Nonsection Radical

撮影と本の空間

ツクツクボウシ

2014年08月17日 | Weblog
夕方、散歩に出たらツクツクボウシが鳴いていた。
他の蝉はミ~ンミ~ンとかカナカナとかジジジとか単に音がするだけなのに、ツクツクボウシだけは単純な音の繰り返しではなく、ツクツクボウシ、ツクツクボウシ、ゲロゲロゲロ、ツクツクツクツクってフレーズがある。
不思議とどのツクツクボウシも同じパターンだけど、これって何か意味があるのかね?
何かの”言葉”なのか、”歌”なのか、”符丁”なのか。
こういうフレーズを鳴らすには羽根の振動を変えなければならないので、ちょっと面倒だと思うんだけど。
それとも自己主張が強くて、他の蝉とは違うんだという思いが込められているのか。
単に居場所を知らせるアピールなら、単純な音でもイイと思うんだけど、わざわざ他の蝉とは違うフレーズを鳴らすのだから、何か意味があるのだろう。
他の蝉に先に音を取られてしまったので、仕方なくこういう音を出しているのかもしれない。
つまりツクツクボウシは新参者で、鳴き音の特許を先に取られてしまい、それ以外の鳴き音としてこういう鳴き方をしているのかも。
そう思うと結構不憫な気持ちになる。
逆に自己主張が強くて、こういう鳴き方も出来るんだぜとイイ気なもので鳴いているのなら、変わり者めと戒めたくもなる。
どちらにしてもツクツクボウシだけは、鳴き方で誰でもツクツクボウシだとわかるので、わかりやすい性格のヤツと言える。




新町通り 4
奈良県五條市新町1丁目
撮影 2014年6月21日 土曜日 13時45分
コメント
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