3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

子ども向けの夕食の配食サービス

2015-07-17 10:23:03 | 女性の地位
朝の情報番組で、子ども向けのお弁当配食サービスの話をやっていた。

学童保育に通う子どもや塾通いの子ども向けに「子ども向け」の夕食の配食サービスがあり、盛況だそうだ。

共働きの家庭やシングルペアレントの家庭など、つまり専業主婦がいない、専業主婦といっても専業の人は少ないとは思うが、そういう家庭への食事サービスである。
高齢者の毎日型があるのだから、子ども向けもあって当然だ。

高齢者は塩分控えめや刻み食など、状態にあわせて安否確認を含めた夕食の配食サービスがある。
子ども向けもあってよい。

子どもが学童できちんとした栄養に配慮した夕食を食べられるのであればとても良いことである。
塾に通う子どもたちも夕食の時間にちゃんとした暖かいごはんが食べられるのなら親も安心というもの。

働いている親にとって夕食をどう確保するかが悩みの種だった。
朝食は皆で食べる。お昼の弁当、給食、ここまではなんとか対応可能。
しかし、夕食の時間、食材、メニュー、夏場は食中毒などを考えると、質の高い夕食をどう確保するかが難問だった。

安くて内容豊富で安心安全の夕食が提供されれば、親は本当に助かるのである。

母親が働くのが当たり前の時代、女性が輝く社会をつくるというのが安倍内閣の政策であるのだから、育休はもちろんだが、子どもたちの食の保証ということはすぐやらなければならないことだろう。働く親の子であろうと専業主婦の子どもであろうと子どもはよい環境で育てられる権利がある。よい環境の一つには食の確保もはいっているだろう。
自治体と民間団体、連携して、夕食の確保への支援がきちんと政策として確立できないものか。

子どもの食ということに関心のない親もいて、日々の暮らしに忙しくそこまで意識が行かない親もいるだろう。
そういう家庭の子どもは栄養失調だったり偏食だったりするから、子どもの食の保証はなされないことが多い。
専業主婦だからといって子どもの食にすべての人が関心があるとはいえない。親も子もコンビニ弁当という専業主婦もいるだろう。

子ども時代の食の確保は、食文化の体得もふくめ、とても重要課題である。

国立競技場建設に向けるお金の一部でもこちらにあてて、夕食の確保ができれば、日本の子どもの心身の健康度がはるかに高まると思うのだけれど。

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