男子FSのトップバッターは、なんとあの「経営者くん」。ライアン・ブラッドリー(米)です。
彼とクリストファー・ベルンソン(スウェーデン)が、「お祭り男」の双璧として対決するゾ、と思っていたのですが、結果はベルンソン圧勝。
経営者君はジャンプミスが目立ち、緊張気味。全米でジョニーを打ちまかした時のような輝きは、残念ながらありませんでした。しかし、練習でも「とほーもなく高い」3アクセルを見せて、喝采を浴びていました。
私は彼を2001年の全米お祭り大会で見たのですが、その時16歳で、なんとも可愛くプロポーションも抜群。今よりずっと質のいい?演技をしていたような。ジャンプも安定していました。TV解説者も「ライアンの未来は輝いていますね!アメリカの星!」と絶賛していたのを覚えています。同じ年代の選手が、この年に世界Jrで優勝したジョニーで、でもこの頃のアメリカはジョニーよりブラッドリーに期待していたようでした。
しかしその後はシニアで低迷。かたやジョニーは全米3連覇。大きく水を開けられ悔しかっただろうと。このワールド初出場は嬉しかった事と思います。コミカルな持ち味を生かして、ノッてきたらこれからも怖い存在かな。
第一グループ、つまりSPの成績が下位だった6人がここに集まるのですが、ロシアの代表二人ともがこの位置で滑るとは…。
今年の世界Jrメダリストのセルゲイ・ボロノフ君。リンクサイドで、あのウルマノフが見守っています。選手時代の華やかなオーラはもう無いけれど、誠実そうな面持ちは相変わらず。ボロノフは来季から本格的にシニアデビューだし、気長に育てるのかな~という感じです。まだちょっとレベル的に達していないというか体力が持たない印象。資質的にはウスペンスキーの方がいいと思うんですがどうかな。コーチ・ウル様の手腕も期待したい。
そして、アンドレイ・ルタイの時には、ミーシンコーチ御夫妻が見守っていました。ルタイ君は4回転にも挑んで大きなどよめきが起きましたが、ヨロ選と似たような出来でした。彼も体力が課題かな。本当に、ルッツを降りたあとの仕草なんて「憧れのプルシェンコ」そっくり。微笑ましいというか(でも、やっぱ彼は可愛いねー。人気ありました)。
ボロノフ、ルタイとも、プログラム構成がイマイチかなあ~。曲の印象が薄くてジャンプもミスが出ると、どうしても下げられざるを得ない。朝の公式練習でもロシアチームはジャンプに確実性が無く、今後どーなるのかしら。フィギュア大国ロシアは巻き返す事が出来るのでしょうか。アンドレ~イ…と胸でつぶやきました。
この日最初のスタオベは、第二グループ2番滑走のベルンソン(ベルントソン?)。
♪でぃすこで ふぃーばー!!
♪あ、そーれ!ふぃーばー!ふぃーばー!!
踊る踊る。腰を入れて?ノリノリ。N杯では失敗続きだったジャンプもなんとノーミス!
最初からお客さんは大きな手拍子だったけど、決まる度にどんどんどんどんボルテージが上がり、天井にはあたかもミラーボールが回っているかのようでした。「サタデー・ナイト・フィーバー」なんて、彼の生まれる前の映画?だから、北欧な若者にとってはレトロ感覚なんでしょうか。解説席のカート・ブラウニングまでもが、大きな手拍子で踊ってるっつーの。
「じゃん!」フィニッシュの「トラボルタ・ポーズ」も決まった!
一斉にスタオベ。大きくPB更新でなんと暫定1位です。最終的にはTOP10入りしましたね。すごっ!
