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西洋画のような空間

01_oil_painting

 
 
 中世の油彩のような重厚な暗さを帯びた中に、
神々しい光が跳ね躍る、このような空間がとても好きです。
 
 子供の頃、美術を学んだ事もある母のアトリエで
油絵の具を分けてもらいながら、稚拙な絵を描いたりもしました。
その時の題材は茜の射す富士山でしたが、
母の持っていた中世の画集のそれとのあまりの違いに
『昔の人って凄かったんだなぁ』などと無責任な感動をしたものです。
 
 凡そキリスト教系の題材を描いたものが多かった気がしますが、
あの柔らかで荘厳な光の感じを絵で表現する技巧は、
本当に素晴らしい事だと感じます。
 
 今や凡庸なただのバイク乗りですが、
オートバイで走りに行くと、様々な景色に出会います。
電車や車などのガラス越しから見たそれとも少し違う、
独特の感動があるものですが、それはやはり生身ゆえでしょうね。
 
 
 
 いつもの場所。
でも一瞬として同じ瞬間は存在しないものです。

02_buy
 冒頭の写真の場所に立ち寄る前には、
”いつもの公園”に寄り、コーヒーを購入。

 駐車場は四輪で一杯になっていたので、
そこから5分ほど、湖上に掛かる橋まで進みます。
 

03_max_bridge
 路肩の白線の外にバイクを停め、
欄干に缶コーヒーを置いて一休憩。
 
 

04_rear_bridge
 RZ250Rは、
250ccの小さなバイクなので路肩にすっぽり収まります。
最近の中型バイクはパーツの共用化などのコストダウンもあり、
その動力性能の割に、必要以上に大柄に持っていく傾向がありますが
(新型のCBR250Rなどが顕著な例ですよね)
 
 ハッタリではなく、そのサイズである理由があったのが
”速さ”などという、もはや死語になりつつあるテーマを追っていた時代。
TZレプリカのRZもその一つですが、
各社の2stレプリカは本当にコンパクトでした。
必要にして充分。そうであるべきであった姿。懐かしいものです。
 
 
 いい光景に出逢えた、ちょっとしたツーリングでした。 
 
走行距離:【100.3km】
ガソリン消費量:【10.64l】(9.42km/l)

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