再び4人で笑顔満開「腕組んで帰りたい」で大団円。また、この4人でライブやりたい!というMCに、ゼヒ!と思いました。そう思えるほどに、このライブは「安倍なつみソロ」というより「安倍なつみとカントリー娘。」なステージでした。
 安倍さんのファンだけでなく、カントリー娘。のファンにも、そして最近なんか疲れ気味な人にもオススメな一本。


<2014年の追記>

 先日のテレ東音楽祭を見ていて、改めてなっちってスゴイなと思いました。彼女の持っている華は、一時代の中で人気アイドルとして君臨した者でこそ持っている特別なものであるのでしょう。
 なっち自身もモーニング娘。の頃から年齢を重ねてきていますから、様々な面での成長もありましょうけれど、いつまでも変わらないのは、キラキラした笑顔を大切にしていること。ああ、これがアイドルスターだった人なんだなと。いつまでも「なっち」のイメージもちゃんと大切にしているのですね。

 ソロ歌手として活動してきたなっちは、歌手としてはアイドル時代とは違った個性を放ちながら歌ってきました。コンサートではバンドが付き、歌唱法も変わった。ある舞台の仕事で監督に「これまで身に付けてきたものを一旦捨てされ!」というアドバイスも受けたそうで、アイドルの世界からその外側にある仕事をやっていく上で、自分の経験に上乗せをするのではなく、新しく構築していく作業は精神的にも大変だったのではないかと察しますが、なっちはそういう「苦労」の部分はあまり表面に出さずに歩いています。それが、なっちのなっちたる所以かなと。

 今の音楽業界は「いい歌」を「うまく歌う」だけでは生きていけない世界になってしまいました。そういう選択肢を選ぶ人はライブを大切にして、その人の歌を聴きたいという人達に向けて歌っていくというスタンスで活動していくのが最良なのかもしれません。
 なっちも、いつまでも愛しき人たちへ愛を込めて歌を歌い続けてほしいなと願っています。派手でなくてもいいんです。なっちがなっちであるならば。

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テレ東音楽祭

2014-06-28 19:01:15 | ハロプロ(娘。)

ヲタA
 テレビ東京の開局50周年という事で行われたテレ東音楽祭。モーニング娘。OGとモーニング娘。'14の共演良い内容でしたね。

ヲタB
 今回はなんといっても、後藤真希復活が話題だった訳だけれど、そのごっちんが予想以上に良いコンディションだった。プランクがあるだけにルックス的なものや、パフォーマンスとかが落ちているのではないかなと心配していたのだけれど、そんな思いは杞憂に終わったね。

ヲタA
 ごっちんは素晴らしい存在感でしたね。選曲も、さすがモーニング娘。の本拠地テレ東という感じで、モーニングコーヒーを入れてきたのは良かった。オリメン4人で歌う姿は時代を超えた良さが溢れていましたね。

ヲタB
 彩っぺがとても楽しそうだった。他局のOG出演ものだと「モーニング娘。=お祭りソング」という固定観念から抜けられない選曲をしてくるけれど、そこはさすがテレ東。モーニング娘。のルーツをちゃんと掘り下げてくるところがわかってるな!って感じ。

ヲタA
 彩っぺも髪型のせいかデビュー当時のような雰囲気が出てましたね。そして、中澤姐さんも。皆さんモーニング娘。やる時は、あの頃の気分に戻れるんでしょうね。飯田さんなんて、卒業した頃より今の方がフレッシュなんじゃないだろうか?とさえ思えました。

ヲタB
 あとの2曲は、まあ歌い尽くした感のあるLOVEマシーンと恋愛レポリューション21だったけど、彩っぺとごっちんがいるだけでラブマは本物感を増すよね。この二人の存在がこの曲の肝なんだなと思う。

ヲタA
 本家の「明るぅい」はサスガ本家というカッコよさでした。ラブマはヤススの迫力も堪能出来ますね。面白い歌を思い切りよく表現するということ。ダサいと思われそうな事をカッコよく魅せるのはモーニング娘。の真骨頂です。

ヲタB
 そういうところに、なっちごっちんの両エースがアイドルとしての華を添える。ラブマは、ごっちんも揃ってこそ完成品なんだなと今回改めて思った。ホント、ごっちんが放つオーラが素晴らし過ぎた。

