3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

青山一丁目の視覚障がい者ホーム落下事故―不作為の罪

2016-08-20 16:22:06 | 現代社会論
銀座線の青山一丁目駅で視覚障がいの方がホームから落下して亡くなってしまった。
本当にお気の毒である。
ホームドアは設置されていなかったとはいえ、ホームに駅員のほかにだれもいなかったとはいわせない。
視覚障がいの方が盲導犬を頼りにホームを歩いていたら、落下しないようにそれなりに見ていてあげるものではないだろうか。
「落ちる落ちるよ」と思いながら、何もしなかったのだろうか。声もかけずにその場にいた乗客の無神経さ、これは不作為の罪に問いたいところである。

落ちる前にひとことだれかが声をかけていればこの落下は防止できたはずである。
ホームドア以前の問題である。ホームドアをつければこのような落下事故はおきないかもしれないが、その前にやるべきことはあったのではないだろうか。
過疎の村の乗客がゼロの駅ではなく、青山一丁目という東京のど真ん中の駅、利用客は何万人もいるのに、だれもこの視覚障碍者と盲導犬のことを気遣うことはなかったのかと思うとやりきれなさを感じる。

いつも使うJRの御茶ノ水駅、ホームドアはない。視覚障害の方にであうこともある。ホームから落下しそうな人をみることがある。そんなときは、「危ないですよ、もっと内側を歩いたほうがいいですよと声をかける。
それだけでよいのだ。
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