闘う社長の再起編

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外部から来たプロの経営者は、所詮、よそ者扱いされる

2016年06月09日 20時56分16秒 | Weblog
今日のMSNオンラインに面白き記事が載っていました。
なぜ「プロ経営者」に経営を任せてはいけないのか

この記事の冒頭、ベネッセホールディングスの原田社長の退任の話が載っている。
記事の著者は『「プロ経営者」に経営を任せるというやり方は、日本にはなじまない』
と書いていますが、確かにその通りだと思います。

日本でも、他国でも、「企業」という括りがありますが、
日本で言う「企業」と、他の国でいう「企業」は、
型式としては同じでも中身は全くの別物です。

日本の場合は「年功序列の商店」であり、他国では「利益を上げる機関」です。
昨日も書きましたが、日本は全体主義であり、他国では個人主義でから。
日本の場合、新入社員の時から社風を叩き込まれ、
その社風の中で役職が上がり、今度は社風を叩き込む方に回る。
社風を乱すような、社内改革をする経営者は疎まれます。

プロの経営者がある日突然やってきた場合、社風を乱す存在であり
外から来て新しく社内改革をしようとする経営者と、
新入社員から何十年もやってきた大多数の社員との対立は避けられません。

社内が対立しているのに、会社運営が上手く行くはずもなく、
結局、外部からやってきた経営者が責任を取らされる構図になる。
日産車体などは、この構図に陥らなかった珍しい成功例でしょう。

特にベネッセなどは、創業家と経営者の対立もあるからなお複雑。
原田さんは、結局、創業家にそっぽ向かれた形ですね。
日本でも終身雇用は衰退したと言われていますが、
海外の企業に比べたら、まだまだずっと多くの割合で終身雇用企業がありますよ。
つまり外部から来た改革派経営者は、所詮、よそ者でしかありません。

「プロの経営者」の考え方も、日本と海外では随分違いますね。
海外では多くの「プロの経営者」がMBAを取得しているのに対し
日本では理論より実績が重視される傾向があるようです。

確かに実績というのは大きいかも知れませんが、今のように時代の流れが速く
IT化が進んだ状況では「経験を積んで」なんて悠長な事は言っておられません。
即断即決が求められる事も多いですから、理詰めの方が有利だと思いますよ。
まぁ現在の日本の状況を考えると、プロの経営者では会社を建て直せません。


今日目についた記事:
 ・「尖閣でも既成事実か」中国艦進入に防衛省緊張
  本当に日本は弱腰や!威嚇射撃でもやればいいのだ。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 ガラパゴス日本では、世界の常識が通用しない

今日読んだ本:
 ・DUO 3.0 ←やっと終わりが見えてきた
 ・一億人の英文法