ヲタA
 なっちもごっちんも、輝きとか華を未だに放てるパワーを持っているのですよね。これが一時代を築いたアイドルの持つ類まれなる力なのでしょう。「選ばれし者たち」というフレーズが浮かぶパフォーマンスだったと思います。

ヲタB
 恋レポだと4期メンも輝くね。歌の時のよっすぃーの控えめな存在感は好きだけど、この曲だと躍動感を活かせるんたよね。そして、石川さんは見せ場がある。「ホイ」ね。

ヲタA
 番組を見ていた人たちも大いに盛り上がったのか、ツイッターのホットワードにも「モーニング娘。」とか「ゴマキ」とか上昇したようですね。これは、つまりがヲタではない人たちもごっちんの復活ぶりに好意的な感想を持ったと言えますね。

ヲタB
 ヲタは「ごっちん」と呼ぶからね。あのルックスとパフォーマンスは思い入れの強くない非ヲタの人にも大きなインパクトを与えたと思うね。もちろん、ヲタにもね。

ヲタA
 これを機に、ごっちんの今後の活動にも期待が高まってきましたね。またドリームモーニング娘。もやってほしいなと思いました。ツアーとかは難しくてもスペシャルライブ的なものとか観たいですね。

ヲタB
 やはりモーニング娘。って凄いなと思わせてくれた番組だったね。単なる懐メロ披露だけではない、見せるプロの技を見せてもらったという感じ。こういう思いに至らせてくれるアイドル、元アイドルって、そんなにたくさんいないと思うよね。

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21世紀型ダンスサミット

2014-06-18 22:45:40 | アイドル etc

 6/15にラゾーナ川崎にて行われた新生東京パフォーマンスドールのミニライブに行ってきました。
 彼女達の事は結成当初から知っていて、YouTubeで童画も見た事がありますが、生で観るのは初めて。デビューシングルの発売を記念したイベントであります。

 先ほどグループ名の頭に「新生」と付けた事でわかるように、彼女達はかつて活動していた東京パフォーマンスドールの看板を復活させ、それを背負ってのデビューとなります。昔あった看板を背負うという事は、昔と比較されてしまうという意味も併せ持ちます。まちろん、彼女達は彼女達であり、昔は昔です。でも、司会進行のスタッフのお兄さんも、メンバーの自己紹介でも、「あの篠原涼子さん、穴井夕子さん、市井由理さんが所属した」という説明を必ず付けました。昔の名前を背負ってます!と正々堂々と宣言している以上、感想は厳しく行きまっせ!と、こちらも構えて観る事にしました。

 ミニライブはダンスパフォーマンス曲から始まりました、。オープンスペースでのインストアイベントのセットリストとしては随分思い切った構成。さすが東京パフォーマンスドールさん!という演出です。
 しかし、その曲を始める前に前説が入り、合いの手の要求をスタッフのお兄さんが客席に行なってしまった。これはとょっとイカンと、スタートからブルーな気持ちになるのでした。

 一曲目は歌ではなくダンスパフォーマンス曲を持ってくる。これは先代TPDの公演でも定番だった演出。この日はオープンスペースでのイベントだから、さほどマニアックな演出に振る必要もないのでしょうけれど、そこはやはりTPDの名に賭けての拘りというものなのでしょう。メロディラインはどことなくTPD DASH!!の熱くクールなナンバー「FIRE」になんとなく似ている。これは何かしらのオマージュなのかもしれないと、そこは嬉しくなるのでした。

 セットリストは先代のナンバーがほとんどで、二代目のオリジナルはオープニングのダンスナンバーと、今回発売されたシングルである「BRAND NEW STORY」のみ。この曲の作り、特に転調の感じが小室ナンバーって感じが全開だけれど、先代のカバーも小室ナンバーでありました。アレンジは変えてあり、サウンド的には二代目の方がオーソドックスな音。この場合のオーソドックスとは、アイドルポップスとしてのという意味です。

