3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

リオ五輪で8月は終わってしまいそうですねー8月15日を忘れちゃあいけないよね

2016-08-20 16:46:27 | 日記
例年8月は広島の日、長崎の日、終戦の日と続き、戦没者追悼式や国会議員靖国参拝、中国の反応・・・で盛り上がるが、今年は、8月8日に天皇の生前退位もあったのに、リオ五輪で盛り上がりすっかりかすんでしまったような印象である。
新聞TVみなオリンピック一色で、日本人の活躍ぶりにみな興奮し、すっかり、生前退位の話や原爆や8月15日の意味は忘れ去られているとしか言いようがない。

そういう私も水泳に体操、男女の卓球にバトミントン女子、そして、400メートル男子リレーと連日テレビにくぎ付けで我ながらそのミーハーぶりにあきれるんだが。

7月にはいってからNHKBSは戦争映画を流している。
日本の一番長い日、とか、Uボートとか、パルジ作戦とか、これらは非常に面白いのである。
Uボートはドイツの潜水艦の話だが、勝てば官軍負ければ賊軍で、ドイツはいつも戦争映画では悪者にされているが、ドイツ兵だってみな、ヒットラーやゲシュタポばかりではないことが良く分かる。
戦争の無意味さ、勝っても負けても傷つくのは前線で戦う歩兵たちである。将校にも人道主義のものもいて、人それぞれなのである。

戦争映画も敗戦国のドイツの視点からのものをみるとドイツも必ずしも一枚岩ではなかったことがわかって、それなりに面白いのである。
少し前にヒットラー暗殺計画、ヒットラーの最後の日々など、かなりリアルなドキュメンタリータッチの映画があって、大変興味深かった。
ああ、あの殺戮を止めようとした人々がいたこと、しかし、どうじても止められなかった。そういうことが理解できた。

ドイツとみれば、みな、ヒットラー崇拝者だったかというとそうではない。
日本でみんなが東条英機を崇拝していたわけではないのと同じである。海軍にも陸軍にもまともな人はいて、なんとか戦争をやめようとしていたこともわかる。

しかし、一度スイッチがはいってしまったら、抑えられないこともよくわかるのである。
だから、簡単にスイッチがはいらないように、さまざまな手立てを講じる必要があると思う。



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