るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

アドバイス罪というものがあるらしい

2017-12-11 09:50:00 | つぶやき
本業の世界でも、アマチュア・オペラの世界でも「あるある」な話し。

特に平均年齢の高い男性が多い本業の世界は顕著だが、アマチュア・オペラの世界の方がセクハラ&同性同士の何か的なものも含まれる分タチ悪そうな気がする。

何がといえば、相手がその人に何も求めていないのにアドバイスをしようとする人たちのこと。
アドバイスを他人に求めるのであれば、自分の事情とやりたいができないことを話すはずであるば、そうでなくアドバイスする人というのはどこか的外れなのである。

●いきなり上から目線
「アドバイス」の殆どが上から目線になる。だから自己紹介は大切なんだよね。アマチュア・オペラの世界はそれをすっ飛ばす人が多いわけだが。本業の世界は、一応名刺交換があるからまだマシなんだろうな。

●求めるものが違う
「コンサート」としてやる、というのに、デュエットでは濃厚な演技をするべきとか。これを言う人自身は自分の歌の稚拙さを下品な演技で誤魔化そうとしているようにしか見えない。
それは置いておいて、最近は濃厚な演技による演出も増えてきているが、直立不動で手をみぞおちの前に組んだまま歌っている一昔前のイタリアオペラのようなものを懐かしむ人だっているわけなので、これは舞台芸術か本人だけが決めるものであろう。もっとも、それで客が離れたり、考えの合わない舞台監督や主宰者から認められなくなっていくのは仕方がないとは思うが、小手先のことだけで喜ぶ客は本当に自分に必要なものか考え直す必要がある。

●その人自身、あるいはそのアドバイスを受けた人が信頼できない
じゃあ、何が「信頼できるの」というのが難しいのだけど。人柄?コミュニケーション?経験?
中学時代のクラスメートが、やたら自分の通っている学習塾を勧誘していた。今思うとその学習塾が生徒にクラスメートを勧誘するようにしていたのだと思うが、その学習塾に通っている人の成績が自分よりも悪かったので、行きたいとは思えないかった。オペラでも、主宰者が引き立てていた人を観て、どんなに謙虚に見ても、また友達のように親しくなっても、とてもあんな風になりたいという気持ちにもなれなかった。

●ダメ出しはできるが、具体的改善策がない
自分でダメな所を自覚して、その改善策は、私がプロ歌手に高額なレッスン料を払ってお願いしていることではあるのだけど、やっぱり見出せなくて悩んでいる。それをあえて先生でも何でもない人が指摘しても、単なるダメ出しだけになってしまうので役に立たない。

う~ん、私自身も、考えさせられる。自分が同じようなことしていないかって、思う。
これが「意見交換の場」であるとするのであれば、大丈夫なのだと思う。
数字が正しいとか誤っているという話ではないし、正しいことを言っても信頼されない人はいるし。「タワマンに引っ越しました」的な金持ち自慢も、「社会のために無報酬でやっているから、あなたも」的な貧乏自慢も苦手。