橡の木の下で

俳句と共に

草稿11/20

2009-11-20 08:38:32 | 一日一句
夜もすがら風のトレモロ木々枯るる  亜紀子

芽吹きの季には芽吹きの音がするような
もの枯るるにも枯れる勢いというものがあるのだろうか
耳を澄ます

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草稿11/18

2009-11-19 10:05:23 | 一日一句
髪あづけゐて眺めたる街枯るる  亜紀子

美容院の大きな硝子窓
玻璃一枚の向こうは北風

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草稿11/18

2009-11-18 10:35:22 | 一日一句
少年のゲームに集ふ雨寒し  亜紀子

ゲーム攻略本を融通し合い
世間話しながら
緩く淡く仲良く
雨の日の友達

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草稿11/17

2009-11-17 10:09:40 | 一日一句
書出しは紅葉かつ散る文二通  亜紀子

もみぢかつちる
長い季語だが
街路の桜並木などこの頃が美しい

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草稿11/16

2009-11-16 10:08:41 | 一日一句
やがて来るめじろ隣家で唄ひをり  亜紀子

今日の始まり
めじろは屈託がない
いつも唄いながらやってくる

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