上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

パトリック・デュポン空へ翔ぶ★

2021-03-09 | バレエにハマって幾星霜
遅ればせながら、日曜日の新聞を読んでいてびっくり。
パトリック・デュポンが亡くなってしまった。61歳なんて。まだまだ若すぎる。

パトリック・デュポンとは、フランスのパリ・オペラ座のバレエダンサーで、歴史に残る大スターでした。
キャリア後期はオペラ座の芸術監督も兼任。
私が、シルヴィ・ギエムと並んで最も沢山の舞台を見に行ったダンサーです。
ギエムやデュポンの20代は、日本はバブル期で、バレエ団も頻繁に来日してました。
また「デュポンと輝ける仲間たち」という自主公演みたいな舞台もありました。
当時のチケットはまだ安かったですよね。5000円位からありました。
大阪の舞台は、フェスティバルホールか厚生年金会館。最前列で見たこともあります。

輝ける全盛期とは対照的に、キャリア後半期はあまり恵まれていたとは言えず、事故に合って大怪我をしたり、小さな舞台や小さなクラスで子供にバレエを教えてたりしたようで、ほとんど名前を聞くこともなく。
明るく華やかな踊りで、まさに「エトワール(星)」でした。
来日時の思い出は沢山ありますが、私がカーテンコールで投げたバラの花束を、しっかりキャッチしてお辞儀してくれた姿、今も甦ってきます。
豪胆に見られがちで、芸術監督就任時は「ナポレオンの戴冠」なんて言われましたが、感受性豊かでたいへん温かい人だった。
踊りに「愛」が満ち溢れているのですよね。
監督としてオペラ座を率いてきた時の、「ジュエルズ」とか輝きが凄かったなあ。

あまりのショックで、昨夜はメソメソと泣いてしまいました★

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