「07年3月、東京体育館をディスコに変えた男」クリストファー・ベルンソン。
N杯で私の右隣に座ったお嬢さん2人組は彼の熱心なファンでしたが、今日は涙を流して喜んでいるでしょうか。いやもう、大拍手。あっぱれベルンソン。
第二グループ、6番滑走の織田くん。
前日の「まさかのSP」では、相当緊張しているようでした。あの時はウォームアップでもジャンプはいつも通りだったし、笑顔も同じ。でも、名前がコールされてからなかなかスタート位置につかず間を取っているので、「あれ?」とは思いました。その間の声援がすさまじかったので、かえってプレッシャーになってしまったのかなあ。
冒頭のアクセルのスッポ抜けで凍りついた会場の空気は、3-3成功で持ち直すかに見えましたが、動きが緩慢で、ショーで見せる様なあのハツラツとした織田君ではなく。皆、頑張れ!と声援を送りましたが、最後まで気が動転しているかのようで、こちらもツライものがありました。
昨年は世界選手権デビュー!ということもあって、怖いものが無かったのかもしれない。全日本でも大ちゃんと僅差だったし、シニア1年目にしてGPF進出。直前の4大陸でも優勝。上昇気流に乗って自分に迷いがなかったのかも。
今回は直前にFSのPGを変更して気合を入れなおした、ということですが、私には相当、精神的に疲弊しているように見えました。
フリーの「ミッション・インポッシブル」は、練習で見ていても、3-3-3の最後の3ループがギリギリかなあ~という感じでしたが、本番ではよく頑張った!2度目の3アクセルはやはり、体力的にキツそうでした。
SPの時よりは良く動いていたし、随所に小粋な振り付けも入ってる。スピンもいい。でも第2グループで滑るとさすがに苦しい。NHK杯のFS「チャイコフスキー」で魅せたような、トップグル-プのオーラ、スケール感はありませんでした。私は曲変更しない方が良かったように思うけど、どうだろか。でも、SP14位から7位まで上げてくる所は流石で、「織田の底力」は充分見せてくれました。
のぶりん暫定1位で、場内ムードは明るく。ホッ。
彼とクリストファー・ベルンソン(スウェーデン)が、「お祭り男」の双璧として対決するゾ、と思っていたのですが、結果はベルンソン圧勝。
経営者君はジャンプミスが目立ち、緊張気味。全米でジョニーを打ちまかした時のような輝きは、残念ながらありませんでした。しかし、練習でも「とほーもなく高い」3アクセルを見せて、喝采を浴びていました。
私は彼を2001年の全米お祭り大会で見たのですが、その時16歳で、なんとも可愛くプロポーションも抜群。今よりずっと質のいい?演技をしていたような。ジャンプも安定していました。TV解説者も「ライアンの未来は輝いていますね!アメリカの星!」と絶賛していたのを覚えています。同じ年代の選手が、この年に世界Jrで優勝したジョニーで、でもこの頃のアメリカはジョニーよりブラッドリーに期待していたようでした。
しかしその後はシニアで低迷。かたやジョニーは全米3連覇。大きく水を開けられ悔しかっただろうと。このワールド初出場は嬉しかった事と思います。コミカルな持ち味を生かして、ノッてきたらこれからも怖い存在かな。
第一グループ、つまりSPの成績が下位だった6人がここに集まるのですが、ロシアの代表二人ともがこの位置で滑るとは…。
今年の世界Jrメダリストのセルゲイ・ボロノフ君。リンクサイドで、あのウルマノフが見守っています。選手時代の華やかなオーラはもう無いけれど、誠実そうな面持ちは相変わらず。ボロノフは来季から本格的にシニアデビューだし、気長に育てるのかな~という感じです。まだちょっとレベル的に達していないというか体力が持たない印象。資質的にはウスペンスキーの方がいいと思うんですがどうかな。コーチ・ウル様の手腕も期待したい。
そして、アンドレイ・ルタイの時には、ミーシンコーチ御夫妻が見守っていました。ルタイ君は4回転にも挑んで大きなどよめきが起きましたが、ヨロ選と似たような出来でした。彼も体力が課題かな。本当に、ルッツを降りたあとの仕草なんて「憧れのプルシェンコ」そっくり。微笑ましいというか(でも、やっぱ彼は可愛いねー。人気ありました)。
ボロノフ、ルタイとも、プログラム構成がイマイチかなあ~。曲の印象が薄くてジャンプもミスが出ると、どうしても下げられざるを得ない。朝の公式練習でもロシアチームはジャンプに確実性が無く、今後どーなるのかしら。フィギュア大国ロシアは巻き返す事が出来るのでしょうか。アンドレ~イ…と胸でつぶやきました。
この日最初のスタオベは、第二グループ2番滑走のベルンソン(ベルントソン?)。
♪でぃすこで ふぃーばー!!
♪あ、そーれ!ふぃーばー!ふぃーばー!!