 通りがかりの人も気軽に観られるイベントという事で、私のような初めて彼女達を観る人も多かったと思うけれど、そのために自己紹介を挟んだりして、基本的には普通のアイドルイベントとして作り上げられている感じでした。ミニライブが終わったあとは握手会というのも標準的なアイドルイベントの形。
 イベントの性質上、彼女達の事をこの日のステージだけで評価してはいけないと思えるし、やはり定期公演なり、ワンマンライブなりを観て判断すべきなのでしょうか。気合いの入れどころというか本質は違う場所にあるのかもしれない。
 夏に行われる東名版ワンマンツアーのタイトルに「ダンスサミット」と付けている。「ダンスサミット」とは先代のライブの名前で、先代の東京パフォーマンスドールはライブという呼称は基本的には使わずダンスサミットという名称を使っていました。つまり、二代目もそれだけの覚悟を秘めてステージに上がっているのだと思いたい。同じグループ名、同じライブ名を使用するという事は比較される事も覚悟の上なのだと解釈しました。

 正直、想像していたよりも普通のアイドルグループに思えたけれど、まだ結論を出すのは早いかなと思いながら会場をあとにしたのでした。

東京パフォーマンスドール - BRAND NEW STORY


新生TPD ラゾーナ川崎イベントセットリスト

We are TPD
ダイヤモンドは傷つかない
MC
十代に罪はない
WAKE ME UP!
MC
BRAND NEW STORY
MC
WEEKEND PARADISE

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普通に素敵な映像を

2014-06-11 21:59:00 | ハロプロ(℃)

 今年のハロプロ曲はどうなの?という疑問を投げかけるスレッドがあった。正直、去年に比べると今ひとつという意見をよく見かけました。その意見、少し同感かなと。
 自分の印象では、最近曲に恵まれているなと感じるのはスマイレージですね。衣装は自分的には残念なのたけど、曲はとてもいい感じに変化していっている。つまり、つんくPが楽しんで作っているんじゃないだろうか?と思えるのですよ。これは、メンバーの歌の面での成長も大きいのではないかと感じます。聴いていてハラハラしない安定感があります。

 歌の安定感という点で言えば℃-uteを忘れるな!と岡井ちゃんに怒られそうですが、℃-uteはもうここ何年もホント安定感抜群で、その点ではアイドルにありがちな「守ってあげたくなる感」は薄く、生粋のアイドルヲタにはウケないクオリティだよなとは思うのですが、映像的にはハロプロで一番アイドルらしさに溢れている。そこが素晴らしい。

 何年くらい前からなのか、もはやわからなくなってきましたが、ハロのMVはどこかのスタジオで踊って、後ろから照明当ててみたいな作りのものがやたら多くなった。真野ちゃんみたく毎回ロケして趣向を凝らしたMV作っていたスタッフもいたので、これは担当者の問題なのだろうと想像していますが、踊っているところを引きとアップの繰り返しだけで一曲分なんて映像はダンスショットバージョンだけでいいのにと思っています。アイドルなんだから色んな映像で魅せればいいのに勿体ないと思いませんか。
 その点では℃-uteは割と映像がワンパターンではなく、ロケもあれば、カメラワークも横に動かしてみたり、CG効果を重ねたり、頑張っている印象。



 このMVなんて普通に℃-uteメンバーが街を歩いているだけなんですが、それがいいんですよね。そんなふつうがいいんです。という事でこの話題、次回に続きます。

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過去記事を振り返る 「カントリー娘。ファーストライブ 9/3夜公演レポート 」

2014-06-04 18:45:41 | ライブ!2006

 この記事の元記事は2006年9月5日に公開されたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/19e0562b38b652fe6786f29cbd196c96
 ちなみに、昼公演のレポート記事のURL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/95852484c34ed4452ea2b43b42fe52df

 さて、夜公演編です。
 昼公演終わって、とにかく座りたかった自分達は、近くのファミレスに行きました。私は白玉あずき!(^▽^)を頼んだのですが、なかなか来ない!テーブルに運ばれてきたのは、開場15分前でした…。

  さて、手元のチケットの夜公演入場整理番号は100番ちょっと、というかなり早めな番号だったので、この恩恵を受け選んだポジションはかなり前方。そして、ステージ向かって左サイド。私は「みうなサイド」と名付けたこのポジション。勿論、昼を観た成果である。

