Nonsection Radical

撮影と本の空間

メンドクサイが確認してみた

2014年08月07日 | Weblog
8月6日のニュースで、東京電力福島第一発電所3号機の炉心融解が当初の発表より早く進行していた可能性があると東電が発表したとある。
それでつぶやきサイトなどでは上杉隆の当時言っていた事が本当だったんだ、などとの評価がつぶやかれているが、そんな事はつぶやくほどの事でもない。
誰かが何を言っていたのかという事より、そもそもこの東電の発表はどういう事なんだろうと疑問に思う事が必要なのではないのか。
で、メンドクサイけど、手持ちの本と記事の内容を照らし合わせてみる事にした。
記事では、3号機は、運転員が2011年3月13日午前2時42分に、冷却装置「高圧注水系(HPCI)」を手動で止めたとこれまでされてきたが、データを再分析したところ前日午後8時ごろには冷却機能を失った可能性が高く、それにともない13日午前9時過ぎに炉心融解が始まったとされていたものが午前5時半頃へと訂正された。
まあ詳しくは東電の報告書を見てもらえばイイと思うが、手持ちの本と比べるとたいして内容は変わらず、結果的に炉心融解の時刻が早まった報告になるのだけれど、途中まではデータをどのように読むかでかなりの部分が推測出来る事であり、その推測を更なる解析で裏付けた内容だと言えるのではないか。
その調査結果を東電が報告書にまとめたのだが、それをマスコミがどのように受け取って報道したのかの方が気になる。
各サイトの内容はほぼ同じなので、東電のなんらかの説明を引用したのだと思うが、炉心融解が実はこれまで考えられていたよりも早かった、溶け出した燃料もこれまでの発表よりも多いという”こと”だけだ。
これをマスコミが発表する事にどのような”意味”があるのかはわからない。
だから・・・という話が今後流れてくるかもしれない。
そのあたりの東電やマスコミの意図はわからない。
でもこの発表記事はこれまでの発表からも十分推測されるものであることは確認できた。




大開通り 1
兵庫県豊岡市大手町,千代田町
撮影 2014年8月2日 土曜日 10時25分
コメント
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