闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

完全に滅んだシャープ

2016年06月23日 21時13分37秒 | Weblog
今日のヨミウリオンラインの記事、
シャープ株主総会、鴻海の傘下入りを決議
これでシャープのすべてが終わりましたね。

私が今の職場で前任者からシャープさん担当を引き継いだ時、
よく八尾工場に行きましたが、技術者の人は良い人達ばかりでしたよ。
特にある技術者の方とは、理由はわかりませんが妙に馬が合い
一時期はお会いする度にいろいろ技術談義しました。

ある時「もっと技術をやりたくてシャープに入ったのに、今は技術者らしいことは
何もしていません。本当はもっとモノ作りをしたいのですけどね・・・」
と仰っていたのが印象的でした。それが今日のシャープに繋がっているのだと思います。

結局、かなり親しくなった頃、私がシャープさん担当を外れる事になり
挨拶に行った時は「マスイさん、また時々は来てくれるんでしょう?」
と仰って頂けて本当に感謝しましたが、担当を外れてから一度もお会いしていません。
あの方はどうなったんでしょうかね・・・

個人的にも、以前は沢山シャープの製品を持っていました。
別に意識的にシャープの製品を買っていたわけではないのですが、
気がつくとシャープの製品がいっぱいありましたね。
私は技術的に優れた製品(決して機能が沢山とかではなくて)を買う傾向にあります。
だからシャープの製品は、技術的に素晴らしいものだと思います。

Yahooの記事では『シャープ株主怒りの声相次ぐ「社長、経営能力ゼロ」「報酬返納を」
という記事が載っていますが、経営陣は本当に報酬を返納するべきだと思いますね。
経営不振で鴻海の傘下に入らざるを得なくなった罪より、
優れた人材を沢山流出させてしまった罪ですよ。

その記事によると、シャープの社長は「残念ながら経営のスピードが世の中に追いつけなかった」
と弁明しているようですが、スピードある経営は21世紀では必須でしょう?
21世紀に入って、もう16年も経つのに、そういう言葉出るということは
「私達は無能でした」と言っているのと同じではないか!?

結局、亀山モデルの成功の陰に潜んでいた時限爆弾の存在を見抜けなかった。
歴代のシャープ経営陣は、平家物語を読むべきでしたよ。

  祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
  沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
  奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
  猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ


今日目についた記事:
 ・<英国>国民投票始まる EUからの離脱の是非問う
  離脱となったらEUは崩壊しかねないね

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 シャープの次は・・・

今日読んだ本:
 ・DUO 3.0 ザ・カード
 ・一億人の英文法