 昼は窮屈さを感じず楽しめたけど、さすが前方だけあってどんどん人が増えていく。昼を観た限りでは、前方はそんな過激なノリをしているように思えなかったので、余裕を持って開演待ち。
 そして、開演時間になり客電消えた瞬間、後ろから押されていった。←お約束。
 まあ、メロンやベリのライブハウス公演よりはマシだなと思いながらも、もはや手を左右に動かすのは厳しく、自ずとサイリウムもポケットへ。周りのヲタ見ても、サイリウム持たずに素手を振り上げるノリに徹している人多数。ハニパイで振り真似はもはや不可能(苦笑)。とりあえず、みうなに合わせて右手を挙げるのが精一杯。
 それにしても、ステージ近いなオイ!最初の衣装は、胸元の開いた衣装なのでドキドキ。まいちん見ながら「エロかわいい!と人気な某より、里田の方がエロかわいいゼ!」と心の中で呟いた。
 みうなは楽しそうに動き回り、あさみは満面の笑みで踊る。三人三様な魅力爆発。それにしても、ダイブした輩が一人居た以外は、必要以上に押されたりせず安全。近くに居た身長小さめな女性ヲタ数名も安全に楽しめているようで、カントリーヲタGJ!

  近くで観ると、さすがにみうなばかり観ている訳にもいかず、あさみのダンスに釘付けになったり、まいちんの動きのしなやかさに惚れたり大忙し。
 生演奏コーナーでの三人の真剣な表情も、いつもとは違った憂いを持った味があってヨカタ。みうなの真剣な眼差しを観ながら聴く「北海道シャララ」、心に響いた。

  応援ビデオコーナーでは、またまた石川さんに失笑が… もうお約束?自分も笑っておきました。石川さん、とりあえずGJ! ちなみに、内容は昼夜とも一緒です。

 後半戦、革命チックKISSで再び客席ノリノリ。頑張って腕は振り上げる。この曲での里田の楽しそうな笑顔はヨカタ。
 サトタと言えば、MCでの「みうなへのツッコミトーク」は相変わらず絶好調。ツアータイトルにちなんで「デートに行くなら?」というお題に、昼公演は「図書館!」夜公演は「世界遺産を見に行きたい!」と、 みうな節炸裂に、ツッコミしまくり。あさみの良識ぶりと合わせて、三人のトークバランスは絶妙です。今までライブで発揮する機会がなかった魅力ですね。カ ントリーのトークが面白いものだと知ったのは、今春の亜弥コンが最初という人が多いのでは?やっと、カントリーのキャラが発揮される時が来たんですな (涙)。

  カン梨華ナンバーで、ガンガンに安全にノリまくり、勢いよくアンコール突入。最近、アンコール時に「アンコール叫ぶ人」が減って、休憩タイム化している印象があったけど、この日は割と叫んでいる人多かったです。カントリーヲタGJ!

  アンコール一曲目は、YOSAKOIソーラン。ピンクのハッピを着崩した衣装カッコイイ!みうなが凄い真剣&楽しそう。サトタやあさみは道産子の 血が騒ぐのか、気合い入った踊りを披露。昼公演編では書かなかったですが、エッグの子が4人バックで踊っていましたが、記憶に残らず。これからガンバレ。
 さて、夜公演入場の際に入口付近でヲタから「青サイリウム」を貰いました。アンコールのYOSAKOIが終わったら点けてくださいという指示も出ていました。
 あわてて準備、点灯。会場内が一斉に水色チックな青に!(パステルブルーという色のサイリウムだとの事)
  これを見たメンバー絶句…ここで、一人ずつ挨拶のコーナーがありまして、みうなはなんとか元気良く挨拶出来たものの、まいちんは涙で言葉に詰まる。やは り、ファーストライブに到るまでの長い道のりを思えば、今日こうして無事にライブが出来て、盛り上がった事の嬉しさは、当事者が一番噛みしめている事で しょう。そして、既にここで後ろのあさみがもらい泣き… 自分の順番になってもなかなか言葉が進みません。会場のあちこちから「あさみ、ガンバレ!」の声 が。
 あさみは、メジャーデビューしてからの長い道のりがあっただけに、一言で気持ちを表すなんて難しかったのでしょうね。会場、割れんばかりの「カントリー」コール!

