橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/04

2015-06-05 08:52:44 | 一日一句

 

百人番所蜘蛛の囲に戸を鎖しをりぬ

熊野みづき緑の宙に花浮かべ

瑠璃しじみ萩のそよぎに羽ひらく

茎強く立ちて菖蒲のひらきけり

山吹の漆黒の実の四粒づつ

紫の濃きは菖蒲の二番花

鳰の子の顔漬くるのみ潜らざる

緑陰に奉仕の熊手積まれをり

腰あきとんぼ皇宮護る白ベルト

腰に帯皇宮護るとんぼどち

 

 


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