上砂理佳のうぐいす日記

銀座中央ギャラリー「10×10版画展」は無事終了。お越しいただいた皆様、ありがとうございました★

災害まったなし★

2019-01-18 | うぐいすよもやま日記
昨日は…一日、「1月17日はこんなんだったな~」と思い出しながら、粛々と過ごしました。
凄く寒かった。
まだ父が元気だったので、早起きの父は一人起きて茶の間のコタツで朝刊読んでました。
その隣の部屋で私と母が寝てました。
当時、父が寒がりで冬は常にガスストーブが稼働してたんですが、しばらく暖房が何も使えなかったので、「冬の災害は寒い!」が身に沁みました。
今はウチは「一畳のホットカーペットを敷いたコタツ」しか暖房っぽいものは無いので、あまりギャップは感じませんが、普段から「エアコン慣れっこ」の方は、停電時は寒くてたまらないと思います。特にお年寄りは。

あのときしばらく水道が使えなかったので、お風呂の残り湯だったり水汲みに行ったりで、トイレを流してた?ように思うのですが。
とにかく災害でもっとも困るのは、「水」ですよね。
飲む水はなんとかなる。それよりも問題は
1にトイレ2にトイレ 3、4もトイレ、5にトイレ!
。。。です(断言!)
飲む水はガマン出来ても、生理現象は「まったなし」ですから。
阪神大震災の時、避難場所になった学校のトイレが、あっという間に詰まり使用不可能になった、というニュースがいっぱい報道されました。
そらそうですね。流せないのに上に積み上げていったら。。。
でも学校の校庭なんか勝手に掘って用を足すわけにもいかず、だんだん避難した人たちが水や食べ物の摂取をカマンするようになって(トイレに行かずに済むよう)、体調不良で倒れてしまった、という事態になりました。
あれで初めて「地震の時はまずトイレ問題」が、刷りこまれたわけです。

昨年の北大阪地震の時も、地震直後に母がトイレに行きたくなって困りました。
実際は「即断水」になったわけではなく、断水までに30分ほどの猶予があったので、「水が出ているうちに早く!トイレ済ませておいて!」という判断で事なきを得ました。
ウチは大型の集合住宅(マンション)なので、水道管破裂事故が無くても、全戸水漏れ点検が終わるまでいったん断水になります。
点検の人だっててんてこまいだから、復旧までに2、3日かかるかも。
そういうことも鑑みて「必ずお風呂にある程度水を残しておく」が、防災サバイバルと思ってたんですが、先日ツィッターで「マンション等で、配管パイプの破損で汚水が階下に広がる可能性があり、震災直後トイレの水は流さないこと」という説を見かけました。
それが「最新の常識」らしく、要するに凝固剤とか袋とか使って排泄物をためて捨てる。「水洗」しない。
ホンマ? 知りませんでした!
これは自分で、管理会社に聞いてみようと思います。
(でもどちらにしても「簡易トイレ」買っておくべきだよね)

ライフラインストップで「困る順番」が、トイレ→水→電気→ガス。とにかくトイレ!
私は「震災の記憶の風化」を懸念するより、「災害時の生き延び方」を徹底して学校の授業やテレビでレクチャーしないと、と思います。
「自分が無事」で元気でないと、他人様を助けることも出来ないのですから。
ご近所コミュニケーションが大事なのも、情報交換・相互助け合いのためです。

尾畠さんみたいに、自分の頭で全て考えて解決する能力というか努力、あれがスタンダードぐらいにならないといけないですね。この災害大国では。
亡くなった方への祈りをささげながら、生き残った者として様々な事を考えます★
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