  最後は明るくハニーパイ。もう場内大変です。ノリまくりです。いい感じの余韻を残し、ライブは終了しました。
 客電が点いても、例によってヲタは帰らず、「カントリー最高!」コール~「バンザイ」。続いて、「あさみ最高!」~「まいちゃん最高!」~「みうな最高!」とヒートアップして、締めとなりました。

  ふと回りを見渡すと私の近くでは、公演中何度か紙吹雪を撒いたヲタが、サッカーの試合後のサポーターの如く掃除をしていました。そして、サイリウ ムを配ったヲタがサイリウムを回収するなど、ゴミ出さないようにマナー良く終わろうとするヲタの姿が、会場の外で盛り上がるヲタ達とともに良い風景を作っ ていました。
 問題起こして、会場使えなくならないように、また単独ライブが出来るようにという願いもあるのでしょう。なかなか単独ライブ出来なかったカントリー娘。ですから、ヲタも傲慢さはなく好印象。

  いつも決して出しゃばらず、後ろで微笑んでいたカントリー娘。がついに主役になったこの夜。パステルブルーの光と、三人の笑顔が作る空間は、夏の終わりのステキな宴でした。
 カントリー娘。のメンバーとスタッフと、今までカントリー娘。に関わってきた人達、元メンバー、全ての人達にありがとう!を。


 <2014年の追記>

 今回の記事を書くにあたって、上記の過去記事を読み返しながら、とても懐かしい気持ちになっていました。そういう風に時間の経過を実感出来るのも歴史の長いハロプロならではであり、同時に年月の経過が与える非情さも身にしみるのでした。

 今回紹介した過去記事を読んでいただければわかるように、自分は結構カントリー娘。に思い入れを持って応援をしていました。曲も好きだし、メンバーがあまり浮かばれていない状況も思いいれを深めることを加速させました。ガッタスの現場でもカントリー娘。の三人の姿を追う事が多く、ユニフォーム型キーホルダーも矢島さんと「みうな」のを買って持っています。背番号4のプレイは好きでした。里田さんの軽やかな身のこなし、あさみさんの鋭いドリブルも好きでした。

 ある試合でPKを蹴る事にどの選手も尻込みしたシーンがありました。プレッシャーのかかる場面で、みんなナーバスになっていたのでしょう。その時、背番号4が立ち上がって手を挙げて立候補。そして、見事PKを決めたのでした。ベンチにいる事の多かった背番号4のガッタスに於ける最高の名場面であったと思います。

 この当時は正直言ってこの三人のうち誰かがメジャーになるという予感はなく、メジャーに行くなんて思いもよらず(それは旦那の事か)、ハロプロ自体も低空飛行が始まっている中で、更に低い位置を飛ぶ三人が、同年の松浦亜弥ツアーにゲスト参加して面白みを見せ、松浦さんとのコンビネーションでも「出しゃばり過ぎず、でも余韻は残す」という絶妙なゲストっぷりを発揮して、新境地を開拓しつつあった時期でした。
 メロン記念日のように熱狂現場を作り出していた訳ではないカントリー娘。は、ハッキリ言ってコア層の薄い現場を作り出していたかもしれないけれど、そのふわふわした空気が心地良かった。このライブを観た翌週にメロンを観に行っているのですが、その空気感の違いは北国と南国くらいの違いがあった。

 その後、カントリー娘。はハロプロコンサートで事実上の解散をする事になるのだけれど、その時に会場(横浜アリーナ)で発売されたばかりの「みうなノート」という文庫本を買った。こういう本を出せたのは事務所の配慮なのか、それ自体はいいとして、この本の中で背番号4は苦悩していた。内容はガッタスでの話が中心なのだけれど、練習は当然他のハロプロのグループのメンバーと一緒だから他のグループの話が綴られている。そこには、カントリー娘。と違ってメロン記念日は全員仲良しで羨ましいという話が書かれてあるのでした。そういう話を掲載許可したのも、もう終わってしまうグループだからこそなのかもしれないけれど、私はこのライブの光景を思い出して複雑な思いに駆られながら、当時その文を読んだ。
 アイドルだから、所属するグループの人達とは仲良しでなければいけないなんて事は思っていないけれど、心のどこかでは「同志のような絆」で結ばれていてほしいと願っているのがヲタというもの。当時も今も、修復不可能なほど心がすれ違っていたという事実が未だに心にのしかかる。でも、あの日ステージで輝いていた三人の笑顔は色褪せる事はないのです。当時も今も。

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