踊る踊る。腰を入れて?ノリノリ。N杯では失敗続きだったジャンプもなんとノーミス!
最初からお客さんは大きな手拍子だったけど、決まる度にどんどんどんどんボルテージが上がり、天井にはあたかもミラーボールが回っているかのようでした。「サタデー・ナイト・フィーバー」なんて、彼の生まれる前の映画?だから、北欧な若者にとってはレトロ感覚なんでしょうか。解説席のカート・ブラウニングまでもが、大きな手拍子で踊ってるっつーの。
「じゃん!」フィニッシュの「トラボルタ・ポーズ」も決まった!
一斉にスタオベ。大きくPB更新でなんと暫定1位です。最終的にはTOP10入りしましたね。すごっ!
「07年3月、東京体育館をディスコに変えた男」クリストファー・ベルンソン。
N杯で私の右隣に座ったお嬢さん2人組は彼の熱心なファンでしたが、今日は涙を流して喜んでいるでしょうか。いやもう、大拍手。あっぱれベルンソン。
第二グループ、6番滑走の織田くん。
前日の「まさかのSP」では、相当緊張しているようでした。あの時はウォームアップでもジャンプはいつも通りだったし、笑顔も同じ。でも、名前がコールされてからなかなかスタート位置につかず間を取っているので、「あれ?」とは思いました。その間の声援がすさまじかったので、かえってプレッシャーになってしまったのかなあ。
冒頭のアクセルのスッポ抜けで凍りついた会場の空気は、3-3成功で持ち直すかに見えましたが、動きが緩慢で、ショーで見せる様なあのハツラツとした織田君ではなく。皆、頑張れ!と声援を送りましたが、最後まで気が動転しているかのようで、こちらもツライものがありました。
昨年は世界選手権デビュー!ということもあって、怖いものが無かったのかもしれない。全日本でも大ちゃんと僅差だったし、シニア1年目にしてGPF進出。直前の4大陸でも優勝。上昇気流に乗って自分に迷いがなかったのかも。
今回は直前にFSのPGを変更して気合を入れなおした、ということですが、私には相当、精神的に疲弊しているように見えました。
フリーの「ミッション・インポッシブル」は、練習で見ていても、3-3-3の最後の3ループがギリギリかなあ~という感じでしたが、本番ではよく頑張った!2度目の3アクセルはやはり、体力的にキツそうでした。
SPの時よりは良く動いていたし、随所に小粋な振り付けも入ってる。スピンもいい。でも第2グループで滑るとさすがに苦しい。NHK杯のFS「チャイコフスキー」で魅せたような、トップグル-プのオーラ、スケール感はありませんでした。私は曲変更しない方が良かったように思うけど、どうだろか。でも、SP14位から7位まで上げてくる所は流石で、「織田の底力」は充分見せてくれました。
のぶりん暫定1位で、場内ムードは明るく。ホッ。
疲れたけれど、心地良い疲れなので毎日まったりしてます。良い大会でしたね~。
ベルントソンのフリー、ほんとすごかった! 勇気あるフリープログラムというか。
実はSPの日、うぐいすさんの座ってらっしゃる場所がわかったのですが(最初わからなかったんですが、お隣のK嬢様で確信いたしまして…)、お友達もいらっしゃっていたのでご挨拶もせずに失礼してしまいました。いざとなるとこの年でも人見知りしてしまうヘタレな私です。
大輔くんから勇気を貰ってるはずなんだけれど…。
今回、N杯・全日本とはまた違う、世界選手権の凄さを思い知らされて、この時期に大ちゃんのファンになれてよかったなぁとつくづく思いました。
世界選手権、やっぱり他の舞台とは違いますね。
あの大舞台で、あの時間を過ごせたのは、本当に一生の宝物ですね。きっと。
私はSPの日は、ジェフバナーのすぐ後ろにいましたね(笑)。あそこからでも、花は投げにくかったです。あまり傾斜のない座席で、みんな投げにくそうでした。
大ちゃんのFS直前に日の丸バナーを振ってる人が映っていますが、おもいっきり知人です(笑)。私が「ワールド、大ちゃんは勝つから行きましょうよ!」としつこく勧めた(笑)。勧めた甲斐がありました…なんつって。
でも、TVとはまた違う「ライブ」な感覚でしたねー。次はぜひお会いしましょうね♪(スウェーデンで?)