闘う社長の再起編

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英国のEU離脱は、EU崩壊の序章か?

2016年06月24日 21時16分02秒 | Weblog
今日、英国のEU離脱の是非を問う国民投票が行われましたね。
仕事で使っているPCで、BBCの投票結果をずっとモニタしていました

結局、僅差で国民はEU離脱を選んだわけですが、これは英国のみならず
世界中に様々な影響がでています、為替、株価には直ぐ出ました。
一時期、円が99円台まで突入し、株価は一挙に1000円以上下落しましたね。

実際にEU離脱の手続きが行われるのが、いつになるのかわかりませんが、
EUは世界の3大経済圏という位置づけですが、確実に弱体化するでしょう。
英国が抜けると、EUの資金繰りも厳しくなるでしょうし、
難民問題は更に深刻化するのは必至。

英国国内でも、またスコットランド独立の気運に火をつけかねないし
EU諸国に出て行っている英国人たちの問題も出てくる。
そしてポンド安になり、輸出企業はガタガタになるだろう。

どうも昨今、新ナショナリズムというものが台頭してきているように思えますね。
その延長上に、今回の英国のEU離脱があるような気がします。
新ナショナリズムが進むと、EUは崩壊するしかなくなるでしょう。
すでに、英国のEU離脱を受けてフランスやオランダの極右政党党首は、
自国でもEU残留か離脱かの国民投票をすべきだと発言しています。

もう一つ危険な要素としては、中国にとっては好都合だという事。
ロシアにとっては好都合だという人が沢山いますが、
それ以上に好都合だと思っているのは中国でしょう。

今や経済が鈍化し、アメリカとの関係も悪化しつつ中国にとって
エリザベス女王から「非礼だった」と言わしめた英国が抜けて
EUが弱体化するということは、相対的に中国の発言が強くなり
EUへの影響力が強まることを意味しますからね。

またEUを離れた英国への影響力も、相対的に強くなるわけですから
「非礼」というような言葉で済ませられないほど、
中国は英国への影響力を強めていくと思いますね。
それに地政学的に見て、中国と英国・EU諸国は遠いから
たとえヨーロッパでドンパチが始まっても、中国には影響が殆どない。

まぁ実際に英国がEUから抜けた後、勢力図はどのように変わるでしょうか?
英国が、どのようにEUと関わり合っていくのかも問題でしょう。
経済活動だけは歩調を合わせていくという可能性もありますね。
いずれにしても、世界の動きがこれで大きく変わることは間違いない。


今日目についた記事:
 ・英国のEU離脱で注目高まる「ゴールド」 ソロス氏「暗黒の金曜日」予言的中
  これがリーマンショック級だったら、安倍さんは救われるなぁ

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 まだ古き良き大英帝国を夢見ているのか英国は。

今日読んだ本:
 ・DUO 3.0 ザ・カード
 ・一億人の英文法