3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

2016年処暑のバルコーニー~夏の名残のバラ

2016-08-23 16:46:54 | 日記
昨日の台風で、つい先日植えた百日紅が折れた。
ショックである。
調べると百日紅は驚異的な生命力なので、折れてもテーピングすればつながるとのことだが、その情報を得たのは枝を切ったあとで、残念ながら、家の花瓶に挿してある折れた枝。

近くの家の庭先に百日紅が咲いていて美しい。それで植えてみたのだが、台風の強烈な風にやられてしまった。
一応、まだ生きていて、そのまま成長すれば来年の夏は美しい花をさかせてくれそうだが、とにかく、折れてしまって、悲しいのである。

桔梗も終わりそうで、期待しているのは、菊とダリアである。
菊は今年は不作で、夏の初めに美しくさいていたが、最近は、色あせて枯れている。昨年は、今頃はいくつものつぼみをつけていたのだが、今年はつぼみがみあたらない。年によって日照時間などの影響で成長や開花時期も異なるのだろうか。

夏の終わりのバルコニーは秋に向かおうとしているのだが、特段花をさかせるでもなく、イロハモミジがうっそうとした雰囲気を醸し出すのみで、面白みがない。
夏の終わりにむけて皇帝ダリアを植えたのだが、まだまだ咲きそうにない。
夏の終わりのバラ、ミニバラに少し期待をかけるのみである。

夏の名残のバラ、という歌があり、フロトーのオペラの挿入歌である。
庭の千草の原曲。アイルランド民謡。

せめての慰めとして、夏の名残のバラでも歌おうか。
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http://poemculture.main.jp/s100_6.html
より

The Last Rose of Summer

'Tis the last rose of Summer,               それは夏の名残のバラ
Left blooming alone;                     一輪だけ咲き残る
All her lovely companions        同じ木に咲いた美しき仲間たちはすでに
Are faded and gone;                    色褪せ散っていった
No flower of her kindred,            ともに咲く同じ血筋の花もなく
No rosebud is nigh,                 小さな蕾すらそばにいない
To reflect back her blushes,          仲間がいれば紅の色を映しあったり
Or give sigh for sigh!              嘆きを分かち合うことも叶うのに

I'll not leave thee, thou lone one,        さびしい薔薇よ 私は おまえを
To pine on the stem;            茎の上で嘆き暮らすままにはしない
Since the lovely are sleeping,   愛しい仲間は永久の眠りについているのだから
Go sleep thou with them.                  さあ、共に眠るがいい
Thus kindly I scatter                 こうやっておまえを手折り
Thy leaves o'er the bed            花壇に葉を優しく散らしてあげよう
Where thy mates of the garden               仲間だった花たちが
Lie scentless and dead.             香りもなく散り敷く その上に

So soon may I follow,               まもなく私も後に続くだろう
When friendships decay,                     友情が朽ち去り
And from Love's shining circle          そして愛の輝ける団欒の輪から
The gems drop away!    宝石のような大切な人たちがこぼれ落ちる その時に
When true hearts lie withered,           心を許しあった人が枯れ果て
And fond ones are flown,            愛しき者たちも去ってしまったら
Oh! who world inhabit               ああ、誰が生きて行けようか
This bleak world alone?               この凍える世界に独りきりで
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