ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




宮本不動産、国分製本。台東区根岸3-16。1989(平成1)年3月26日

金杉通りの柳通り交差点と根岸3丁目交差点との中間あたり。現在も建物は写真のままに残っている。写真右端の建物が「鈴木食品工業」で、袖看板は「マルエスソース」。現在はその会社が「宮本不動産」の建物を使っている。
宮本不動産はわりと凝った洋風看板建築で、幅は2・3軒で使えるほどがあるが、奥行きがない。使いづらい建物ではないかと思うが、駅前のラーメン屋なんかにこんな狭い建物で営業している店がある。1966(昭和41)年の住宅地図では「大丸中華」とあった。
横丁に入った「国分製本」は建物もそのままで今も続いている。



加藤理髪店。根岸3-16。1989(平成1)年3月26日

宮本不動産の横を入ったところ。この横丁はすぐ世尊寺の山門にぶつかり、そこで左右の細い裏道になる。世尊寺の参道になる道なのだろう、割と幅の広い横丁である。江戸時代からある古い道だ。
加藤理髪店の左にトタン貼りと思われる看板建築があった。当時の地図でも空家で店名は判らない。1966(昭和41)年の住宅地図では「理容カトー」のようなのだが。

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